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第一章 勇者パーティーの魔法使い
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魔界歴900年
勇者パーティーと魔王の戦いは最終局面を迎えていた。
大勢の仲間を失い、残ったパーティーは勇者と女賢者、そして魔法使いの3人だけ。
「魔王、終わりだ」
勇者ソーサーは強く剣を握りしめる。
「くそぉ! 人間ごときに我ら魔族が!」
瀕死の魔王は決死の攻撃を繰り出す。全てを凍りつかせる魔王の奥義が勇者を襲う。
「ソーサー! 危ないっ!」
魔法使いのアルカンタラは自ら盾となり勇者ソーサーをかばった。
アルカンタラの体はみるみる凍りついていく。
「はは……俺はここまでみたいだな……あとは頼んだぞ……」
全身が凍りつき、力なく微笑み谷底へと落ちていく魔法使いのアルカンタラ。
「アルカンタラ……くそ、よくも……!」
「うぅ……ソーサー。泣いてる時間はありませんわ。死んでいった仲間たちの為にもここで魔王を倒すのです」
勇者ソーサーと女賢者アゼリは立ち上がる。
「死んでいった仲間たちの……お前達の無念を晴らすぞ!」
勇者は魔王との戦いで命を落とした仲間達を思い出し、最後の攻撃を繰り出す。
「くらえ!」
勇者の剣が魔王を斬り裂いた。
◆
魔界歴1000年。
勇者が魔王を滅ぼし、この世界に平和が訪れて100年の月日が経った。
『ガッガッ!』
「はぁ、なんて硬い岩盤だ。いつまで掘ればいいんだ?」
「いくらエネルギー源の確保って言ってもキツ過ぎるぜ……シャベルで手作業なんてよ」
この日、アムハイナ王国の調査団たちは地下に眠るエネルギー源を掘り起こすため、地下鉱山を掘り進めていた。
薄暗い深い地下では砂煙が舞っている。
「こらアンタたち! 口を動かさないで手を動かしなさいよ」
「だ、団長……!? こんな汚ねぇところにどうして?」
「全く。男のくせに情けないわね。ほら、私にもシャベルを貸しなさい」
ぶつぶつと文句を言う作業員たちの元に、アムハイナ王国調査団のミルリーフ団長がやってきた。
長い髪の美しい女性、ミルリーフに恋焦がれる男は多い。
『ガッガッガッ!』
「団長すげぇ!」
「なんて力だ……あの細い体のどこにそんな力が!? さすがこの若さで団長になるだけのことはあるな」
「アンタたちも見てないでさっさと掘りなさいよ!」
シャベルを奪い取ったミルリーフは男顔負けのすごい勢いで地下を掘り進める。
『ガンッ!』
「ん? なにかしら……?」
しばらく掘り進めると、シャベルに何か硬いものが当たる。
「ふふ……これはとんでもない硬い岩盤みたいね……そりゃ!」
ミルリーフが馬鹿力で掘り起こすと、土の中からは大きい丸い岩のようなモノが飛び出した。
「……なにかしら? こんなまん丸な岩見たことないわ」
岩についた土を払い、触れてみるとひんやりと冷たい。
「これは……氷? なんでこんな地下に氷が?」
ミルリーフは不思議に思い、ランプの明かりを氷に近づけ中を見てみると――
「え……ウソ? 中に人がいるわ!?」
氷の中には人間の姿が。
「……どうしよう。と、とりあえず氷を引き上げないと」
◇
地上に氷の塊を運び出したミルリーフ。明るいところで氷の中をしっかり確認するが間違いなく人間が閉じ込められている。
「間違いない……人間だわ。それも私と同い年位の男? うーん、なんで地下に? ……というか生きてるのかしら?」
ミルリーフは恐る恐る氷に手をかざし熱魔法を使う。すると徐々に氷は溶け始め、床には水が広がる。
「お? いい感じね」
しばらく魔法を当て続けると氷を全て溶けて、男は床にゴロンと転がる。
「ふう……脈はどうかしら? ……よかった、生きてるみたいね。息もしている。この人はいったい? あら、この鎧は……?」
男の身に付けている鎧に触れる。使い込まれ傷だらけでボロボロの鎧だ。その鎧の胸にはミルリーフのよく知っている紋章が刻印されている。
「この紋章……私たちと同じアムハイナ王国のじゃないかしら? それにしても質の悪い古そうな素材ね。
よし。とりあえず点滴で栄養ぶち込めば何とかなるでしょう!」
ミルリーフは男の腕に針を刺そうと服をまくる。するとその男の両腕には見たこともないような入れ墨がびっしりと彫られている。
