short story

五嶋樒榴

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透明な風景-トウメイナフウケイ-

5

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身体を売ってまで、パトロンを持つ事に抵抗があった。

僕の身体はこいつにもう刻まれていたから。




「俺が、代わりに」

ホテル王の前でこいつはそう言った。





「俺がお前を一生支えると言っただろ」




身が引き裂かれる思い。

僕のために、こいつは犠牲になると言う。

僕は、何のために?
誰のために、絵を描いているんだろう。
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