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第二章 邪神ギリオン復活編
第29話 ギリオン神殿②
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ついにギリオンと剣崎和哉率いる勇者達の戦いが始まろうとしていた。
ギリオンの身体に刺さっていた剣を持った和哉は、
「この聖剣『サザンクロス』でお前を支配下に.....って。どうなっている?」
和哉が持っていた剣が粉々になってしまった。
『あははは。その剣は聖剣ではないぞ? 封印剣『サザンクロス』だその剣は一回だけ邪神を封印する事が出来る。抜くと粉々になるのだ。それで、これからどうるのだ?羽虫達よ。』
「この剣が無くても僕のスキル『聖魔法付加』で僕の持っている剣を聖属性にして使うだけだ。」
「なら来るが良い。我は今から10分間、攻撃は全くしない。ほれ。」
ギリオンは仁王立ちになって笑っているのであった。
「みんな! 一斉に全力攻撃で行くぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
和哉達は各々の必殺技で攻撃する。
「剣技『無双剣』!」
「上級魔法「インフェルノ・ノバ」!」
「精霊魔法「シルフィード」!」
「秘技『グランドクロス』」
「勇者必殺『エクスカリバー』」
各自の必殺技がギリオンに命中していく。
最後の勇者の必殺技が命中した。
「ドオオオオオオオン!」
激しい騒音を出して大きな煙が出てきた。
「やった...。これでギリオンは倒した!」
「やったー!」
湊川は喜んで飛び跳ねている。
「よかったわ....。」
佐伯と川崎は安堵の顔になっていく。
和哉達はギリオンに勝ったと思った時、5本の光が大谷に命中したのであった。
「ぐは.......剣崎....。助けて.....くれ....」
大谷は全身切り裂かれて....粉々になって死んでしまった...。
「おおたにいいいいい!」
叫ぶ佐久間!
「「いやああああああ!」」
悲鳴を上げる川崎と佐伯。
更にもう5本の光が佐久間に命中して佐久間の身体は粉々になって死んでしまった。
煙の中から一つの影が出て来た。
『あはははは。こんな幼稚な攻撃、笑わせるぞ。』
其処には大笑いしているギリオンが立っていた。
「無傷だと?」
生き残った全員が恐怖する。
『そろそろ。終わりとするか。』
ギリオンは両方の爪で切り裂く動作を左右に4回だした。
すると佐伯と川崎の2人が粉々になって死んでいった。
その後、すぐに湊川と片桐が粉々になって死んでいった。
最後に残ったのは.....勇者の剣崎和哉のみとなった。
「みんな.....。そうだ。俺には奥の手があった。」
『ほほお。どんな奥の手だ?』
「俺には勇者と聖女しか持っていない魔法がある、それを使う。」
『やってみるがいい。』
ギリオンが答えると和哉は奥の手を出すのであった。
「蘇生魔法『リザレクション』!」
和哉の奥の手は蘇生魔法であった。
和哉が放った魔法は粉々になったクラスメイトに向っ行った。
そして大きな光となって......消えていったのだった。
「何故だ! 生き返れないのだ!」
叫ぶ和哉。
『勇者よ。お前が仲間に使った魔法『リザレクション』は、蘇生魔法ではないわ。あれは浄化魔法だ。それも知らないのか? あはははは!』
「なんだと!」
『では、死ぬが良い。はあああ!』
ギリオンは和哉の心臓の位置に拳を入れた...その拳は和哉の心臓を打ち抜いた!
