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第1章 〜奴隷編〜
18.命名
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「まずは、自己紹介でもしようか。私は夜華。夜華でいいよって言っても聞かないだろうから、これ命令ね。」
「そ、それは。」
納得出来ないような顔をうかべる二人に私はため息を吐く。
ハァー
「別に名前を呼び捨てするぐらい、いいじゃない。あんまりかしこまれると窮屈なのよね。本当は敬語もやめて欲しい所だけど、それは今度にするわ。」
「しかし、呼び捨てなど…あなた様が他の人に好奇な視線を向けられますし、下に見られるかも知れません。」
「別に知り合いという人さえまだいないのだから大丈夫よ。気にするような人が今後できるとも思えないけど…」
そんな奴こっちから、願い下げだしね。
「?それはどういう…」
訝しげな目を向けられ、少し慌てる。
「ま、まぁ。とにかく、そんな理由なら全然大丈夫よ。それより、貴方達の名前を決めたいのだけど…何か希望ある?」
「い、いえ。特には…」
さっき、というか一度もまだ話していない獣人の方にも目を向けた。
ふるふる
横に首を振っている。
…これは、私が決めてよさそうね。というか、なんで話さないんだろう?
まぁ、後から聞いてみればいいか?
「うーん。じゃあ、エルフの方は雪凪で、獣人の方は清夜ね。いい?」
これはあった時から考えていた名前なのだけど、
「えぇ」
こくん…
「よしっ、じゃあ二人の簡単な役割だけどね。私はここの常識全然知らないの。だから雪凪はそれを教えるということ。で、私は冒険者だから清夜は私と一緒に戦って欲しいの。よろしくね。」
「はい。」
こくん…
「あと他にも色々あるけどそれは夜にでも言うわ。取り合えず、ご飯食べましょう。少し冷めちゃったけどね。」
少し冷めてるけど美味しそうね。そう思って、ナポリタンに口をつける。うーん。トマトがいい感じに熟成されてコクがでて美味しい。ハンバーグは肉汁がでて凄いし、ポテトはカリカリ。この国の食事水準高いわー。嬉しい誤算だ。
食事を堪能し、後は、今後必要なものを買いに行こうと店を出る。
ガチャ
パタン
「服とかもろもろの生活用品買いたいんだけど、どこかいい場所知ってる?」
後ろを振り返って雪凪に聞くと、
「えぇ、ご案内いたします。」
知ってるようなのでちょっと驚いた。奴隷ってどれくらい行動自由なんだろう。あとから、奴隷について色々聞いてみる必要がありそう。
雪凪は先頭にたっておしえてくれるようだ。主人の先を歩くのはいいのか?なんて思いながら後をついて行く。念のため、食堂から出た時からフードをかぶっておいた。二人がどれくらい強いのかは実際のところ分からないし、めんどくさいことは嫌いだからね。
「そ、それは。」
納得出来ないような顔をうかべる二人に私はため息を吐く。
ハァー
「別に名前を呼び捨てするぐらい、いいじゃない。あんまりかしこまれると窮屈なのよね。本当は敬語もやめて欲しい所だけど、それは今度にするわ。」
「しかし、呼び捨てなど…あなた様が他の人に好奇な視線を向けられますし、下に見られるかも知れません。」
「別に知り合いという人さえまだいないのだから大丈夫よ。気にするような人が今後できるとも思えないけど…」
そんな奴こっちから、願い下げだしね。
「?それはどういう…」
訝しげな目を向けられ、少し慌てる。
「ま、まぁ。とにかく、そんな理由なら全然大丈夫よ。それより、貴方達の名前を決めたいのだけど…何か希望ある?」
「い、いえ。特には…」
さっき、というか一度もまだ話していない獣人の方にも目を向けた。
ふるふる
横に首を振っている。
…これは、私が決めてよさそうね。というか、なんで話さないんだろう?
まぁ、後から聞いてみればいいか?
「うーん。じゃあ、エルフの方は雪凪で、獣人の方は清夜ね。いい?」
これはあった時から考えていた名前なのだけど、
「えぇ」
こくん…
「よしっ、じゃあ二人の簡単な役割だけどね。私はここの常識全然知らないの。だから雪凪はそれを教えるということ。で、私は冒険者だから清夜は私と一緒に戦って欲しいの。よろしくね。」
「はい。」
こくん…
「あと他にも色々あるけどそれは夜にでも言うわ。取り合えず、ご飯食べましょう。少し冷めちゃったけどね。」
少し冷めてるけど美味しそうね。そう思って、ナポリタンに口をつける。うーん。トマトがいい感じに熟成されてコクがでて美味しい。ハンバーグは肉汁がでて凄いし、ポテトはカリカリ。この国の食事水準高いわー。嬉しい誤算だ。
食事を堪能し、後は、今後必要なものを買いに行こうと店を出る。
ガチャ
パタン
「服とかもろもろの生活用品買いたいんだけど、どこかいい場所知ってる?」
後ろを振り返って雪凪に聞くと、
「えぇ、ご案内いたします。」
知ってるようなのでちょっと驚いた。奴隷ってどれくらい行動自由なんだろう。あとから、奴隷について色々聞いてみる必要がありそう。
雪凪は先頭にたっておしえてくれるようだ。主人の先を歩くのはいいのか?なんて思いながら後をついて行く。念のため、食堂から出た時からフードをかぶっておいた。二人がどれくらい強いのかは実際のところ分からないし、めんどくさいことは嫌いだからね。
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