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第二章
第7話 二対一
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カイルが剣を構えると無名は片手をレイオールへと向けた。
一人では勝ち目などない。
だが二人ならとレイオールにバフをかけるつもりであった。
「風の如く力の加護」
速さと力を強化するとレイオールは頷き戦闘態勢を取った。
片手はナイフ、もう片方は魔法陣を生成し腰を落とした。
レイオールは近接戦闘と魔法での中距離戦闘を可能とする万能タイプだった。
無名のバフにより強化されたレイオールが足を踏み出すと地面に窪みを作りカイルへと迫る。
「……烈風の弾丸」
片手で弾幕を張りながらナイフを突き刺そうとカイルの懐へ飛び込んだレイオールは目を見開いた。
さっきまでそこにいたカイルの姿は既になく、あるのは木人形と化したカイルだった。
「……どこに――」
「レイオール!右です!」
後方から支援の為魔法の発動準備に入っていた無名が声を荒げる。
レイオールが視線を右にズラすと姿をくらましたはずのカイルが剣を振り下ろそうとする瞬間が視界に入った。
「……いつの間に」
咄嗟に飛び退いたレイオールだったが、弾幕を張る為突き出していた右腕に軽い傷を負う。
「私は錬金術師だよ?これくらい朝飯前さ」
「錬金術師は生成を得意とするはずです!レイオール、足を止めては――」
「いや、遅いね。鉄剣生成」
無名がやられた時のように足を止めれば足元から剣が突き出てくると予測したが、レイオールが動く前にカイルがワードを口にする。
「……クッ」
すんでの所で躱したとはいえ脇腹を掠ったせいでじんわりと服に血が滲む。
「白亜の雷槍!」
レイオールが傷を負うと同時に無名が魔法を放った。
一直線に飛来する雷槍をカイルはチラ見すると片足で地面を一度だけ叩いた。
すると魔法名を口にしていないのにも関わらず、無名の魔法は突如出現した土壁に阻まれ霧散した。
「直線的な攻撃は当たらないよ?」
土壁が出現する速度も異常だが、無詠唱で魔法を発動するのは初見であった無名は悔しそうに歯軋りをした。
カイルは格上であると分かっていたはずなのに、魔法の発動には必ず魔法名を口にするだろうと思い込んだ結果だった。
「……よそ見するのは感心しないな」
無名へと意識をとられていたカイルは先程脇腹に傷を負い距離を取ったレイオールがナイフ片手に迫っていた。
「おっと!」
カイルはそれを軽々剣で弾くとまた足で地面を叩いた。
今度は剣ではなく石柱が出現し不意を突かれたレイオールはそのまま吹き飛ばされた。
「レイオール!くそっ!ならばこれで!白亜の雷槍!」
直線的な攻撃は防げても空から降り注ぐ何十もの雷槍は防げないだろうと無名が両手を掲げ魔法を発動する。
「遅い!大魔法は発動までに遅延があると習わなかったのかい?」
指南ともとれるカイルの言葉に無名はしまったと焦りの表情を浮かべた。
「雷撃裂爪!」
カイルが剣を地面に突き刺すと幾本もの鋭利で巨大な爪が無名の足元から突出し心臓を貫かんと迫った。
無名は即座に魔法発動をキャンセルし後方へと飛び退くが、突出する爪の速度が上回り腕や足、胴と貫かれ血を噴き出しながら数メートル吹き飛ばされた。
「くそ……」
痛みを堪えながら立ち上がりカイルへと手を向ける無名だったがカイルは首を振り手に持っていた鉄の剣を消した。
「全然駄目だねぇ。数的優位なのに全然活かせていない」
「レイオールにはバフ魔法を掛けていました」
「それだけじゃ私に傷を負わせるなんて何年かかるだろうね?」
カイルの言う通り無名がバフ魔法を掛けた所でレイオールとでは実力の差がありすぎた。
終始圧倒され血塗れになる結果は当然といえるだろう。
