40 / 98
ジョージの真相
「実は僕は、前国王の息子なんだ」
え?
ええッ?
いきなり爆弾発言かよッ!
高貴な貴族だとは思っていたが、いきなりぶっ飛んだな。
クロードは黙ったまま体勢も変えない。
ジョージが自分の秘密を私に話すのが気に入らないのか?
「それなりの貴族だとは思ってましたけど。でもそんな身分の方が、なぜ辺境伯家にいそうろ……住んでいるんですか?」
言い直したところで、もうほとんど居候と言ってしまったけどね。
「それは、僕の出自に関係があるんだ」
クロードは益々機嫌が悪くなっている気がする。
「あのぉ、無理に話さなくていいですよ?」
別にジョージに興味ないし。
「いや、聞いてくれ!フィリシアに知って欲しいんだ!」
ズイッとジョージは私に近付いてきたので、私は反射的に後ろに下がった。
な、なんなんだ?
どうして私に知って欲しいんだ?
分からぬ。
「私が邪魔なら出て行くが」
不機嫌なクロードは、私とジョージを置いて行こうとするので、私は咄嗟にクロードの腕を握った。
「クロード様もここにいてください!」
「……ああ」
なんか口元がニヤけた?
もしかして、ジョージが私に秘密を話すことへの嫉妬か?
ったく、どんだけ私を好きなんだよ!
コホンと、ジョージが咳払いをした。
「続けていいか?あまり遅くなると夕方になってしまう」
「それは困ります!早目でお願いします!」
ただでさえ、仕事をサボってここにいて後で怒られるだろうし、洗濯物を取り込まなくてはならないんだから!
「なんか、深刻な話をしようと思ったんだけど拍子抜けだな。まあ、良いけど」
ジョージは、自分が思い描いていたシチュエーションと違うらしく、拗ねる様に髪を掻いた。
「続けるよ」
私は早く終われと思いながら仕方なく頷いた。
「僕がこの辺境伯家に来たのは、僕の母が下級の侍女だったからだ。下級の侍女は下働きが主な仕事のため、王族の目に触れる機会は少ない。それなのに、僕を身籠ってしまったから」
「下級?」
「ああ。妃以外で国王のお手付きになるのは、上級の侍女と決まっている。侍女と言っても上級となれば、伯爵家以上の令嬢たちばかりだからね」
あー。
そこが上級と下級の違いか。
「僕の母親は、どこかで国王の目に触れて、お手付きとなった。そして僕を出産したことで命を失った」
「何故?殺されたのか?あ、殺されてしまったのですか?」
ついウォーレンになっちまう。
クロードは、私が言い直すとクスッと笑った。
「産後の肥立ちが悪かったと聞く。母が僕を出産したのは15だったし」
若い。
この時代じゃ医療も発達してないし、出産で命を落としても不思議はないのか。
「母は僕を妊娠した時から、国王を誑かしたと言われ続けていた様だ」
一国の王が、15の女に簡単に誑かされるほど若い年だったのか?
「前国王はその当時何歳だったんですか?」
「38だった」
おいおいおいッ!
まだ14、5の娘が、成人した国王を誑かせるわけがない。
そもそも親子ほど歳が離れてるじゃないかッ!
逆に手籠にされた可能性だってある。
「僕も産まれるまで、国王の子ではないと言われていた様だけど、生まれた時に僕を見て、誰もが国王の子と認めざるを得なかった」
どう言うことだ?
そんなに前国王に似ていたのか?
「僕の瞳をよく見て」
瞳?
あれ?
