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美容室の一角を借り、シューが私に化粧をしていく。




「またちゃんと教えるから・・・。
今は、俺の方だけ見て・・・?」




誰よりも可愛い顔のシューが、色っぽく、でも少し切なそうに、私に向き合った。





「夏生・・・どこにもいかないで・・・?」




「え?」




「ウソだよ・・・。なんでもない。」




様子が変なシューに不安にもなったけど、シューが真剣に化粧を始めたので、何も言えなかった、
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