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ミモザ・マーティンの仮住まいからお暇し、リザリーは新聞社へと帰還すべく歩道を歩いている。
急ぎ終わらせなければならない仕事もないためか、歩調は遅い。
否、自らの心が新聞社へ行くことを拒否している証拠だとリザリーは気付いていた。
(……編集長と会うのは、憂鬱だなあ)
リザリーの中でいまだ疑惑が残ったままだし、疑いを向けてしまう罪悪感もある。
ロジャー・バートンの目を真っすぐ見て話すことが今の自分に出来るのか……それが気がかりだった。
(やっぱり編集長に直接聞こうか……、でも)
エルンストとカトレアに心配をかけてしまうのはいただけない。
落ち込みはしたが、エルンストが自分のことを案じてくれていることは理解しているし、何より彼らの捜査の邪魔になることだけはしたくなかった。
(私も騎士団だったら、もう少し二人に頼られたのかな……)
考えても詮無いことを考えて苦笑し、リザリーは気持ちを切り替えるべく歩く速度を速める。
ただただ無心で歩いたからか、予想より早く新聞社の近くのオフィス街までたどり着くことが出来た。
───午後も何も考えず、この調子で仕事だけに集中しよう。
嘆息しながら見えてきた新聞社に視線を転じ、密やかに嘆息した……その時である。
「……ミモザ、」
すれ違った影から聞こえた声に、え?とリザリーの足が止まった。
慌てて振り返るが、活気のある通りに人は多く、誰が先ほどの呟きを落としたのか見当もつかない。
(……今、ミモザって。聞き間違いかな?)
そうかもしれないし、新聞社も近いからミモザ・マーティンの小説の話題を誰かが出したのかもしれない。
それでも漠然とした嫌な予感を感じて、リザリーは来た方向を戻り始める。
しばらくきょろきょろとあたりを見渡していると、人波ではなく地面にふと気になるものを見つけた。
歩道の端のブロックの上、建物の影になり見えにくい場所だが、確かにぽつりと赤いしみがついている。
(あれって、もしかして血?)
赤いしみはじわりと滲んでおり、色の濃いペンキのようにも見える。
誰かに踏まれてしまったのか、縁の方に靴跡がついて形が崩れていた。
そのつま先が向いている方へ目を向けると、感覚を開けてぽつり、またぽつりと赤い点が続いている。
近寄ってみるとてらりとぬめっており、零れて間もないことがわかった。
(こっちに続いてる……?)
等間隔で落ちている赤いしみを追っていくと、オフィス街の大きな通りから外れた小道へと続いている。
薄暗く湿気が多い、人の気配も少ないそこは、昼間であっても歩くことをためらわれるような道だ。
芽吹いた嫌な予感の茎が伸び、次第に大きくなっていく。
一瞬のためらいのあと、リザリーは覚悟を決める。ぐっと体に力を込めて、狭く暗い路地に入っていった。
───エルンストたちに連絡した方がいいかもしれない。
───自分では何の役にもたたないから。
暗闇と湿気に体を包まれているせいか、悪い方向へと思考が向かっていく。
だがそれでもリザリーが足を止めなかったのは、躊躇していたらミモザに危険が及ぶのではという考えがあったからである。
(夢……。ミモザさんみたいな一般市民を守るのが私の夢だったな……)
幼いころに憧れた王立騎士団の姿を胸に抱きながら、しばらく路地を歩く。
やがて現れたなだらかなカーブを曲がったところで、リザリーは地面にうずくまる何者かの影を見つけた。
(え…!)