瞳の色が、茶色というよりオレンジ色に近い。
こんな色の瞳、初めて見た。
「王族の瞳の色さ。王族の男子は皆、その瞳を持つ」
クロードが答えてくれた。
そう言うことか。
それが王族の証なのか。
「それでも周りは認めたくなかったんだろう。僕は邪魔な存在だった。だから僕は産まれてすぐ、この辺境伯家に助けてもらった」
「その当時、私の父が国王に進言したんだ。ジョージをそのまま王室で育てるより、王都から離れたこの辺境ならば、ジョージを守れると」
前国王としても、息子を守るための決断だったのかな。
「それでも4年前までは、年に一度は王都の父の生誕祭に、息子として出ない訳には行かなかった」
行ったところで、良い思い出は無いのだろうな。
「行けば必ず、現国王や腹違いの兄弟以外の、その母親達や取り巻きの貴族達に、母が国王を誑かしたと言われ続けた」
そうか。
前国王が死んだのは4年前か。
でも、現国王や兄弟は、まだ親身になってくれたみたいじゃない。
「なんとなく事情は分かりました」
しかし、自分だって母親が悪く言われて嫌だったくせに、私に対してそう思うか?
普通、夜伽相手となった私に、同情する立場じゃないのか?
「でもご自身だって、お母様があらぬ疑いを掛けられて嫌な思いをしたのに、どうして私がクロード様を誑かしたと思ったんですか?」
「それは、お前があまりにも太々しかったから」
ちょッ!
確かに私は太々しいかも知んないけどさ!
「お前は母と年も一つしか違わない。もしかして僕の母も、本当は周りが言う様に、国王を誑かしたのかと思ったら」
それで私と自分の母親を重ねたのか。
まあ、ジョージに同情の余地はあるけどね。
夜伽相手と婚約者が揉めている所を見たら、勘違いしても仕方ないけどさ。
「でも、フィリシアを知って、僕は母の事も信じられる気持ちになったんだ!どこかで周りの言う事に流されそうになったけど、フィリシアがクロードに対して、尊敬の気持ちしかないと知って!」
「私はずっと、母君の悪い噂を信じるなと言い続けてきたんだけどね」
拗ねた口調でクロードはジョージに抗議する。
「すまない。僕は母を知らないし、前国王からも母の話を聞いたことがなかったから」
ジョージも両親の愛情を知らずに育ったのか。
まるでフィリシアと私の様だな。
「僕の話はこれで全てだ。本当にフィリシアには悪い事をした。すまない」
もう何度目かの、頭を深々と下げての謝罪に、私ももうジョージに腹を立てる理由も無くなった。
「頭を上げてください。理由は良く分かりました」
「じゃあ、僕ともクロードの様に仲良くしてくれる?」
ジョージはキラキラした目で私を見る。
この美しい顔面に、普通の女子なら問答無用で惚れるな。
しかしコイツ、確かクロードより2歳下と言っていたから、23ぐらいだったよな?
なんだか、幼稚と言うか、子供が大人になったと言うか。
「僕はフィリシアと仲良くなりたい!」
別に仲良くしたいとは思わんが、仲良くしたいと思う相手を拒否するつもりもない。
「私に対しての、わだかまりが無くなったのであれば」
その代わり、もう面倒くさい事を言うなよ。
「もちろんだよ!」
ジョージが私の手を握ろうと手を伸ばしてきたが、私はスッとそれを避けた。
同時にクロードも、ジョージの手を私から防ごうと出していたので、クロードの手をジョージが握ってしまった。
「……」
「……」
「さ、さあ、話も終わった事だし、私はお洗濯物を取り込まないと!お先に失礼します」
無言でバツの悪そうな2人を置いて、私は屋敷へと走った。
え?
ええッ?
いきなり爆弾発言かよッ!
高貴な貴族だとは思っていたが、いきなりぶっ飛んだな。
クロードは黙ったまま体勢も変えない。
ジョージが自分の秘密を私に話すのが気に入らないのか?
「それなりの貴族だとは思ってましたけど。でもそんな身分の方が、なぜ辺境伯家にいそうろ……住んでいるんですか?」
言い直したところで、もうほとんど居候と言ってしまったけどね。
「それは、僕の出自に関係があるんだ」
クロードは益々機嫌が悪くなっている気がする。
「あのぉ、無理に話さなくていいですよ?」
別にジョージに興味ないし。
「いや、聞いてくれ!フィリシアに知って欲しいんだ!」
ズイッとジョージは私に近付いてきたので、私は反射的に後ろに下がった。
な、なんなんだ?
