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出口を目指して
広間で
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広間に戻った二人。東君は銃を、西野くんは封印札を持っていた。
「あれ?こんな物あったっけ?」
そこには、地下への入口があった。小さい入口だが、そこに出口ヘのヒントがあると思う。
「行ってみよう。」
東君は、先に降りていった。もう、進むしかない。二人は、他の道は閉ざされていたので、進んでいった。そこは、かび臭かった。
「暗いな」
五段ほど降りて平面な一本道が続いていた。そこは暗く、ジメジメしていた。壁は、石造りで、頑丈に作られていた。しかし苔も生えており、地下水がそこそこ流れていた。
「あれ?光が、見える。外じゃない?」
道の向こうに、光が見える。雲も見える。
確かに!それは、外だった。
「そうだよ!確かに、そうだよ。早く行こう」
西野くんは、はしゃいで走って行った。
その後に、銃を持った東君が、追いかける。銃を持っていたので、彼は足が重かった。
しかし、それを阻むように、地鳴りが起き、あの人形が二つ追いかけてきていた。
南風君を殺した、鉄の顎を持つ人形。そして、顔がない操り人形。次は糸が、垂れていた。
「逃げられない。我々からはな。」
低い唸り声が、道の先まで響いてきた。
それに気づいた東君は、西野くんに急げと、背中を叩き促した。
同じスピードで追いかける。いや、人形達の方が早かった。地面を這って追いかけてくる。
西野くんは、ちらっと後ろを向いた。東君の、必死な表情。その後ろには、人形達が気持ち悪い姿で追いかける。しかし、何かと赤い糸が人形とつながっていた。
そう、東君の背中にだった。
それは、少ししか見てなかった為、確かではなかったかもしれないが。
西野くん達は、もうすぐ出口に出られるところだった。すると、地鳴りがもう一度聞こえてきた。横の壁には、亀裂が入って、天井から石が落ちてきた。
そして、東君は転んでしまった。すぐに立ち上がったが、人形達は目の前だった。
半分諦めていたかもしれない。その時を振り返ると、そう思う。
すると、驚く事に丸い白い物が現れた。その途端、
「走れ。まだ、助かる。この園を出るんだ。」
男の声が、地下通路に響いた。声が聞こえた後、“それ”は人形を押し戻していた。
これはなんだろうか?そんな考えている暇はなく、すぐに走った。
あっという間に、出口を出ることができた。空気が美味しい。爽やかな風が吹いている。まだ、雲は沢山あったけど、雨は止んでいた。
東君は、銃を投げ捨て、立ち止まって空を見ていた。どうやら、涙が出ていたらしい。その時西野くんは、東くんの涙を見る事が出来た。美しかった。
しかし、ゆっくりしている暇は無かった。何故か、東君は首元を抑えていた。いつの間にか糸が絡んでいたのだ。
強い力で、地下通路へと、戻されていった。もがいてもがいて、糸を外そうとしていたが。助けようにも、あっという間に…
東君を追いかけ、地下通路ヘ戻ろうとしたが、出来なかった。さっきの地鳴りで、出口は塞がっていた。
「東君。」
大きな声で呼んだが、返事なく、叫び声が聞こえてきた。
「ぎゃあああ。」
そして、三人いなくなった。
石でふさがった地下通路を、ずっと見ていた西野くんだったが、、
「あれ?こんな物あったっけ?」
そこには、地下への入口があった。小さい入口だが、そこに出口ヘのヒントがあると思う。
「行ってみよう。」
東君は、先に降りていった。もう、進むしかない。二人は、他の道は閉ざされていたので、進んでいった。そこは、かび臭かった。
「暗いな」
五段ほど降りて平面な一本道が続いていた。そこは暗く、ジメジメしていた。壁は、石造りで、頑丈に作られていた。しかし苔も生えており、地下水がそこそこ流れていた。
「あれ?光が、見える。外じゃない?」
道の向こうに、光が見える。雲も見える。
確かに!それは、外だった。
「そうだよ!確かに、そうだよ。早く行こう」
西野くんは、はしゃいで走って行った。
その後に、銃を持った東君が、追いかける。銃を持っていたので、彼は足が重かった。
しかし、それを阻むように、地鳴りが起き、あの人形が二つ追いかけてきていた。
南風君を殺した、鉄の顎を持つ人形。そして、顔がない操り人形。次は糸が、垂れていた。
「逃げられない。我々からはな。」
低い唸り声が、道の先まで響いてきた。
それに気づいた東君は、西野くんに急げと、背中を叩き促した。
同じスピードで追いかける。いや、人形達の方が早かった。地面を這って追いかけてくる。
西野くんは、ちらっと後ろを向いた。東君の、必死な表情。その後ろには、人形達が気持ち悪い姿で追いかける。しかし、何かと赤い糸が人形とつながっていた。
そう、東君の背中にだった。
それは、少ししか見てなかった為、確かではなかったかもしれないが。
西野くん達は、もうすぐ出口に出られるところだった。すると、地鳴りがもう一度聞こえてきた。横の壁には、亀裂が入って、天井から石が落ちてきた。
そして、東君は転んでしまった。すぐに立ち上がったが、人形達は目の前だった。
半分諦めていたかもしれない。その時を振り返ると、そう思う。
すると、驚く事に丸い白い物が現れた。その途端、
「走れ。まだ、助かる。この園を出るんだ。」
男の声が、地下通路に響いた。声が聞こえた後、“それ”は人形を押し戻していた。
これはなんだろうか?そんな考えている暇はなく、すぐに走った。
あっという間に、出口を出ることができた。空気が美味しい。爽やかな風が吹いている。まだ、雲は沢山あったけど、雨は止んでいた。
東君は、銃を投げ捨て、立ち止まって空を見ていた。どうやら、涙が出ていたらしい。その時西野くんは、東くんの涙を見る事が出来た。美しかった。
しかし、ゆっくりしている暇は無かった。何故か、東君は首元を抑えていた。いつの間にか糸が絡んでいたのだ。
強い力で、地下通路へと、戻されていった。もがいてもがいて、糸を外そうとしていたが。助けようにも、あっという間に…
東君を追いかけ、地下通路ヘ戻ろうとしたが、出来なかった。さっきの地鳴りで、出口は塞がっていた。
「東君。」
大きな声で呼んだが、返事なく、叫び声が聞こえてきた。
「ぎゃあああ。」
そして、三人いなくなった。
石でふさがった地下通路を、ずっと見ていた西野くんだったが、、
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