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第2章
栄冠は誰の手に
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30分ほどが経ったが、まだみんなは戻ってこない。
寂しさに結局2曲ほど一人で歌ったりとかして時間を使ったりもしたが、さすがにそろそろ寂しい。
既に時刻は23時前。え、みんな帰ったりしてないよね!?
まさかのドッキリとかないよね!?
そんな風に俺がそわそわしていると。
ちらっと部屋の扉が開いた。
「お・ま・た・せっ」
「……すげー待ったわ」
顔だけだしたぴょんが、わざとらしい高い声で話しかけてくる。
こいつほんと、ノリで生きてるなぁ。
「じゃんけんの結果、昇順でいくことになったので、あたしから入るぞ」
「昇順?」
「うるせえ黙ってろ!」
「ええ!?」
あー、でも怒るってことはそういうことか。
じゃあ、だいが最後なのかな……!
「じゃじゃーん!」
「お、おー……」
「反応うす!」
「いや、まぁ、うん。似合ってると思うよ」
「もー、もっと褒めてくれないと、逮捕しちゃうぞー?」
一番手で現れたぴょんは、今のセリフからも分かる通り女性警官の恰好をしていた。
すらっとした細身のスタイルだから、まぁ似合ってんだけど、可愛いとかそういう反応より、ベリーショートの髪型も合わさって、ほんとにいそうっていう印象が強い。
かわい子ぶって言われてもね、うん。
はい、次いこー。
「……ちっ、これはハズレだったか」
「急に態度変わりすぎだろ!」
「うっせーよ! どーせおっぱい魔人のくせに!」
「な!?」
否定しないけど!!
だってそこには、男の夢と希望が詰まってるじゃないか……!
「じゃあ次呼んでくるわ」
「お、おう」
再びぴょんが部屋を出て、次のメンバーを呼びに行く。
たぶん次は、ゆきむらだよな。
え? なんでわかるかって?
そりゃお前、ずっと話してたら全員の胸くらい見るだろ普通。
ゆきむらはどっちかってーと、ゆめよりはぴょんよりだったしな。
昇順って話だし、うん、次はゆきむらだな。
あ、変態とかそういうバッシングは受け付けません。
それを言う奴は偽善者だ。うん、絶対そう。
コンコンッ
俺が一人で脳内会話を展開していると、律儀に部屋の扉がノックされた。
何もせずに入ってきてもいいと思うのだが、ゆきむらは律儀だなー。
「失礼します。あの、似合ってますか?」
「おお……!」
現れたゆきむらに、ちょっとテンション上がる俺。
控えめ美人という雰囲気の薄い顔立ちに、背が高く、細身で、黒髪ロングのゆきむらだ。
巫女の恰好が似合わないわけがない。
紅白二色の装束をまとったゆきむらは、元々の整った顔立ちと、ちょっとミステリアスというか、ぽーっとした表情と合わさって、可愛かった。
髪を赤い紐後ろで束ねてるのもGOODだぞ!
「似合ってるな!」
「褒めていただけると、嬉しいです。これなら争奪戦に勝てそうですか?」
「へ?」
部屋の入口付近で立ち止まっていたゆきむらが、少しずつ俺に近づいてくる。
「先ほど言った通りです。私も争奪戦に参加を表明させていただきましたから」
「え、そ、それは、本気で言ってんの? みんな冗談だと思うけど……?」
「私は男性とお付き合いしたことがありませんが、ゼロさんなら優しくていいかなぁと思いました」
「いや、俺ら今日会ったばっかじゃん?」
「二年ほど前から知っておりますが?」
「いや、それは〈Yukimura〉のほうであって……」
「新宿駅で助けていただいた時から、優しい人だと思ってましたよ?」
俺の目の前までやってきたゆきむらが、座った状態の俺の顔の高さに、自分の顔を合わせる。
透き通った瞳に俺が映ってるのがわかるくらいには、近い。
このままだと、ぶつかっちゃうんじゃないかなーと思いつつも、俺はゆきむらの瞳から目を離せなかった。
やばい、まもなく唇が触れそうな……!
え、ゆきむらってこんな大胆な子だったの!?
「時間だよ~」
「あ、忘れてました」
少しだけ開けられた扉からゆめの声が届く。
その声を聞いた瞬間、ゆきむらは俺への接近をやめ、かがめていた姿勢をパッと戻し、あっさりと退出していった。
本気なのか、何なのか……。
ゆきむらが出て行ったあともまだ俺の胸のドキドキは続いているのだが、これはゆきむらの可愛さのせいだったのかと言われると、ちょっと何とも言えなかった。
マジで何考えてるかわからないやつだな……!
