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ケンドや、ユリアや、社会で苦汁を飲んでいる古参芸人は、精神的物理的大卒

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 あれやこれやで会場にきた人達は、初めの3分の1に減った。ブッチャケられないテレビ関係者が、しぶしぶ後ろ髪をひかれそうな感じで退場した。

 会場にいる人は、何人かは、上手の水をかぶり、ケツバットをくらい、それでも会見に参加してくれている。

 「私の個人的意見では、トモチや、タムアツや、オカや、イマや、トシや、フルポは、精神的物理的高卒。ユリアや、ケンドや、イケメダや黙っている芸人は、社会経験者か、精神的物理的大卒です」

 大分前から足が痺れているので、オレは落語スタイルを止めたいと申し出、セットを変えることになった。

 その間、フジ副社長の計らいで、客席には、ジュースとサンドイッチや菓子パンが振る舞われた。

 濡れている方々には、着替えを用意し、着替えてもらった。

 サービスしすぎと思われそうだが、何せもう俺たちは、何でもブッチャケられる同志友達なのだ。

 オレは更に同志を絞ろうと考えている。

 つまり、放送関係芸能界のタブーに踏み込むつもりだ。

 約1時間の休憩を経て、幕が上がった。
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