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「最近楽しそうだな、豊。」
今日も僕の机に来た鮫島君が、食べ終わったお弁当箱を片付けながらそう言ってきた。
「りーちゃんに、お願いされて・・・お姉ちゃんの・・・肌荒れの原因を、追い求めてる・・・。」
「あいつまたそんなことお前に頼んだのかよ!?
大学受験もあるのに、お前のことは何も考えてねーな!!
・・・まあ、真理姉の肌荒れを心配する気持ちは分かるけどな。」
「受験は・・・特に行きたい大学も、ないから・・・。
受かった所に、行くよ・・・。」
「こんな進学校で、毎回首席の奴は余裕だな!!」
「学校でよければ・・・鮫島君の勉強も、引き続き、見るよ・・・。」
「・・・マジで?」
「うん・・・。
少し教えれば、鮫島君・・・すぐに理解するし・・・。」
「豊の教え方はマジで分かりやすい。
真理姉もそうだけど、会話も別に噛み合ってねーわけじゃねーし、もっと自信持って堂々としてろよ。
何で姉弟揃ってそんななんだよ?」
鮫島君に改めて聞かれ・・・
「お姉ちゃんは・・・小学生の頃から、虐められてた・・・からじゃない?
りーちゃんから受け取った、動画で・・・見たけど・・・。」
「・・・じゃあ、お前もそれか!!」
「いや、僕は・・・全然・・・。」
「だよな!?
虐められてるの何も気にしてなかったもんな!?
なのに妙子の奴、お前のことを変に構うからもっとお前が虐められてな!?
理子も妙子もお前に構いすぎて、途中からお前を虐めてた理由は女絡みだったからな!?
妙子もあんな感じなのに人気あったし!!」
今日も僕の机に来た鮫島君が、食べ終わったお弁当箱を片付けながらそう言ってきた。
「りーちゃんに、お願いされて・・・お姉ちゃんの・・・肌荒れの原因を、追い求めてる・・・。」
「あいつまたそんなことお前に頼んだのかよ!?
大学受験もあるのに、お前のことは何も考えてねーな!!
・・・まあ、真理姉の肌荒れを心配する気持ちは分かるけどな。」
「受験は・・・特に行きたい大学も、ないから・・・。
受かった所に、行くよ・・・。」
「こんな進学校で、毎回首席の奴は余裕だな!!」
「学校でよければ・・・鮫島君の勉強も、引き続き、見るよ・・・。」
「・・・マジで?」
「うん・・・。
少し教えれば、鮫島君・・・すぐに理解するし・・・。」
「豊の教え方はマジで分かりやすい。
真理姉もそうだけど、会話も別に噛み合ってねーわけじゃねーし、もっと自信持って堂々としてろよ。
何で姉弟揃ってそんななんだよ?」
鮫島君に改めて聞かれ・・・
「お姉ちゃんは・・・小学生の頃から、虐められてた・・・からじゃない?
りーちゃんから受け取った、動画で・・・見たけど・・・。」
「・・・じゃあ、お前もそれか!!」
「いや、僕は・・・全然・・・。」
「だよな!?
虐められてるの何も気にしてなかったもんな!?
なのに妙子の奴、お前のことを変に構うからもっとお前が虐められてな!?
理子も妙子もお前に構いすぎて、途中からお前を虐めてた理由は女絡みだったからな!?
妙子もあんな感じなのに人気あったし!!」
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