唯のコントです。期待しないでください。~まとめシリーズ~

パンダヒーロー

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深夜のラジオ

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  深夜。

 受験勉強に追われていたタカシは、ふと疲れて目の前のラジオが目に入った。

 久しぶりに聞いてみようかな、なんて考えて適当に周波数を合わせた。

 流石深夜というべきか、そこではとんでもない番組が放送されていた。



         ****


 「さて、どんな番組が入ってるかなあ……」


 入り始めた音声は、やがてこんな第一声を放つ。


 『俺はァァァァァ!カツラを着けてしまったんだァァァァ!』


 いや何が!?

 あなたの髪の事情なんて知らないんですが?


 『お、落ち着け……本当にやってしまったのか……?』


 なんか犯罪みたいに言ってるぅ!?

 なんか頭おかしいよコイツら!?


 『ああ。俺はこいつを着けてしまった。』

 『やってしまったな……』


 いや何もやってませんが。

 念のため言っておくけどカツラぐらい付けてても逮捕されないからな。


 『この行為はァァ!天に土下座しィイィ!死を以て償わなければならないイィ!』


 いいや辞めとけ。

 そんな謝罪してもらっても神様が困るだろうが。


 『いいや……それだけではだめだ……いいさ、お、俺も死ぬぜ』


 いや死ななくてもいいから!?

 日本の少子化に拍車がかかるだけだよ!?


 『ありがとうシーザー』


 いや誰だよ!?

 明らかに日本人だろうが!?


 『ともに死のう、アンジェリカ』


 女かよ!?

 名前おかしいだろうが!?


 『なあ皆。死に方は何がいいと思う?』


 知るかよ!?

 死にたいなら勝手に死ねよお前ら!?


 『やはり髪に雁字搦めにされて死ぬというのはどうだろうか』


 そんな死に方少なくとも俺は絶対したくないね。

 殺された方がましだ。


 『そうだ!バック転で失敗して頸動脈何本か損傷して殺されたように見せかけて死ぬのはどうだろう?』


 やめろォォォォォ!?

 潔白な誰かが勝手に疑われんじゃねえかよ。


 『それはいい!』


 賛成すなー!?


 『やはり最初に疑われるのは母だろうか、父だろうか』

 『なんかゾクゾクするなあ、アンジェリカ!』


 ……普通、ゾクゾクはしないと思うんだ。


 『ではまた来週、と言いたいところだが……』

 『俺たちはもうこの世にはいないな、うん!』

 『実に清々しい気分だ!』


 いや全ッ然清々しくないから。

 異常性癖が強すぎお前ら。


 『『ではまた来週!!』』


 もういいよお前らどうせ来週には居ないんだろう?

 頭のおかしい番組は、プツッと言う音ともに消えていった。



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