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続編(短編)
【後編】ゲストの行き交うフロアでおもらししてしまった精神的ストレスで頻尿になりまたおもらしして憧れのホテリエに甘々に甘やかされてしまう話
ところが翌日、そしてその次の日も、藤堂は同じように勤務中何度も何度も、持ち場を離れた。
ブリーフィングを中座した日よりも、はっきりと下着を濡らした瞬間もあった。
ぐしゅりと濡れた下着が乾き始めたときは、アンモニアの独特の臭いを放っているのではないかと、休憩に入り近くのコンビニで購入してきた、新しい下着に履き替えるまでは気が気ではなかった。
日に日に藤堂は、ひたすらに前向きに積み上げてきたホテリエとしての自信をなくしていった――。
異変のあった日から3日目、藤堂はついに最大のピンチに直面する。
「佐竹……すまない、すぐ戻る…」
そう声をかけると、佐竹が慌てたように藤堂の腕を一瞬掴んで引き止めた。
「今か…?悪い、5分だけ待てない?今、新人と二人はキツい……」
佐竹が申し訳なさそうに言う。
その顔を見て、藤堂は「分かった」と答えるしかなかった。
迷惑をかけている自覚があったからだ。
それなのに、自分のせいで困っている同僚に、更なる重荷を背負わせるようなことをすることが出来なかった。
しかし――
続々と続く団体を丁寧に案内しながらも、藤堂はどうしても、その強い尿意を抑える術が見つからず、その案内の動きに合わせてさり気なく(そのつもりで)足を交差させたり、その場で小さく足踏をした。
屈辱だった。
これまで守ってきたドアマンとしての誇りが崩れ去る。
それでもそうしていなければ、すぐにでも小便を漏らしてしまいそうだった。
それほどまでに切迫した尿意が藤堂を苦しめていた。
(漏らす…このままじゃ……5分なんて、持たない……。また、もしまたこんなところで漏らしてしまったら……俺は俺を、許せない………)
すでに、藤堂は指先の震えを隠すことが出来なかった。
ゲストは各々楽しそうに会話をしていて気づく様子はない。
いや、よもや五ツ星ホテルのホテリエが、「おもらしをしそうになっている」などとは、誰も想像すらしないはずなのだ。
突然、藤堂の下着の奥で、しょろ…と、音とも感覚ともつかない熱が広がった。
藤堂の顔から一気に血の気が引く。
そのとき、藤堂が案内中だったゲストが、怪訝そうに問いかけた。
「お兄さん、顔色が良くないんじゃない?」
藤堂は、下着を濡らしてしまったこと以上に、その気遣うような視線に、頭を殴られたような強い衝撃を受けた。
(ゲストに…悟らせてしまった…………駄目だ…もう、駄目だ……このまま、ここにいちゃ……俺は…)
右腕の時計はまだ3分ほどしか経過していない。
藤堂は、このホテル・アルカディア・パレスで勤続して初めて、ここがエントランスであるにも拘らず、喉が詰まり、涙が出そうになった。
「…いえ、失礼いたしました。本日は少し冷えますね」
どうにかそう答えるが、もう一刻の猶予もない。
藤堂の脳裏には4日前の出来事が何度も繰り返していた。
スラックスの股間を始点に、屈んだ藤堂の尻に流れ広がる熱い小便の感触。
同じように、この場で――
気づいたら藤堂はインカムを手にしていた。
思い浮かんだのだ。
ブリーフィング中に見かけた霧島の顔が。
『……コンシェルジュ霧島さん、至急エントランスの藤堂まで来ていただけますか』
早口にそう言うと、イヤホンから先方からの通信と繋がったノイズが入る。
『かしこまりました。すぐ参ります』
藤堂は、心の底から安堵した。
霧島が到着すれば全て解決すると思った。
その気持ちの緩みがいけなかったのか、再び下着が熱くなる。
それは下着を超えて、スラックスの裏地をじわりと濡らした。
(!!……も、漏れる……ダメだ絶対…霧島さん…霧島さん………!)
「藤堂さん、お待たせしました。よろしくお願いします」
「!は、はい。失礼いたします」
霧島がゲストの目を欺くように自然にそう誘導した。
その意図が伝わった藤堂はすぐさまエントランスを離れた。
(フロアで漏らしちゃだめだ!早く、早く、もう出る、漏らす、漏らす……!おしっこ…漏れる……!)
