18 / 33
18 紅い瞳
しおりを挟む
お腹もいっぱいになり、目の前にフカフカの芝生が広がっていた。
ここで今日は寝るか。
何も魔物が出てこないことを願う。
ゴロンと仰向けになって空を見ると、自分の世界でも同じ夜空が広がっていた。
なんか自由って感じがするな……。
こういうのも悪くない。
落ち着いた雰囲気の中急に心臓がドクンッと脈打ち始める。
「な……っ」
その後身体の体温が一気に上昇し始める。
「な……んだっ……これ」
ビクンっと身体が跳ね、全身火照りはじめた。
服が擦れた感触すらも敏感に感じた。
下半身を見るとズボンが盛り上がっていた。
なんで俺勃起してんだ……?!!
こんな森の中で俺は何に興奮してるんだ。
何が起きたかわからないまま、俺は本能のままにズボンと下着を脱ぎ去り、一心不乱に屹立したものを扱き始めた。
シュッシュッシュッ
「はっ……ぁっ」
気持ち良すぎて馬鹿になりそうだった。
グチュっと粘り気のある音が静かな夜に響き渡る。
「あ……きもちい……っけどイケねぇ……」
アルに1回抱かれたせいか、自分の手ではなかなかイケなかった。
アイツ……どうしてっかな。
あの時は怒りに任せて出てきてしまったけど、俺自分勝手だったかもな。
ペニスを扱きながらも、心の中では後悔が残っていた。
「っ……アル……んっ」
アルの名前を呼びながら扱いた。すると気持ちよさが増した。
やっぱ俺アイツの事まだ……。
「異世界人様……」
色気の含まれた聞き覚えのある低音ボイスが聞こえた。
「わ……ぁ。わぁあああっ?!ななななんで?!」
気づかなかったが。大きな木の上に黒騎士団団長、ラファエルがいた。
ま、まさかオナッてたの見られた?!!
しかも今もモロに勃起中だし、身体の火照り治まらないし、目の前が真っ白になった。
ラファエルは木から飛び降りるとクスッと笑いながら俺に近付いて来た。
急いで俺は股間部分を手で隠す。
なんともマヌケな格好だ。
「異世界人様まさかコレ食べました?」
ラファエルはフリフリと俺が先程食したであろうキノコを目の前にぶら下げていた。
「た……べたけど……何かまずかったのかソレ?」
「催淫効果のある毒キノコなんですよコレ……今ウチの研究所で、このキノコが魔獣にどのような効果を齎すか研究中なんです……」
まさかそんな物を食べてしまっていただなんて……。
「これ……どうしたら治るんだ……ンっ……」
火照りは治まらず、身体は更に快感を求めていた。ラファエルの赤い瞳を見ていると、その綺麗な瞳にさえも欲情してしまいそうだった。
「たくさん精液を出せば、治りますよ……何なら手伝いますが?」
クスっと笑うその顔もすごく美形だった。
この男一体何をしにここに来たのだろうか。
気にはなったが、今は自分ではこの身体どうにも出来ないと感じた。
「い……異世界人様はやめてくれ、桃太でいい。あと敬語はやめろ……」
吐息混じりにそう言うと、ラファエルはフフっと少し嬉しそうに微笑んだ。
冷たいイメージではあったが、コイツもこんな風に笑えるんだな。
「わかったよ……桃太……俺もラファでいい」
ラファはそのまま俺の前に跪き、俺の両手を掴んだ。
隠していたのに股間部分が丸見えになってしまった。
「ぁっ……てめっ!?見るなっ……」
羞恥で顔が赤く染まる。ラファの深紅の瞳が俺を見ている。
「美味しそうだ……」
俺の目を見ながらラファは涎をダラダラ流しているちんぽにチュッと口付けをした。
ここで今日は寝るか。
何も魔物が出てこないことを願う。
ゴロンと仰向けになって空を見ると、自分の世界でも同じ夜空が広がっていた。
なんか自由って感じがするな……。
こういうのも悪くない。
落ち着いた雰囲気の中急に心臓がドクンッと脈打ち始める。
「な……っ」
その後身体の体温が一気に上昇し始める。
「な……んだっ……これ」
ビクンっと身体が跳ね、全身火照りはじめた。
服が擦れた感触すらも敏感に感じた。
下半身を見るとズボンが盛り上がっていた。
なんで俺勃起してんだ……?!!
こんな森の中で俺は何に興奮してるんだ。
何が起きたかわからないまま、俺は本能のままにズボンと下着を脱ぎ去り、一心不乱に屹立したものを扱き始めた。
シュッシュッシュッ
「はっ……ぁっ」
気持ち良すぎて馬鹿になりそうだった。
グチュっと粘り気のある音が静かな夜に響き渡る。
「あ……きもちい……っけどイケねぇ……」
アルに1回抱かれたせいか、自分の手ではなかなかイケなかった。
アイツ……どうしてっかな。
あの時は怒りに任せて出てきてしまったけど、俺自分勝手だったかもな。
ペニスを扱きながらも、心の中では後悔が残っていた。
「っ……アル……んっ」
アルの名前を呼びながら扱いた。すると気持ちよさが増した。
やっぱ俺アイツの事まだ……。
「異世界人様……」
色気の含まれた聞き覚えのある低音ボイスが聞こえた。
「わ……ぁ。わぁあああっ?!ななななんで?!」
気づかなかったが。大きな木の上に黒騎士団団長、ラファエルがいた。
ま、まさかオナッてたの見られた?!!
しかも今もモロに勃起中だし、身体の火照り治まらないし、目の前が真っ白になった。
ラファエルは木から飛び降りるとクスッと笑いながら俺に近付いて来た。
急いで俺は股間部分を手で隠す。
なんともマヌケな格好だ。
「異世界人様まさかコレ食べました?」
ラファエルはフリフリと俺が先程食したであろうキノコを目の前にぶら下げていた。
「た……べたけど……何かまずかったのかソレ?」
「催淫効果のある毒キノコなんですよコレ……今ウチの研究所で、このキノコが魔獣にどのような効果を齎すか研究中なんです……」
まさかそんな物を食べてしまっていただなんて……。
「これ……どうしたら治るんだ……ンっ……」
火照りは治まらず、身体は更に快感を求めていた。ラファエルの赤い瞳を見ていると、その綺麗な瞳にさえも欲情してしまいそうだった。
「たくさん精液を出せば、治りますよ……何なら手伝いますが?」
クスっと笑うその顔もすごく美形だった。
この男一体何をしにここに来たのだろうか。
気にはなったが、今は自分ではこの身体どうにも出来ないと感じた。
「い……異世界人様はやめてくれ、桃太でいい。あと敬語はやめろ……」
吐息混じりにそう言うと、ラファエルはフフっと少し嬉しそうに微笑んだ。
冷たいイメージではあったが、コイツもこんな風に笑えるんだな。
「わかったよ……桃太……俺もラファでいい」
ラファはそのまま俺の前に跪き、俺の両手を掴んだ。
隠していたのに股間部分が丸見えになってしまった。
「ぁっ……てめっ!?見るなっ……」
羞恥で顔が赤く染まる。ラファの深紅の瞳が俺を見ている。
「美味しそうだ……」
俺の目を見ながらラファは涎をダラダラ流しているちんぽにチュッと口付けをした。
31
あなたにおすすめの小説
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学で逃げ出して後悔したのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる