28 / 100
1章 ようこそ第7騎士団へ
27 忘れた頃にユーグさん
しおりを挟む
「ラモンちゃん、久しぶりね」
週末の午後、いきなり第3のユーグさんが第7へやって来た。
「お、お久しぶです。あれ? お約束してましたか?」
「ん~、ちょっとね~」
ユーグさんは制服の白い手袋を外しながらソファーに座ってくつろぎ始める。コリーナは慌ててお茶を用意し始めた。
「ラモンちゃん、年始のパーティーの話って聞いてる?」
「はい… 王族主催のパーティーがあるとだけ」
「そう。その時ドレスが必要なのは知ってるわよね?」
「ま~、一応」
私はハテナになりながらドーンに助けを求める。ドーンも苦笑いでソファーの後ろに着いてくれた。
「その様子じゃまだ準備してないんじゃない?」
「は~、ま~そうですね。まだ10月ですよ?」
ユーグさんは思いっきり目を見開いて『んまぁ~』と叫んだ。
え? え?
「ドーン、あなたが居ながらどう言う事? もう10月よ! 何してたの?」
ドーンはポリポリと頭をかくだけで何も言わない。
「ユーグさん、それって遅いって事ですか? ドレスって1月程で出来るんじゃぁ…」
「はぁ? あなた今まで何処で作ってたのよ。オーダーメイドなんだから最低2ヶ月は必要よ。普通なら3~4ヶ月前から準備に入るものよ?」
ははは、すみませんね。今まで半既製品? ある程度の型が決まったやつを自分のサイズで作ってもらってたんですよ。
「いや~、すみません。いつものお店ではそのぐらいでして」
「いやいや、いつものお店? ドーンに聞かなかったの? 王族主催よ? それなりのお店じゃないと… ちなみにどこよ、そのお店?」
「ヨナス商店です」
「はぁ? はぁ? ヨナスって雑貨屋じゃない!」
「でも、ドレスもありましたよ?」
「はぁぁぁ。下位貴族ではそれが当たり前なのかしら? でもそこじゃダメね。そうねぇ…」
ユーグさんは何やら考えている。って、そんなに大事なの、ドレスの出来って。所詮団長だよ? 決まりで強制参加なだけで、楽しみ目的じゃない様な気がするんだけど。地味でいいんじゃないの?
「ラモン、あなた次の休みはいつ?」
「来週の火曜日です」
「わかったわ。その日は空けておきなさい。私がドレスを見立ててあげるから。わかった?」
「え~。そんな… 申し訳ないです」
「いいのよ。どうせ紹介者が居なきゃ行けないから」
「いや、そんな上等な所、ますます申し訳ないです」
「バカ。ドレスもれっきとした婦女子にとっての制服よ。その場その場で見合った格好をしなければ。あなた団長なのよ? 舐められるのよ、第7が、延いては騎士団自体が! ちゃんと自覚なさい!」
そ、そんなに? 上位貴族の皆さんはそこまで見てないと思うけどなぁ。
「はぁ、わかりました?」
額に手を置いてユーグさんは大きいため息をつく。
「この子… 歳の割に着飾りたいとか、キレイになりたいとか… 色んなモノが足りてないわ。はぁ」
すみませんねぇ女子力低くて。人並みにオシャレや彼氏とか、夢は見てますよ?
「何かすみません。はい」
ドーンはユーグさんの勢いに圧倒されているのか、いつもの様な助け舟が出てこない。
「ドーン。ただでさえこの子抜けてるんだから、しっかりして頂戴! 第7が男性ばかりだからって言い訳にならないわよ?」
「いやはや… 申し訳ない」
『ふ~』っと深呼吸してユーグさんは立ち上がりビシッと私を指差す。
「火曜よ? 朝9時に西門前ね、わかった?」
「イ、イエッサー!」
思わず敬礼しちゃったよ。ユーグさんは満足したのかパサ~っと髪をなびかせて去って行った。
「ドーン。嵐の様な人だね」
「そうですな」
ちゃっかり者のリックマイヤーはいつの間にか部屋を出て行っていたし、コリーナはメイドの様に茶器のそばに立っている。クルスはひたすら事務作業に没頭しているし。
「みんな、もういいわよ。もう今日は来ないでしょうし」
全員が一斉に『ふ~』と脱力する。
「ドーン、火曜なんだけど、ユーグさんが行くほどのお店ってやっぱり上位貴族御用達系だよね?」
「まぁ、そうでしょうな」
「ちなみになんだけど、どのくらいの予算を考えといたらいい?」
「ん~、いつも妻に任せっきりでしたから。ちょっと分かりかねます」
え~、どうしよう。どんなもんだろう?
