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転移は森から
第七話 森の蹂躙者
しおりを挟む「俺としたことが『取得ステータス増加』をわすれんなんて!」
『取得ステータス増加』とはレベルアップ時に取得ステータス値を増加させるもので『取得経験値増加』のステータス版と言う事。
「やらかしたわ、今からでも作る!『スキルクリエーター』!」
『作成して起きました。』
「えっ、あ、うん。ありがとうそして、なんか久しぶり。」
『最後に会話をしてからまだ1時間もたってはいませんが。』
「そ、そうですよね……」
『そんなことよりマスターに提案です。森で魔物を蹂躙してはいかがでしょう?』
「蹂躙って、物騒だね俺はまだステータス低いんだけど、」
『ご安心ください。マスターの『ノーペイン』のスキルで脳、心臓、に大きなダメージ、または出血多量でなければ問題なく動けます』
「人外だ」
『今はギリギリ人族ですよ?』
「そう言うことじゃないんだよ」
『?わかりませんが蹂躙をお勧めします』
「わかったよ。行けばいいんだろう?」
『はい、頑張ってください』
ナビゲーションさんにそう言われたので森で蹂…いや、探索兼魔物狩りに出発した。
==3時間後==
「いや~なかなか狩ったなぁ!」
俺の体感的には夜の9時ってとこだけど、神様がくれた情報の中に時間関係が入っていて良かったわ、しかも地球ほとんど同じで、1年12ヵ月で1ヶ月三十日、1週間は5日間とここだけ違うが何も支障はない、時間は正確に決まってないそうだ。日が出たら朝で、沈んだら夜だそうだ。
「ステータス確認は飯食ってからだな、料理とかのスキルで作ってもいいんだけど森の中で火を炊くのも危険だし……来たら倒せばいっか。じゃー早速ー。『スキルクリエーター』」
『はい、マスター『解体』と『料理』でよろしいでしょうか?』
「おう、頼む。さて俺は兎を…お!ほんとにわかる!まずは血抜きがいくか」
こうして『アイテムボックス』から取り出したホーンラビット2匹を調理し始めた。
火は魔法でやりたかったものの最初から簡単に魔法が使えると思ってないので、木の棒でこすって気合で付けた。そして、ホーンラビットの肉を骨をつけたまま焼き料理の完成を待つ。そして『料理』のスキルによって焼き加減バッチリの完成したこんがり焼けた肉はまさに「上手に出来ました~」だった。
「マジでうまそー!これ俺が作ったのか!完全にあれじゃん!すげーな『料理』スキル!
ではでは、実食!」
想像以上の美味しさに追加で3匹分作り、夜の森で火を目印に美味しい肉を食べようと魔物達が寄って来るも、お肉死守の為に、そして新たなホーンラビットをゲットするため俺は全力で魔物と朝まで戦うのだった。
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