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第八話
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一哉は落ち着くと、チラッと臨を見る。
臨は真っ赤になってベッドに寄りかかって体育座りをしている。
「なんか、ごめんな。俺ばっかり……………って言うか、そのッ」
恥ずかしそうに一哉は言う。
「ううん。だっていつも寸止めで、僕より絶対一哉の方が辛そうだし」
臨はまだ一哉が見れない。
「本当はすっごく恥ずかしかったんだけど、僕、頑張ったんだからッ」
「はい。すごく分かってる。無理させてごめん」
流石に反省する一哉。
自分だけが気持ち良くなったことに罪悪感がある。
しかも、可愛い臨の細くて白い指で、快楽に溺れてしまった。
「無理してないよッ!触るの、恥ずかしかったけど、嫌じゃなかったしッ!一哉のなら、触ってあげたいし」
「無理してないなら良かった。すっごい気持ち良くて、そんな姿見せた俺の方が本当は恥ずかしいんだけど、臨だったから、そんな事よりも嬉しかったし」
一哉はそう言って臨の頭を引き寄せて、甘い良い香りがする髪にキスした。
「いつか、もう少し慣れたら臨と繋がりたい」
一哉が甘い声でおねだりすると、臨はギクッとして青ざめる。
「……………ん?臨?」
臨が、照れていると言うより怯えていそうで一哉は気になる。
「って、無理だと思った!」
「へ?」
「だって!思ってたより、全然大きいんだもん!太いし、長いし、めっちゃ硬いし!」
臨の言葉に一哉は固まる。
女子に言われたら褒め言葉だが、臨に言われると嬉しくもなんともない。
それどころか拒否されているように感じる。
いや、実際拒否しているのだが。
「僕のと全然違うんだもん!」
確かに、それは否定できない。
布越しだけでの確認ではあるが、臨はそれなりのような気がすると一哉も思った。
「怖い?」
ガッカリしながら一哉は尋ねる。
臨はブンブン頷く。
予想していた事だが、やはりかと思い知った。
「あ!でも僕がちゃんと気持ち良くするからね!」
両手の掌を見せてにっこり笑う臨。
まだまだ前途多難だと、一哉は引き攣りながら笑うしかなかった。
臨は真っ赤になってベッドに寄りかかって体育座りをしている。
「なんか、ごめんな。俺ばっかり……………って言うか、そのッ」
恥ずかしそうに一哉は言う。
「ううん。だっていつも寸止めで、僕より絶対一哉の方が辛そうだし」
臨はまだ一哉が見れない。
「本当はすっごく恥ずかしかったんだけど、僕、頑張ったんだからッ」
「はい。すごく分かってる。無理させてごめん」
流石に反省する一哉。
自分だけが気持ち良くなったことに罪悪感がある。
しかも、可愛い臨の細くて白い指で、快楽に溺れてしまった。
「無理してないよッ!触るの、恥ずかしかったけど、嫌じゃなかったしッ!一哉のなら、触ってあげたいし」
「無理してないなら良かった。すっごい気持ち良くて、そんな姿見せた俺の方が本当は恥ずかしいんだけど、臨だったから、そんな事よりも嬉しかったし」
一哉はそう言って臨の頭を引き寄せて、甘い良い香りがする髪にキスした。
「いつか、もう少し慣れたら臨と繋がりたい」
一哉が甘い声でおねだりすると、臨はギクッとして青ざめる。
「……………ん?臨?」
臨が、照れていると言うより怯えていそうで一哉は気になる。
「って、無理だと思った!」
「へ?」
「だって!思ってたより、全然大きいんだもん!太いし、長いし、めっちゃ硬いし!」
臨の言葉に一哉は固まる。
女子に言われたら褒め言葉だが、臨に言われると嬉しくもなんともない。
それどころか拒否されているように感じる。
いや、実際拒否しているのだが。
「僕のと全然違うんだもん!」
確かに、それは否定できない。
布越しだけでの確認ではあるが、臨はそれなりのような気がすると一哉も思った。
「怖い?」
ガッカリしながら一哉は尋ねる。
臨はブンブン頷く。
予想していた事だが、やはりかと思い知った。
「あ!でも僕がちゃんと気持ち良くするからね!」
両手の掌を見せてにっこり笑う臨。
まだまだ前途多難だと、一哉は引き攣りながら笑うしかなかった。
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