仮想現実の歩き方

白雪富夕

文字の大きさ
5 / 47
第1章第1話 仮想現実で飯は食えるのか

*5*

しおりを挟む
それから部屋やお風呂の掃除、料理の手伝いなどルイスさんのお手伝いに励んだ。
そして今日は、週に1度の街へのお買い物の日。
私は少し早いけどルイスさんにお給料を貰って、武器も一緒に買う事にした。
街へ出る時は宿の宣伝も兼ねて行くんだそう。
ルイスさんから頼まれた買い物メモと宿のチラシを持って、私と春一は街へ出た。



市場は既に賑わっていて、新鮮な野菜や魚やお肉を求め沢山の人や獣人が居た。
私達もルイスさんから頼まれた物を買っていく。

詩乃
「いやぁ、久々の街はテンション高まりますなぁ!春一氏!」

春一
「今日のお前、なんかウゼェな」

春一の暴言にはもう慣れたもので、華麗にスルーする私。
ふと、居心地の悪さを感じた。

詩乃
「ねぇ、なんかみんな、ジロジロ見てきてない?」

春一
「そらぁ、こんな変なテンションの奴が居たら変な目で見るわな」

詩乃
「え~、そういう事なの?違うと思うんだけど……」

落ち着いて歩いてみても、やっぱり私に向けられる視線は変わらない。
チラチラとこちらを伺うように見ては、コソコソと内緒話。
本当に居心地が悪い。
ふと、掲示板が目に入った。
あ、ここにチラシ貼ろっと!
私は駆け足で掲示板に近寄った。

詩乃
「ウ、ウソでしょ!?」

春一
「突然走り出したかと思えば大声出しやがって……何なんだよ……!」

これ、これ!と私は掲示版を指差した。
WANTED!と書かれた文字の下には、私と春一の似顔絵が描かれていた。
そして、あの和服の女性も。

春一
「おい何だよこれ……!!」

私の後ろから駆け寄ってきた春一も、驚きが隠せない。

春一
「俺こんなブサイクじゃねぇぞ!この絵描いたのどこのどいつだ!?」

詩乃
「そっちかい」

呆れ顔でツッコミを入れたけど、すぐにこの危機的状況を思い出し我に返る。

詩乃
「じゃなくて!何で私達が指名手配されてる訳!?」

私達、何も悪い事なんてしてないのに……!
その時、こっちですという声と共に見覚えのある男が後ろから現れた。

???
「ノコノコと街に出るとは呑気なものだな」

振り返るとこないだの男が、街の人の案内で私達の前に立ちはだかった。

詩乃
「ちょっとこれ、どういう事ですか!?」

春一
「そうか、そういう事か……」

指名手配の紙と突然現れた男に混乱する私を後目に、1人納得する春一。

詩乃
「え、何?」

春一
「こないだは気付かなかったけどこの男、悪い奴なんかじゃねぇ。
王族の犬だ」

詩乃
「王族の、犬……?」

???
「犬呼ばわりとは、我々も舐められたものだな」

眉間に皺を寄せたが、私を見て鼻で笑った。

???
「そちらの小娘は分かっていないようだから、直々に名乗ってやろう」

そして真面目な顔で、大声で名乗る。

???
「私は王族専属聖騎士団おうぞくせんぞくせいきしだん第一団長クロード・ハリントンだ!」

王族専属聖騎士団!?

詩乃
「って、何それ?」

クロード
「ここまで私に言わせておいて、まだ分からぬのか……!」

春一
「要は警察的な集団。
クロード・ハリントン、名前だけは聞いた事がある。
アイツは中でも1番偉く腕が立つ男だ」

詩乃
「警察!?
て事はあの女の人は悪い人に追われてたんじゃなくて、悪い事したから警察に追われてたって事!?」

春一
「そ。で、お前はまんまと悪人に利用されたって訳だ」

そんなぁ!
でも嘆いても状況は変わらない。
何とかして誤解を解かないと!

クロード
「盗みだけでなく子供まで誘拐するとは良い度胸しているな、小娘」

子供!?
子供なんてどこに居るのよ!
……あ。
私は隣に立つ春一を見た。
そうか、見た目は子供だからあの時の煙幕男だとは思ってないのか!

詩乃
「違うんです!私、誘拐なんて」

春一
「助けて!団長さん!」

春一は私をドンッと横に突き飛ばすと、駆け足で男の長い脚にしがみついた。

詩乃
「はぁぁぁぁああああ!!??」

突然の裏切りに叫ぶ私をよそに、うるうると目を潤ませて男を見上げる。

春一
「僕、急にあの女の人に連れ去られたんだ!」

何いけしゃあしゃあと言ってんのよ!?

クロード
「怖かったろう、私が来たからにはもう安心だ」

優しく微笑み片膝を付き目線を合わせると、春一の頭に大きな手をポンと置いた。
あんな顔、見た事無い……。
初めて会った時から、しかめっ面な顔や怒った顔しか見た事が無かった。
笑ったとしてもバカにしたような顔とか。
でもあんな優しい顔、出来るんだ。
暫しの間この状況を忘れ、見とれていた。
すると春一はポケットからスプレーを取り出し、クロードの顔を目掛け発射した。
プシューという音と共に白いガスがクロードを襲う。

クロード
「なっ!何をっ!」

顔も目も真っ赤にさせて狼狽えるクロード。

春一
「悪ぃな、おっさん!」

春一はポケットにスプレーをしまうと、私に駆け寄り右手首を掴んだ。
顔を押さえながら私達を探すクロードをチラッと見るも、春一に引っ張られたのでそのまま走った。



クロードから逃げて辿り着いたのは1軒のお店。
春一曰く、1番頼れる武器屋だそうだ。
私達は店内へ入った。
茶色を基調としたアンティーク調の広々とした店内。
武器屋と言う割には、武器らしき物は見当たらない。
店員も居ないし……。
キョロキョロ辺りを見回していると、すぐ後ろから声がした。

