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1章 ようこそ第7騎士団へ
19 説明会
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「どこでもいいから座れ」
ドーンが大きな声で呼びかけた。今日は第7の全員を呼んで新体制の説明会だ。
食堂にぎっしり詰め込まれた騎士達。みんなガヤガヤと私の話を待っている。
「ごほん。みんな静かにしてくれる? 今日は集まってくれてありがとう。現在、門番をしている者は後から説明するわね。料理担当の方達もこちらへ来て聞いて欲しいんだけど」
料理人のお爺ちゃん達も私が見える場所へ移動してもらった。
「まず、勤務体制について話します。よく聞いて下さい。皆を4部隊に分けます。それぞれ20名です。新人、入隊1年以内の12名はこの部隊には厳密には入れません。今から言う者は前に出て来て下さい」
ガヤガヤと騒がしくなった。
「静まれ!」
ドーンの一声でまたもや静かになる一同。
「アレク、クルス、トリス、コリーナ、テッセン、リックマイヤー」
呼ばれた者達が私達の横に整列する。
「この者達は私の側近になります。先程の4部隊に含まれません」
「おいおい、俺達は? 除け者か?」
誰かがヤジを飛ばした。
「ここにいるのは特に能力がある者を選出しました。先日面接したでしょう? 他の皆さんは各門の守衛ですよ、今まで通りです。しかし、勤務時間や交代周期を変更しています」
ガヤガヤとまた騒がしくなる。収まりつくかな? どうしよう。しょうがない、一丁やりますか。
「静かに! 静かに! お前らぁ! 全部の説明を聞いてから文句を言え! まずは聞け!!!」
私は大声でお上品とは言えない口調で怒鳴った。まぁ、静かになったからいいか。
「ごほん。勤務時間ですが8時間の4交代です。各部隊でさらに4つに分け、3日勤務したら午前は休みで午後は鍛錬です。例えば、Aが朝6時から2時まで、Bは2時から10時まで、Cは10時から翌朝6時までの夜勤です。Dはその日は休みです。翌日は、Dが朝6時から、Aは2時から、Bは10時から、Cは休みとなります。ここまでいいですね?」
誰も文句がない。じっと話を聞いている。
「それを各部隊で実施してもらいます。東西南北4の門があるので、4部隊は各門へ行って下さい。但し、今月は北門なら翌月は東門、次は南門と言う風に、担当する門を固定しません。まぁ、これには訳がありますが。心当たりがある者がいるでしょう?」
ちょっとだけ肩をビクッとさせた者や、目線を下げた者がいた。やっぱりね。
「勤務時間と勤務地をコロコロ変えるのは、商人との癒着をなくす為です。今後、発覚した場合は除隊処分にします」
「除隊?」
「いきなりか!」
「そうです。除隊です。そんな騎士はうちには必要ありません。わかりましたね?」
しーん。
「恐らくですが、その者達は進んで悪事に手を染めたとは考えにくい… 私はそう願います。ですので給与も変更しました」
私はドーンと用意した基本給が書かれた紙を貼り出す。食堂の後ろの方にも見えるように大きな紙に書いた。
「これを見て下さい。給与の算出方法です。読み上げますね」
みんな紙を凝視している。
「新人:基本給20万K、第1等級:23万K、第2等級:26万K、第3等級:29万K、第4等級:32万K、第5等級(以上はない):35万Kから能力に応じて」
「はい! 貴族階級の考慮はないのでしょうか?」
ん? 貴族の人かな?
「ありません。皆同じ仕事内容なんです。身分は関係ありません」
貴族騎士達は一斉に凍りついた。
「しかし、貴族階級の人達は元々第2等級以上が多いでしょう? それに比べて平民騎士は1~3に多い。何ら問題はないと思いますが?」
「し、しかし… いや、でも… はい」
「後これに、色々な手当が毎月付きます。まず全員が取れる手当が皆勤手当です。その月、1日も休まず遅刻せず勤務した者に3000K加算されます。次に役職手当です。部隊長、側近、副団長、団長などです。あとは、婚姻手当や子供手当などもあります。詳細は紙に書いていますので、後で確認して下さい。この紙は常に食堂に張り出しておきますので、いつでも確認出来ます」
「ほい、いいか? 団長さんよ?」
ちょい悪風のオヤジが爪楊枝を噛みながら手を挙げる。
「どうぞ」
「俺はちなみに給与はどれだけになるんだ?」
「名前は?」
「グレコだ」
グレコ、グレコ…
「グレコ、第3等級騎士。基本給:29万K、皆勤3000K、部隊長1万K、結婚5000K、子供2人で6000K… 合計31万4000Kです。あとは夜勤がある月、先程の勤務時間Cですね、その日かける1000Kが支払われます。だいたいですが32万K前後です」
「へ? そんなに?」
グレコは睨んでいた顔が一転、気が抜けたようにぼてっと椅子に尻餅をついて座ってしまった。
「これは当然の給与です。ですので、給与に見合った仕事をきっちりお願いしますね」
みんなの目はさっきとは打って変わって輝いている。自分の給与はどのくらいかと計算し始めた。
「ドーン、しばらく待とう。みんな喜んでくれて嬉しい、がんばった甲斐があったね」
