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別章

人物紹介と設定

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 ~霊物のダンジョン~

【神ノ蔵 レイジ】
 本作品の主人公。一般的な日本の高校生。
 しかし、犠牲者として選ばれ異世界では霊族のダンジョンマスターとして生まれ変わる。
 生まれ変わる影響で容姿が変貌し、白髪赤目の少年となった。
 仲魔の死を乗り越え、幾多の激戦を生き残りついに地球へと帰還する。


【ゼーレ】
 本作品一人目のヒロイン。アドバイザーとして レイジ と行動を共にする魔物(?)
 見た目は白髪赤目であり、レイジ と顔立ちもよく似ており、レイジ の事を兄と慕う。身長や発育は中学生レベル。
 知識が豊富である一方で、よく伝え忘れを起こす。他の魔物達からも尊敬(?) される姉的存在⋯⋯を勝ち取ろうとする。
 度々、ポイントを隠れて使っては様々なアイテムを他の魔物達や趣味等に使っている。当然バレると叱られる。
 戦闘能力は皆無。逃げ足は速い。


【ミサキ】
 本作品では最初に召喚された魔物の一体。
 魔物の中では希少であり、迫害の対象となる変異種。
 召喚された当時は レイス と言う種族で召喚された。その後、幾多の戦闘を戦い抜き進化した。
 進化した後は容姿に大きな変化をもたらし今では、真っ赤な長い髪に斑点のように散りばめられる黒い点。身長は ゼーレ とほぼ同じであり、メイン武器は二本のククリナイフ。
 戦闘での大きな特徴は変異種の影響で覚えた神級の技能。その速度は勇者すらも凌ぐ。
 また、口数が少なく、表情にも出にくいが ゼーレ のことを姉の様に慕い、レイジ には絶対の忠誠(?)を持っている。他の魔物達からは レイジ の守護者の様な扱いだが最近では守る報酬として血液や臓器などを求めて迫ってくる。


【エイナ】
 本作品では最初に召喚された魔物の一体。
 影魔法を扱う。
 召喚された時はファントムという種族であったがその後進化する。レイジ が ゼーレ を贔屓していたため、小さい子が好きだと勘違いし容姿を変貌させた。
 長い黒髪に黒のワンピース。手には レイジ を模した人形を抱えているが戦闘の時は別の場所に保管してある。保管場所は乙女の秘密。
 レイジ をストーキングすることが趣味であり、その執念をもってして寝ているにも関わらず レイジ を見ることができるようになっている不思議な魔物。
 話の語尾は大体母音が伸びるが伸びないこともある。話し方はお嬢様風で上品さを醸し出すよう努力している、が偶に消える。


【餓鬼】
 本作品では最初に召喚された魔物の一体。
 輪廻を廻る魔物として有名であるがそれと同時に気持ち悪いでも有名。
 老爺の様な顔で手と足が干からびた様に細く、腹部だけは異様に膨らんでいる。
 基本的には歩くことができず、本作ではミサキやエイナに度々運んで貰っていた。
 また、全てを食べることができると言う不思議な技能を持つ魔物。口に入ることが条件だが条件を満たす場合は魔法、武器など全てを食べることができ、ほぼ無力化される。
 最期はマルコシアスと相打ちとなり レイジ にその力の一端を授けた。


【パンドラ】
『暗黒』の階層を作り出した時に連れられてやってきた魔物。
 美貌と厄災の化身であり口調はお嬢様風。
 特異な種族である【概念種】であり、物理攻撃を一切無効化させる。
 紫の髪に同色の瞳。美しく整った容姿に大きな双丘を持つ。服装は紫のドレスにドレスを際立たせる様な少し濃いめの紫のヒール。
 闇魔法を使い尚且つ細剣での近接戦闘も得意とする。
 レイジ に一目惚れし、他の魔物を殺すことで レイジ からの愛を独占しようとするが ミサキ と エイナ によって負けてしまう。その後は レイジ の配下に入った。しかし、その愛を中々手に入れられなかったためか レイジ の衣類を収集する癖が身につく。
 レイジ の事を貴方様と呼ぶがこれは照れ隠しで、名前を呼ぶと興奮で色々やばくなる⋯⋯らしい。