「クルス? あなた分かる?」
「お、俺か? 俺に聞くなよ」
まっ、そっかぁ… あとはコリーナ?
「コリーナ、あなたは分かる?」
「え? 私ですか? 私も団長と同じくヨナス商店で作ったりしてましたので… 雑貨屋と言われてちょっとショック中ですぅ」
お、おう。そうだよね。雑貨屋呼ばわりは地味に効いたよね… となるとアレク? トリスあたり? いや、多分アテにならないな。
「誰か詳しい人居ないかな? 一層の事、ユーグさんに聞こうかな?」
「う~ん。また怒られますぞ?」
「はぁぁぁぁ」
ドーンと2人で頭を抱えていたら、ドーンが何やら閃いた。
「あっ! 団長、少し時間を下さい。火曜日までにおおよその予算を聞いておきます」
「誰かアテがあるの?」
「えぇ」
やっとニッコリ笑顔になったドーン。これは任せて大丈夫そうだな。
「じゃぁ、よろしく」
問題が解決したので、私達は通常業務に戻る。
はぁ、ドレスかぁ。どんな店に行くんだろう? 団長のドレスって普通のドレスと違うのかな? 普通でいいんだけどな。あっでも… やっぱり可愛いのとか着てみたいかも。
週末の午後、いきなり第3のユーグさんが第7へやって来た。
「お、お久しぶです。あれ? お約束してましたか?」
「ん~、ちょっとね~」
ユーグさんは制服の白い手袋を外しながらソファーに座ってくつろぎ始める。コリーナは慌ててお茶を用意し始めた。
「ラモンちゃん、年始のパーティーの話って聞いてる?」
「はい… 王族主催のパーティーがあるとだけ」
「そう。その時ドレスが必要なのは知ってるわよね?」
「ま~、一応」
私はハテナになりながらドーンに助けを求める。ドーンも苦笑いでソファーの後ろに着いてくれた。
「その様子じゃまだ準備してないんじゃない?」
「は~、ま~そうですね。まだ10月ですよ?」
ユーグさんは思いっきり目を見開いて『んまぁ~』と叫んだ。
え? え?
「ドーン、あなたが居ながらどう言う事? もう10月よ! 何してたの?」
ドーンはポリポリと頭をかくだけで何も言わない。
「ユーグさん、それって遅いって事ですか? ドレスって1月程で出来るんじゃぁ…」
「はぁ? あなた今まで何処で作ってたのよ。オーダーメイドなんだから最低2ヶ月は必要よ。普通なら3~4ヶ月前から準備に入るものよ?」
ははは、すみませんね。今まで半既製品? ある程度の型が決まったやつを自分のサイズで作ってもらってたんですよ。
「いや~、すみません。いつものお店ではそのぐらいでして」
「いやいや、いつものお店? ドーンに聞かなかったの? 王族主催よ? それなりのお店じゃないと… ちなみにどこよ、そのお店?」
「ヨナス商店です」
「はぁ? はぁ? ヨナスって雑貨屋じゃない!」
「でも、ドレスもありましたよ?」
「はぁぁぁ。下位貴族ではそれが当たり前なのかしら? でもそこじゃダメね。そうねぇ…」
ユーグさんは何やら考えている。って、そんなに大事なの、ドレスの出来って。所詮団長だよ? 決まりで強制参加なだけで、楽しみ目的じゃない様な気がするんだけど。地味でいいんじゃないの?
