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そんなことをした日の夜・・・
理子の部屋で、理子が寝るまで俺がいつものように部屋の中にいた時・・・
すぐそこの玄関の扉が開く音が聞こえた。
母ちゃんにしては早い帰りで・・・。
真理姉かな?と、そう思っていたら・・・
理子の部屋の扉をノックされた・・・。
小さな小さなノックの音・・・。
真理姉のノックよりも、小さな小さなノックの音・・・。
それに不思議に思いながら、薄暗い部屋の中で立ち上がり扉を開けた。
「・・・うわ、お前かよ。何?」
目の前に現れた岩渕には驚いた。
岩渕がこっちの家に来ることはほぼないから。
「岩渕君の、妹・・・寝た・・・?」
「そろそろ寝るところだろ。
・・・あ!!!あれか!!!?」
理子のことを聞いてくるなんてあれしかないので、睨みながらそう聞いた。
「・・・あれって・・・?」
「あれと言えばあれだけだろ!!!
死んだ奴らのこと!!!」
理子がこいつに頼んだこと。
死んだ母親と父親のことをこいつに調べるように頼んだ。
俺に100回以上は聞いてきた。
その度に俺に怒鳴られても、こいつはビクともしなくて。
ナヨナヨのくせに、男らしくないくせに、ビクともしなくて。
真理姉と同じように、真っ直ぐと俺のことを見詰め返してくるような奴で・・・。
理子の部屋で、理子が寝るまで俺がいつものように部屋の中にいた時・・・
すぐそこの玄関の扉が開く音が聞こえた。
母ちゃんにしては早い帰りで・・・。
真理姉かな?と、そう思っていたら・・・
理子の部屋の扉をノックされた・・・。
小さな小さなノックの音・・・。
真理姉のノックよりも、小さな小さなノックの音・・・。
それに不思議に思いながら、薄暗い部屋の中で立ち上がり扉を開けた。
「・・・うわ、お前かよ。何?」
目の前に現れた岩渕には驚いた。
岩渕がこっちの家に来ることはほぼないから。
「岩渕君の、妹・・・寝た・・・?」
「そろそろ寝るところだろ。
・・・あ!!!あれか!!!?」
理子のことを聞いてくるなんてあれしかないので、睨みながらそう聞いた。
「・・・あれって・・・?」
「あれと言えばあれだけだろ!!!
死んだ奴らのこと!!!」
理子がこいつに頼んだこと。
死んだ母親と父親のことをこいつに調べるように頼んだ。
俺に100回以上は聞いてきた。
その度に俺に怒鳴られても、こいつはビクともしなくて。
ナヨナヨのくせに、男らしくないくせに、ビクともしなくて。
真理姉と同じように、真っ直ぐと俺のことを見詰め返してくるような奴で・・・。
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