【ハクレイ】
 本作品2回目の召喚で現れた魔物。
 短い白髪に小麦色の褐色肌で基本全裸に裸足。常に周囲には鎖がチラつき一種の服の代わりを務めているため大事な部分は見えません。
 悩殺できる系のキャラかと思いきやそこまでのスタイルはなくツルペッタン子。本人はあまり気にしない。
 攻撃よりも守り、戦いよりも逃げることを優先するタイプ。
 戦闘では鎖を生み出し、鞭の様に使い攻撃したり防御に回したりして戦う。
 異世界編最後で勇者を亜空間に閉じ込めるために文字通り全てをかけて レイジ達を地球に逃がした。
 その後の彼女は⋯⋯


【妖刀】
 本作品2回目の召喚で現れた魔物。
 斧の刃の部分をいくつも並べた様な形状の剣。一つ一つが別々になっており蛇腹状を作り鞭の様に使うこともできる。
 エセ関西弁の様な口調で話す剣。ただし、触れている者にしか話しかけることができないため自然と会話に入れるタイミングが少ない。
 魂が宿った剣として受け入れられてているが実は⋯⋯


【テトラ】
『墓場」の階層を作った際に一緒に現れた魔物。
 黒髪を長く伸ばし後頭部付近で二つに結っており、色々な色をごちゃ混ぜにした様な幼児服を着て登場した。初登場の際は1歳程の外見で登場したが今は5歳くらいまでに成長し様々な言葉を覚えたり覚えさせられたりした。
 主な教育係やお世話担当は ハクレイ。
 レイジ に降り注ぐ危険に対して敏感に反応し大泣きをすることがある。
 唯一にして絶対的に ゼーレ の事が嫌いであり近ずくだけで大泣きしてしまう。
 妖刀とは良く話をしているらしいがその関係は⋯⋯


 ~他のダンジョンマスター~

涼宮 零すずみや れい
 無機物のダンジョンマスターに生まれ変わる。
 容姿の特徴には大きな変化はなかったが全身が機械のパーツとなりその処理能力は大きく向上した。
 自身の手でアドバイザーの魔物を殺し、異世界にいる間はダンジョンを作らずに過ごしていた。
 他のダンジョンマスターにもアドバイザーの魔物を殺す様に伝え、時には実力行使すらも厭わない。
 様々なことを知っているが実は⋯⋯

八雲 響やくも ひびき
 動物のダンジョンマスターとして生まれ変わる。
 生まれ変わった際に容姿が大きく変貌してしまい、全身が毛深く、爪や牙が鋭くなった。
 アドバイザーの魔物である レオ が 零 に殺される。
 侵入者を殺すことに躊躇はなくなったが仲魔の死は耐えることができずその後 零 と行動を共にする。
 その際に知ったダンジョンマスターの真実を確かめようと動く。

立花 香たちばな かおり
 植物のダンジョンマスターとして生まれ変わる。
 生まれ変わった際に容姿の特徴の変化は少なかったが肌が緑色に変わり、髪が蔓に変わるなど植物的な変貌と遂げる。
 犠牲者として無理矢理選ばれたことでクラスメイトに復讐や憎悪を強く抱き、爆発した結果、異世界にあった村を一つ滅ぼす。
 その際にアドバイザーの魔物を殺してしまい、その場で 零 と遭遇。ダンジョンマスターの真実を知りその後は 零 と行動を共にする。


 ~???~

【マーダ】
 ダンジョンに侵入したり、レイジを助けたりと多くの場面で姿を現わす三十代オッサン。
 影魔法を操り、その実力はエイナを圧倒し、一時期では勇者であるアレックスにすら勝てるほどの実力者。
 勇者パーティーに加入していた時は ゲッケイ と名乗るが、勇者暗殺計画の失敗後は マーダ と名乗るようにした。
 様々な事を知っており、勇者を殺す事を最優先事項にし常に行動するがその訳とは⋯⋯


