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リアルお医者さんごっこ
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次の日のお昼近くに真冬からメールが来ていた。気がついたのは昼休みだった。
病院でレントゲンを撮ったが特に他の疾患は見つからず、やはりギックリ腰だと言われて湿布と痛み止めをもらった。
夕方までには帰ると分かり蓮見もホッとした。
昼はコンビニで買ってきたサンドイッチとパスタを食べて、早く夕方にならないかなと楽しみだった。
真冬が蓮見の家に戻ったのは、4時過ぎだった。
流石に1日で部屋は汚れていなかったが、食べ終わったコンビニのゴミを見て、蓮見らしいと笑ってしまった。
自分の部屋に戻ると、蓮見が運んだ荷物が部屋の隅に置いてあった。
ベッドが少し乱れていて、蓮見が昨夜、この部屋に寝たんだと分かりドキドキした。
運んだ洋服を出して落ち着くと、キッチンに戻り冷蔵庫を開け、昨日買っておいたすき焼きの準備を始めた。
「ただいまー」
家に明かりがついていたので、嬉しくなって蓮見は笑顔で帰ってきた。
「おかえりなさい、先生。昨日はありがとう。両親も感謝してました。僕がちゃんとした先生のそばにいるのが安心したみたい」
たった一晩離れていただけで、蓮見はさらに真冬が愛おしくなってしまった。
真冬をギュッと抱きしめた。
「寂しかった。帰ってきてくれてありがとう」
蓮見の温もりに、真冬は溶けそうになる。
「僕も会えない間、ずっと先生の顔ばかり浮かんで、早く会いたかった」
真冬の言葉に蓮見は自制が効かなくなり、真冬の可愛いプルプルの唇を奪った。
真冬も蓮見のキスに応える。
「もう、これ以上は止められなくなる。続きは後でたっぷりね」
少し息を荒げて蓮見は言う。
「うん。大好き」
強く抱きしめられながら真冬は言う。
蓮見は腕の中の真冬に蕩けそうだった。
切った野菜と肉をダイニングテーブルに置き卓上コンロを出すと、真冬はすき焼きをテーブルで作り始めた。
グツグツ煮えてくるといい匂いがしてきた。
「いっぱい食べてね」
蓮見は卵を器に割り入れるとすき焼きを食べ始めた。
「旨い!」
やっぱり真冬の料理が1番最高、真冬と一緒に食べると幸せだと実感した。
食事を終えると先に真冬が風呂に入る。
蓮見はテレビを見ながらも、真冬が早く戻ってこないかと落ち着かない。
早く真冬を思い切り抱きしめたくて仕方ない。
逸る気持ちを抑えながらも、落ち着きがなかった。
カチャリとリビングのドアが開いた。
風呂上がりのピンク色に染まった真冬が風呂から上がってきた。
「随分ゆっくりだったね。のぼせなかった?」
真冬は恥ずかしそうに軽く頷く。その姿が初々しくて、蓮見の我慢も限界に近かった。
「俺も入ってくるから。今夜は俺の部屋で寝よう」
蓮見の言葉に真冬は嬉しそうに微笑んだ。
病院でレントゲンを撮ったが特に他の疾患は見つからず、やはりギックリ腰だと言われて湿布と痛み止めをもらった。
夕方までには帰ると分かり蓮見もホッとした。
昼はコンビニで買ってきたサンドイッチとパスタを食べて、早く夕方にならないかなと楽しみだった。
真冬が蓮見の家に戻ったのは、4時過ぎだった。
流石に1日で部屋は汚れていなかったが、食べ終わったコンビニのゴミを見て、蓮見らしいと笑ってしまった。
自分の部屋に戻ると、蓮見が運んだ荷物が部屋の隅に置いてあった。
ベッドが少し乱れていて、蓮見が昨夜、この部屋に寝たんだと分かりドキドキした。
運んだ洋服を出して落ち着くと、キッチンに戻り冷蔵庫を開け、昨日買っておいたすき焼きの準備を始めた。
「ただいまー」
家に明かりがついていたので、嬉しくなって蓮見は笑顔で帰ってきた。
「おかえりなさい、先生。昨日はありがとう。両親も感謝してました。僕がちゃんとした先生のそばにいるのが安心したみたい」
たった一晩離れていただけで、蓮見はさらに真冬が愛おしくなってしまった。
真冬をギュッと抱きしめた。
「寂しかった。帰ってきてくれてありがとう」
蓮見の温もりに、真冬は溶けそうになる。
「僕も会えない間、ずっと先生の顔ばかり浮かんで、早く会いたかった」
真冬の言葉に蓮見は自制が効かなくなり、真冬の可愛いプルプルの唇を奪った。
真冬も蓮見のキスに応える。
「もう、これ以上は止められなくなる。続きは後でたっぷりね」
少し息を荒げて蓮見は言う。
「うん。大好き」
強く抱きしめられながら真冬は言う。
蓮見は腕の中の真冬に蕩けそうだった。
切った野菜と肉をダイニングテーブルに置き卓上コンロを出すと、真冬はすき焼きをテーブルで作り始めた。
グツグツ煮えてくるといい匂いがしてきた。
「いっぱい食べてね」
蓮見は卵を器に割り入れるとすき焼きを食べ始めた。
「旨い!」
やっぱり真冬の料理が1番最高、真冬と一緒に食べると幸せだと実感した。
食事を終えると先に真冬が風呂に入る。
蓮見はテレビを見ながらも、真冬が早く戻ってこないかと落ち着かない。
早く真冬を思い切り抱きしめたくて仕方ない。
逸る気持ちを抑えながらも、落ち着きがなかった。
カチャリとリビングのドアが開いた。
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「随分ゆっくりだったね。のぼせなかった?」
真冬は恥ずかしそうに軽く頷く。その姿が初々しくて、蓮見の我慢も限界に近かった。
「俺も入ってくるから。今夜は俺の部屋で寝よう」
蓮見の言葉に真冬は嬉しそうに微笑んだ。
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