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「ありがとうございます・・・」
わたしが汗をかいていたからか、3月下旬のまだ肌寒い朝だったけど、青田さんが冷たいブラックコーヒーが入ったグラスを渡してくれた。
そして、ポケットから・・・
家の鍵、車の鍵と・・・
会社から営業部に支給されているスマホを取り出し、無造作にローテーブルに置いた。
「よかった、すげー心配した・・・」
そう言いながらわたしの隣に座り、太い腕で優しく、両手に持ったままのブラックコーヒーごとわたしを抱き締めてくれる。
黒いブラックコーヒーに、
この大きな人の、
甘い色が入っていく・・・。
「青田さん・・・」
わたしは青田さんを、見上げる。
「抱いて・・・?」
青田さんは驚いた顔で、わたしを見下ろす。
「わたしを、抱いてよ。」
わたしが汗をかいていたからか、3月下旬のまだ肌寒い朝だったけど、青田さんが冷たいブラックコーヒーが入ったグラスを渡してくれた。
そして、ポケットから・・・
家の鍵、車の鍵と・・・
会社から営業部に支給されているスマホを取り出し、無造作にローテーブルに置いた。
「よかった、すげー心配した・・・」
そう言いながらわたしの隣に座り、太い腕で優しく、両手に持ったままのブラックコーヒーごとわたしを抱き締めてくれる。
黒いブラックコーヒーに、
この大きな人の、
甘い色が入っていく・・・。
「青田さん・・・」
わたしは青田さんを、見上げる。
「抱いて・・・?」
青田さんは驚いた顔で、わたしを見下ろす。
「わたしを、抱いてよ。」
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