 ~勇者パーティー~

【アレックス・ブレイバー】
 魔王を倒すことができる唯一無二の存在であり、一つの星の一つの時代にしか現れない勇者の称号を持つ男。
 白銀の鎧と剣がその証として与えられ、一種の象徴灯されている。
 永い時を魔王討伐へ捧げ、多くのダンジョンを潰した。その途中で ゲッケイ(マーダ) とも知り合い、一時は同じパーティーで生活していた。その後、ゲッケイがアレックスを勇者だと知り勇者暗殺計画を実行するが、アレックスはクロロスと共に返り討ちにした。
 勇者として習得出来る七つの技能スキルを全て習得し、今やその星の最強に君臨する。
 娘を持っていたがその年齢は⋯⋯

【エルグランド・ボレアス】
 現勇者パーティーのタンクを務める聖騎士の称号を持つ男。普段は全身鎧に大きめのランスと盾を使うが戦う相手によって武器を入れ替えている。どんな武器でも達人並みに使いこなすことができる。
 パーティーでは面倒を見る役に回ることが多く、特にパローラとは同じ時期に加入したために仲が良い。

【テレス】
 現勇者パーティーの補助を務める聖女の称号を持つ者。勇者パーティーが結成時から居続ける。
 テレス は本名ではなく代々続く教会の聖女に与えられる通称であり、本名を知るのは アレックス と クロロス の二人しかいない。
 主に、補助、回復の魔法を使うが近接戦闘も得意とする。

【パローラ】
 現勇者パーティーの遠距離攻撃を担う賢者の称号を持つ者。常に気怠げな口調と様子で過ごしており、その様子と所々跳ねている癖っ毛が妙に合い、更に着崩してきているローブは艶やかさを見せる。
 真剣になる時は口調から気怠さが抜ける。ただし、真剣に取り組みのは魔法を作る時と命の危険が迫った時。
 同時期に入ったエルグランドとは仲が良く、いつも面倒を見てもらっている。
 パンドラとの戦闘で自身を犠牲にする奇策を実行し亡き英雄となった。

【ザット】
 現勇者パーティーの斥候を担当する暗殺者。
 無残にも出番少なくエイナに殺される。

【クロロス・ゼロギアス】
 元勇者パーティーのタンクを担っていた。
 豪快で冷静な振る舞いをするが勇者パーティー結成時からの古株で二つ名は『大地を割く巨剣ジャイアント』と呼ばれていた。
 ゲッケイ の勇者暗殺計画を返り討ちにする際に片足を失い今は都市『ディラーミング』の冒険者ギルドのギルドマスターを務める。
 作者がもっとも呼びやすい名前と思っている。


 ~騎士団~

【ラルカ・フェリウス】
 元首都騎士団の副団長。
 ロート、ブラウ、マーダと共にレイジ達のダンジョンへ突入するがレイジによって殺される。
 勇者アレックスの娘であり、勇者を継ぐ者だったが、適正魔法が光よりも雷に色濃く出てしまい継承することができなくなってしまった。
 以降勇者になることを諦め、騎士団に入団。真面目な仕事ぶりと、勇者を目指していただけの実力から順調にエリートの道を進んでいった。
 父であるアレックスや勇者と言う肩書きと比べられるのを大の嫌いとしている。
 アレックスとファミリーネームが違うのは母親の方を取っているから。

【副団長】
 現首都の騎士団副団長を務めているオッサン。
 前副団長の ラルカ の死後着任するがその実力は ラルカ を超えていた。しかし、戦闘を好み、指揮を取るより先陣を駆け巡りたい気質であったため今まで着任することはなかった。本人も別に望んではいなかった。なったらなったでやろう精神だった模様。
 歩法を主体とする剣術を使い、多くの貢献をした。
 名前が一度も出ていないのは当初は名前を出す前にご退場するか二度とでないかと思っていたからです。
 決して 副団長 という名前ではありません。