「北条せーんせっ」
「うお!?」
俺がゆきむらの余韻に浸る猶予も与えず、今度はゆめが現れる。
いつも甘ったるい感じの声なのだが、今ばかりはそれをさらに進化させたような、テレビでキャラを作ってるような、ぶりっ子アイドルのような声が室内に響いた。
「わたしを、先生の彼女にしてくださいっ」
「演技含めて、似合ってるな……」
「でっしょ~? 一回着てみたかったんだよね~、これ。年齢的には、ちょっと厳しいかもだけど~」
ゆめが着てきたのは、白紺で彩られたシンプルなセーラー服だった。
スタイル自体はぴょんやゆきむらには劣るものの、女性らしいふんわりした体型のゆめには、よく似合っている。
うん、セーラー服でも胸はしっかりアピールしてるし、ぶっちゃけかなり可愛いな。
まぁ、残念ながら、その衣装は俺にはいまいちだけど。
そんなセーラー服姿のゆめは俺の隣にやってくると、既に何度もくらっている俺の腕への抱き着き攻撃をしかけてきた。
しっかり胸を当ててるあたり、確信犯なんだろうな!
「わたしを彼女にしたら、後悔させないぞ~?」
「お前らそれどんくらい本気で言ってんだよ……」
「え~、前回からわたしはありだよ、って言ってるじゃ~ん、つれないなぁ~」
「はいはい……」
「わたしもコスプレ嫌いじゃないから、セシルちゃんには勝てないかもだけど、色んなの着てあげるからね~?」
そう言い残し、部屋を出る直前に、ぺろっと舌を出してウィンクをしながら俺に小さく手を振ったゆめは、正直めちゃくちゃ可愛かった。
でもセーラー服はなぁ。うちの学校の制服ではないが、やはりこの職業をしている以上、可愛いと思う以上の気持ちは湧いてこないのだ。
でももしあの衣装で誘われてたら、やばかったな。
え? あの衣装ってだって?
そりゃあれだよ、スタイルがばっちりでて、変に見えすぎるよりドキドキするあれだよ。色は……青がいいなー。
でもあれだな、今のとこだと、見た目としてはゆきむらが一位かな。
うん、ゆめも可愛かったけど、ゆめはゆめ自体の可愛さだから、衣装関係ねーし。
ぴょん? ぴょんは似合ってたよ。転職してもやっていけそうだよね、うん。
でも、次はいよいよだいか!
あのだいがコスプレ……どんな格好してくるんだろう!?
巨乳美人のだいがどんな格好をするのか、楽しみすぎて色々元気になりそうになってたのは、絶対に誰にも言えない秘密だぞ!
寂しさに結局2曲ほど一人で歌ったりとかして時間を使ったりもしたが、さすがにそろそろ寂しい。
既に時刻は23時前。え、みんな帰ったりしてないよね!?
まさかのドッキリとかないよね!?
そんな風に俺がそわそわしていると。
ちらっと部屋の扉が開いた。
「お・ま・た・せっ」
「……すげー待ったわ」
顔だけだしたぴょんが、わざとらしい高い声で話しかけてくる。
こいつほんと、ノリで生きてるなぁ。
「じゃんけんの結果、昇順でいくことになったので、あたしから入るぞ」
「昇順?」
「うるせえ黙ってろ!」
「ええ!?」
あー、でも怒るってことはそういうことか。
じゃあ、だいが最後なのかな……!
「じゃじゃーん!」
「お、おー……」
「反応うす!」
「いや、まぁ、うん。似合ってると思うよ」
「もー、もっと褒めてくれないと、逮捕しちゃうぞー?」
一番手で現れたぴょんは、今のセリフからも分かる通り女性警官の恰好をしていた。
すらっとした細身のスタイルだから、まぁ似合ってんだけど、可愛いとかそういう反応より、ベリーショートの髪型も合わさって、ほんとにいそうっていう印象が強い。
かわい子ぶって言われてもね、うん。
はい、次いこー。
「……ちっ、これはハズレだったか」
「急に態度変わりすぎだろ!」
「うっせーよ! どーせおっぱい魔人のくせに!」
「な!?」
否定しないけど!!
だってそこには、男の夢と希望が詰まってるじゃないか……!
「じゃあ次呼んでくるわ」
「お、おう」
再びぴょんが部屋を出て、次のメンバーを呼びに行く。
たぶん次は、ゆきむらだよな。
え? なんでわかるかって?
