ひとりぼっち

トウモロコシ

文字の大きさ
1 / 1

ひとりぼっち

しおりを挟む
学年が上がって、クラスが変わった。
仲の良かった友達と離れ知らない友達と出会う。テンションがあがって、トラブルも起きたりしてもそこも何だか楽しいと思える、そんな季節。
だけど僕の学校はシステム的にクラスが変わらない。理系の子はそのまま理系、文系の子はそのまま文系。
つまり、文系から理系へと進路を変更した俺は出来上がったクラスにひとりぽつんと入れられた感じになった。
もちろん、僕の将来の夢のことを考えたら多少友達がいなくても理系クラスにいたほうがいいことはわかっているが、高校生活、勉強だけでもないのだ。
友達も大事だ。むしろ友達がいるから勉強も頑張れるんだろう。そんな時期なのに話す友達もおらず、理系のシステムもよくわからない。そんな状態で一週間がすぎた。
もともと友達作りの下手くそな僕な未だにひとりぼっちだ。
もう、友達なんていらないかとも思い始めている。でも、実際そんなことは無い。忘れ物をした時、班行動の時、修学旅行など、様々な場面で友達を持っておいた方がいい部分がある。
だからこそ、作らなければいけない。保身の為にも。仮に、いじめにあったときなんかも、友達がいるのといないのでは心の支えが全く違う。
そんなことはわかっている。だけど、出来上がったクラスの友達に話しかけるのはどうしても無理だった。怖かった。
教科について質問すれば驚かれて、いろんな視線を浴びる。文系の感覚で言ってはいけない、動いてはいけないと頭ではわかっていても1年間文系で過ごしていたら、そのやり方に慣れてしまう。だから、質問の内容が1年から理系の子より斜め上の質問になる。その度に色々な意味のある視線を向けられる。

わかっている、だけど怖い。
わかっている、だけど嫌だ。


もう疲れた。

進路変更しただけでこんなに辛いとは思っていなかった。。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

婚約破棄が聞こえません

あんど もあ
ファンタジー
私は、真実の愛に目覚めた王子に王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を宣言されたらしいです。 私には聞こえないのですが。 王子が目の前にいる? どこに? どうやら私には王子が見えなくなったみたいです。 ※「承石灰」は架空の物質です。実在の消石灰は目に入ると危険ですのでマネしないでね!

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

処理中です...