咄嗟に出かけた声を何とかしまうと、数歩の距離を置いて立ち止まる。
古ぼけたコートを羽織った、30代半ばの痩身の男だった。
顔色が悪く、うずくまっているのも精いっぱいといったように肩で息をしている。
気分がすぐれないのだろうか、とリザリーは慌てて彼に駆け寄った。
「あ、あの……!大丈夫ですか?何処か具合でも?お運びしましょうか?」
「……ミモザ、ミモザ・マーティンに、」
「え?」
問いかけに対する返答ではないその呟きに既視感を覚えた。
新人作家の名を呼ぶそれは、先ほど大通りで聞いた小さな声によく似ている。
まさかと言う思いでよくよく男を観察してみると、男のコートの袖口に血が滲んでおり、ぽたりぽたりと滴っている。
それは地面に小さな水たまりを作るほどで、リザリーはぎょっと目を見開き男に訊ねた。
「怪我をしているんですか、ちょっと見せてください……っ!」
彼は答えない。仕方ないので勝手にボタンを外し、コートを脱がした。
その最中、リザリーの体がぎくりと跳ねる。
男の左腕から伸びる、骨ばった手。
その手の薬指が抜けたように欠けており、ぐるりと痛々しい包帯が巻かれていた。
「貴方、これ……」
言いながら左腕に触れると、ずっと無表情だったその顔が歪む。
まさかとコートを脱がしてみれば内側にもべったりと血が付着しており、特に汚れの多い場所は両腕の二の腕。
どうやらその部分に傷を負っているようだった。
(これって切り傷?ナイフで切りつけられたみたいな……)
男の二の腕はシャツがざんばらに裂け、そこから幾多もの細い傷がつけられていることが伺える。
大きな血管に傷がついてしまったのか、血は止まりそうにない。
防御創だ、と騎士団試験のために身に着けた知識がリザリーに教えた。
(ナイフを持った相手に応戦したんだ。深い物もあるから早く止血しないと)
オフィス街の裏路地なので、助けを求めるにも出入り口のある表通りに出なくてはならないだろう。
バッグから清潔なハンカチを取り出し、「ちょっと我慢してください」と特に傷が深い左手を圧迫するように巻き付ける。
「……っ!」
男の顔がさらに歪むが、心を痛めている暇はない。
ぎゅっと縛って男を地面に寝かせると、彼の右手を左肩のあたりに移動させる。
「今、人を呼んできます。辛いでしょうが肩のここ……動脈を抑えていてください。少しですが止血になります」
「み、もざ……」
再び男がその名前を呼んだ。同時に縋るような目がこちらを向く。
「大丈夫ですから」と告げて大通りに向かおうとしたリザリーに、彼は何事か伝えようと口を開いた。
「何ですか?まだ何処か怪我を……?」
問う声に彼はしかし答えず、囁くようにぽつりと告げる。
「おれの、おれの、物語は……最低なもの、なんだ……」
「物語?最低っていうのは……?」
「俺がいない方がいいんだと、死んだ方が。だけど、だから、最後にミモザ・マーティンに会いたくて……」
それだけ言って、男の目からぽろりと涙が零れ落ちる。
あまりにも悲しそうな表情は哀れを誘い、リザリーは一瞬呼吸を止めて彼を凝視してしまった。
しかしここで呆然としているわけにもいかない。
今一度「すぐ帰りますから」と彼に告げ、助けを求めて来た方向へと駆け出す。
頭の中には男の流した涙、そして口から滑りだした言葉がぐるぐると己を混乱させるように回っている。
(物語って、人生のこと?人生が上手くいかなかったから絶望しているってこと?)
だから最後に敬愛する作家に会いたくて新聞社の周りをうろついていた?
否、それではあの防御創は一体どう言うことだろう?誰かに襲われたのではないだろうか?
考えても答えは見つけられない。
ひとまず思考は捨て置いて、オフィス街に出たリザリーは近くを歩く人たちに救助を願い出た。
◆
首都で一番大きなセントラル病院に運ばれた男は、幸運なことに一命を取り留めた。
しかし腕の傷は思った以上に深く、血液を流しすぎていた。
しばらくは予断を許さない状態で、取り調べどころか面会も出来ないらしい。
病院にはすでに王立騎士団も到着しており男の身元を調べている。
リザリーもこの後軽い取り調べを受ける予定だった。
世話しなく動き回る騎士団の中にしかし、エルンストたちの姿はない。
