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背中にまわった手が、私をもっと引き寄せて、もうこんなにくっついてるのに、もっとぴったりとくっ付け様とする。
繋いでた手を離されて、その手が私の頬に触れてくる。
凄くそっと触れられて、いつも強引なタカちゃんじゃないみたい。
そのままタカちゃんの顔が傾きながら近付いて、そぉっと唇にキスされた。
ふにっ....と唇が合わさり、チュッと音がして、『あ、本当にチュッて音がするんだ』と思った。
柔らかくてふにっとしてて、でも弾力があって、そして温かくて。
自然と眼を閉じてタカちゃんの唇を感じていた。
どれだけそうしていたらいいのか解らなくて。
タカちゃんの上着の裾をすがり付く様にギュッと掴んでしまう。
タカちゃんの手が私の腰を支えて。
タカちゃんがどんどんのし掛かってくるから、背を反らす様にするしかなくて。
不安定な体勢と、タカちゃんの体温が熱くて、どうしたらいいのか解らなくなる。
唇を合わせたまま、タカちゃんが「なぁ....大人がするみたいにチューしていいか? 俺、すっげぇしてみたい。」って囁いた。
キスに大人のキスがあるの?
聞きたいのに唇が触れたまま話されて、こんな近くでお喋りしたことなんてないせいか、ドキドキが直らない。
なにも言えない私の唇にタカちゃんはそのまま舌先で私の唇をゆっくり舐めて下唇、上唇となぞる様に動く。
なんだか背中がゾクゾクっとして、体の中に熱が籠るみたいに熱くなっていく。
「アンジュ。舌、出して。」
ペロリと舐めてはタカちゃんの唇が私の唇を大きく覆ってクチュクチュと音をさせながら舐められていく。
これが大人のキスなの?
こんなのしてたら、これから先ずっと頭のなかがタカちゃんでいっぱいになっちゃう。
チュッ、チュック、チュッ、チュッと音を耳が拾う度にゾクゾクが溜まって、胸の先っぽがジクジクしてムズムズする。なんだか怖い。
『もう止めよう?』って言いたくて口を開いた瞬間、タカちゃんの舌が私の舌に触れて、ジュッと強く吸われた。
「ほら、これが大人のチュー。これ....すげぇな?兄ちゃんがいっつも水車小屋でアンジュの姉ちゃんとしてるの俺、知ってんだ。気持ちくてヤベェ。 なぁ....もっとしていい?」
「ダ、ダメ!なんかっ、これ私、変になる!止めよう?タカちゃん....。」
「ちぇっ。....まぁいいや。今日は初めての練習だしな。また練習しようぜ。それより、約束....忘れてねぇよな?」
ギラッとした光がタカちゃんの眼に宿ってて、なのに物凄く優しい眼で私を見る。
まださっきのキスで息が整わないのに。「ここじゃ....やだ....」って言った私の声が震えてるのに。
「あれだろ?上の部屋。」
ってだけ言って、タカちゃんが私を引っ張って先を歩いて。
広間を抜けてひとつの螺旋を描く階段を登っていく。
階段を登る度に心臓の音が跳ね上がってどうしてか足まで震えが止まらない。
見せるの?
私、自分ですら見たことないのに....?
お嫁さんになるって、そういう事なの?
わからないけど、どうしてここまで“あそこを見る”事にタカちゃんが執着してるの?
それは後で村の子どもたちのまとめ役のお兄ちゃん達にバレたら怒られたりしないことなの?
