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第五章 二年前の事件を振り返る勇気
シャノワール編最終話 帰国
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イリスは今生きていることに感謝した。王族を害した者として極刑に処されても、何ら不思議ではなかったのだ。それが正しい事でも、自分の命と家を秤に乗せなければならない。
「馬鹿げているけど、そうなんですよね。それにしても、男達と対峙したイリス様すごかったな。私達は場数を踏んでいるので、相手の力量が分かるので、ぞくっとしました」
「あれは特別だったのよ。自分でもすごく不思議だった。何も怖くなかったし、何人やって来ても負けない気がしたわ」
「ゾーンに入るってやつですかね」
「そうかもね」
伯母さまが首を振った。やれやれ、筋肉で物事を考える人種の事は解らないわ、とぶつぶつ言っている。
「物騒な話はこれでお終いね。明日からは帰国の準備よ」
そうだ、帰国するのだ。これから忙しくなる。
「ところでイリス様、エドワード殿下のこと、どうお考えですか。私はお勧めしますよ。あの後必死で勉学と剣の鍛錬に励んで、すごく成長されているんです。もらってあげては?」
犬の仔みたいに言わないで欲しいわ。仮にも一国の王太子よ。ブルーシャドウのメンバーは王族の傍近くに仕えていたため、距離感が近い分、遠慮がない。
「今でも好きだし大切に思っているわよ。でも、あれ以降、一度も話すことも無いままこちらに来たので、久しぶりに話してどう感じるのか、自分でもわからないわ」
伯母様が、私もエドワード殿下の応援に回るわね、と言っている。
「それなら、イクリスの姿で帰ったら駄目ね。二十四歳だもの、更に差が広がってしまうわ」
それを受けてアイラも言う。
「しかもタイプの違ういい男だし、エドワード殿下もいったい何を頑張ったらいいやら、わからなくなりますよね。イクリス様は既にマーガレット王太子妃を落としているし!」
「あら、辞めて頂戴。ゼノンと本気のケンカを始められたら国の危機よ。イリス、ゾーンとやらに入るの、怖いからやめてよね」
先ほどまでの重苦しさが、さらっと消えて行った。上質な大人と居ると心地がいい。
一か月後に、イリス達は国に向かって出発した。結局、来た時と同じように、控えめに仕立てた馬車に乗り、ロブラールを後にすることになった。
当たり前のような顔をして、料理長のロマンが同行している。道中も、おいしいものをずっと提供しますと豪語し、皆を喜ばせている。
あきらめていた伯母様も、伯父様と二人で苦い顔をしてその様子を眺めていた。
マーガレットが涙ながらに見送ってくれた。その後ろでゼノンが仏頂面をしている。従弟達も兄を見習ってか、同じような顔をしている。何でよ。
ところで、シャノワールのノワール役は、ヘレン様が務めることになったそうだ。適任だと思う。
そして、ロブラール王家の皆に感謝の言葉を述べ、目立たない裏門からひっそりと旅立った。
道中はとても楽しかった。停泊地で厨房を借りたり、野営地で焚火台を組んだりして、ロマンが何やかやと作ってくれる。調理用具も皿も大量に自前で持って来ていた。
豪語するだけあって、鴨の包み焼きは絶品だった。鴨三羽はカイルが獲ってきたものだった。
ルーザーが鹿を獲ってきた時は大騒ぎした。鹿のステーキに黒スグリの葉が欲しいと言われ、ブルーシャドウ総出で探した。黒スグリのジャムと葉を使い、絶品の黒スグリのソース掛けステーキがいただけた。
魚もしかりで、山や川で採取、捕獲した食材が洗練された料理に変身する。
あまりに美味しい旅だったので、進むより食材確保と調理が優先され、寄り道なども含め、日数が伸びて行った。
