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電気も消さないリビングの部屋の中、窓も開け放したままの状態でニャンからブラウスとスーツのスカートを脱がされていく。



601号室のリビングの中、ステンドグラスに囲まれた中、冷たくて固い床を感じながら裸になった私の身体をニャンが触ってくる。



熱すぎるニャンの手や身体が私の身体をもっと熱くしていく。
それなのに身体の中はどんどん冷たくなっていく。
ニャンに触れられる度にどんどんどんどん、どんどんどんどん冷たくなってきて・・・。



それでも我慢をしながらニャンの手や身体を受け入れていく。



「カヤ・・・。」



冷たくて固い床を背中全部で感じた時、服を何も脱いでいないニャンが私の両足の間に入ってきた。
そして下半身のソレだけを出し、私の所につけてきた・・・。



「ニャン・・・。」



「うん・・・。」



返事をしながらも私に覆い被さってきて、それと同時に私の中に入ってきた。
それには慌ててニャンの胸を両手で押す。



「ニャン、避妊・・・っ」



「うん・・・。」



返事だけをして私の中に進んでくるニャン。
そんなニャンの胸を両手で強く強く押す。



熱いはずのニャンのソレがあまりにも冷たくて。
私の心が冷たくなっているからそう感じるのかもしれない。



それに気付いた時・・・



強い視線を感じた。



その視線の主を探すと、いた・・・。



壁に“私”がいた・・・。



私のことがちゃんと好きだった時にニャンが描いてくれたであろう“私”がいた。



凄く凄く綺麗な“私”が、今の私を冷たい目で見てくる。
そんな気がする・・・。



この“私”にはニャンの魂が込められている・・・。
だってこの壁の中で“私”は生きている。
きっと生きている。



「私を見ないで・・・。」



ニャンから愛されていないのにエッチを・・・エッチどころかセックスをしている私を“私”が冷たい目で見てくる。



そんな“私”に思わず呟くと・・・



ニャンの熱い手が私の両目を覆った・・・。



「見てない・・・。
カヤも俺を見なくていいから・・・。」
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