僕だけのための歌

リリっ子

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瞳の映る世界

瞳にうつる

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マコが振り返ると、そこには息を切らしたけざきがいた。

「けざきさん、、」

「かはらさん全然電話でないしびっくりしたよ」

というと、けざきは怒りもしないでマコのもとに駆け寄った。

「、、、」


まこは自分の情けなさと、白木のひかっかったセリフが頭から抜けないままだった。



「、、、どした?」





けざきは真子に優しく言った、


まこは、溜めていた涙が少しずつ頬に流れるのを感じた。



すると、まんまるしたけざきにみつめられなまこは、涙を隠すように後ろを向いた。


「私、、、中学生の時に好きな人がいたんです。
すっごいモテててでもずっと私の隣にいてくれるんです。

だからてっきり私のこと好きなんだって。



「うん、、」


「でも、、、違ったんです。
少女漫画だと、くっつきますよね??

「まあね」


「違ったんです。本当は私と仲良い女の子が好きだったんです。
完全サブだったんです。
あたし、、
そーやって変に期待して、また、逃げ出して。

ここにきたのも、そんな期待から
ここにきたら何かあるかもって、キラキラ出来るかもって、
変われるかもって、

でもやっぱり違ったんだなって」

「、、、」

「、、、!だから、正直けざきさんも私に気があるのかなーておもったりしたんですよ!!けざきさんみたいな人に話しかけられるのも初めてだし笑笑」


笑笑ほら。
私って痛いですよね?」



「うん。痛い。笑笑


「え?

「かはらさんちょーーーいたい笑笑」


「、、、やっぱり。だから、、」


「でも痛いまま終わらせていいの?ここで逃げてもまたどこかで期待しちゃうんでしょ?

「、、」


「わかるよ。俺も同類だし

「え?

「あっあとさー最後の期待はあながち間違いではないよ。て言ったらどーする?



ん?

え、、、




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