「うわぁ、なによこの腕……入れ墨だらけじゃない? どうしよう、もしかしてこの男とんでもないチンピラかなんかじゃないでしょうね? ま、まあ同じアムハイナ王国の調査団としては助けるしかないわよね……」
男の腕に点滴の針を刺し、栄養を流し込む。
「まったく、この男はなんで地下で氷漬けになんかになってるよ。氷魔法使いがミスって自分を氷漬けにした? そんなバカなことがあるのかしら?」
◇
「……ん?」
しばらくすると眠っていた男が小さく声をあげる。
「あ、起きた? ねえアンタ大丈夫?」
ミルリーフは横たわる男の顔を覗き込む。よく見ると長いまつ毛に高い鼻の整った顔立ちの青年だった。
「……こ、ここは?」
男は長年声を出していなかったような、しゃがれた声でボソボソと喋りだす。
「ここはアムハイナ王国の東にある地下鉱山よ。アンタ氷漬けになってたのよ? なにがあったの?」
目を覚ましたばかりの男にミルリーフは聞く。しかし、男は目を丸くし驚いているようだ。
「……アゼリ、なにを言ってるんだ?」
「ア、アゼリ!?」
ミルリーフは男の言葉に首をかしげる。
「こんなところにいる場合じゃない。ヤツはどこだ?」
男は不愛想に言い放ち、必死に立ち上がろうと身を起こす。
「あっ! ちょっと動かないで。点滴してるのよ」
「ん? 痛ってぇぇえ!」
急に動いたせいで男の腕に刺さった点滴の針から血が滴る。
「な、なんだこれの針は!?」
「ア、アンタが気絶してたから薬を点滴してたのよ!」
「テンテキ……? なんだそれは?……」
「点滴も知らないの? ほら、血が垂れてるわよ。早く血を洗って」
ミルリーフはそう言い、近くの水道の蛇口をひねる。
「み、水!? アゼリ、なんだそれは!? 新しい水魔法か?」
男は蛇口から流れる水に驚く。
「……何言ってるのアンタ? アゼリって……あの?」
アゼリという名前に心当たりがあるミルリーフ。
「くそ、ヤツの攻撃で凍らされたのか? 早くヤツの所へ行かないと!」
「もう、落ち着きなさいよ! さっきから言ってるヤツって誰よ?」
「……は? 決まってるだろ。魔王だよ!」
男は危機迫る表情でミルリーフに訴える。
「魔王……? え……?」
やけに古いアムハイナ王国の鎧、100年前に勇者ソーサーによって滅ぼされた魔王、勇者パーティー伝説の女賢者アゼリ。
ミルリーフの脳裏に恐るべき予感がよぎる。
勇者パーティーと魔王の戦いは最終局面を迎えていた。
大勢の仲間を失い、残ったパーティーは勇者と女賢者、そして魔法使いの3人だけ。
「魔王、終わりだ」
勇者ソーサーは強く剣を握りしめる。
「くそぉ! 人間ごときに我ら魔族が!」
瀕死の魔王は決死の攻撃を繰り出す。全てを凍りつかせる魔王の奥義が勇者を襲う。
「ソーサー! 危ないっ!」
魔法使いのアルカンタラは自ら盾となり勇者ソーサーをかばった。
アルカンタラの体はみるみる凍りついていく。
「はは……俺はここまでみたいだな……あとは頼んだぞ……」
全身が凍りつき、力なく微笑み谷底へと落ちていく魔法使いのアルカンタラ。
「アルカンタラ……くそ、よくも……!」
「うぅ……ソーサー。泣いてる時間はありませんわ。死んでいった仲間たちの為にもここで魔王を倒すのです」
勇者ソーサーと女賢者アゼリは立ち上がる。
「死んでいった仲間たちの……お前達の無念を晴らすぞ!」
勇者は魔王との戦いで命を落とした仲間達を思い出し、最後の攻撃を繰り出す。
「くらえ!」
勇者の剣が魔王を斬り裂いた。
◆
魔界歴1000年。
勇者が魔王を滅ぼし、この世界に平和が訪れて100年の月日が経った。
『ガッガッ!』
「はぁ、なんて硬い岩盤だ。いつまで掘ればいいんだ?」
「いくらエネルギー源の確保って言ってもキツ過ぎるぜ……シャベルで手作業なんてよ」
この日、アムハイナ王国の調査団たちは地下に眠るエネルギー源を掘り起こすため、地下鉱山を掘り進めていた。
薄暗い深い地下では砂煙が舞っている。
「こらアンタたち! 口を動かさないで手を動かしなさいよ」
「だ、団長……!? こんな汚ねぇところにどうして?」
「全く。男のくせに情けないわね。ほら、私にもシャベルを貸しなさい」
ぶつぶつと文句を言う作業員たちの元に、アムハイナ王国調査団のミルリーフ団長がやってきた。
長い髪の美しい女性、ミルリーフに恋焦がれる男は多い。
『ガッガッガッ!』
「団長すげぇ!」
