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秘匿の水
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泉水が家に帰ると、ワタルが出迎えた。
泉水はエプロン姿のワタルに微笑む。
「今すぐワタルを食べたい」
ワタルに小声で囁くと、キッチンに泉水は入った。
「舞子さん、ただいま。今夜はワタルと作った夕飯なんだね。メニューは何?」
「おかえりなさい、泉水さん」
田中さんの言い方がいつもと違って泉水はドキリとした。
田中さんも恥ずかしいのか、直ぐに泉水から視線をそらす。
泉水は微笑むと田中さんの横に立った。
「その方が、俺は嬉しいよ。ありがとう、舞子さん」
泉水の優しい声に田中さんは顔をクシャッとして笑った。
「着替えてきます」
泉水はそう言うと、嬉しそうにキッチンを出た。
その風景を見ていたワタルは優しい顔で微笑み続けた。
田中さんはぎこちないなりに泉水を坊ちゃんと呼ばなかった。泉水もいつも以上にご機嫌だった。
楽しい夕食が済むと、田中さんが自分の部屋に行くまで3人はリビングで寛いだ。
田中さんが先に部屋に行くと、泉水はワタルを見つめる。
「舞子さんが俺の名前を呼ぶようになったの、ワタルが何か言ったんでしょ?」
楽しそうに泉水は尋ねる。
「うん。だって舞子さんもきっと名前で呼びたかったと思って。泉水さんが喜んで舞子さんも嬉しかったと思うよ」
泉水は立ち上がるとワタルの前に立ってワタルの手を握った。
「ワタルに出会えて、楽しいことや嬉しいことが、まるで奇跡のようにたくさんあった。俺のそばにいてくれてありがとう」
泉水の言葉にワタルは満面の笑みで微笑む。
「僕こそ、泉水さんと会えた事が奇跡だった。初めてあった時、もう二度と会えないと思ってたのに、今は泉水さんの恋人になれて一緒に暮らせて。ありがとう泉水さん」
ワタルは立ち上がると泉水とキスをした。
軽いキスに2人は笑う。
部屋に戻り、泉水とワタルは一緒にシャワーを浴びる。
泉水はワタルの乳首を吸いながら、指でワタルの中をほぐす。
カリッと乳首を噛まれ、ワタルはビクンと震える。
「凄いよ、ワタルの中。熱くて指が溶けそう」
ワタルは切なそうに頬を紅潮させて、泉水のモノを両手で擦る。泉水も刺激を受けて息が荒くなる。
「ワタル、我慢できない。ベッドに行こう」
もうはち切れてしまいそうだった。ワタルが欲しくて堪らなかった。
ベッドの上でワタルに愛撫を施し、ゆっくりと中に挿れた。
「ああん!泉水さん!キスしてッ!キスして欲しい」
泉水はワタルの唇を激しく吸う。ワタルは泉水の口の中に舌を入れた。ねっとりとして、熱を帯びた舌は、甘く熟れた果実のようだった。
泉水は腰を艶めかしく動かし、ワタルの身体を悦ばせる。
息が荒くなりながらワタルは泉水の唇を離さない。
ワタルの口元から唾液が流れ落ちる。それでも快楽を貪り舌を絡める。
「んんんッ!んーッ!」
ビクンビクンとワタルが痙攣した。一度でもイくと、ワタルの淫らな身体は何度でもイきまくる。
ワタルを堪能している泉水のモノがもう我慢ができなくなってきた。
「!!」
ゴムを着けていなかったので、ワタルの腹に白濁した体液を放った。
「泉水、さん。気持ち、いいの。僕の身体、もう蕩けた」
潤んだ艶のある瞳でワタルは言う。
「でも、もっと欲しいの。僕の中で、イってぇ」
外に出したのがワタルには不満だったらしい。
息が整ってくると泉水はワタルを見つめて笑った。
「もう一度するには、少し時間がかかるな」