聞けば別の捜査にあたっているらしく、リザリー少し残念なような複雑な気持ちでいた。
(あの人薬指が無かった、ってことはやっぱり……)
ミモザに血まみれの小包を送った犯人かもしれない。
だが自分の行動に後悔はない。あのまま男の命が失われ、事件が迷宮入りするよりするよりずっといい。
ロビーに置かれている椅子の一つに腰掛け苦笑していると、ふいにこちらに近づいてくる人影があった。
「リザリー・クラントンさん、少しよろしいですか?お聞きしたいことがあるのですが?」
「あ、はい」
声をかけてきたのは騎士団服を着た、年若い女性である。
どこか無機質な笑みを浮かべた彼女は、あたりを気にしながらそっとリザリーに耳打ちした。
「ちょっと人には聞かれたくない話ですので、場所を移動させていただいてもよろしいですか?」
「わかりました」
頷いて立ち上がり、「こちらです」と案内する女性についていく。
そしてリザリー・クラントンの姿は、病院から消え去った。
急ぎ終わらせなければならない仕事もないためか、歩調は遅い。
否、自らの心が新聞社へ行くことを拒否している証拠だとリザリーは気付いていた。
(……編集長と会うのは、憂鬱だなあ)
リザリーの中でいまだ疑惑が残ったままだし、疑いを向けてしまう罪悪感もある。
ロジャー・バートンの目を真っすぐ見て話すことが今の自分に出来るのか……それが気がかりだった。
(やっぱり編集長に直接聞こうか……、でも)
エルンストとカトレアに心配をかけてしまうのはいただけない。
落ち込みはしたが、エルンストが自分のことを案じてくれていることは理解しているし、何より彼らの捜査の邪魔になることだけはしたくなかった。
(私も騎士団だったら、もう少し二人に頼られたのかな……)
考えても詮無いことを考えて苦笑し、リザリーは気持ちを切り替えるべく歩く速度を速める。
ただただ無心で歩いたからか、予想より早く新聞社の近くのオフィス街までたどり着くことが出来た。
───午後も何も考えず、この調子で仕事だけに集中しよう。
嘆息しながら見えてきた新聞社に視線を転じ、密やかに嘆息した……その時である。
「……ミモザ、」
すれ違った影から聞こえた声に、え?とリザリーの足が止まった。
慌てて振り返るが、活気のある通りに人は多く、誰が先ほどの呟きを落としたのか見当もつかない。
(……今、ミモザって。聞き間違いかな?)
そうかもしれないし、新聞社も近いからミモザ・マーティンの小説の話題を誰かが出したのかもしれない。
それでも漠然とした嫌な予感を感じて、リザリーは来た方向を戻り始める。
しばらくきょろきょろとあたりを見渡していると、人波ではなく地面にふと気になるものを見つけた。
歩道の端のブロックの上、建物の影になり見えにくい場所だが、確かにぽつりと赤いしみがついている。
(あれって、もしかして血?)
赤いしみはじわりと滲んでおり、色の濃いペンキのようにも見える。
誰かに踏まれてしまったのか、縁の方に靴跡がついて形が崩れていた。
そのつま先が向いている方へ目を向けると、感覚を開けてぽつり、またぽつりと赤い点が続いている。
近寄ってみるとてらりとぬめっており、零れて間もないことがわかった。
(こっちに続いてる……?)
等間隔で落ちている赤いしみを追っていくと、オフィス街の大きな通りから外れた小道へと続いている。
薄暗く湿気が多い、人の気配も少ないそこは、昼間であっても歩くことをためらわれるような道だ。
芽吹いた嫌な予感の茎が伸び、次第に大きくなっていく。
一瞬のためらいのあと、リザリーは覚悟を決める。ぐっと体に力を込めて、狭く暗い路地に入っていった。
───エルンストたちに連絡した方がいいかもしれない。
───自分では何の役にもたたないから。
暗闇と湿気に体を包まれているせいか、悪い方向へと思考が向かっていく。
だがそれでもリザリーが足を止めなかったのは、躊躇していたらミモザに危険が及ぶのではという考えがあったからである。
(夢……。ミモザさんみたいな一般市民を守るのが私の夢だったな……)
幼いころに憧れた王立騎士団の姿を胸に抱きながら、しばらく路地を歩く。
やがて現れたなだらかなカーブを曲がったところで、リザリーは地面にうずくまる何者かの影を見つけた。
(え…!)