「なんて力だ……あの細い体のどこにそんな力が!? さすがこの若さで団長になるだけのことはあるな」
「アンタたちも見てないでさっさと掘りなさいよ!」
シャベルを奪い取ったミルリーフは男顔負けのすごい勢いで地下を掘り進める。
『ガンッ!』
「ん? なにかしら……?」
しばらく掘り進めると、シャベルに何か硬いものが当たる。
「ふふ……これはとんでもない硬い岩盤みたいね……そりゃ!」
ミルリーフが馬鹿力で掘り起こすと、土の中からは大きい丸い岩のようなモノが飛び出した。
「……なにかしら? こんなまん丸な岩見たことないわ」
岩についた土を払い、触れてみるとひんやりと冷たい。
「これは……氷? なんでこんな地下に氷が?」
ミルリーフは不思議に思い、ランプの明かりを氷に近づけ中を見てみると――
「え……ウソ? 中に人がいるわ!?」
氷の中には人間の姿が。
「……どうしよう。と、とりあえず氷を引き上げないと」
◇
地上に氷の塊を運び出したミルリーフ。明るいところで氷の中をしっかり確認するが間違いなく人間が閉じ込められている。
「間違いない……人間だわ。それも私と同い年位の男? うーん、なんで地下に? ……というか生きてるのかしら?」
ミルリーフは恐る恐る氷に手をかざし熱魔法を使う。すると徐々に氷は溶け始め、床には水が広がる。
「お? いい感じね」
しばらく魔法を当て続けると氷を全て溶けて、男は床にゴロンと転がる。
「ふう……脈はどうかしら? ……よかった、生きてるみたいね。息もしている。この人はいったい? あら、この鎧は……?」
男の身に付けている鎧に触れる。使い込まれ傷だらけでボロボロの鎧だ。その鎧の胸にはミルリーフのよく知っている紋章が刻印されている。
「この紋章……私たちと同じアムハイナ王国のじゃないかしら? それにしても質の悪い古そうな素材ね。
よし。とりあえず点滴で栄養ぶち込めば何とかなるでしょう!」
ミルリーフは男の腕に針を刺そうと服をまくる。するとその男の両腕には見たこともないような入れ墨がびっしりと彫られている。
「うわぁ、なによこの腕……入れ墨だらけじゃない? どうしよう、もしかしてこの男とんでもないチンピラかなんかじゃないでしょうね? ま、まあ同じアムハイナ王国の調査団としては助けるしかないわよね……」
男の腕に点滴の針を刺し、栄養を流し込む。
「まったく、この男はなんで地下で氷漬けになんかになってるよ。氷魔法使いがミスって自分を氷漬けにした? そんなバカなことがあるのかしら?」
◇
「……ん?」
しばらくすると眠っていた男が小さく声をあげる。
「あ、起きた? ねえアンタ大丈夫?」
ミルリーフは横たわる男の顔を覗き込む。よく見ると長いまつ毛に高い鼻の整った顔立ちの青年だった。
「……こ、ここは?」
男は長年声を出していなかったような、しゃがれた声でボソボソと喋りだす。
「ここはアムハイナ王国の東にある地下鉱山よ。アンタ氷漬けになってたのよ? なにがあったの?」
目を覚ましたばかりの男にミルリーフは聞く。しかし、男は目を丸くし驚いているようだ。
「……アゼリ、なにを言ってるんだ?」
「ア、アゼリ!?」
ミルリーフは男の言葉に首をかしげる。
「こんなところにいる場合じゃない。ヤツはどこだ?」
男は不愛想に言い放ち、必死に立ち上がろうと身を起こす。
「あっ! ちょっと動かないで。点滴してるのよ」
「ん? 痛ってぇぇえ!」
急に動いたせいで男の腕に刺さった点滴の針から血が滴る。
「な、なんだこれの針は!?」
「ア、アンタが気絶してたから薬を点滴してたのよ!」
「テンテキ……? なんだそれは?……」
「点滴も知らないの? ほら、血が垂れてるわよ。早く血を洗って」
ミルリーフはそう言い、近くの水道の蛇口をひねる。
「み、水!? アゼリ、なんだそれは!? 新しい水魔法か?」
男は蛇口から流れる水に驚く。
「……何言ってるのアンタ? アゼリって……あの?」
アゼリという名前に心当たりがあるミルリーフ。
「くそ、ヤツの攻撃で凍らされたのか? 早くヤツの所へ行かないと!」
「もう、落ち着きなさいよ! さっきから言ってるヤツって誰よ?」
「……は? 決まってるだろ。魔王だよ!」
男は危機迫る表情でミルリーフに訴える。
「魔王……? え……?」
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