溺れる魚は切ない恋に身を窶(やつ)す

五嶋樒榴

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バニラ香るバスクチーズケーキ

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シャワーを浴び終えた広重は寝室に招き入れられ、亮をギュッと抱きしめるとベッドに押し倒した。

「電気、暗くするッ」

亮が言うと広重はそれを阻止する。

「明るいままが良い。亮の全てを見たい」

亮は恥ずかしかったが、広重の言う通りにした。

「……………後悔しない?」

亮が広重に尋ねる。

「しない。好きだって言ってるだろ!だいたい好きにさせるって言ってたのお前じゃん!」

真っ赤になって広重は言う。
亮も真っ赤になって顔を背ける。

「言ったけど、本当に好きになってくれるかなんて、本当は自信なんかなかった!」

真っ赤になって口を尖らせて亮は言う。
広重は亮が可愛い。勝気で意地悪だが、それも引っくるめて全て。

「好きだよ。亮が好き。大好き!」

広重の言葉に、亮はまだ顔を背けたまま広重を見れない。

「俺だって、好きだよ」

亮が言うと広重は亮の顔を自分に向ける。

「亮。好き」

広重は亮に顔を近づけて唇を重ねる。
亮が広重に抱きつくと、キスが激しくなる。
クチュン、クチュと舌が絡まる。
広重は気持ち良くてキスを止められない。

「硬いモノが当たる」

亮が広重のペニスを握った。
もう、ずっと硬いままのペニス。
いつでも直ぐに爆発しそうで、亮の手で扱かれ広重は呼吸が激しくなる。

「あッ!亮、ヤダッ。擦るなよ」

「ダメだよ。広重の気持ち良さそうな顔見たい」

亮が扱くと広重は身体を支える両腕を震わせて快感に顔を歪める。

「ああッ!亮、気持ちいい」

もうヌルヌルに濡れまくるペニスを亮は離さない。

「亮、やだよ。ヤダッ。手で、イっちゃう」

プルプル震えて広重は言う。

「可愛い、広重。どうしたい?手が嫌なら、口で?」

「く、口も、い、いや、嫌だ」

はぁはぁと息を荒くして広重は言う。

「どこ?言って。どこでイきたい?」

亮はいたぶるように、広重のペニスを擦り続ける。

「ま、亮の、中、に、挿れ、る」

広重の言葉が亮は嬉しい。自分を求めてくれて嬉しい。

「じゃあ、挿れて。広重に挿れて欲しい」

亮は少し恥ずかしかったが脚を開いた。
広重は硬く勃っている亮のペニスを指先でなぞった。

「亮も硬くなってる」

「んんんッ、広重」

亮が目を潤ませている。

「お返し。亮も、先走り凄く垂れてる」

形勢逆転で、広重が亮のペニスの先を指で擦る。

「あああ……………ダメだよッ!出ちゃうッ。広重に触られたら、我慢できない」

プルプル震えて亮は広重を見つめる。その顔が色っぽすぎて、広重は亮が可愛くて仕方ない。

「どこをどうすればいいの?先に、指で慣らしたほうがいい?」

広重が亮のペニスの扱きながら、孔の入り口に中指を当てる。

「あッ!……………ゆっくり、指、入れて」

広重は慎重に指を入れてみる。
第一関節まで入ったが、亮が苦悶の顔をしているので指を入れるのを止めた。

「苦しそうだよ。滑り悪いから痛いだろ?」

「……………大丈夫、準備してるから。挿れて」

亮はそう言うとプイッと顔を横に向けた。
広重は、入り口を潤そうと、もう濡れまくる自分の先を亮の孔に当てた。
狭い入り口に擦り付けているつもりはないが、先が刺激されて気持ち良すぎる。

「あッ、ヤバい。こんなのッ」

はぁはぁと広重の呼吸は乱れる。
亮の孔もヒクヒクと感じていた。
広重はイきそうになり深呼吸をすると、中指をまた亮の孔に入れた。
中はヌルッとして、さっきよりは抵抗がない。

「ああッ、広重!いい………………もっとぉ、中、擦って………………ソコ、感じるッ」

亮が枕を握りしめて悶える。
広重は亮の言う通りに中指で擦りまくる。

「あッ!ああん!……………見る……なッ!」

亮はヒクヒクと中を痙攣させながら、ペニスからポタポタと白濁した体液を滴らせていた。
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