フロアの静謐な空気を壊さないように、しかしもう二度と、磨き上げられた大理石の床に、1滴たりとも汚れを零すことがないように、藤堂は少し不自然に腰を曲げて足早にフロアからバックヤードへ出た。
次の瞬間――
「あ……ぁ、あ……っ」
情けない声が藤堂の口から漏れる。
一気にスラックスの内側にじょろじょろと質量を感じる熱が広がっていく。
藤堂は思わず左手でその出口を押さえ、大腿を強くすり合わせながらレストルームへ急いだ。
道中でスラックスの布が吸いきれなかった小便が足を伝い出す。
一度小便が尿道を通ってしまったことで、膀胱が強く収縮し、全てを押し出そうとしていた。
足を流れ落ちた小便が靴下に染み込んだあと、靴の中にたまり始める。
薄手の靴下が、革靴の中でじゅくじゅくと動き、転びそうになりながらレストルームの扉を開け、逃げ込むように個室に飛び込んだ。
鍵をかけた途端、緊張の糸が切れ、すでにぐしょぐしょに濡れたスラックスにじょわわわ、と這うように小便が広がる。
床に小さく広がった小便に視線を落としたまま、藤堂は力尽きたようにその場にしゃがみ込んだ。
それからどのくらいの時間が経ったのか、ものすごく長い時間だったかもしれないし、一瞬のようにも感じられた。
突然、コンコン、と軽快なノックがレストルームの個室に響く。
「藤堂くんかな?」
「………………」
「大丈夫だから、出ておいで」
いつもの飄々としたトーンではなく、子供に言って聞かせるような優しい口調だ。
反射的に藤堂は、霧島の顔を見たくなった。
助けてもらいたかった。
静かに鍵を開けて、俯いたまま現れた藤堂に、霧島はにこりと朗らかな笑顔を向ける。
「……いい子だね。帰宅の許可はもらってるから、服を取りに行こう。スラックスは目立っちゃうからここで履き替えようか。待ってるから、ゆっくり履き替えておいで」
「…………」
「……手伝おうか。貸してごらん」
藤堂は一度受け取ったスラックスを、目の前で手を差し出す霧島に返してしまいたい気持ちになった。
それを堪えて首を横に振る。
着替えとともに渡された温かいタオル。
あの日と同じだ。たった4日前の出来事と同じ失態を再び起こしてしまったのだ。
固まって動けなくなってしまった藤堂から着替えとタオルをそっと取り返し、霧島が自分の身体で藤堂を押すように個室に入り鍵をかけた。
「また頑張りすぎちゃったね」
申し訳ありません。と、答えたつもりだった。
しかし実際に藤堂の口から出たのは小さな嗚咽だけだった。
藤堂の震える肩を優しく抱いて、霧島は「平気だよ。何もかも上手くいく」と落ち着いて言った。
霧島にスラックスの着替を手伝ってもらっている間、藤堂はホテリエとしての価値を失ったショックと、この有り得ない状況に頭がジンジンと痺れているようだった。
藤堂の反応が薄いことに構わず、霧島は優雅な手つきでサスペンダーを外し、迷わずスラックスを下ろした。
びしょびしょに濡れた下着は、すでに外気に冷えて冷たい。
そこに温かいタオルがあてられる。
漏らしたときの熱とは違い、安心する暖かさだ。
「下着はあとで替えるよ。どうせ私服に着替えなきゃならないから」
霧島は普段の明るく朗らかな声色とほんの少し違い、甘やかなほど優しく声をかけながら、藤堂の濡れた脚をタオルで撫でた。
ロッカーから私服と荷物を取り出すと、藤堂は霧島に連れられてコンシェルジュルームに通された。
霧島が部屋に鍵をかける。
「着替えられそうかい?ブティックから下着はもらってきてるからね」
藤堂は小さく頷く。
指が震えて上手く着替えられない藤堂は、時折霧島の手を借りながら、私服への着替えを済ませる。
清潔に乾いた服だ。だが、勤務時間中にもかかわらず、自分だけが制服を脱いでいる。
まるで、ホテル・アルカディア・パレスから不要な人間であるように――。
「霧島…さん……」
「ん?」
霧島は優しく眉を上げて藤堂の言葉を促したが、先の言葉を発することが中々できない。
頭の中でだけ、その言葉がグルグルと回って、絶望感に吐き気がした。
「藤堂くん、頑張って私に話してごらん。解決できるかもしれないよ?」
霧島の、目尻にシワの寄る優しい笑顔は、藤堂の脳裏に幼い頃の憧れのドアマンの記憶を呼び覚ます。
ずっと、憧れだった。
きらびやかな世界で、優雅に、幼い藤堂の心を晴らしてくれたあの微笑み。
自分もそんなホテリエになりたくて、努力を惜しまなかった。
それなのに――。
今や藤堂は、たったの1時間すら尿意を我慢しきれずに、子供のようにおしっこを漏らしてしまった。