「ラモン、あなた次の休みはいつ?」
「来週の火曜日です」
「わかったわ。その日は空けておきなさい。私がドレスを見立ててあげるから。わかった?」
「え~。そんな… 申し訳ないです」
「いいのよ。どうせ紹介者が居なきゃ行けないから」
「いや、そんな上等な所、ますます申し訳ないです」
「バカ。ドレスもれっきとした婦女子にとっての制服よ。その場その場で見合った格好をしなければ。あなた団長なのよ? 舐められるのよ、第7が、延いては騎士団自体が! ちゃんと自覚なさい!」
そ、そんなに? 上位貴族の皆さんはそこまで見てないと思うけどなぁ。
「はぁ、わかりました?」
額に手を置いてユーグさんは大きいため息をつく。
「この子… 歳の割に着飾りたいとか、キレイになりたいとか… 色んなモノが足りてないわ。はぁ」
すみませんねぇ女子力低くて。人並みにオシャレや彼氏とか、夢は見てますよ?
「何かすみません。はい」
ドーンはユーグさんの勢いに圧倒されているのか、いつもの様な助け舟が出てこない。
「ドーン。ただでさえこの子抜けてるんだから、しっかりして頂戴! 第7が男性ばかりだからって言い訳にならないわよ?」
「いやはや… 申し訳ない」
『ふ~』っと深呼吸してユーグさんは立ち上がりビシッと私を指差す。
「火曜よ? 朝9時に西門前ね、わかった?」
「イ、イエッサー!」
思わず敬礼しちゃったよ。ユーグさんは満足したのかパサ~っと髪をなびかせて去って行った。
「ドーン。嵐の様な人だね」
「そうですな」
ちゃっかり者のリックマイヤーはいつの間にか部屋を出て行っていたし、コリーナはメイドの様に茶器のそばに立っている。クルスはひたすら事務作業に没頭しているし。
「みんな、もういいわよ。もう今日は来ないでしょうし」
全員が一斉に『ふ~』と脱力する。
「ドーン、火曜なんだけど、ユーグさんが行くほどのお店ってやっぱり上位貴族御用達系だよね?」
「まぁ、そうでしょうな」
「ちなみになんだけど、どのくらいの予算を考えといたらいい?」
「ん~、いつも妻に任せっきりでしたから。ちょっと分かりかねます」
え~、どうしよう。どんなもんだろう?
「クルス? あなた分かる?」
「お、俺か? 俺に聞くなよ」
まっ、そっかぁ… あとはコリーナ?
「コリーナ、あなたは分かる?」
「え? 私ですか? 私も団長と同じくヨナス商店で作ったりしてましたので… 雑貨屋と言われてちょっとショック中ですぅ」
お、おう。そうだよね。雑貨屋呼ばわりは地味に効いたよね… となるとアレク? トリスあたり? いや、多分アテにならないな。
「誰か詳しい人居ないかな? 一層の事、ユーグさんに聞こうかな?」
「う~ん。また怒られますぞ?」
「はぁぁぁぁ」
ドーンと2人で頭を抱えていたら、ドーンが何やら閃いた。
「あっ! 団長、少し時間を下さい。火曜日までにおおよその予算を聞いておきます」
「誰かアテがあるの?」
「えぇ」
やっとニッコリ笑顔になったドーン。これは任せて大丈夫そうだな。
「じゃぁ、よろしく」
問題が解決したので、私達は通常業務に戻る。
はぁ、ドレスかぁ。どんな店に行くんだろう? 団長のドレスって普通のドレスと違うのかな? 普通でいいんだけどな。あっでも… やっぱり可愛いのとか着てみたいかも。
94
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
木風
恋愛
婚約者に裏切られ、成金伯爵令嬢の仕掛けに嵌められた私は、あっけなく「悪役令嬢」として婚約を破棄された。
胸に広がるのは、悔しさと戸惑いと、まるで物語の中に迷い込んだような不思議な感覚。
けれど、この身に宿るのは、かつて過労に倒れた29歳の女医の記憶。
勉強も社交も面倒で、ただ静かに部屋に籠もっていたかったのに……
『神に愛された強運チート』という名の不思議な加護が、私を思いもよらぬ未来へと連れ出していく。
子供部屋の安らぎを夢見たはずが、待っていたのは次期国王……王太子殿下のまなざし。
逃れられない運命と、抗いようのない溺愛に、私の物語は静かに色を変えていく。
時に笑い、時に泣き、時に振り回されながらも、私は今日を生きている。
これは、婚約破棄から始まる、転生令嬢のちぐはぐで胸の騒がしい物語。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、Wednesday (Xアカウント:@wednesday1029)さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎子供部屋悪役令嬢 / 木風 Wednesday
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる