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一雫-ヒトシズク-
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僕の秘めた恋は、秘めたまま終わりを告げた。
諦めきれなくて、何度、姉さんと筒井さんが別れますようにと願ったか。
でも、冬が来た今も、姉さんと筒井さんは恋人のまま。
そして恋人の弟として、筒井さんは僕を大事にしてくれる。
駅までの時間は僕と筒井さんだけの時間。
僕に向ける筒井さんの笑顔は、今は僕だけのもの。
ずっとずっと、僕だけを見て欲しいけど。
それは無理‥………………。
「あッ!」
バスが揺れた。
僕の体勢が崩れた。
ガシッと、僕の体を筒井さんの腕が支えた。
ドキドキドキドキ。
ドキン。
見つめ合う僕と筒井さん。
「大丈夫?」
逞しい腕の筒井さん。
「あ……ごめんなさい」
僕は恥ずかしくて、だけど幸せで。
僕を抱きしめてくれる腕ではないのに、アクシデントだけど、僕を腕の中に入れてくれた。
ずっと、この腕の中で支えられたい。
筒井さんの腕をギュッと握ってしまった。
「修一君?掴まっていたいの?」
笑顔で筒井さんは言う。
掴まっていたい。
この腕を僕専用にしたい。
ダメですか?
ダメ………………ですよね。
「ごめんなさい。大丈夫です」
僕は腕から手を離した。
離したくなかったけど、離した。
諦めきれなくて、何度、姉さんと筒井さんが別れますようにと願ったか。
でも、冬が来た今も、姉さんと筒井さんは恋人のまま。
そして恋人の弟として、筒井さんは僕を大事にしてくれる。
駅までの時間は僕と筒井さんだけの時間。
僕に向ける筒井さんの笑顔は、今は僕だけのもの。
ずっとずっと、僕だけを見て欲しいけど。
それは無理‥………………。
「あッ!」
バスが揺れた。
僕の体勢が崩れた。
ガシッと、僕の体を筒井さんの腕が支えた。
ドキドキドキドキ。
ドキン。
見つめ合う僕と筒井さん。
「大丈夫?」
逞しい腕の筒井さん。
「あ……ごめんなさい」
僕は恥ずかしくて、だけど幸せで。
僕を抱きしめてくれる腕ではないのに、アクシデントだけど、僕を腕の中に入れてくれた。
ずっと、この腕の中で支えられたい。
筒井さんの腕をギュッと握ってしまった。
「修一君?掴まっていたいの?」
笑顔で筒井さんは言う。
掴まっていたい。
この腕を僕専用にしたい。
ダメですか?
ダメ………………ですよね。
「ごめんなさい。大丈夫です」
僕は腕から手を離した。
離したくなかったけど、離した。
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