最初の失態は不測のトラブルが続いた不運な事故だったが、今回は違う。
単に尿意が堪えきれず、おもらしをしてしまったのだ。
25歳にもなる男性が。
ホテルの顔である品位あるドアマンが。
「…ドアマン……続けられないんで、しょうか……」
語尾が震え、藤堂の目頭が熱くなる。
こんなことを、口に出したくなかった……。
堪えきれずに藤堂は再び泣き出してしまった。
それでも霧島は動揺することなく、一歩前へ踏み出し、藤堂のスラリとした長躯を正面から抱きすくめた。
「よしよし…1人で悩んで、苦しかっただろうね。大丈夫だよ。私がついてるからね」
人目がないことで、藤堂の気持ちは抑えが利かなくなっていた。
長年の憧れの失うことになる。憧れだったドアマンの前で……。
胸が張り裂けそうな苦しさを霧島に預けるように、藤堂は背を曲げて霧島の腕に包まれるようにしばらく泣き続けた。
「……すみ…ません……こんな……」
少しして気持ちが落ち着いてくると、羞恥心が込み上げてきて、藤堂は目元を指で拭いながら、鼻をすすった。
「何も心配することないよ。ほら…」
きちんとアイロンがけがされたハンカチを受け取り、頬の涙を拭う。
人目も気にせずに泣きじゃくったおかげで、糸を引きそうな鼻水を指で押さえたまま、藤堂は小さく「鼻水が……」と霧島を見た。
霧島の後ろにはボックスティッシュが置かれている。
しかし霧島はにこりと笑顔を向ける。
「ん?ハンカチ使いな。ほら貸してごらん」
藤堂の手からハンカチを奪い二つ折りまで広げると、霧島はそれを藤堂の鼻に当てて右の鼻翼を指で塞いで言った。
「はい、チーンしてごらん」
「…………」
「チーン」
(…え……?鼻……かめって……こと…?)
霧島は至って真面目に、笑顔で促す。
控えめに、藤堂が鼻から息を吐く。鼻腔内にたまっていた鼻水は容易くハンカチに包まれる。
「はい反対~。チーン」
やや粘性のある鼻水を出し切って、ハンカチで鼻のの周りを優しく拭われる。
藤堂の戸惑いをよそに、霧島は汚れたハンカチをポケットに仕舞いながら立ち上がると、藤堂に背を向ける形で棚の前に立った。
「ココアでいいかい?疲れたときの甘いものは格別だよ」
静かな室内に、カチャカチャと小さく食器の触れ合う音。
優しい空気が流れる。
しばらくして、藤堂の前には温かい湯気の立つココアが差し出された。
「飲んでごらん。おすすめだよ」
「…………はい……」
ほんの少し口に含むと、甘いココアが舌に広がり、じんわりとした温かさが喉、そして胃を温めてくれる。
「はぁ……」
無意識に息をついた。
霧島がにこりと笑顔になると、藤堂のきっちりとスタイリングした髪を優しく撫でる。
「いい子いい子」
「………………あ……あの……?」
藤堂の戸惑いに、霧島は答えた。
「藤堂くん、あの日からおしっこ我慢するの辛かったでしょ」
「…………は、い……」
「忙しい時間とか、トイレに抜けにくい時に限って堪えられない感じ」
「…え………っ…そ、そう…です……」
今日まで勤務が被っていなかったはずの霧島に言い当てられて、藤堂は不思議に思うと同時に、憧れのドアマンだったら…と妙に納得もしていた。
「頑張りすぎだよ、藤堂くん。君は十分一生懸命やってる。あの時は誰でもああなる可能性があった。不可抗力の不幸な事故さ」
「で…ですが……僕は………。…あの時とは違うのに、今日…………」
思い出すと再び膀胱が縮む感覚がして、尿道がむずむずとした。
「今日も漏らしちゃった、って?」
「…はい……」
霧島のストレートな言葉に、声が震えた。
また尿意を感じ、藤堂は腰をそわそわと動かした。
「…すみません……あの……」
「おしっこ?」
「…………は、はい……」
顔を赤くしている藤堂を、霧島がまたぎゅっと抱きしめた。
「少し我慢してごらん」
「え……っで、でも…あの……」
「いいから」
尿意がむずむずと押し寄せてきている。
(………そんな……無理だ…また、漏らす………霧島さん…なんで……)
藤堂は、ズボンの前を手首でぐっと押さえて、膝を揺らした。
「無理…です……また…………」
「藤堂くん、大丈夫。私を信じて、リラックスしてごらん。漏れちゃったら私が責任取るから」
「…そんな……」
戸惑う藤堂を胸に抱いたまま、霧島が歯の隙間からなだめるようにシーッと息を吐いた。
「藤堂くんは いい子だね。どんなに窮地に陥っていても、君は相手の欲求を優先してしまう優しい子だ。幼い君も絵本をなくしてしまったとき、今みたいな顔をしてたんだよ。お父さんを困らせたくなかったんだよね」
藤堂の耳元で霧島が囁くように続ける。