???
「ようこそいらっしゃいました」

詩乃
「うぎゃあ!!!」

突然の声に、驚きのあまり変な声を出してしまった。

振り返ると、黒髪で七三分けの何とも物腰柔らかそうな初老の紳士が立っていた。
黒のスーツに胸元には白いポケットチーフ。
鼻の下の整えられた黒ひげがとっても良く似合っている。
彼は常にお辞儀しているかの如く、腰を曲げていた。

???
「申し訳ございません、驚かすつもりは無かったのですが……」

詩乃
「あ、いえ、大丈夫です……」

苦笑いの私。
本当は全然大丈夫じゃないし、まだ心臓バックバクだけど。

春一
「ウソつけ、一見さん驚かす遊びいい加減やめろよなぁ」

???
「私の大事な趣味ですので、こればっかりは……」

俯き気味の男はニヤリと口角を上げた。

???
「それにしても随分と思い切ったイメチェンですねぇ、春一様」

春一
「あはは!可愛いだろ?」

あれ、この人はルイスさんと同様春一だって見抜いてるんだ。

春一
「ああ、紹介するよ。
武器屋シュバリエ・オルグイユの主人アドルフさんだ」

アドルフ
「アドルフでございます、以後お見知りおきを」

常にお辞儀している状態のアドルフさんだけど、更に深くお辞儀した。

詩乃
「あ、東雲詩乃です!よろしくお願いします!」

私も釣られて深々とお辞儀した。

春一
「ま、挨拶はこれくらいにして。
ここに来たって事はどういう事か分かるよな?」

アドルフ
「ええ、承知致しておりますとも」

そう言って私に向き直る。

アドルフ
「詩乃様、貴女様に相応しい武器を只今お持ち致しますので少々お待ちくださいませ」

アドルフさんは一礼すると、カウンターの先の奥の部屋へ向かった。
詩乃様、かぁ……!
様付けで呼ばれる事なんて皆無だから、嬉しいような恥ずかしいような、何だかむず痒い。

春一
「俺の武器もアドルフさんに見繕ってもらったんだ。
マジで世界一の武器商人だから期待すると良い」

自信満々に微笑む。
こんなに楽しそうな春一は珍しい。
本当に信頼してるんだなぁ。
しばらく待っていると、アドルフさんが戻って来た。

アドルフ
「お待たせ致しました。少々悩んでしまいました」

春一
「アドルフさんが迷うなんて珍しいな」

アドルフ
「詩乃様は特殊な方のようでしたので判断に苦しみましたが、キチンとお持ち致しましたよ」

アドルフさんがカウンターに近付いたので、私達もカウンターを挟んで前に立つ。

アドルフ
「こちらが詩乃様にお似合いの武器でございます」

コト、と置かれたのはひとつの小さなケース。
アドルフさんがパカッと蓋を開けると指輪が入っていた。
緑色の細めの指輪で、外側には桜の絵が施されている。


詩乃
「えーっとこの指輪が武器、なんですか?」

アドルフ
「ええ」

詩乃
「これでどうやって戦うんですか?」

アドルフ
「さあ?」

詩乃
「さあ!?さあって分からないんですか!?」

アドルフ
「申し訳ございません。私にもよく分からないのです。
貴女様のようなタイプは初めてでございまして……。
ですが、きっと詩乃様なら上手に扱えると思いますよ」

詩乃
「え~使い方も分からない武器、扱える自信無いんですけど……」

アドルフ
「詩乃様に自信が無くとも、その指輪は詩乃様を選んだ。
指輪は貴女様に使われたいと願っております故、お持ちください」

詩乃
「はあ、指輪がねぇ……」

春一
「ほら、試しに付けてみろよ。
合う武器ならしっくりくるはずだぞ」

春一に促され、指輪を箱から取り出した。
うーん、どの指にしっくりくるかな……。
左手の親指にはめた時、不思議な感覚がした。
まるで最初から付けていたかのような違和感の無さ。
じんわり温かくなる感じが心地良い。

アドルフ
「その指が宜しいようですね、指輪も喜んでおりますよ。
詩乃様の瞳の色とも合っておりますし」

指輪が喜んでいるという表現はよく分からないけど、しっくりきてるのは事実だ。
緑色の目だし。

詩乃
「私、これにします。おいくらですか?」

アドルフ
「ああ、お金は結構です。それ、誰にも合わなくて困っていたのです。どうかお引取りください」

詩乃
「え、良いんですか?ありがとうございます!」

お言葉に甘えて無料で頂いておこう。
助かるなぁ、バカ高い値段言われたらどうしようかとハラハラしてた。

アドルフ
「是非大事に可愛がってあげてくださいね」

詩乃
「はい!」

私はそのまま付けていく事にした。

春一
「ありがとな、これでやっとこ冒険に行けそうだ」

アドルフ
「左様でございますか、素敵な旅になる事を祈っております」

お辞儀するアドルフさんに頭を下げると店を出る。
あ、と春一が止まり振り返る。

春一
「あの煙幕玉と催涙スプレー、マジで役に立った、サンキューな!」

アドルフ
「お役に立てて何よりでございます。
またのご購入お待ちしておりますよ」

あの目くらまし系の道具達は、イタズラ好きの彼から買った物だったのか……。
私達は、満足気にニヤニヤと笑うアドルフさんのお店を後にした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。 王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。 15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。 国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。 これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。  

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...