「これじゃあまだ指南してあげるレベルにすら達していないね」
「もう一度……チャンスを下さい」
「いいよ」
無名は悔しそうにダメ元で頭を下げたが、カイルから返ってきた言葉には呆気にとられてしまった。
即答かつチャンスをくれると言うカイルが何を考えているのか分からず、頼んでいる身でありながら何とも言えない目つきを向ける。
「まあまあそんな目をしないでくれよ。私は別に鬼じゃないんだ。でも私から教わるならせめて最低限の実力を身に着けていて欲しいんだよね」
カイルは嫌がらせの為に二人を痛ぶっているわけではなかった。
カイルの指南はかなり厳しく、過去に見てやった勇者も泣き叫んだ程である。
その経験があったからこそ、最低限着いてこられる実力は持ち合わせていて欲しかったのだ。
それに、この試験にはもう一つの目的があった。
それは無名とレイオールの協調性を見極める事。
良く言えば一匹狼だが、それではいずれ来たる魔国との戦いで命を落とすだろう。
どれだけ鍛え魔族をも超える魔力を持ち合わせていても、人外と呼ばれるまでに剣の腕を磨いても高位魔族や魔神は別格なのだ。
所詮は人族、エルフ族であり魔族とは根本的に生態的性能に差があった。
それを埋められるのは仲間との協力が必至。
魔族は自身の力に驕り、徒党を組むという事は殆どしない。
そこを突くことができれば魔国との戦いでも善戦できるだろうとカイルは考えていた。
「無名君、レイオール。明日もう一度ここに来るといいよ。再試験といこうじゃないか。男ならリベンジマッチは嫌いじゃないだろう?」
嫌らしく笑うカイルに無名とレイオールは顔を見合わせ覚悟を決める。
焚き付けられているような気もしたが、これほど隔絶した力を持つカイルから教われるのなら何としても学びたかった。
レイオールも魔力量だけはエルフ一族でもトップクラスであり、少し驕りもあった。
自分は他者とは違う。
だから細密な魔法操作の技術はなくてもいいと。
しかしそれではいつか大切な存在を失う事になる。
無名と力を合わせれば一撃くらいは入れられる、そう信じて明日に臨むことにした。
カイルが去ると無名は深い溜め息をつく。
それなりに協力したつもりだったが、カイル相手では何の足しにもならなかった。
レイオールも魔法使いでありながら接近戦ができるという優秀なエルフ。
無名も自身の魔力量や扱える魔法は世界でも上から数えた方が早いだろうという自負があった。
実際圧倒され手足は血塗れ、レイオールも怪我を負った。
明日に備えて作戦を立てなければならないと無名は自分の傷を治しながらレイオールへと顔を向けた。
「レイオール、明日の作戦ですが何か良い案はありますか?」
「……今度は立場を変えてみるのはどうだ」
無名が攻めてレイオールが後方支援に徹する。
無名も同じ事を考えていたのか、満足そうな顔で頷いた。
「そうしましょう。僕もそれなりに剣は扱えますので」
「……流石は勇者」
その後は、二人してログハウスの中であーでもないこーでもないと夜が明けるまで話し合っていた。
――――――
無名達と別れたカイルは自宅の地下室で独り言を呟く。
「いい兆候じゃないかな?二人とも協調性の無さがネックだったし、それが原因ですれ違いを起こしていたんだろうね」
無名は王国と、レイオールは集落のみんなと。
協調性があれば、もう少し違った結果が生まれていたかもしれない。
今回の試験は二人で協力できていたとはいえまだまだカイルから見れば足りなかった。
それでも協調性の無い二人が協力してカイルに挑んだ事は大きな成長といえるだろう。
「まあこのまま上手くいけば近い内に命の重さも理解してくれるだろうしね」
小さな瓶をゆっくり振りながらブツブツと呟く。
瓶の中には紫色の液体が入っており、何らかの研究をしているのは明白だった。
