ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ

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 アキラはレベル12のダンジョンに入る。
 珍しいソロ冒険、それに配信も無いとあって少し緊張していた。

「花子さんがいないと落ち着かないなぁ。
 そうだ、花子さんに電話してみよう」
 アキラはスマートフォンを取り出し電話する。

 ついさっきまで一緒にいて、感覚的にはすぐ隣の部屋にいるような気になるが、電話は通じない。
 ついでに自宅の電話にかけてみるも電話は通じない。

「そりゃ圏外か……ここはダンジョン、つまり世界だもんな」
 ダンジョン内での連絡方法、なにかいい方法はないかと考えるアキラだった。

 ダンジョンを進むとモンスターが姿を現す。
 小さい鬼のような姿をしたモンスターだ。
「お、コイツらはゴブリンってやつだな?」

 アキラは剣を構える。
 襲いかかるゴブリンを次々と斬っていく。

 現在のアキラの装備品は
 黒のヘルメット レア度★★☆☆☆
 鋼の剣 レア度★★☆☆☆
 銀の盾 レア度★★★☆☆
 召喚獣の指輪(カブトムシ) レア度★★★★☆ だ。

 この装備ならレベル20くらいまでは戦えると店長に言われた通り、レベル12のこのダンジョンでもアキラは無双した。
 ゴブリンの攻撃を盾で受け止め、素早く切り伏せる。
 配信ではないので、カメラの事は気にせず夢中で戦える事はアキラにとってありがたかった。
 ゴブリンの攻撃もむなしく、ダンジョンの奥に到達したアキラの前にボスが姿を現す。
 当然、ボスゴブリンだ。
 棍棒を持つ大きなゴブリン、背丈はアキラよりも高い。

 ゴブリンはアキラに棍棒を振り下ろす。

「おっ! なかなかの力だな……でも……!」
 アキラは棍棒を盾で受け止め、ゴブリンの背後に回り込む。

「うーん、『スピードの指輪』をしてる花子さんのスピードには劣るなぁ。まあでも、コイツくらいなら充分だな」 
 アキラはゴブリンの背中に剣を突き立てる。
 ボスゴブリンは砂になり消えていった。

「よし! クリアだ!」
 久しぶりのソロダンジョンとあって、若干の不安もあったが、あっさりとクリアするアキラ。

「さぁ、頼むぞぉ!」
 アキラはレインボー・ダンジョンガチャが出ることを祈る。
 召喚獣の指輪をゲットした時に一度だけ現れたレア度★★★★☆以上のレアアイテム確定のガチャだ。
 出現率はダンジョンのレベルによるが数百分の一程の確率だという。

 しかし、残念ながら今回のガチャは普通のダンジョンガチャだ。
「くぅー、甘くないなぁ……」

 出てきたアイテムは、髭モジャ店長に買取を頼むと、嫌な顔をされそうな雑魚アイテムだ。

「まぁ仕方ないか。そういえば花子さんは大丈夫かな?」
 レベル11のダンジョンに入っていった花子のことが気になるアキラだった。
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