和哉は倒れて行くのであった。
「....みんな...すまん....。仁科達...にげ....ろ...。」
これが和哉の最後の言葉になったのである。
『さて。この身体では我の本来の能力が出ないなあ。』
ギリオンは今乗り移った身体を見ていると一人の女性がやって来たのであった。
ナイトハイム王国王女シルビアその人であった。
『お見事です。旦那様。』
『その声は我が妻エステリーゼか?』
『はい。旦那様の復活を心待ちにしていました。』
『そうか。』
『今死んでいる勇者の身体に乗り移って下さいませ。その為にこの勇者をここに案内しましたのよ。』
『なるほど。お前が用意したのだな?』
『はい。勇者の身体を旦那様と融合したら元の旦那様になりますわ。』
『それじゃあ。お前の言う通りにこの死体を我の身体にするか。』
ギリオンは和哉の死体に手に触れると黒い煙が和哉の死体に囲い込みそして消えて行くのであった。
和哉の死体を融合したギリオンは
『この身体。中々いいぞ。後少しの時間で我の本当の姿になる....あはははは!』
『旦那様。この後どうしますか?』
『この国を滅ぼそうかのう。』
『それはいい案でございます。このままの姿で行きましょう。そうすれば城の中に楽に入れます。』
『うむ。それでは行くぞ。我妻エステリーゼ』
『愛しい旦那様。邪神ギリオン様。』
三大邪神の中で一番凶悪な力を持つギリオンとその妻エステリーゼは部屋を後にしたのだった。
ギリオンの身体に刺さっていた剣を持った和哉は、
「この聖剣『サザンクロス』でお前を支配下に.....って。どうなっている?」
和哉が持っていた剣が粉々になってしまった。
『あははは。その剣は聖剣ではないぞ? 封印剣『サザンクロス』だその剣は一回だけ邪神を封印する事が出来る。抜くと粉々になるのだ。それで、これからどうるのだ?羽虫達よ。』
「この剣が無くても僕のスキル『聖魔法付加』で僕の持っている剣を聖属性にして使うだけだ。」
「なら来るが良い。我は今から10分間、攻撃は全くしない。ほれ。」
ギリオンは仁王立ちになって笑っているのであった。
「みんな! 一斉に全力攻撃で行くぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
和哉達は各々の必殺技で攻撃する。
「剣技『無双剣』!」
「上級魔法「インフェルノ・ノバ」!」
「精霊魔法「シルフィード」!」
「秘技『グランドクロス』」
「勇者必殺『エクスカリバー』」
各自の必殺技がギリオンに命中していく。
最後の勇者の必殺技が命中した。
「ドオオオオオオオン!」
激しい騒音を出して大きな煙が出てきた。
「やった...。これでギリオンは倒した!」
「やったー!」
湊川は喜んで飛び跳ねている。
「よかったわ....。」
佐伯と川崎は安堵の顔になっていく。
和哉達はギリオンに勝ったと思った時、5本の光が大谷に命中したのであった。
「ぐは.......剣崎....。助けて.....くれ....」
大谷は全身切り裂かれて....粉々になって死んでしまった...。
「おおたにいいいいい!」
叫ぶ佐久間!
「「いやああああああ!」」
悲鳴を上げる川崎と佐伯。
更にもう5本の光が佐久間に命中して佐久間の身体は粉々になって死んでしまった。
煙の中から一つの影が出て来た。
『あはははは。こんな幼稚な攻撃、笑わせるぞ。』
其処には大笑いしているギリオンが立っていた。
「無傷だと?」
生き残った全員が恐怖する。
『そろそろ。終わりとするか。』
ギリオンは両方の爪で切り裂く動作を左右に4回だした。
すると佐伯と川崎の2人が粉々になって死んでいった。
その後、すぐに湊川と片桐が粉々になって死んでいった。
最後に残ったのは.....勇者の剣崎和哉のみとなった。
「みんな.....。そうだ。俺には奥の手があった。」
『ほほお。どんな奥の手だ?』
「俺には勇者と聖女しか持っていない魔法がある、それを使う。」
『やってみるがいい。』
ギリオンが答えると和哉は奥の手を出すのであった。
「蘇生魔法『リザレクション』!」
和哉の奥の手は蘇生魔法であった。
和哉が放った魔法は粉々になったクラスメイトに向っ行った。
そして大きな光となって......消えていったのだった。
「何故だ! 生き返れないのだ!」
叫ぶ和哉。
『勇者よ。お前が仲間に使った魔法『リザレクション』は、蘇生魔法ではないわ。あれは浄化魔法だ。それも知らないのか? あはははは!』
「なんだと!」
『では、死ぬが良い。はあああ!』
ギリオンは和哉の心臓の位置に拳を入れた...その拳は和哉の心臓を打ち抜いた!
和哉は倒れて行くのであった。
「....みんな...すまん....。仁科達...にげ....ろ...。」
これが和哉の最後の言葉になったのである。
『さて。この身体では我の本来の能力が出ないなあ。』
ギリオンは今乗り移った身体を見ていると一人の女性がやって来たのであった。
ナイトハイム王国王女シルビアその人であった。
『お見事です。旦那様。』
『その声は我が妻エステリーゼか?』
『はい。旦那様の復活を心待ちにしていました。』
『そうか。』
『今死んでいる勇者の身体に乗り移って下さいませ。その為にこの勇者をここに案内しましたのよ。』
『なるほど。お前が用意したのだな?』
『はい。勇者の身体を旦那様と融合したら元の旦那様になりますわ。』
『それじゃあ。お前の言う通りにこの死体を我の身体にするか。』
ギリオンは和哉の死体に手に触れると黒い煙が和哉の死体に囲い込みそして消えて行くのであった。
和哉の死体を融合したギリオンは
『この身体。中々いいぞ。後少しの時間で我の本当の姿になる....あはははは!』
『旦那様。この後どうしますか?』
『この国を滅ぼそうかのう。』
『それはいい案でございます。このままの姿で行きましょう。そうすれば城の中に楽に入れます。』
『うむ。それでは行くぞ。我妻エステリーゼ』
『愛しい旦那様。邪神ギリオン様。』
三大邪神の中で一番凶悪な力を持つギリオンとその妻エステリーゼは部屋を後にしたのだった。
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