泉水はそう言うと、ワタルの勃起した先端を舌で舐めた。
「あんッ!」
「俺に舐められて、気持ちいいの?」
「うん。もっと、舐めてぇ」
泉水は舌先で裏筋を舐め上げる。
「ああッ!」
ビクンビクンとワタルは身体を震わせた。
焦らすようにチロチロと舌先で先端を刺激して咥え込む。先っぽだけを刺激されてワタルはイヤイヤと頭を振った。
「泉水さんッ!もっと、激しくしてッ!吸って!」
喘ぐワタルに泉水は興奮してきた。回復が早いなと自分でも笑ってしまうほど、ワタルを欲する身体は正直だった。
「厭らしいよ。中と外からワタルの×××イかせてあげる」
泉水はゴムを着けると一気に中に挿れた。
「ああんッ!」
ワタルは刺激に喘ぐしかない。
泉水はワタルのモノを扱きながら中を攻めまくる。一度イっているせいか泉水は余裕だった。
「やあッ!気持ち、いいのッ!壊れるッ!」
ワタルは涙を浮かべて泉水を見つめる。
「声、出さないで」
泉水に言われてワタルは悶えながら指を噛む。
「厭らしい顔だね。ワタルのその顔堪らないよ。もっと壊れて」
激しく攻め続けられ、ワタルはギュッと目を瞑る。快感に我慢できず目尻から涙が流れる。
「んんんんッ!」
ワタルは苦悶の顔をして泉水の手の中でイった。その瞬間ギュッと締め付けられ泉水も二度目のフィニッシュを迎えた。
ワタルは放心状態で動けない。泉水もワタルを抱きしめるが動けなかった。
「ワタル。大丈夫?」
ワタルは無言で頷く。
「気持ちいい。ずっとこうしていたい」
泉水はそう言ってギュッと力を入れると、ワタルはピクンと反応した。
「僕も、ずっとこうしていたい」
掠れた声でワタルが言う。
「幸せだよ」
泉水が愛おしそうにワタルを抱きしめて言う。
「幸せだね」
ワタルもそう返事をした。
「ありがとう。愛してる」
泉水はそう言うとワタルにキスをした。ワタルは身も心も、トロトロに蕩けた。
泉水はエプロン姿のワタルに微笑む。
「今すぐワタルを食べたい」
ワタルに小声で囁くと、キッチンに泉水は入った。
「舞子さん、ただいま。今夜はワタルと作った夕飯なんだね。メニューは何?」
「おかえりなさい、泉水さん」
田中さんの言い方がいつもと違って泉水はドキリとした。
田中さんも恥ずかしいのか、直ぐに泉水から視線をそらす。
泉水は微笑むと田中さんの横に立った。
「その方が、俺は嬉しいよ。ありがとう、舞子さん」
泉水の優しい声に田中さんは顔をクシャッとして笑った。
「着替えてきます」
泉水はそう言うと、嬉しそうにキッチンを出た。
その風景を見ていたワタルは優しい顔で微笑み続けた。
田中さんはぎこちないなりに泉水を坊ちゃんと呼ばなかった。泉水もいつも以上にご機嫌だった。
楽しい夕食が済むと、田中さんが自分の部屋に行くまで3人はリビングで寛いだ。
田中さんが先に部屋に行くと、泉水はワタルを見つめる。
「舞子さんが俺の名前を呼ぶようになったの、ワタルが何か言ったんでしょ?」
楽しそうに泉水は尋ねる。
「うん。だって舞子さんもきっと名前で呼びたかったと思って。泉水さんが喜んで舞子さんも嬉しかったと思うよ」
泉水は立ち上がるとワタルの前に立ってワタルの手を握った。
「ワタルに出会えて、楽しいことや嬉しいことが、まるで奇跡のようにたくさんあった。俺のそばにいてくれてありがとう」
泉水の言葉にワタルは満面の笑みで微笑む。
「僕こそ、泉水さんと会えた事が奇跡だった。初めてあった時、もう二度と会えないと思ってたのに、今は泉水さんの恋人になれて一緒に暮らせて。ありがとう泉水さん」
ワタルは立ち上がると泉水とキスをした。
軽いキスに2人は笑う。
