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「だからさっき言ったじゃん、ニャンは私の顔が好きなんだって。」
「それだけでこんなにカヤちゃんだけの絵にならないっしょ!!」
「ニャンは高校時代から私のことが好きだったから。
ずっと会わかなった大学4年の夏に会った時も好きだって言ってくれた。
私へのそういう気持ちは昔はあったから、今も私の絵を描いてるんだと思う。
私って“普通”じゃないし・・・。
それがいいみたいなことも言われた、“普通”じゃない絵を描く為には必要って。」
一気に喋ったら喉がカラカラになった。
こんなにカラカラになるのかというくらいにカラカラに。
「神様のせいにしようとしても辛い・・・。
ニャンと付き合えることを神様に感謝出来ない。
ありがたく付き合うことが出来ない。」
元気君の口から出てきた時は気持ちが良いと思っていた答え。
でも私には当てはまらなかった。
“普通”じゃない私には当てはまらなかった。
「私はやっぱり“普通”になりたかった・・・!!
ニャンが告白をしてくれた時に頷けるくらい“普通”の女の子に!!
ニャンの好きな女の子は私でいたかった・・・!!
もうなくなっちゃった・・・。
ニャンの私への気持ちは全部なくなっちゃった・・・。」
どんどん身体が冷たくなってきて、自分の両手で自分を抱き締めた。
「私は自分で自分のことを抱き締めるしか出来ない・・・。
私のことを想って、私のことだけを想って抱き締めてくれる人は誰もいない・・・。
ネコの“ニャン”が見付けてきてくれたんだと思ったのに・・・。
“普通”じゃない私を受け入れて、ネコの“ニャン”の代わりに私を抱き締めてくれる人を見付けてきてきてくれたと信じてたのに・・・。」
「それだけでこんなにカヤちゃんだけの絵にならないっしょ!!」
「ニャンは高校時代から私のことが好きだったから。
ずっと会わかなった大学4年の夏に会った時も好きだって言ってくれた。
私へのそういう気持ちは昔はあったから、今も私の絵を描いてるんだと思う。
私って“普通”じゃないし・・・。
それがいいみたいなことも言われた、“普通”じゃない絵を描く為には必要って。」
一気に喋ったら喉がカラカラになった。
こんなにカラカラになるのかというくらいにカラカラに。
「神様のせいにしようとしても辛い・・・。
ニャンと付き合えることを神様に感謝出来ない。
ありがたく付き合うことが出来ない。」
元気君の口から出てきた時は気持ちが良いと思っていた答え。
でも私には当てはまらなかった。
“普通”じゃない私には当てはまらなかった。
「私はやっぱり“普通”になりたかった・・・!!
ニャンが告白をしてくれた時に頷けるくらい“普通”の女の子に!!
ニャンの好きな女の子は私でいたかった・・・!!
もうなくなっちゃった・・・。
ニャンの私への気持ちは全部なくなっちゃった・・・。」
どんどん身体が冷たくなってきて、自分の両手で自分を抱き締めた。
「私は自分で自分のことを抱き締めるしか出来ない・・・。
私のことを想って、私のことだけを想って抱き締めてくれる人は誰もいない・・・。
ネコの“ニャン”が見付けてきてくれたんだと思ったのに・・・。
“普通”じゃない私を受け入れて、ネコの“ニャン”の代わりに私を抱き締めてくれる人を見付けてきてきてくれたと信じてたのに・・・。」
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