「そうですな」
私とドーンはニコニコしながらみんなを見る。チラホラと眉間に皺を寄せている者がいるけど…
ドーンが大きな声で呼びかけた。今日は第7の全員を呼んで新体制の説明会だ。
食堂にぎっしり詰め込まれた騎士達。みんなガヤガヤと私の話を待っている。
「ごほん。みんな静かにしてくれる? 今日は集まってくれてありがとう。現在、門番をしている者は後から説明するわね。料理担当の方達もこちらへ来て聞いて欲しいんだけど」
料理人のお爺ちゃん達も私が見える場所へ移動してもらった。
「まず、勤務体制について話します。よく聞いて下さい。皆を4部隊に分けます。それぞれ20名です。新人、入隊1年以内の12名はこの部隊には厳密には入れません。今から言う者は前に出て来て下さい」
ガヤガヤと騒がしくなった。
「静まれ!」
ドーンの一声でまたもや静かになる一同。
「アレク、クルス、トリス、コリーナ、テッセン、リックマイヤー」
呼ばれた者達が私達の横に整列する。
「この者達は私の側近になります。先程の4部隊に含まれません」
「おいおい、俺達は? 除け者か?」
誰かがヤジを飛ばした。
「ここにいるのは特に能力がある者を選出しました。先日面接したでしょう? 他の皆さんは各門の守衛ですよ、今まで通りです。しかし、勤務時間や交代周期を変更しています」
ガヤガヤとまた騒がしくなる。収まりつくかな? どうしよう。しょうがない、一丁やりますか。
「静かに! 静かに! お前らぁ! 全部の説明を聞いてから文句を言え! まずは聞け!!!」
私は大声でお上品とは言えない口調で怒鳴った。まぁ、静かになったからいいか。
「ごほん。勤務時間ですが8時間の4交代です。各部隊でさらに4つに分け、3日勤務したら午前は休みで午後は鍛錬です。例えば、Aが朝6時から2時まで、Bは2時から10時まで、Cは10時から翌朝6時までの夜勤です。Dはその日は休みです。翌日は、Dが朝6時から、Aは2時から、Bは10時から、Cは休みとなります。ここまでいいですね?」
誰も文句がない。じっと話を聞いている。
「それを各部隊で実施してもらいます。東西南北4の門があるので、4部隊は各門へ行って下さい。但し、今月は北門なら翌月は東門、次は南門と言う風に、担当する門を固定しません。まぁ、これには訳がありますが。心当たりがある者がいるでしょう?」
ちょっとだけ肩をビクッとさせた者や、目線を下げた者がいた。やっぱりね。
「勤務時間と勤務地をコロコロ変えるのは、商人との癒着をなくす為です。今後、発覚した場合は除隊処分にします」
「除隊?」
「いきなりか!」
「そうです。除隊です。そんな騎士はうちには必要ありません。わかりましたね?」
しーん。
「恐らくですが、その者達は進んで悪事に手を染めたとは考えにくい… 私はそう願います。ですので給与も変更しました」
私はドーンと用意した基本給が書かれた紙を貼り出す。食堂の後ろの方にも見えるように大きな紙に書いた。
「これを見て下さい。給与の算出方法です。読み上げますね」
みんな紙を凝視している。
「新人:基本給20万K、第1等級:23万K、第2等級:26万K、第3等級:29万K、第4等級:32万K、第5等級(以上はない):35万Kから能力に応じて」
「はい! 貴族階級の考慮はないのでしょうか?」
ん? 貴族の人かな?
「ありません。皆同じ仕事内容なんです。身分は関係ありません」
貴族騎士達は一斉に凍りついた。
「しかし、貴族階級の人達は元々第2等級以上が多いでしょう? それに比べて平民騎士は1~3に多い。何ら問題はないと思いますが?」
「し、しかし… いや、でも… はい」
「後これに、色々な手当が毎月付きます。まず全員が取れる手当が皆勤手当です。その月、1日も休まず遅刻せず勤務した者に3000K加算されます。次に役職手当です。部隊長、側近、副団長、団長などです。あとは、婚姻手当や子供手当などもあります。詳細は紙に書いていますので、後で確認して下さい。この紙は常に食堂に張り出しておきますので、いつでも確認出来ます」
「ほい、いいか? 団長さんよ?」
ちょい悪風のオヤジが爪楊枝を噛みながら手を挙げる。
「どうぞ」
「俺はちなみに給与はどれだけになるんだ?」
「名前は?」
「グレコだ」
グレコ、グレコ…
「グレコ、第3等級騎士。基本給:29万K、皆勤3000K、部隊長1万K、結婚5000K、子供2人で6000K… 合計31万4000Kです。あとは夜勤がある月、先程の勤務時間Cですね、その日かける1000Kが支払われます。だいたいですが32万K前後です」
「へ? そんなに?」
グレコは睨んでいた顔が一転、気が抜けたようにぼてっと椅子に尻餅をついて座ってしまった。
「これは当然の給与です。ですので、給与に見合った仕事をきっちりお願いしますね」
みんなの目はさっきとは打って変わって輝いている。自分の給与はどのくらいかと計算し始めた。
「ドーン、しばらく待とう。みんな喜んでくれて嬉しい、がんばった甲斐があったね」
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