そもそも教会に無断で入ったりして、それだって怒られるかもしれない....。
「やっぱり....やだぁ....」
タカちゃんと繋いだ手をちょっと引っ張って、伝えると泣きそうな声が出た。
「俺、アンジュの女の子な場所をちゃんと知りたい。知ったらきっと....なんか解りそうなんだ。
俺、ずっと赤ちゃんの頃からアンジュと居るのにさ、最近アンジュと居ると意地悪したくなったり、触りたくなったり、ギュッてしたくなったり、イライラしたりするんだ。この変な気持ち、さっきの....お前のションベンするの見たときとかさ、チューした時にすっげぇ変な感じしてた。多分見たら解る、そんな気がする。
俺、アンジュとずっと一緒にこれからも居たい。だからアンジュ、どうしても見せてほしい。」
階段を登りきった時に、タカちゃんが私の三つ編みにした髪の毛をツンツンと引っ張りながら、繋いだ手を指と指を絡めるみたいに繋ぎ直して、凄く穏やかな声で私に向き合う。
いつもの大きな声ではなくて、囁くみたいな声で。
「絶対お前と、ずっと一緒に居たい。絶対嫁にする。
だから頼むアンジュリカ。お前の女の子の証を俺に見せてくれ。」
二階に上がると、部屋のドアはひとつしかなくて、その扉を開けると、日焼けしないように重いカーテンが窓に掛けられていて、部屋は薄墨みたいな暗さと、それでも洩れてくる隙間からの光でぼんやりと明るい広い部屋の真ん中に見たことがないくらい大きすぎるベットがあった。
マットレスの上にも埃避けと日に焼けない様に布が敷かれてて、ベットを囲む天蓋の透ける様な布もドレープを保つように綺麗に端の方に纏めて結わい付けてある。
その纏まった薄桃色の天蓋の布から見えるベットはどこかのお姫様のベットみたい。
「わぁ....本当にお姫様のベットみたい....。」
「アンジュ、これ掛けてあるの外すから、このベットのカーテンみたいなの、してやろうか?アンジュ好きだろ?こういうお姫様みたいなの。」
タカちゃんがベットの上の埃避けを外すと、うっすらと舞い上がる塵が隙間からの光でキラキラと宙を舞う。
「ほら、来いよ。」
ニッと笑ってタカちゃんがベットの上に靴を脱いで上がって、おいでって手を伸ばしてくる。
私もベットの天蓋のカーテンの中からの景色をみたい。さっきまで凄く怖かったけど、タカちゃんがそんな風に感じてたんだって知ったら、怖いのが少しだけ和らいだ気がする。
ドキドキは凄くしたままだけど、ちょっとだけサッと見るだけって言ってたし....恥ずかしいし、どうしようってまだ思うけど、それでも私もずっとタカちゃんと居たいから。
タカちゃんの言うモヤモヤする変な感じはたまに私もするから、タカちゃんとそれも一緒ならって思う....。
「寝っころがってみようぜ!」
ってタカちゃんが大の字に寝転がって「アンジュ、アンジュ見てみろよ上!天井!すげぇ!」
「....?なぁに?」
「ここ、ここに寝っころがれよ。」
タカちゃんが広げた右腕に来いってマットレスをポンポンッて叩く。
「こんなにベット広いのに隣に寝るの?」
「そ。うちの父さん、夜中に母さんに腕枕してるぜ?だから多分夫婦の寝方ッてやつだきっと。」
「そうなのかな?うちのお父さんもお母さんにしてるのかな?」
「夜中にこっそり覗いてみろよ。絶対してるから。夜中に覗くと、父さんと母さん真っ裸でベットに転がってる時あるぜ?」
「えー? 嘘だぁ。」
「マジマジ!部屋の中でベットがギシギシ言ってるときにこっそり覗いてみろよ。」
もう一度ポンポンってマットレスを叩いたタカちゃん。ちょっと照れ臭くてクスクス笑いながら私も寝転がってみる。
大きすぎるベットの真ん中でくっついて寝転がるのって変な感じ。
「ほら、アンジュ。上!凄くね?」
タカちゃんに促されて上を向くと、
ベットの上はベット全体が映る程の大きな鏡が天井一面に広がっていた。
「わぁ!こんな大きな鏡見たことない!」
「アンジュの姉ちゃんの宝物の手鏡よりくっきり映ってるなー。アンジュ!アンジュ!三つ編みほどいてみろよ。」
くいくいっとタカちゃんが私の髪の毛を引っ張って紐をほどいてしまった。
するするっと編み目に指を絡ませながらタカちゃんが私の髪の毛を広げていく。
「ほら、絵本のお姫様みたいだ。」
結んでいると私の髪は薄い茶色に見えるけど、ほどくと金色であまり量が多くない。結んでも結い上げてもボリュームが無くて自分でも好きではない部分だけど。
きつい編み方で波うつような跡がついてる髪の毛をタカちゃんが広げてるのが鏡に映る。
「俺、お前の髪の毛好きなんだぁ。絵本でさ、勇者が助けにいくお姫様の髪の色ってお前の髪の色だよなーってずっと思ってた。」
へへっとはにかんで笑うタカちゃん。
その笑顔は私までくすぐったい気持ちになっちゃう。
「なぁ、撫でていい?」
潜めた声でタカちゃんが私の髪を撫でる。そのまま、手が首から肩に降りて、撫でていく。
「タカちゃんくすぐったいよー。」
身を捩るとタカちゃんがガバッと起き上がって仰向けの私の上にのし掛かってきた。
「アンジュ....。いいよな?」
そう言いながら、タカちゃんの手がシャツのボタンに掛かる。
「え....?やだ、全部脱ぐの?やだよおかしいよそんなの....。」
「だって女の子っておっぱい出てくるんだろ?アンジュも出てきてるのか確認したい。」
プチップチッとボタンが外されてく。
「ん、出てきた?のかな?
