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10. 公爵夫妻は娘がお嫌い?②
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リチャードとディアナ公爵夫人は退室し、何故か公爵と紅茶を飲む羽目になった。
「あの、閣下……2人ではこんなに食べきれないと思います」
テーブルいっぱいに広げられたお茶菓子を見ながら、控えめに言った。
「……ふむ。リーリアは甘いものが好きだと聞いていたから用意したが、実は私は甘い物が苦手でな……食べれるだけ食べて、残りは使用人達に配るとするか」
口下にあるワイルドな髭を弄りながら閣下は言った。
「そうですね。残ったら食べ物に失礼ですから、そうしましょう」
私は閣下の言葉に同意した。
「お前が記憶喪失だと聞いてすぐに駆けつけたかったのだが、ディアナと他国へと視察に出ていたからこちらに中々戻れなくてな……すまない」
急にお菓子の話から移り変わる。
真顔のままなので感情の変化は気が付かなそうなのに、公爵は落ち込んでいるのだと気づいた、気づいてしまった。
(サルバトレー公爵、悪役顔よね……)
失礼なことを考えながら閣下を見ていたけれど、どうやら彼は悪い人ではなさそうだ。
「……いいえ。来れなかった理由がわかって安心しました」
「そもそもリーリアの誕生日翌日に視察に送り出す皇帝陛下にも私は腹を立てているのだ……自分だって愛娘がいるのだから理解出来るだろうに」
「閣下……皇帝陛下に失礼ですわ」
笑いを堪えながら言っている私も失礼だけど。
紅茶を飲みながらグチグチ言っている閣下は見た目によらず可愛らしい性格をしているようだ。
(……前世でいうところのギャップ萌えってやつね)
まさか、自分の父親世代でギャップ萌えすることになろうとは。
「リーリア、先程から気になっていたが閣下というのは他人行儀だ。まだ記憶が戻っていないからしっくりこないと思うが、記憶喪失になるまでは私のことを"お父様"と呼んでいたから今後はそのように呼びなさい」
「……わかりました、お父様」
確かに血の繋がった家族なのに閣下と呼んでいたらおかしい。
「それと皇帝陛下、皇后陛下とは幼馴染でな……ディアナとも仲良くしてくれているのだが、彼女は素直になれない性格だからいつも対応を間違えたと落ち込んでいて、それは両陛下も理解して下さっている。今日、リーリアの前でも冷たい態度を取ってしまったことで今頃、落ち込んでいるだろう。この後顔を見に行ってやりなさい」
リーリアが皇太子殿下と婚約出来た理由の1つがサルバトレー公爵が両陛下と幼馴染みだからというのは公式ファンブックを読んでいたから知っていたが、まさか公爵夫人も仲が良かったとは。
というのもディアナは現皇帝陛下の元婚約者だ。
(……それも、公式ライトノベルの番外編に載ってた。確かサルバトレー公爵夫妻の馴れ初めだった気がする)
あまりにも興味が無さすぎて流し読みしてしまったけど。
自分が悪役令嬢に憑依するなんて思ってもいなかったから、こんなことならちゃんと読んでおけばよかった……なんて思っていても時既に遅い。
「わかりました。お母様にもこの後、声をかけてみます」
「そうしなさい……記憶喪失になってしまったから難しいかもしれないが、皇太子殿下との婚約は何時でも解消できる。無理だと判断した時は私に言いなさい…………これが今日、本当に言いたかったことだ」
「……わかりました」
(リーリアのお父様は、リーリアのことをちゃんと愛しているみたいね)
顔こそは無表情だが私を見つめる瞳は優しかった。
その後、たわいも無い話を公爵として書斎から出た。
ディアナが現皇帝陛下の元婚約者だという知識はあったが、私はてっきり皇后陛下とは仲が悪いと思っていた。
というのも現在の皇后は『神子』として神様から愛される存在で、次の神子が現れるまでの間は沢山の加護を与えられる存在で──どの代でも神子が現れたらヘーリオス帝国、皇帝か年が近ければ次期皇帝陛下と結婚、あるいは婚約を結ぶ。
それは神子が"光の神に愛された子"だからで、同じ光の属性を持つ女性よりも強力な力があるから。
(皇后は学園に通っていた時に『神子』に選ばれたのよね……)
ディアナは皇后に婚約者を奪われた、と考えていると推察していたが、もしかしたら違うのかもしれない。
噂話と事実は180°異なるということは、貴族の間ではよくある。
だとしたら、ゲームのヒロインもプレイヤーが思っているイメージと異なるのだろうか。
(少なくとも、今回はその可能性があるわね……)
長い廊下を歩きながらゲームタイトル反芻した。
『マーガレット~光の神子と5人の騎士~』
そう、現皇后の次の『神子』はヒロインであるジェシカ・テンプソン伯爵令嬢だ。
「……姉上、父上から何か言われませんでしたか?」
考えながら歩いているとリチャードに声をかけられた。
心配そうな顔だ。
「いえ、お父様は凄く心配していたみたい」
「そうですか。何も言われてないならいいんです」
リチャードにせっかく会えたので、私は知りたいことを聞くことにした。
「……申し訳ないのだけど、お母様の部屋はどちら?」
リチャードはそのまま廊下を真っ直ぐ歩いていこうとしたが止まってこちらに振り返ってくれる。
「母上の部屋ですか?それなら僕が案内します」
私に手を差し伸べてきたので、その手を取った。
(……こんなに紳士的な少年なのにまだ婚約者がいないなんて不思議ね)
「父上から顔を出すように言われましたか?」
「……ええ。よく分かったわね、リチャード」
「いつものことですから」
リチャードはにっこり人懐っこい笑顔で言った。
「あら、いつもなのね」
彼につられて私も笑ってしまう。
「こちらが母上の部屋です」
「リチャード、ありがとう。レッスンの件はまた明日話ましょう」
「はい、また明日」
リチャードと手を振りあって別れた。
一呼吸おいてからドアをノックする。
「……誰?今はそっとして欲しいのだけど」
返ってきた声は公爵の書斎で話しかけてきた時とは打って変わり、明らかに落ち込んでいる声のトーンだった。
「お母様、リーリアです……少し話せませんか?」
私の言葉にディアナからの返答は無かったが、代わりにドアまで小走りで歩み寄ってくる物音が聞こえた。
「……ちょうど私も貴女に話したいことがあったの。お入りなさい」
ディアナは私を部屋へ通してくれたが、小走りだからかそれとも私の訪問が嬉しかったのか、ほんのりと顔が赤くなっていた。
「あの、閣下……2人ではこんなに食べきれないと思います」
テーブルいっぱいに広げられたお茶菓子を見ながら、控えめに言った。
「……ふむ。リーリアは甘いものが好きだと聞いていたから用意したが、実は私は甘い物が苦手でな……食べれるだけ食べて、残りは使用人達に配るとするか」
口下にあるワイルドな髭を弄りながら閣下は言った。
「そうですね。残ったら食べ物に失礼ですから、そうしましょう」
私は閣下の言葉に同意した。
「お前が記憶喪失だと聞いてすぐに駆けつけたかったのだが、ディアナと他国へと視察に出ていたからこちらに中々戻れなくてな……すまない」
急にお菓子の話から移り変わる。
真顔のままなので感情の変化は気が付かなそうなのに、公爵は落ち込んでいるのだと気づいた、気づいてしまった。
(サルバトレー公爵、悪役顔よね……)
失礼なことを考えながら閣下を見ていたけれど、どうやら彼は悪い人ではなさそうだ。
「……いいえ。来れなかった理由がわかって安心しました」
「そもそもリーリアの誕生日翌日に視察に送り出す皇帝陛下にも私は腹を立てているのだ……自分だって愛娘がいるのだから理解出来るだろうに」
「閣下……皇帝陛下に失礼ですわ」
笑いを堪えながら言っている私も失礼だけど。
紅茶を飲みながらグチグチ言っている閣下は見た目によらず可愛らしい性格をしているようだ。
(……前世でいうところのギャップ萌えってやつね)
まさか、自分の父親世代でギャップ萌えすることになろうとは。
「リーリア、先程から気になっていたが閣下というのは他人行儀だ。まだ記憶が戻っていないからしっくりこないと思うが、記憶喪失になるまでは私のことを"お父様"と呼んでいたから今後はそのように呼びなさい」
「……わかりました、お父様」
確かに血の繋がった家族なのに閣下と呼んでいたらおかしい。
