えっ!?俺が神様になるの? チートで異世界修行物語。

偵察部隊  元リーコン

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2章3部フィナールの街編

33話 決着。

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イビルエイプキングとの戦闘を始めたタケル、キングとの戦闘中の会話でイビルエイプは誇り高き戦士で仲間思いだと知ると、タケルはイビルエイプキングを気に入ってしまった。レナーテからコピーしたスキル【特殊調教】で調教を試みるも、キングに精神力で跳ね返されてしまった。その後キングはタケルに敵わないと感じると、人間にイビルエイプと言われる由縁となった技を使い瘴気を取り込んでパワーアップし、姿も禍々しい物に変わりタケルに戦いを挑んだ。しかしそれは自らの体を傷付ける諸刃の技であった、元に戻すため浄化の魔法を織り混ぜてタケルが攻撃をすると、キングの体は元に戻っていった。そしてタケルとキングの戦いを見ていた一同はその戦いに美しさを感じていた。

「いい感じだな。」

タケルはキングの姿を見てそう言うと、さらにスピードを上げて全身を殴り続けた。キングは最初こそ雷撃を放ち抵抗していたが、今は何も出来ずにサンドバッグのようにただ殴られていた。

「みて!あの大きい奴の体がどんどん元に戻って行くわ!」

タケルに殴られて浄化され元の姿に戻って行くキングを見て、ミレイアがそう言いながらキングを指差した。
        
「ええ、そうね。」

「お、おい。なんだかデカイ奴の体が光ってきてないか?」

ミレイアの言葉に一言だけルシアナが同意して答えると、アルセリオが更に変化に気付いて声を上げた。

「あれは浄化の光だの。タケル殿はあのデカイ奴が取り込んだ瘴気を浄化してるんだな。」

アルセリオの疑問に対しサビオが説明した。

「そうなんだ、でも何で殴ってるんだ?元に戻すなら浄化だけで良いんじゃないのか?」

「あれは従魔として従えるようにしてるんです。」

今度はレナーテがアルセリオの疑問に答えて来た。

「え?従魔として従えさせるのに殴る必要が有るのか?」

「はい。魔物を従魔として従えさせるには幾つか方法が有ります。一つは生まれたばかりの赤ん坊の頃から育てる。次に召喚魔法により契約をする。それと魔物に対し力を示す。大体この3つです。そして今はあの大きな魔物に対し力を示しているのですが、力を示すと言っても幾つか方法が有り、圧倒的な力の差を見せ従わせる。もしくは従魔にしたい魔物と戦い打ちのめし力を示す。タケルさんは後者の方法を行っているんです。」

「へえ。そうなのか。」

レナーテはアルセリオの疑問に対し詳細を説明すると、再び静かにタケルとキングの戦いを見つめた。

「これで最後だ!」

タケルはキングの体を殴り続け、残すは胸の辺りのみとなっておりキングは正気を取り戻しつつあった。タケルは拳を握り直すと力と浄化の力を一層強めて、最後に残った胸の辺りにある瘴気により変質した場所を狙って殴り付けた。

「グッ!ガァァァァァ!」

キングはまるで断末魔のような叫びを声を上げると、膝を付いて苦しみ出した。  するとキングの体から黒いモヤのように瘴気が立ち上ぼり消えていった。キングはその直後に気を失い全身から力が抜けて崩れ落ちるように倒れ込んだ。

「おお!やったぞ!デカイのを倒したぞ!」

アルセリオはタケルの勝利に声を上げて喜んだが、他の者達はまだジッとタケル達を見つめていた。

「さて、仕上げにもう一度浄化を全体に掛けておくか。」

タケルがそう言って魔力を溜めると、今までアルセリオ達と同様に戦いを見つめていたイビルエイプとイビルエイプロードが一斉にキングの元に駆け寄って行った。タケルがキングにトドメを刺そうとしてると思い、キングの体を覆うようにタケルの前に立ちはだかった。