どうして私に知って欲しいんだ?
分からぬ。
「私が邪魔なら出て行くが」
不機嫌なクロードは、私とジョージを置いて行こうとするので、私は咄嗟にクロードの腕を握った。
「クロード様もここにいてください!」
「……ああ」
なんか口元がニヤけた?
もしかして、ジョージが私に秘密を話すことへの嫉妬か?
ったく、どんだけ私を好きなんだよ!
コホンと、ジョージが咳払いをした。
「続けていいか?あまり遅くなると夕方になってしまう」
「それは困ります!早目でお願いします!」
ただでさえ、仕事をサボってここにいて後で怒られるだろうし、洗濯物を取り込まなくてはならないんだから!
「なんか、深刻な話をしようと思ったんだけど拍子抜けだな。まあ、良いけど」
ジョージは、自分が思い描いていたシチュエーションと違うらしく、拗ねる様に髪を掻いた。
「続けるよ」
私は早く終われと思いながら仕方なく頷いた。
「僕がこの辺境伯家に来たのは、僕の母が下級の侍女だったからだ。下級の侍女は下働きが主な仕事のため、王族の目に触れる機会は少ない。それなのに、僕を身籠ってしまったから」
「下級?」
「ああ。妃以外で国王のお手付きになるのは、上級の侍女と決まっている。侍女と言っても上級となれば、伯爵家以上の令嬢たちばかりだからね」
あー。
そこが上級と下級の違いか。
「僕の母親は、どこかで国王の目に触れて、お手付きとなった。そして僕を出産したことで命を失った」
「何故?殺されたのか?あ、殺されてしまったのですか?」
ついウォーレンになっちまう。
クロードは、私が言い直すとクスッと笑った。
「産後の肥立ちが悪かったと聞く。母が僕を出産したのは15だったし」
若い。
この時代じゃ医療も発達してないし、出産で命を落としても不思議はないのか。
「母は僕を妊娠した時から、国王を誑かしたと言われ続けていた様だ」
一国の王が、15の女に簡単に誑かされるほど若い年だったのか?
「前国王はその当時何歳だったんですか?」
「38だった」
おいおいおいッ!
まだ14、5の娘が、成人した国王を誑かせるわけがない。
そもそも親子ほど歳が離れてるじゃないかッ!
逆に手籠にされた可能性だってある。
「僕も産まれるまで、国王の子ではないと言われていた様だけど、生まれた時に僕を見て、誰もが国王の子と認めざるを得なかった」
どう言うことだ?
そんなに前国王に似ていたのか?
「僕の瞳をよく見て」
瞳?
あれ?
瞳の色が、茶色というよりオレンジ色に近い。
こんな色の瞳、初めて見た。
「王族の瞳の色さ。王族の男子は皆、その瞳を持つ」
クロードが答えてくれた。
そう言うことか。
それが王族の証なのか。
「それでも周りは認めたくなかったんだろう。僕は邪魔な存在だった。だから僕は産まれてすぐ、この辺境伯家に助けてもらった」
「その当時、私の父が国王に進言したんだ。ジョージをそのまま王室で育てるより、王都から離れたこの辺境ならば、ジョージを守れると」
前国王としても、息子を守るための決断だったのかな。
「それでも4年前までは、年に一度は王都の父の生誕祭に、息子として出ない訳には行かなかった」
行ったところで、良い思い出は無いのだろうな。
「行けば必ず、現国王や腹違いの兄弟以外の、その母親達や取り巻きの貴族達に、母が国王を誑かしたと言われ続けた」
そうか。
前国王が死んだのは4年前か。
でも、現国王や兄弟は、まだ親身になってくれたみたいじゃない。
「なんとなく事情は分かりました」
しかし、自分だって母親が悪く言われて嫌だったくせに、私に対してそう思うか?