「うーん、それにしても案外上手くいくもんだね。まさか森に火を放った犯人が私だとは夢にも思わないだろうし」
カイルはそう呟くと無い片腕を付け根をさすって小さく笑った。
一人では勝ち目などない。
だが二人ならとレイオールにバフをかけるつもりであった。
「風の如く力の加護」
速さと力を強化するとレイオールは頷き戦闘態勢を取った。
片手はナイフ、もう片方は魔法陣を生成し腰を落とした。
レイオールは近接戦闘と魔法での中距離戦闘を可能とする万能タイプだった。
無名のバフにより強化されたレイオールが足を踏み出すと地面に窪みを作りカイルへと迫る。
「……烈風の弾丸」
片手で弾幕を張りながらナイフを突き刺そうとカイルの懐へ飛び込んだレイオールは目を見開いた。
さっきまでそこにいたカイルの姿は既になく、あるのは木人形と化したカイルだった。
「……どこに――」
「レイオール!右です!」
後方から支援の為魔法の発動準備に入っていた無名が声を荒げる。
レイオールが視線を右にズラすと姿をくらましたはずのカイルが剣を振り下ろそうとする瞬間が視界に入った。
「……いつの間に」
咄嗟に飛び退いたレイオールだったが、弾幕を張る為突き出していた右腕に軽い傷を負う。
「私は錬金術師だよ?これくらい朝飯前さ」
「錬金術師は生成を得意とするはずです!レイオール、足を止めては――」
「いや、遅いね。鉄剣生成」
無名がやられた時のように足を止めれば足元から剣が突き出てくると予測したが、レイオールが動く前にカイルがワードを口にする。
「……クッ」
すんでの所で躱したとはいえ脇腹を掠ったせいでじんわりと服に血が滲む。
「白亜の雷槍!」
レイオールが傷を負うと同時に無名が魔法を放った。
一直線に飛来する雷槍をカイルはチラ見すると片足で地面を一度だけ叩いた。
すると魔法名を口にしていないのにも関わらず、無名の魔法は突如出現した土壁に阻まれ霧散した。
「直線的な攻撃は当たらないよ?」
土壁が出現する速度も異常だが、無詠唱で魔法を発動するのは初見であった無名は悔しそうに歯軋りをした。
カイルは格上であると分かっていたはずなのに、魔法の発動には必ず魔法名を口にするだろうと思い込んだ結果だった。
「……よそ見するのは感心しないな」
無名へと意識をとられていたカイルは先程脇腹に傷を負い距離を取ったレイオールがナイフ片手に迫っていた。
「おっと!」
カイルはそれを軽々剣で弾くとまた足で地面を叩いた。
今度は剣ではなく石柱が出現し不意を突かれたレイオールはそのまま吹き飛ばされた。
「レイオール!くそっ!ならばこれで!白亜の雷槍!」
直線的な攻撃は防げても空から降り注ぐ何十もの雷槍は防げないだろうと無名が両手を掲げ魔法を発動する。
「遅い!大魔法は発動までに遅延があると習わなかったのかい?」
指南ともとれるカイルの言葉に無名はしまったと焦りの表情を浮かべた。
「雷撃裂爪!」
カイルが剣を地面に突き刺すと幾本もの鋭利で巨大な爪が無名の足元から突出し心臓を貫かんと迫った。
無名は即座に魔法発動をキャンセルし後方へと飛び退くが、突出する爪の速度が上回り腕や足、胴と貫かれ血を噴き出しながら数メートル吹き飛ばされた。
「くそ……」
痛みを堪えながら立ち上がりカイルへと手を向ける無名だったがカイルは首を振り手に持っていた鉄の剣を消した。
「全然駄目だねぇ。数的優位なのに全然活かせていない」
「レイオールにはバフ魔法を掛けていました」
「それだけじゃ私に傷を負わせるなんて何年かかるだろうね?」
カイルの言う通り無名がバフ魔法を掛けた所でレイオールとでは実力の差がありすぎた。
終始圧倒され血塗れになる結果は当然といえるだろう。
「これじゃあまだ指南してあげるレベルにすら達していないね」
「もう一度……チャンスを下さい」
「いいよ」
無名は悔しそうにダメ元で頭を下げたが、カイルから返ってきた言葉には呆気にとられてしまった。
