僕は、こどもの日が

トウモロコシ

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僕は、こどもの日が…

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右のおうちも、左のおうちも、屋根より高く大きなお魚がついている。僕のおうちにも、昨日お父さんが、つけてくれた。まだまだ小さい僕と比べると、その「こい」というお魚は、すっごく大きい。お魚と一緒に、お父さんは「かぶと」というかっこいいお人形を出してきて、飾ってくれる。折り紙で、作ったかぶとは、僕用。青や緑、毎年違う色で僕の為に作ってくれる。
おやつにはお母さんが、柏餅を作ってくれる。そのお餅は、ほんのり甘くてもちもちでとても美味しい。何個も何個も食べたくなって、お皿に乗ったたくさんのお餅の一つに手を伸ばすと、お母さんに「食べ過ぎたらだめっ」と怒られてしまうけれど、特別な今日は、いつもよりも少しだけ多くお菓子を食べることを許してくれる。
今日は、僕の好きな遊びができる。早起きして、お気に入りのお星さまの服を着たら、準備完了だ。大きなジャングルジムがあって、高くて速い滑り台がある公園に、家族みんなで出発。車に乗ってみんなで、こいのぼりの歌を歌うんだ。そのほかにも、僕の好きなお歌をたくさん歌う。かくれんぼは僕が一番得意な遊び。みんなで遊んだら、車で帰る。遊び疲れて眠たくなってしまうから、車の中で僕は眠る。お母さんのお膝に頭をのせて、後ろの席にゴロンと横になって眠る。お母さんは、頭をなでてくれたり、おなかをぽんぽんしてくれたりする。それがとても温かい。昼ごはんも夜ご飯も、僕が好きなハンバーグとスパゲッティ。昔に比べてよく食べるようになった僕にお母さんもお父さんも、「大きくなったね」って笑いながら、頭をなでてくれる。
そんな五月五日、「こどもの日」が、僕は誕生日と同じくらい、大好きだった。
弟ができた。僕は、お兄ちゃんになった。特別なこどもの日は、弟の好きなことをする日になってしまった。
お父さんは、弟に折り紙のかぶとを作り、お母さんは弟に少しだけ多くのお菓子を許した。弟の好きたところに行って、弟の好きな物を食べた。
僕はいろんなことを我慢なくちゃいけなくなった。







こどもの日なんて、大嫌いだ。
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