咄嗟に出かけた声を何とかしまうと、数歩の距離を置いて立ち止まる。
古ぼけたコートを羽織った、30代半ばの痩身の男だった。
顔色が悪く、うずくまっているのも精いっぱいといったように肩で息をしている。
気分がすぐれないのだろうか、とリザリーは慌てて彼に駆け寄った。
「あ、あの……!大丈夫ですか?何処か具合でも?お運びしましょうか?」
「……ミモザ、ミモザ・マーティンに、」
「え?」
問いかけに対する返答ではないその呟きに既視感を覚えた。
新人作家の名を呼ぶそれは、先ほど大通りで聞いた小さな声によく似ている。
まさかと言う思いでよくよく男を観察してみると、男のコートの袖口に血が滲んでおり、ぽたりぽたりと滴っている。
それは地面に小さな水たまりを作るほどで、リザリーはぎょっと目を見開き男に訊ねた。
「怪我をしているんですか、ちょっと見せてください……っ!」
彼は答えない。仕方ないので勝手にボタンを外し、コートを脱がした。
その最中、リザリーの体がぎくりと跳ねる。
男の左腕から伸びる、骨ばった手。
その手の薬指が抜けたように欠けており、ぐるりと痛々しい包帯が巻かれていた。
「貴方、これ……」
言いながら左腕に触れると、ずっと無表情だったその顔が歪む。
まさかとコートを脱がしてみれば内側にもべったりと血が付着しており、特に汚れの多い場所は両腕の二の腕。
どうやらその部分に傷を負っているようだった。
(これって切り傷?ナイフで切りつけられたみたいな……)
男の二の腕はシャツがざんばらに裂け、そこから幾多もの細い傷がつけられていることが伺える。
大きな血管に傷がついてしまったのか、血は止まりそうにない。
防御創だ、と騎士団試験のために身に着けた知識がリザリーに教えた。
(ナイフを持った相手に応戦したんだ。深い物もあるから早く止血しないと)
オフィス街の裏路地なので、助けを求めるにも出入り口のある表通りに出なくてはならないだろう。
バッグから清潔なハンカチを取り出し、「ちょっと我慢してください」と特に傷が深い左手を圧迫するように巻き付ける。
「……っ!」
男の顔がさらに歪むが、心を痛めている暇はない。
ぎゅっと縛って男を地面に寝かせると、彼の右手を左肩のあたりに移動させる。
「今、人を呼んできます。辛いでしょうが肩のここ……動脈を抑えていてください。少しですが止血になります」
「み、もざ……」
再び男がその名前を呼んだ。同時に縋るような目がこちらを向く。
「大丈夫ですから」と告げて大通りに向かおうとしたリザリーに、彼は何事か伝えようと口を開いた。
「何ですか?まだ何処か怪我を……?」
問う声に彼はしかし答えず、囁くようにぽつりと告げる。
「おれの、おれの、物語は……最低なもの、なんだ……」
「物語?最低っていうのは……?」
「俺がいない方がいいんだと、死んだ方が。だけど、だから、最後にミモザ・マーティンに会いたくて……」
それだけ言って、男の目からぽろりと涙が零れ落ちる。
あまりにも悲しそうな表情は哀れを誘い、リザリーは一瞬呼吸を止めて彼を凝視してしまった。
しかしここで呆然としているわけにもいかない。
今一度「すぐ帰りますから」と彼に告げ、助けを求めて来た方向へと駆け出す。
頭の中には男の流した涙、そして口から滑りだした言葉がぐるぐると己を混乱させるように回っている。
(物語って、人生のこと?人生が上手くいかなかったから絶望しているってこと?)
だから最後に敬愛する作家に会いたくて新聞社の周りをうろついていた?
否、それではあの防御創は一体どう言うことだろう?誰かに襲われたのではないだろうか?
考えても答えは見つけられない。
ひとまず思考は捨て置いて、オフィス街に出たリザリーは近くを歩く人たちに救助を願い出た。
◆
首都で一番大きなセントラル病院に運ばれた男は、幸運なことに一命を取り留めた。
しかし腕の傷は思った以上に深く、血液を流しすぎていた。
しばらくは予断を許さない状態で、取り調べどころか面会も出来ないらしい。
病院にはすでに王立騎士団も到着しており男の身元を調べている。
リザリーもこの後軽い取り調べを受ける予定だった。
世話しなく動き回る騎士団の中にしかし、エルンストたちの姿はない。
聞けば別の捜査にあたっているらしく、リザリー少し残念なような複雑な気持ちでいた。
(あの人薬指が無かった、ってことはやっぱり……)
ミモザに血まみれの小包を送った犯人かもしれない。
だが自分の行動に後悔はない。あのまま男の命が失われ、事件が迷宮入りするよりするよりずっといい。
ロビーに置かれている椅子の一つに腰掛け苦笑していると、ふいにこちらに近づいてくる人影があった。
「リザリー・クラントンさん、少しよろしいですか?お聞きしたいことがあるのですが?」
「あ、はい」
声をかけてきたのは騎士団服を着た、年若い女性である。
どこか無機質な笑みを浮かべた彼女は、あたりを気にしながらそっとリザリーに耳打ちした。
「ちょっと人には聞かれたくない話ですので、場所を移動させていただいてもよろしいですか?」
「わかりました」
頷いて立ち上がり、「こちらです」と案内する女性についていく。
そしてリザリー・クラントンの姿は、病院から消え去った。
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