【アレク・シュポンド・ペンドラゴン】
 騎士団第一部隊隊長を務めていた竜人族。
 従順グセが強く、特に副団長を強く慕っていた。
 作者も大好きな竜人族であったが、登場後間も無くレイジに殺される。
 名前はもっと長かったが場面上の都合と雰囲気で急遽短くなった子。
 最後のペンドラゴンはジ◯リの某動く城に出てきたイケメン魔法使いを連想させるかもしれませんが全くの無関係です。

【クラリス】
 騎士団第三部隊隊長。
 鞭使ってた子。
 当初では名前はなかったものの急遽名付けられた運の良い子。

【氷魔法を使う子】
 騎士団第五部隊隊長。
 都市で上級魔法を使ったり、レイジ達のダンジョンで氷系の魔法を使って貢献した子。
 名前が無いのは出さなくてもいけるっ! と言う作者の強い意気込みと、名前が思いつかないっ! と言う作者の強い悲しみによる。


 ~冒険者~

【ボールス】
 冒険者ギルドにいる数少ないS級の一人。
 主に『神に挑む采配者ヘラオスフォルダラー』と呼ばれるが他にも色々と呼ばれ方がある。
 本人が戦うよりも全体の指揮をとることを得意とする珍しいタイプだが本人もそれなりに強い。
 両刃斧を使い鋭い観察眼を持って相手を追い詰める戦闘スタイル。
 数少ない常識あるS級冒険者のためギルドからの指名依頼が多く、出来るだけギルドマスターに顔を見せないようにしている。会ってしまうと仕事が増えるから。

【ブラウ・バオレット】
 冒険者ギルドのA級。
 妹のロートと二人一組で『鬼姉妹』と呼ばれることが多い。実際、パーティーとして組む時も必ずロートも入っている。
 ブラウ一人を呼ぶときは恐怖を誘う大鎌ブルーオウガと呼ばれる。
 普段から冷静に動くように心がけており、妹のロートを止める役としても周囲から必要とされている。
 大きな鎌を扱い、風魔法を得意とする。レイジ達との戦いでロートを逃がすために死んでしまう。

【ロート・バオレット】
 冒険者ギルドA級。
 姉のブラウと一緒の時は『鬼姉妹』と呼ばれ、ロート一人の時は恐怖を与える金棒レッドオーガと呼ばれる。
 自分勝手に行動することが多くその度に姉のブラウに怒られる。難しいことやお金の計算を嫌いとしその方面は全てブラウに頼っているが戦闘に関してはブラウよりも一枚上手である。
 力の制御が上手くいかないことを悩んでいる。
 レイジ達との戦闘でブラウに逃がしてもらい一命を取り止めた。その日からブラウの仇としてレイジを殺すことを生きる目的としている。

【ガレス】
 冒険者ギルドC級。
『閃光』として有名だがそれと同じくらい暴力沙汰でも有名。
 初期のミサキの速さがどのくらいかを比較するために登場したキャラ。ありがとう。

【リリナ】
 冒険者ギルドC級。
『蒼炎』として有名でガレスのお目付役。
 初期のエイナの影魔法がどのくらいかを比較するために登場した。ありがとう。


 ~異世界組~

七草千代ななくさ ちよ
 地球から召喚された少女。
 時の女神の加護を受け時間の巻き戻しの能力を得る。
 異世界に来てから親切にしてくれた一人の少女のために駆け回るが結局は成就しなかった哀れな少女。
 時の女神が事実上存在が消されたため世界軸が変動し地球に帰還する。
 今後も登場する予定がある有望なキャラ。

【魔王】
 どこかの空間にいる魔物の王。
 全ての魔物の生みの親であり苦しめる存在でもある。
 世界軸を歪めるほど影響力を持つ。
 その正体は⋯⋯

【声】
 レイジ達をダンジョンマスターとして異世界に飛ばした張本人。
 子供、中性的な声をしておりその正体を知る者はいない。
 果たして⋯⋯

【ザイト】
 異世界の時の女神。
 七草千代に時の能力を授けた神。
 統治していた世界をゆがめられ、共に守ってきた神を殺される。
 “声”を探し、排除するために動いていたが逆に存在を消されてしまう。
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