「君はもう少し自分に甘くていい。だけど君がそうできないのなら私が甘くしてあげる。そう言う生真面目でいい子な藤堂くんが、私は大好きだからね」
背中を叩く心地よいリズムは、藤堂の居心地の悪さを打ち消していた。
何故霧島がこんな提案をし、こんな言葉を投げかけてくるのか分からなかったが、藤堂は霧島の胸に額を押し当てたまま瞳を閉じた。
この数日間、誰にも相談できず、ドアマンとしての誇りが削られ続けていく不安に怯えながら過ごした。
それが、霧島個人の強い肯定の言葉で癒されていくようだった。
藤堂は霧島の穏やかな心音を聞きながら、その心地よさに身を委ねた。
「藤堂くん」
霧島の声に、藤堂はハッと顔を上げる。
どのくらいの時間が経ったのか、ただ時間がいくらか経過したことだけは感じた。
「…僕、寝ていましたか?」
「それより1時間くらい経ったと思うけど、どう?」
相変わらず、霧島はにこにこと穏やかに笑っている。
藤堂は戸惑いながら「どう、って……」と呟いた。
「おしっこ、まだ辛いかい?」
霧島に顔を覗き込まれて、藤堂は“尿意”のことが完全に意識から切り離されていたことに気がついた。
「…………あ……いえ……。忘れてました……」
「うんうん、やっぱりそうか」
そう頷くと、霧島はココアのカップを端に避けてテーブルの上で手を組んだ。
「いやね、昔、仲が良くなったゲストの話なんだ。その方はとある企業の若き社長さんで、藤堂くんと同じくとても責任感の強い方だった」
霧島の声は、まるで眠る前の子供に物語を読み聞かせるように、穏やかで心地よい。
「ある時彼は、大事な取引先でどうしても尿意を堪えきれず、少しスーツを汚してしまったんだって。彼は真面目な人だから、『二度と同じ失態を繰り返さない』と強く誓ったんだけど、そう自分を追い込むほど、大事な場面で何度も同じピンチを繰り返すようになってしまったんだ。彼は悩んだ。自分には人の上に立つ資格がないのかもしれない、とまで思い詰めたんだ」
その話はまさに、藤堂がこの数日苦しんだことと同じだった。相槌すら忘れて聞き入る藤堂を見て、霧島がフッと微笑んで、また話を続ける。
「そんなある大切な会食の前、緊張している社長さんから事情を聞いたスタッフがこう言った。『もし、会食中に間に合わなくなっても、私が完璧にごまかし、エレガントなスーツをご用意して見せましょう。ですから、安心してお漏らしください』ってね。社長さんはそれで気が抜けて、リラックスして会食に。結局その会食では一度も席を立つことはなかったし、それ以来頻尿にも悩まされなくなったそうだ」
藤堂の答えを持つように、霧島が口をつぐんで、にこにこと笑顔を向ける。
「…それって……」
「心因性頻尿って言うらしいよ」
霧島は、藤堂の頭を一度、優しく撫でてから立ち上がった。
「…………………………え、っと……だから……霧島さん、さっきから……わざと変な感じだったんですか…?」
「ん?変だったかな?藤堂くんが大好きなのは本当だよ」
いつもの、霧島の掴みどころのない笑顔を見つめたまま、藤堂はしばし言葉を失った。
(その話のスタッフ、多分霧島さんのことだ………というか、その話だけで十分だったんじゃ……。だけど――)
「霧島さん……ありがとうございました…」
「うん、甘えたくなったらいつでも私の胸を貸すよ」
自然な動きで手が差し出され、その手を取り立ち上がる。
「さ、今日は帰ってゆっくりおやすみ」
霧島の声色の甘やかさは、すっかりいつもの飄々としたものに戻っていた。
憧れのホテリエは、まだまだ自分にはたどり着けない高みにいるのだなと、藤堂は思った。
若きドアマン藤堂は、また一つ大きな試練を乗り越え、彼の理想とするホテリエに近づいたのだろう。
霧島に肩を抱かれながら、藤堂は部屋を後にした。
――――――――――――
■ あとがき
今回はエンタメ要素強めでやってみました。
いかがだったでしょうか…。
また懲りずにあと1話書いたろうかと思います。
気に入っていただけたら幸いです。
■ おまけ(1日目トイレダッシュ記録イメージ)
11:40 正午ブリーフィング
12:00 勤務開始(フロアへ)
12:30 トイレ1回目
13:55 トイレ2回目
14:00 休憩(1時間)
15:25 トイレ3回目
16:05 トイレ4回目
17:00 トイレ5回目
18:15 トイレ6回目
19:40 トイレ7回目
20:58 トイレ8回目
21:00 勤務終了
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