レンティスまであと一日半の距離になったら、迎えが来てしまった。到着が遅いのを心配して、武装した部隊がやって来た。仕方ないので、その晩は歓迎会と称して野営地で大パーティーを開いた。
食材はもちろん、そこいらの山中で調達した。全員で狩りを行い、猪を二頭と、鹿一頭、野鳩を四羽、ウサギを三羽、マス二匹、山芋や山菜、あけび、カキなどの果物がこんもりと積まれた。
ロマンは大張り切りで、ものすごい速さで料理を仕込んでいく。夜、焚火台数台を用意し、鹿のワイン煮の大鍋、ウサギのシチュー、マスのバター焼き等がババーンと並べられた。猪の丸焼きは火に炙られている。
これは進みが遅くなるのも仕方がない。楽しすぎる、と迎えの騎士達も納得した。
二日後にレンティス手前で、エドワードが率いる近衛隊が迎えに来るのに出会った。もう仕方が無いので、そのまま再度宴会になった。再会祝いだ。
二日前と同じく食材の調達に走り、今回は集落や街も近くにあったので、そこで食材を買い求めた。残り少なくなっていたワインやビール、ウイスキーなどもどっさり仕入れた。卵やトマトや葉物野菜なども手に入り、竈を作ってピザをたくさん焼いた。今夜は更に人数が増えているので、食材も大量に必要だ。
全員が自分の好みの獲物を探して付近を走り回った。なにせ、好物を人生最高の味に仕立てて出してくれるのだ。必死だった。ロマンは騎士の中から気の利いた者を数名下働きに付けて、大車輪で働いた。
事情を知らないエドワード達だけが、目を白黒させている。
夜の宴会で、思いっきり食べて飲んで、騒いで、楽しんだ。
イリスはエドワードに、ただいま、と言った。
エドワードも、お帰り、と返した。
それ以外は特に話をせず、一緒に食べて飲んで、笑って楽しく過ごした。シモンが亡くなるより以前のように、とても自然で気楽な感じだった。
アイラがお酒を手に寄って来て、そして、やっぱりエドワードをからかった。
「エドワード殿下、髪の毛が伸びましたね」
「うん、伸ばしてみようと思ってね」
素直だなあ、とかなんとか、アイラが言っている。
イリスは以前、アイラに言われた事を思い出して、エドワードの髪の毛の中に手を潜らせた。やはりサラッサラだ。
「アイラ、もふもふもいいけど、サラサラもいいわね」
そう言って、呆然としているエドワードの頭をぎゅっと抱きしめて、更にワシャワシャと触り始めた。
「イリス様、何しているんですか?」
「サラサラをかわいがってるの。アイラがやってみれば良さがわかるって言ったんじゃない」
アイラは、はいはい、と言いながらイリスをエドワードから引っぺがした。また今度しましょうね、と言ってイリスに水を飲ませる。酔いを醒まさせないと、明日の馬車の移動が大変だ。
殿下は真っ赤になって機能停止中だ。アイラは殿下の肩をポンと叩いた。
「イリス様は、やっと十六歳ってところです。殿下より年下ですね。よろしくお願いします」
次の日、イリスはそのことを全く覚えてなかった。
残念ながらエドワードは覚えているので、イリスを見るたびに真っ赤になるのだった。それでも、二人の間にあった重苦しい何かが無くなっていて、普通の仲の良い幼馴染に戻ったことが、とてもうれしかった。
そしてやっと、ブルーネル公爵邸が見えてきた。出発時の七名が、四十名程に膨れ上がっていた。
陽気で楽しい旅を経て、イリスはとうとう家に帰り着いたのだった。
十四歳からずっと心を縛っていた澱を吐き出し、身軽になったイリスは、野生の動物のような真直ぐで無心な目をしていた。
そんなイリスにアイラが少し意地の悪い事を言う。
「透明になるのは今だけにしてくださいね。バイエルは相変わらずこの国を狙っていますよ。でっちあげた宗教団体は増殖しながら教祖様を探しているし、まだまだ問題は山積みです。
頼りにしていますからね。イリス様」
イリスは声を出して笑った。
「皆が居れば、大丈夫よ。私も、皆を頼りにしているからね」
そして御者のケインに、教祖様、早く家に帰りたいわと声を掛ける。
馬車は前後を囲む騎馬を追い越し、屋敷に向かって駆け足で走り始めた。
シャノワール編 FIN
「馬鹿げているけど、そうなんですよね。それにしても、男達と対峙したイリス様すごかったな。私達は場数を踏んでいるので、相手の力量が分かるので、ぞくっとしました」
「あれは特別だったのよ。自分でもすごく不思議だった。何も怖くなかったし、何人やって来ても負けない気がしたわ」
「ゾーンに入るってやつですかね」
「そうかもね」
伯母さまが首を振った。やれやれ、筋肉で物事を考える人種の事は解らないわ、とぶつぶつ言っている。
「物騒な話はこれでお終いね。明日からは帰国の準備よ」
そうだ、帰国するのだ。これから忙しくなる。
「ところでイリス様、エドワード殿下のこと、どうお考えですか。私はお勧めしますよ。あの後必死で勉学と剣の鍛錬に励んで、すごく成長されているんです。もらってあげては?」
犬の仔みたいに言わないで欲しいわ。仮にも一国の王太子よ。ブルーシャドウのメンバーは王族の傍近くに仕えていたため、距離感が近い分、遠慮がない。
「今でも好きだし大切に思っているわよ。でも、あれ以降、一度も話すことも無いままこちらに来たので、久しぶりに話してどう感じるのか、自分でもわからないわ」
伯母様が、私もエドワード殿下の応援に回るわね、と言っている。
「それなら、イクリスの姿で帰ったら駄目ね。二十四歳だもの、更に差が広がってしまうわ」
それを受けてアイラも言う。
「しかもタイプの違ういい男だし、エドワード殿下もいったい何を頑張ったらいいやら、わからなくなりますよね。イクリス様は既にマーガレット王太子妃を落としているし!」
「あら、辞めて頂戴。ゼノンと本気のケンカを始められたら国の危機よ。イリス、ゾーンとやらに入るの、怖いからやめてよね」
先ほどまでの重苦しさが、さらっと消えて行った。上質な大人と居ると心地がいい。
一か月後に、イリス達は国に向かって出発した。結局、来た時と同じように、控えめに仕立てた馬車に乗り、ロブラールを後にすることになった。
当たり前のような顔をして、料理長のロマンが同行している。道中も、おいしいものをずっと提供しますと豪語し、皆を喜ばせている。
あきらめていた伯母様も、伯父様と二人で苦い顔をしてその様子を眺めていた。
マーガレットが涙ながらに見送ってくれた。その後ろでゼノンが仏頂面をしている。従弟達も兄を見習ってか、同じような顔をしている。何でよ。
ところで、シャノワールのノワール役は、ヘレン様が務めることになったそうだ。適任だと思う。
そして、ロブラール王家の皆に感謝の言葉を述べ、目立たない裏門からひっそりと旅立った。
道中はとても楽しかった。停泊地で厨房を借りたり、野営地で焚火台を組んだりして、ロマンが何やかやと作ってくれる。調理用具も皿も大量に自前で持って来ていた。
豪語するだけあって、鴨の包み焼きは絶品だった。鴨三羽はカイルが獲ってきたものだった。
ルーザーが鹿を獲ってきた時は大騒ぎした。鹿のステーキに黒スグリの葉が欲しいと言われ、ブルーシャドウ総出で探した。黒スグリのジャムと葉を使い、絶品の黒スグリのソース掛けステーキがいただけた。
魚もしかりで、山や川で採取、捕獲した食材が洗練された料理に変身する。
あまりに美味しい旅だったので、進むより食材確保と調理が優先され、寄り道なども含め、日数が伸びて行った。
レンティスまであと一日半の距離になったら、迎えが来てしまった。到着が遅いのを心配して、武装した部隊がやって来た。仕方ないので、その晩は歓迎会と称して野営地で大パーティーを開いた。
食材はもちろん、そこいらの山中で調達した。全員で狩りを行い、猪を二頭と、鹿一頭、野鳩を四羽、ウサギを三羽、マス二匹、山芋や山菜、あけび、カキなどの果物がこんもりと積まれた。
ロマンは大張り切りで、ものすごい速さで料理を仕込んでいく。夜、焚火台数台を用意し、鹿のワイン煮の大鍋、ウサギのシチュー、マスのバター焼き等がババーンと並べられた。猪の丸焼きは火に炙られている。
これは進みが遅くなるのも仕方がない。楽しすぎる、と迎えの騎士達も納得した。
二日後にレンティス手前で、エドワードが率いる近衛隊が迎えに来るのに出会った。もう仕方が無いので、そのまま再度宴会になった。再会祝いだ。
二日前と同じく食材の調達に走り、今回は集落や街も近くにあったので、そこで食材を買い求めた。残り少なくなっていたワインやビール、ウイスキーなどもどっさり仕入れた。卵やトマトや葉物野菜なども手に入り、竈を作ってピザをたくさん焼いた。今夜は更に人数が増えているので、食材も大量に必要だ。
全員が自分の好みの獲物を探して付近を走り回った。なにせ、好物を人生最高の味に仕立てて出してくれるのだ。必死だった。ロマンは騎士の中から気の利いた者を数名下働きに付けて、大車輪で働いた。
事情を知らないエドワード達だけが、目を白黒させている。
夜の宴会で、思いっきり食べて飲んで、騒いで、楽しんだ。
イリスはエドワードに、ただいま、と言った。
エドワードも、お帰り、と返した。
それ以外は特に話をせず、一緒に食べて飲んで、笑って楽しく過ごした。シモンが亡くなるより以前のように、とても自然で気楽な感じだった。
アイラがお酒を手に寄って来て、そして、やっぱりエドワードをからかった。
「エドワード殿下、髪の毛が伸びましたね」
「うん、伸ばしてみようと思ってね」
素直だなあ、とかなんとか、アイラが言っている。
イリスは以前、アイラに言われた事を思い出して、エドワードの髪の毛の中に手を潜らせた。やはりサラッサラだ。
「アイラ、もふもふもいいけど、サラサラもいいわね」
そう言って、呆然としているエドワードの頭をぎゅっと抱きしめて、更にワシャワシャと触り始めた。
「イリス様、何しているんですか?」
「サラサラをかわいがってるの。アイラがやってみれば良さがわかるって言ったんじゃない」
アイラは、はいはい、と言いながらイリスをエドワードから引っぺがした。また今度しましょうね、と言ってイリスに水を飲ませる。酔いを醒まさせないと、明日の馬車の移動が大変だ。
殿下は真っ赤になって機能停止中だ。アイラは殿下の肩をポンと叩いた。
「イリス様は、やっと十六歳ってところです。殿下より年下ですね。よろしくお願いします」
次の日、イリスはそのことを全く覚えてなかった。
残念ながらエドワードは覚えているので、イリスを見るたびに真っ赤になるのだった。それでも、二人の間にあった重苦しい何かが無くなっていて、普通の仲の良い幼馴染に戻ったことが、とてもうれしかった。
そしてやっと、ブルーネル公爵邸が見えてきた。出発時の七名が、四十名程に膨れ上がっていた。
陽気で楽しい旅を経て、イリスはとうとう家に帰り着いたのだった。
十四歳からずっと心を縛っていた澱を吐き出し、身軽になったイリスは、野生の動物のような真直ぐで無心な目をしていた。
そんなイリスにアイラが少し意地の悪い事を言う。
「透明になるのは今だけにしてくださいね。バイエルは相変わらずこの国を狙っていますよ。でっちあげた宗教団体は増殖しながら教祖様を探しているし、まだまだ問題は山積みです。
頼りにしていますからね。イリス様」
イリスは声を出して笑った。
「皆が居れば、大丈夫よ。私も、皆を頼りにしているからね」
そして御者のケインに、教祖様、早く家に帰りたいわと声を掛ける。
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