普通、夜伽相手となった私に、同情する立場じゃないのか?
「でもご自身だって、お母様があらぬ疑いを掛けられて嫌な思いをしたのに、どうして私がクロード様を誑かしたと思ったんですか?」
「それは、お前があまりにも太々しかったから」
ちょッ!
確かに私は太々しいかも知んないけどさ!
「お前は母と年も一つしか違わない。もしかして僕の母も、本当は周りが言う様に、国王を誑かしたのかと思ったら」
それで私と自分の母親を重ねたのか。
まあ、ジョージに同情の余地はあるけどね。
夜伽相手と婚約者が揉めている所を見たら、勘違いしても仕方ないけどさ。
「でも、フィリシアを知って、僕は母の事も信じられる気持ちになったんだ!どこかで周りの言う事に流されそうになったけど、フィリシアがクロードに対して、尊敬の気持ちしかないと知って!」
「私はずっと、母君の悪い噂を信じるなと言い続けてきたんだけどね」
拗ねた口調でクロードはジョージに抗議する。
「すまない。僕は母を知らないし、前国王からも母の話を聞いたことがなかったから」
ジョージも両親の愛情を知らずに育ったのか。
まるでフィリシアと私の様だな。
「僕の話はこれで全てだ。本当にフィリシアには悪い事をした。すまない」
もう何度目かの、頭を深々と下げての謝罪に、私ももうジョージに腹を立てる理由も無くなった。
「頭を上げてください。理由は良く分かりました」
「じゃあ、僕ともクロードの様に仲良くしてくれる?」
ジョージはキラキラした目で私を見る。
この美しい顔面に、普通の女子なら問答無用で惚れるな。
しかしコイツ、確かクロードより2歳下と言っていたから、23ぐらいだったよな?
なんだか、幼稚と言うか、子供が大人になったと言うか。
「僕はフィリシアと仲良くなりたい!」
別に仲良くしたいとは思わんが、仲良くしたいと思う相手を拒否するつもりもない。
「私に対しての、わだかまりが無くなったのであれば」
その代わり、もう面倒くさい事を言うなよ。
「もちろんだよ!」
ジョージが私の手を握ろうと手を伸ばしてきたが、私はスッとそれを避けた。
同時にクロードも、ジョージの手を私から防ごうと出していたので、クロードの手をジョージが握ってしまった。
「……」
「……」
「さ、さあ、話も終わった事だし、私はお洗濯物を取り込まないと!お先に失礼します」
無言でバツの悪そうな2人を置いて、私は屋敷へと走った。
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
「ご褒美ください」とわんこ系義弟が離れない
橋本彩里(Ayari)
恋愛
六歳の時に伯爵家の養子として引き取られたイーサンは、年頃になっても一つ上の義理の姉のミラが大好きだとじゃれてくる。
そんななか、投資に失敗した父の借金の代わりにとミラに見合いの話が浮上し、義姉が大好きなわんこ系義弟が「ご褒美ください」と迫ってきて……。
1~2万文字の短編予定→中編に変更します。
いつもながらの溺愛執着ものです。
身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される
絵麻
恋愛
桐島花は父が病没後、継母義妹に虐げられて、使用人同然の生活を送っていた。
父の財産も尽きかけた頃、義妹に縁談が舞い込むが継母は花を嫁がせた。
理由は多額の結納金を手に入れるため。
相手は二十五歳も歳上の、海軍の大佐だという。
放り出すように、嫁がされた花を待っていたものは。
地味で冴えないと卑下された日々、花の真の力が時東邸で活かされる。
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
巨乳のメイドは庭師に夢中
さねうずる
恋愛
ピンクブロンドの派手な髪と大きすぎる胸であらぬ誤解を受けることの多いピンクマリリン。メイドとして真面目に働いているつもりなのにいつもクビになってしまう。初恋もまだだった彼女がやっとの思いで雇ってもらえたお屋敷にいたのは、大きくて無口な庭師のエバンスさん。彼のことが気になる彼女は、、、、
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?