「安心しなよ、殺しはしないよ。瘴気を浄化するだけだよ。」

タケルがイビルエイプ達にそう話し掛けると、1匹の傷だらけのイビルエイプロードが歩み出てきた。

「ホントウカ・・・ツヨキ・・ニンゲン。」

「ああ。なんなら回復もしてあげようか?」

タケルは手始めにその傷だらけのイビルエイプロードの傷をヒールで治した。 

「オ、オ、オマエガ・・・ヤッタノカ・・ツヨキニンゲン」

「ああ、仲間も回復してあげるよ。」

タケルはそう言うとキングを覆うように立ちはだかっているイビルエイプ達の傷をヒールで治した。 

「これで信用してくれたかい?」

イビルエイプ達は突然傷が治った事に戸惑い騒がしくなった。すると先程歩み出て来たイビルエイプロードがイビルエイプ達に向かい吠えた。何かを伝えたのかイビルエイプ達は静かになり、ゆっくりとキング体から離れると、囲うように並びじっとキングを見つめていた。

「オマエヲ・・・シンヨウ・・スル。」

イビルエイプロードはそう言うと他の者達と同様に並びキングを見つめた。

「凄いな、みんなに慕われてるんだな。」

タケルはそう言うと浄化とヒールを同時にキングに掛けた。するとキングの体から傷が消え、同時に淡く光りだした。

「グッ!うう・・・ハッ!」

キングは目を覚まし辺りを見渡すと、その場に胡座をかいて座り込んだ。

「そうか、我は負けたのだな。強き人間よ、この我の命好きにするが良い。その代わりこの者達は見逃してやって欲しい・・・」

キングはそう言うと首を差し出すように頭をさげ、目を瞑った。

「オウ・・ヨ、コノツヨキ・・ニンゲン・・ハ・・・ワレ・ラノ・・キズヲ・・ナオシ・・オウノコトモ・・・ナオシテ・・クレタ」

先程のイビルエイプロードが歩み出て来てキングにそう告げた。

「なんと!強き人間よ、何故・・・我らの傷を・・・」

「え?もう戦う意思も無さそうだったしね、それにイビルエイプ達は戦士だとわかってからね。」

「そうか。強き人間よ、お主は我らを戦士と認めたのか。」

「ああ、仲間思いだというのも判ったよ。」

タケルはそう言うと、キングが目覚めて嬉しそうにしているイビルエイプ達に視線を移した。キングもタケルの視線の先にいるイビルエイプ達の事を見ると一言呟いた。

「お前達・・・」

キングは自分を囲んでいる者達をぐるりと見渡すと、タケルの方を向いて頭を下げた。

「強き人間よ、仲間の傷を治してくれて感謝する。」

「良いんだよ、その傷を付けたのは元々俺達だし。」

「それは気にせん。お互い戦士同士の戦いだ、命を落としたとしても恨みはせん。」

キングは仲間が大量に殺されたにも係わらず、戦士同士の戦いだとして恨んだり怒ったりはしなかった。

「オウ・ヨ・ショウキ・・ヲ・トリコンデ・・カラダハ・・ヘイキ・デスカ・・」

会話の途中であったが、イビルエイプロードがキングの体を心配してかそう聞いてきた。

「瘴気・・・ハッ!そうであった。我は瘴気を取り込んだ筈・・・あれは力が強くなるが理性を失い命も落とす危険がある技。しかし今はこんなにも体が清々しい。」 

キングはそう言って体をあちこち確認していた。

「ソコノ・・ツヨキ・・ニンゲンガ・・・ナオシ・・テ・・クレマシタ」

不思議がるキングにイビルエイプロードがタケルが治してくれたら事を告げた。

「なに!瘴気まで・・・そうか・・・敵わぬな。」

キングはそう言うとタケルの方に向き直ると、頭を下げて話始めた。

「強き人間よ。先代の王達は瘴気を取り込み敵を討ち負かし、代わりに命を落としてきた。今までを使って生き残った者は、敵も使った者もどちらも居なかった。しかしお主は瘴気を取り込んだ我に勝っただけでなく、瘴気を取り除き元に戻してくれた。それだけではなく、戦い傷付いた仲間の傷をも治してくれた。こうなっては最早お主に頭が上がらぬ、どうか我をお主の、いや、貴方の下僕しもべにしてくださらぬか。」

