「完結」幸せにしてくれますか?

瑠渡

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辺境の地で

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「ミョーイ、もう暗くなるわよ~」

「母~、今日のデザートは?」

「今日はねぇ、ミョーイの好きなスポンジケーキよ」

「やったぁ」


「さぁ、帰りましょう」


私は5年前、この辺境の地まで逃げて子供を産んだ。

ここはとても過ごしやすい環境で私一人でも子供を楽に育てられている。

ここでも私の刺繍を気に入ってくれている店があり、ここの名産の布物に刺繍をし、小物からワンピースなどにも刺繍をして欲しいと言われ忙しい毎日だ。
刺繍は根気がいて、丁寧を求めるので、時間がかかっても待ってくれるし、給金も高い。
そして雇い主が女主人で、私をとてもサポートしてくれ部屋まで無料で貸してくれている。
ミョーイもすごく可愛がってくれてミョーイも懐いている。

「サリー、ミョーイは凄いわ。
もう難しい本も読めるし店の計算まで間違いを教えてくれたのよ。
この子はしっかりと勉強に力をいれて、ゆくゆくは私の店も任せるうに育てたいわ。その為に店を有名な大きな店になるよう2人で頑張りましょう」

「ユリティーナさん、ありがとうございます」

「なに泣いてるのよ!」

「だって、こんな訳もわからないような女を助けてくれて」

「貴方はね、どこかの貴族出だよね?私もそうだからわかるのよ

境遇が似てるのかなぁ?ほっとけないわよ!ふふっ」

「ミョーイを大事に私にも育てさせてね」

「幸せだわ。わたし、今がとっても幸せです」




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