「それと皇帝陛下、皇后陛下とは幼馴染でな……ディアナとも仲良くしてくれているのだが、彼女は素直になれない性格だからいつも対応を間違えたと落ち込んでいて、それは両陛下も理解して下さっている。今日、リーリアの前でも冷たい態度を取ってしまったことで今頃、落ち込んでいるだろう。この後顔を見に行ってやりなさい」
リーリアが皇太子殿下と婚約出来た理由の1つがサルバトレー公爵が両陛下と幼馴染みだからというのは公式ファンブックを読んでいたから知っていたが、まさか公爵夫人も仲が良かったとは。
というのもディアナは現皇帝陛下の元婚約者だ。
(……それも、公式ライトノベルの番外編に載ってた。確かサルバトレー公爵夫妻の馴れ初めだった気がする)
あまりにも興味が無さすぎて流し読みしてしまったけど。
自分が悪役令嬢に憑依するなんて思ってもいなかったから、こんなことならちゃんと読んでおけばよかった……なんて思っていても時既に遅い。
「わかりました。お母様にもこの後、声をかけてみます」
「そうしなさい……記憶喪失になってしまったから難しいかもしれないが、皇太子殿下との婚約は何時でも解消できる。無理だと判断した時は私に言いなさい…………これが今日、本当に言いたかったことだ」
「……わかりました」
(リーリアのお父様は、リーリアのことをちゃんと愛しているみたいね)
顔こそは無表情だが私を見つめる瞳は優しかった。
その後、たわいも無い話を公爵として書斎から出た。
ディアナが現皇帝陛下の元婚約者だという知識はあったが、私はてっきり皇后陛下とは仲が悪いと思っていた。
というのも現在の皇后は『神子』として神様から愛される存在で、次の神子が現れるまでの間は沢山の加護を与えられる存在で──どの代でも神子が現れたらヘーリオス帝国、皇帝か年が近ければ次期皇帝陛下と結婚、あるいは婚約を結ぶ。
それは神子が"光の神に愛された子"だからで、同じ光の属性を持つ女性よりも強力な力があるから。
(皇后は学園に通っていた時に『神子』に選ばれたのよね……)
ディアナは皇后に婚約者を奪われた、と考えていると推察していたが、もしかしたら違うのかもしれない。
噂話と事実は180°異なるということは、貴族の間ではよくある。
だとしたら、ゲームのヒロインもプレイヤーが思っているイメージと異なるのだろうか。
(少なくとも、今回はその可能性があるわね……)
長い廊下を歩きながらゲームタイトル反芻した。
『マーガレット~光の神子と5人の騎士~』
そう、現皇后の次の『神子』はヒロインであるジェシカ・テンプソン伯爵令嬢だ。
「……姉上、父上から何か言われませんでしたか?」
考えながら歩いているとリチャードに声をかけられた。
心配そうな顔だ。
「いえ、お父様は凄く心配していたみたい」
「そうですか。何も言われてないならいいんです」
リチャードにせっかく会えたので、私は知りたいことを聞くことにした。
「……申し訳ないのだけど、お母様の部屋はどちら?」
リチャードはそのまま廊下を真っ直ぐ歩いていこうとしたが止まってこちらに振り返ってくれる。
「母上の部屋ですか?それなら僕が案内します」
私に手を差し伸べてきたので、その手を取った。
(……こんなに紳士的な少年なのにまだ婚約者がいないなんて不思議ね)
「父上から顔を出すように言われましたか?」
「……ええ。よく分かったわね、リチャード」
「いつものことですから」
リチャードはにっこり人懐っこい笑顔で言った。
「あら、いつもなのね」
彼につられて私も笑ってしまう。
「こちらが母上の部屋です」
「リチャード、ありがとう。レッスンの件はまた明日話ましょう」
「はい、また明日」
リチャードと手を振りあって別れた。
一呼吸おいてからドアをノックする。
「……誰?今はそっとして欲しいのだけど」
返ってきた声は公爵の書斎で話しかけてきた時とは打って変わり、明らかに落ち込んでいる声のトーンだった。
「お母様、リーリアです……少し話せませんか?」
私の言葉にディアナからの返答は無かったが、代わりにドアまで小走りで歩み寄ってくる物音が聞こえた。
「……ちょうど私も貴女に話したいことがあったの。お入りなさい」
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