キングはそう言うと更に深々と頭を下げた。

「凄い・・・魔物に自ら下僕にしてくれと言わせた・・・」

レナーテがキングとタケルのやり取りを見てそう驚きの声を上げた。

「え?言葉解るの?」

レナーテの言葉にアルセリオが驚いて聞いてきた。

「ええ、【特殊調教】というスキルのお陰で多少は解ります。タケルさん程では無いですが。」

「おお、凄いな。俺も喋れるようになりたいな。」

「えっ?」

レナーテはアルセリオの言葉に驚いて声を上げた。

「ん?なに?どうしたの?」

「いえ、アルセリオ様は気味悪がらないんですね、魔物の言葉が解る私を。今までは気味悪がられたり、魔物の仲間だとか・・・それが人々の普通の反応でしたので。」

「ああ、そうか。大変だったんだね、でももう俺達の仲間なんだ、そんな心配は要らないよ。だってみんなそんな事で気味悪がったりなんかしないよ。」

「えっ!仲間・・・・」

レナーテ達は驚いた。自分達は奴隷としてタケルに買われたのだ、その自分達を仲間とアルセリオは言ったからである。通常奴隷として買われると、主人は勿論その仲間達からも同様に奴隷として扱われるのである。しかしアルセリオ達は普通に接してくれ優しい人達だとは思っていたが、まさか仲間と思っていたとは思いもよらず、思わず驚きの声を上げたのである。

「そうだよ、仲間だよ。みんなそう思ってるよ。」

アルセリオはそう言ってアルミス達の方を見た。レナーテ達もアルミス達を見ると、アルミス達は全員笑顔を浮かべ頷いていた。

「う、ううう。」

レナーテ達はみんな声を押し殺して泣き始めてしまった。すると、みんながレナーテ達に歩み寄りそれぞれの肩を抱いた。



深々と頭を下げたキングに続きイビルエイプとイビルエイプロード達も跪き頭を下げた。

「やだ。」

タケルはキングの頼みを断ってしまった。そして驚いたキングが頭を上げ、タケルに問いかけた。

「な、何故・・・貴方は一度我を調教しようとした筈。それなのに何故・・・」

キングはそう言って必死にタケルに問いかけた。

「俺が欲しいのは仲間であって、下僕じゃない。契約の都合で主従となっても仲間として俺は扱うしね。」

キングはタケルの言葉を聞くと座り直して跪ずき、再び頭を下げた。

「判りました。貴方との関係はどんな物でも構いませぬ。どうか我を!我らを貴方の仲間にして下さいませぬか!」

「判った。良いよ。」

先程あっさりとキングの頼みを断ったタケルであったが、仲間にしてくれと言われ今度はあっさりと承諾した。

「おお!まことであるか!有難い!それでは貴方様のお名前を教えて頂けますか。」

「タケルだ。タケル・サワムラ。君の名前は?」

「タケル様、我らに名は有りませぬ。出来ればタケル様に名を付けて頂きたく存じます。」

キングはやたら畏まり、丁寧な口調でタケルに名前を付けてくれとお願いをしてきた。

(何だか随分口調が変わったな・・・)

「構わないけど、その喋り方何とかならない?調子が狂うんだけど。」

「申し訳有りませぬ。しかしタケル様に対しこれ以上砕けた喋り方をするわけには参りませぬ。」

その後タケルとキングのやり取りは暫く続いたが、最終的にタケルが折れてそのままの喋り方を許す形になった。

「うふふ。タケルさんらしいわね。」

タケルとキングの会話を全てでは無いが理解出来るレナーテは、タケルとキングのやり取りを聞いてそう言って笑っていた。

「判ったよ。そのままで良いよ、もう。じゃあ名前ね。」

タケルは顎に手を当て、首を傾げて名前を考え始めた。

「猿だからって西遊記の孫悟空って訳にはな・・・・雷を使ったな・・・速い雷・・・迅雷・・語呂が悪いな。そうだ!迅雷鵺と書いてジライヤで行こう!」

タケルはポンっと手を叩くとキングの方に歩み寄り、キングの頭にそっと手を添えた。

「君の名は迅雷鵺(ジライヤ)だ。雷を操る猿だからね、俺の国に伝わる伝説の魔物の名前も一文字入れておいたよ。」

「ジライヤ。我の名はジライヤ。」

キングはタケルに名付けられた名前を呟き、目をスッと瞑った。するとキングの体が眩く光り輝き、体が縮んでいった。そして体の様々な部分に有った鎧のように硬くなった部分が消えたかと思うと、本当の鎧が姿を現した。アルセリオやベルナルドのように全身を覆う鎧では無く、肩当て、腕当て、手甲、脛当て、腰当てと言った具合の部分部分を守る感じの防具といった感じであった。