...ねぇ、やだよ。脱いだら寒いよ?」
「だって俺と結婚の約束したじゃん。だから見せろってば。全部見せる約束だろ?」
「やだ!だって.....だってタカちゃんのおちんちんチラッと見えちゃっただけなのに!
なのに私だけ全部脱ぐの?それじゃおあいこじゃないもん!タカちゃんも脱いでよ!そしたら脱ぐよ!」
「おう!いいぜ!俺が脱いだらアンジュも脱がすからな?」
「なんなの?もー、今日のタカちゃんが不思議すぎるよ....。」
見たがるタカちゃんの強引さはいつも強引なタカちゃんのままだけど、どこか違う気がする。
パパっと上着とシャツを脱ぎ捨てていくタカちゃん。
ズボンも下着と一緒に脱ぎ捨てて、早く早くと、私の服にも手を掛けようとしてくるから、「じ、自分で出来るからッ....!」と払い落とす。
「え、タカちゃん....おまたに毛はえてるよ?それ、おヒゲ?」
「は?大人になってきた証って兄ちゃん言ってたぞ?アンジュにはねぇの?」
もじゃもじゃとおまたに毛が生えてて変なの。
私もズボンとパンツを脱いで、シャツの裾で太ももまで隠れてるのを確認しながら、ちょっと持ち上げる。
うん、つるつるだ。昨日お風呂に入ったときのままでちょっと安心。
「あー....なんだろ。やっぱり俺が脱がしたい。すげぇ胸の中モヤモヤする。やっぱり俺にボタン外させてくれないか?」
繋いでた手を離されて、その手が私の頬に触れてくる。
凄くそっと触れられて、いつも強引なタカちゃんじゃないみたい。
そのままタカちゃんの顔が傾きながら近付いて、そぉっと唇にキスされた。
ふにっ....と唇が合わさり、チュッと音がして、『あ、本当にチュッて音がするんだ』と思った。
柔らかくてふにっとしてて、でも弾力があって、そして温かくて。
自然と眼を閉じてタカちゃんの唇を感じていた。
どれだけそうしていたらいいのか解らなくて。
タカちゃんの上着の裾をすがり付く様にギュッと掴んでしまう。
タカちゃんの手が私の腰を支えて。
タカちゃんがどんどんのし掛かってくるから、背を反らす様にするしかなくて。
不安定な体勢と、タカちゃんの体温が熱くて、どうしたらいいのか解らなくなる。
唇を合わせたまま、タカちゃんが「なぁ....大人がするみたいにチューしていいか? 俺、すっげぇしてみたい。」って囁いた。
キスに大人のキスがあるの?
聞きたいのに唇が触れたまま話されて、こんな近くでお喋りしたことなんてないせいか、ドキドキが直らない。
なにも言えない私の唇にタカちゃんはそのまま舌先で私の唇をゆっくり舐めて下唇、上唇となぞる様に動く。
なんだか背中がゾクゾクっとして、体の中に熱が籠るみたいに熱くなっていく。
「アンジュ。舌、出して。」
ペロリと舐めてはタカちゃんの唇が私の唇を大きく覆ってクチュクチュと音をさせながら舐められていく。
これが大人のキスなの?