部屋に戻り、泉水とワタルは一緒にシャワーを浴びる。
泉水はワタルの乳首を吸いながら、指でワタルの中をほぐす。
カリッと乳首を噛まれ、ワタルはビクンと震える。
「凄いよ、ワタルの中。熱くて指が溶けそう」
ワタルは切なそうに頬を紅潮させて、泉水のモノを両手で擦る。泉水も刺激を受けて息が荒くなる。
「ワタル、我慢できない。ベッドに行こう」
もうはち切れてしまいそうだった。ワタルが欲しくて堪らなかった。
ベッドの上でワタルに愛撫を施し、ゆっくりと中に挿れた。
「ああん!泉水さん!キスしてッ!キスして欲しい」
泉水はワタルの唇を激しく吸う。ワタルは泉水の口の中に舌を入れた。ねっとりとして、熱を帯びた舌は、甘く熟れた果実のようだった。
泉水は腰を艶めかしく動かし、ワタルの身体を悦ばせる。
息が荒くなりながらワタルは泉水の唇を離さない。
ワタルの口元から唾液が流れ落ちる。それでも快楽を貪り舌を絡める。
「んんんッ!んーッ!」
ビクンビクンとワタルが痙攣した。一度でもイくと、ワタルの淫らな身体は何度でもイきまくる。
ワタルを堪能している泉水のモノがもう我慢ができなくなってきた。
「!!」
ゴムを着けていなかったので、ワタルの腹に白濁した体液を放った。
「泉水、さん。気持ち、いいの。僕の身体、もう蕩けた」
潤んだ艶のある瞳でワタルは言う。
「でも、もっと欲しいの。僕の中で、イってぇ」
外に出したのがワタルには不満だったらしい。
息が整ってくると泉水はワタルを見つめて笑った。
「もう一度するには、少し時間がかかるな」
泉水はそう言うと、ワタルの勃起した先端を舌で舐めた。
「あんッ!」
「俺に舐められて、気持ちいいの?」
「うん。もっと、舐めてぇ」
泉水は舌先で裏筋を舐め上げる。
「ああッ!」
ビクンビクンとワタルは身体を震わせた。
焦らすようにチロチロと舌先で先端を刺激して咥え込む。先っぽだけを刺激されてワタルはイヤイヤと頭を振った。
「泉水さんッ!もっと、激しくしてッ!吸って!」
喘ぐワタルに泉水は興奮してきた。回復が早いなと自分でも笑ってしまうほど、ワタルを欲する身体は正直だった。
「厭らしいよ。中と外からワタルの×××イかせてあげる」
泉水はゴムを着けると一気に中に挿れた。
「ああんッ!」
ワタルは刺激に喘ぐしかない。
泉水はワタルのモノを扱きながら中を攻めまくる。一度イっているせいか泉水は余裕だった。
「やあッ!気持ち、いいのッ!壊れるッ!」
ワタルは涙を浮かべて泉水を見つめる。
「声、出さないで」
泉水に言われてワタルは悶えながら指を噛む。
「厭らしい顔だね。ワタルのその顔堪らないよ。もっと壊れて」
激しく攻め続けられ、ワタルはギュッと目を瞑る。快感に我慢できず目尻から涙が流れる。
「んんんんッ!」
ワタルは苦悶の顔をして泉水の手の中でイった。その瞬間ギュッと締め付けられ泉水も二度目のフィニッシュを迎えた。
ワタルは放心状態で動けない。泉水もワタルを抱きしめるが動けなかった。
「ワタル。大丈夫?」
ワタルは無言で頷く。
「気持ちいい。ずっとこうしていたい」
泉水はそう言ってギュッと力を入れると、ワタルはピクンと反応した。
「僕も、ずっとこうしていたい」
掠れた声でワタルが言う。
「幸せだよ」
泉水が愛おしそうにワタルを抱きしめて言う。
「幸せだね」
ワタルもそう返事をした。
「ありがとう。愛してる」
泉水はそう言うとワタルにキスをした。ワタルは身も心も、トロトロに蕩けた。
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