「お、種族が変わった。グレーターエイプキング?」

タケルにジライヤと名付けられたキングはグレーターエイプキングとなり。イビルエイプであった時のような、凶悪そうな顔付きでは無く少し精悍せいかんな顔付きになっていた。身長も半分程の5m程と小さくなったが、漲る力や魔力は以前よりも格段に上がっていた。

「この姿は!」

ジライヤは変化した自分の姿を見て驚いていた。

「あれは!凄い。蒼牙に続き存在進化をさせるなんて!」

レナーテがグレーターエイプキングとなったジライヤを見て驚き声を揚げた。

「ほっ。そうだの。しかもあれはグレーターエイプキングだな、生体武具が特徴のグレーターエイプ種の最上位種だな。」

レナーテに続きサビオがジライヤを見て特徴を説明した。

「生体武具って一体なんですか?武具が生きてるんですか?」

サビオが言った生体武具という言葉を聞いて、アルセリオが質問をしてきた。

「生体武具と言うのはの、魔物に多くて見られる現象で、魔物自身の体から作られる武器や防具の事だな、さっきまであの大きいのは体に鎧みたいに硬い部分が覆っていただろ。」

「ああ、そう言えば有りましたね。」

「判りやすく言うとアレが進化したものだの。魔力や種族レベルによって形が変わり、同じものは無いとされておるの。因みに生体武具を持つ魔物を倒すとその武具は倒した者が使えるんだ。」

「え?じゃあ狙われちゃうんじゃ。」

「ほほっ。しかし総じて生体武具を持つ者は凄く強いからな、滅多に倒される事は無いの。しかしそれでも生体武具はどれも強力だからな、生体武具を目当てに無謀にも挑む輩が後を絶たないのも史実だの。」

「そうか、そんなに強力なのか。」

アルセリオが生体武具に興味を示すと、テオドルが歩み寄って来てアルセリオに話し掛けた。

「何言っとるんだ、生体武具は確かに強力だが、それを生成しとる者が持つからこそ威力を発揮するんだぞ!お前さんが手に入れても最初は威力も有って良いだろう、しかし傷や刃こぼれが出来ても直せんのだ。

「ええ?それじゃあ武器や防具が壊れたら弱くなるって事か?」

「いや、本来なら自動で修復するんだがな、生成主の手を離れた生体武具は自動修復の機能が失われてしまうんだ。それに、タケルが使っている雲斬丸という刀、ありゃあ生体武具を遥かに凌ぐ逸品だぞ。もっと強くなってタケルに作って貰うんだな。今のタケルならもっと凄いのが作れる筈だ。」

「えええ!そうだったのか!じゃあもっと強くなって、タケルに作って貰おう!」

「わっはっはっ!目の前に鍛冶師が居るのによく言うな。」

テオドルはアルセリオの言葉に豪快に笑いアルセリオの背中をバンバンと叩いていた。

「痛!痛いって!ごめん、悪かったって。」

その光景を見た一同は声を出して笑っていた。
 
そして自らの体の変化に驚いていたジライヤは、タケルの目を見ると改めて頭を下げた。

あるじよ、我は主の従魔となり、伝説のグレーターエイプキングとなる事が出来ました。こんなにめでたい事はありませぬ。宴を開きます故、主も是非参加して下さらぬか!」

タケルはジライヤにそう言われ、みんなの方を見た。すると全員宴に参加したいと目で訴えかけていた。

「判ったよ。参加させて貰うよ。」

タケル達はジライヤ率いるイビルエイプ達に案内され、森を進みイビルエイプ達の里に向かって行った。


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