こんなのしてたら、これから先ずっと頭のなかがタカちゃんでいっぱいになっちゃう。
チュッ、チュック、チュッ、チュッと音を耳が拾う度にゾクゾクが溜まって、胸の先っぽがジクジクしてムズムズする。なんだか怖い。
『もう止めよう?』って言いたくて口を開いた瞬間、タカちゃんの舌が私の舌に触れて、ジュッと強く吸われた。
「ほら、これが大人のチュー。これ....すげぇな?兄ちゃんがいっつも水車小屋でアンジュの姉ちゃんとしてるの俺、知ってんだ。気持ちくてヤベェ。 なぁ....もっとしていい?」
「ダ、ダメ!なんかっ、これ私、変になる!止めよう?タカちゃん....。」
「ちぇっ。....まぁいいや。今日は初めての練習だしな。また練習しようぜ。それより、約束....忘れてねぇよな?」
ギラッとした光がタカちゃんの眼に宿ってて、なのに物凄く優しい眼で私を見る。
まださっきのキスで息が整わないのに。「ここじゃ....やだ....」って言った私の声が震えてるのに。
「あれだろ?上の部屋。」
ってだけ言って、タカちゃんが私を引っ張って先を歩いて。
広間を抜けてひとつの螺旋を描く階段を登っていく。
階段を登る度に心臓の音が跳ね上がってどうしてか足まで震えが止まらない。
見せるの?
私、自分ですら見たことないのに....?
お嫁さんになるって、そういう事なの?
わからないけど、どうしてここまで“あそこを見る”事にタカちゃんが執着してるの?
それは後で村の子どもたちのまとめ役のお兄ちゃん達にバレたら怒られたりしないことなの?
そもそも教会に無断で入ったりして、それだって怒られるかもしれない....。
「やっぱり....やだぁ....」
タカちゃんと繋いだ手をちょっと引っ張って、伝えると泣きそうな声が出た。
「俺、アンジュの女の子な場所をちゃんと知りたい。知ったらきっと....なんか解りそうなんだ。
俺、ずっと赤ちゃんの頃からアンジュと居るのにさ、最近アンジュと居ると意地悪したくなったり、触りたくなったり、ギュッてしたくなったり、イライラしたりするんだ。この変な気持ち、さっきの....お前のションベンするの見たときとかさ、チューした時にすっげぇ変な感じしてた。多分見たら解る、そんな気がする。
俺、アンジュとずっと一緒にこれからも居たい。だからアンジュ、どうしても見せてほしい。」
階段を登りきった時に、タカちゃんが私の三つ編みにした髪の毛をツンツンと引っ張りながら、繋いだ手を指と指を絡めるみたいに繋ぎ直して、凄く穏やかな声で私に向き合う。
いつもの大きな声ではなくて、囁くみたいな声で。
「絶対お前と、ずっと一緒に居たい。絶対嫁にする。
だから頼むアンジュリカ。お前の女の子の証を俺に見せてくれ。」
二階に上がると、部屋のドアはひとつしかなくて、その扉を開けると、日焼けしないように重いカーテンが窓に掛けられていて、部屋は薄墨みたいな暗さと、それでも洩れてくる隙間からの光でぼんやりと明るい広い部屋の真ん中に見たことがないくらい大きすぎるベットがあった。
マットレスの上にも埃避けと日に焼けない様に布が敷かれてて、ベットを囲む天蓋の透ける様な布もドレープを保つように綺麗に端の方に纏めて結わい付けてある。
その纏まった薄桃色の天蓋の布から見えるベットはどこかのお姫様のベットみたい。
「わぁ....本当にお姫様のベットみたい....。」
「アンジュ、これ掛けてあるの外すから、このベットのカーテンみたいなの、してやろうか?アンジュ好きだろ?こういうお姫様みたいなの。」
タカちゃんがベットの上の埃避けを外すと、うっすらと舞い上がる塵が隙間からの光でキラキラと宙を舞う。
「ほら、来いよ。」
ニッと笑ってタカちゃんがベットの上に靴を脱いで上がって、おいでって手を伸ばしてくる。
私もベットの天蓋のカーテンの中からの景色をみたい。さっきまで凄く怖かったけど、タカちゃんがそんな風に感じてたんだって知ったら、怖いのが少しだけ和らいだ気がする。
ドキドキは凄くしたままだけど、ちょっとだけサッと見るだけって言ってたし....恥ずかしいし、どうしようってまだ思うけど、それでも私もずっとタカちゃんと居たいから。
タカちゃんの言うモヤモヤする変な感じはたまに私もするから、タカちゃんとそれも一緒ならって思う....。
「寝っころがってみようぜ!」
ってタカちゃんが大の字に寝転がって「アンジュ、アンジュ見てみろよ上!天井!すげぇ!」
「....?なぁに?」
「ここ、ここに寝っころがれよ。」
タカちゃんが広げた右腕に来いってマットレスをポンポンッて叩く。
「こんなにベット広いのに隣に寝るの?」
「そ。うちの父さん、夜中に母さんに腕枕してるぜ?だから多分夫婦の寝方ッてやつだきっと。」
「そうなのかな?うちのお父さんもお母さんにしてるのかな?」
「夜中にこっそり覗いてみろよ。絶対してるから。夜中に覗くと、父さんと母さん真っ裸でベットに転がってる時あるぜ?」
「えー? 嘘だぁ。」
「マジマジ!部屋の中でベットがギシギシ言ってるときにこっそり覗いてみろよ。」
もう一度ポンポンってマットレスを叩いたタカちゃん。ちょっと照れ臭くてクスクス笑いながら私も寝転がってみる。
大きすぎるベットの真ん中でくっついて寝転がるのって変な感じ。
「ほら、アンジュ。上!凄くね?」
タカちゃんに促されて上を向くと、
ベットの上はベット全体が映る程の大きな鏡が天井一面に広がっていた。
「わぁ!こんな大きな鏡見たことない!」
「アンジュの姉ちゃんの宝物の手鏡よりくっきり映ってるなー。アンジュ!アンジュ!三つ編みほどいてみろよ。」
くいくいっとタカちゃんが私の髪の毛を引っ張って紐をほどいてしまった。
するするっと編み目に指を絡ませながらタカちゃんが私の髪の毛を広げていく。
「ほら、絵本のお姫様みたいだ。」
結んでいると私の髪は薄い茶色に見えるけど、ほどくと金色であまり量が多くない。結んでも結い上げてもボリュームが無くて自分でも好きではない部分だけど。
きつい編み方で波うつような跡がついてる髪の毛をタカちゃんが広げてるのが鏡に映る。
「俺、お前の髪の毛好きなんだぁ。絵本でさ、勇者が助けにいくお姫様の髪の色ってお前の髪の色だよなーってずっと思ってた。」
へへっとはにかんで笑うタカちゃん。
その笑顔は私までくすぐったい気持ちになっちゃう。
「なぁ、撫でていい?」
潜めた声でタカちゃんが私の髪を撫でる。そのまま、手が首から肩に降りて、撫でていく。
「タカちゃんくすぐったいよー。」
身を捩るとタカちゃんがガバッと起き上がって仰向けの私の上にのし掛かってきた。
「アンジュ....。いいよな?」
そう言いながら、タカちゃんの手がシャツのボタンに掛かる。
「え....?やだ、全部脱ぐの?やだよおかしいよそんなの....。」
「だって女の子っておっぱい出てくるんだろ?アンジュも出てきてるのか確認したい。」
プチップチッとボタンが外されてく。
「ん、出てきた?のかな?
...ねぇ、やだよ。脱いだら寒いよ?」
「だって俺と結婚の約束したじゃん。だから見せろってば。全部見せる約束だろ?」
「やだ!だって.....だってタカちゃんのおちんちんチラッと見えちゃっただけなのに!
なのに私だけ全部脱ぐの?それじゃおあいこじゃないもん!タカちゃんも脱いでよ!そしたら脱ぐよ!」
「おう!いいぜ!俺が脱いだらアンジュも脱がすからな?」
「なんなの?もー、今日のタカちゃんが不思議すぎるよ....。」
見たがるタカちゃんの強引さはいつも強引なタカちゃんのままだけど、どこか違う気がする。
パパっと上着とシャツを脱ぎ捨てていくタカちゃん。
ズボンも下着と一緒に脱ぎ捨てて、早く早くと、私の服にも手を掛けようとしてくるから、「じ、自分で出来るからッ....!」と払い落とす。
「え、タカちゃん....おまたに毛はえてるよ?それ、おヒゲ?」
「は?大人になってきた証って兄ちゃん言ってたぞ?アンジュにはねぇの?」
もじゃもじゃとおまたに毛が生えてて変なの。
私もズボンとパンツを脱いで、シャツの裾で太ももまで隠れてるのを確認しながら、ちょっと持ち上げる。
うん、つるつるだ。昨日お風呂に入ったときのままでちょっと安心。
「あー....なんだろ。やっぱり俺が脱がしたい。すげぇ胸の中モヤモヤする。やっぱり俺にボタン外させてくれないか?」
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