即答かつチャンスをくれると言うカイルが何を考えているのか分からず、頼んでいる身でありながら何とも言えない目つきを向ける。
「まあまあそんな目をしないでくれよ。私は別に鬼じゃないんだ。でも私から教わるならせめて最低限の実力を身に着けていて欲しいんだよね」
カイルは嫌がらせの為に二人を痛ぶっているわけではなかった。
カイルの指南はかなり厳しく、過去に見てやった勇者も泣き叫んだ程である。
その経験があったからこそ、最低限着いてこられる実力は持ち合わせていて欲しかったのだ。
それに、この試験にはもう一つの目的があった。
それは無名とレイオールの協調性を見極める事。
良く言えば一匹狼だが、それではいずれ来たる魔国との戦いで命を落とすだろう。
どれだけ鍛え魔族をも超える魔力を持ち合わせていても、人外と呼ばれるまでに剣の腕を磨いても高位魔族や魔神は別格なのだ。
所詮は人族、エルフ族であり魔族とは根本的に生態的性能に差があった。
それを埋められるのは仲間との協力が必至。
魔族は自身の力に驕り、徒党を組むという事は殆どしない。
そこを突くことができれば魔国との戦いでも善戦できるだろうとカイルは考えていた。
「無名君、レイオール。明日もう一度ここに来るといいよ。再試験といこうじゃないか。男ならリベンジマッチは嫌いじゃないだろう?」
嫌らしく笑うカイルに無名とレイオールは顔を見合わせ覚悟を決める。
焚き付けられているような気もしたが、これほど隔絶した力を持つカイルから教われるのなら何としても学びたかった。
レイオールも魔力量だけはエルフ一族でもトップクラスであり、少し驕りもあった。
自分は他者とは違う。
だから細密な魔法操作の技術はなくてもいいと。
しかしそれではいつか大切な存在を失う事になる。
無名と力を合わせれば一撃くらいは入れられる、そう信じて明日に臨むことにした。
カイルが去ると無名は深い溜め息をつく。
それなりに協力したつもりだったが、カイル相手では何の足しにもならなかった。
レイオールも魔法使いでありながら接近戦ができるという優秀なエルフ。
無名も自身の魔力量や扱える魔法は世界でも上から数えた方が早いだろうという自負があった。
実際圧倒され手足は血塗れ、レイオールも怪我を負った。
明日に備えて作戦を立てなければならないと無名は自分の傷を治しながらレイオールへと顔を向けた。
「レイオール、明日の作戦ですが何か良い案はありますか?」
「……今度は立場を変えてみるのはどうだ」
無名が攻めてレイオールが後方支援に徹する。
無名も同じ事を考えていたのか、満足そうな顔で頷いた。
「そうしましょう。僕もそれなりに剣は扱えますので」
「……流石は勇者」
その後は、二人してログハウスの中であーでもないこーでもないと夜が明けるまで話し合っていた。
――――――
無名達と別れたカイルは自宅の地下室で独り言を呟く。
「いい兆候じゃないかな?二人とも協調性の無さがネックだったし、それが原因ですれ違いを起こしていたんだろうね」
無名は王国と、レイオールは集落のみんなと。
協調性があれば、もう少し違った結果が生まれていたかもしれない。
今回の試験は二人で協力できていたとはいえまだまだカイルから見れば足りなかった。
それでも協調性の無い二人が協力してカイルに挑んだ事は大きな成長といえるだろう。
「まあこのまま上手くいけば近い内に命の重さも理解してくれるだろうしね」
小さな瓶をゆっくり振りながらブツブツと呟く。
瓶の中には紫色の液体が入っており、何らかの研究をしているのは明白だった。
「うーん、それにしても案外上手くいくもんだね。まさか森に火を放った犯人が私だとは夢にも思わないだろうし」
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