そりゃお前、ずっと話してたら全員の胸くらい見るだろ普通。
ゆきむらはどっちかってーと、ゆめよりはぴょんよりだったしな。
昇順って話だし、うん、次はゆきむらだな。
あ、変態とかそういうバッシングは受け付けません。
それを言う奴は偽善者だ。うん、絶対そう。
コンコンッ
俺が一人で脳内会話を展開していると、律儀に部屋の扉がノックされた。
何もせずに入ってきてもいいと思うのだが、ゆきむらは律儀だなー。
「失礼します。あの、似合ってますか?」
「おお……!」
現れたゆきむらに、ちょっとテンション上がる俺。
控えめ美人という雰囲気の薄い顔立ちに、背が高く、細身で、黒髪ロングのゆきむらだ。
巫女の恰好が似合わないわけがない。
紅白二色の装束をまとったゆきむらは、元々の整った顔立ちと、ちょっとミステリアスというか、ぽーっとした表情と合わさって、可愛かった。
髪を赤い紐後ろで束ねてるのもGOODだぞ!
「似合ってるな!」
「褒めていただけると、嬉しいです。これなら争奪戦に勝てそうですか?」
「へ?」
部屋の入口付近で立ち止まっていたゆきむらが、少しずつ俺に近づいてくる。
「先ほど言った通りです。私も争奪戦に参加を表明させていただきましたから」
「え、そ、それは、本気で言ってんの? みんな冗談だと思うけど……?」
「私は男性とお付き合いしたことがありませんが、ゼロさんなら優しくていいかなぁと思いました」
「いや、俺ら今日会ったばっかじゃん?」
「二年ほど前から知っておりますが?」
「いや、それは〈Yukimura〉のほうであって……」
「新宿駅で助けていただいた時から、優しい人だと思ってましたよ?」
俺の目の前までやってきたゆきむらが、座った状態の俺の顔の高さに、自分の顔を合わせる。
透き通った瞳に俺が映ってるのがわかるくらいには、近い。
このままだと、ぶつかっちゃうんじゃないかなーと思いつつも、俺はゆきむらの瞳から目を離せなかった。
やばい、まもなく唇が触れそうな……!
え、ゆきむらってこんな大胆な子だったの!?
「時間だよ~」
「あ、忘れてました」
少しだけ開けられた扉からゆめの声が届く。
その声を聞いた瞬間、ゆきむらは俺への接近をやめ、かがめていた姿勢をパッと戻し、あっさりと退出していった。
本気なのか、何なのか……。
ゆきむらが出て行ったあともまだ俺の胸のドキドキは続いているのだが、これはゆきむらの可愛さのせいだったのかと言われると、ちょっと何とも言えなかった。
マジで何考えてるかわからないやつだな……!
「北条せーんせっ」
「うお!?」
俺がゆきむらの余韻に浸る猶予も与えず、今度はゆめが現れる。
いつも甘ったるい感じの声なのだが、今ばかりはそれをさらに進化させたような、テレビでキャラを作ってるような、ぶりっ子アイドルのような声が室内に響いた。
「わたしを、先生の彼女にしてくださいっ」
「演技含めて、似合ってるな……」
「でっしょ~? 一回着てみたかったんだよね~、これ。年齢的には、ちょっと厳しいかもだけど~」
ゆめが着てきたのは、白紺で彩られたシンプルなセーラー服だった。
スタイル自体はぴょんやゆきむらには劣るものの、女性らしいふんわりした体型のゆめには、よく似合っている。
うん、セーラー服でも胸はしっかりアピールしてるし、ぶっちゃけかなり可愛いな。
まぁ、残念ながら、その衣装は俺にはいまいちだけど。
そんなセーラー服姿のゆめは俺の隣にやってくると、既に何度もくらっている俺の腕への抱き着き攻撃をしかけてきた。
しっかり胸を当ててるあたり、確信犯なんだろうな!
「わたしを彼女にしたら、後悔させないぞ~?」
「お前らそれどんくらい本気で言ってんだよ……」
「え~、前回からわたしはありだよ、って言ってるじゃ~ん、つれないなぁ~」
「はいはい……」
「わたしもコスプレ嫌いじゃないから、セシルちゃんには勝てないかもだけど、色んなの着てあげるからね~?」
そう言い残し、部屋を出る直前に、ぺろっと舌を出してウィンクをしながら俺に小さく手を振ったゆめは、正直めちゃくちゃ可愛かった。
でもセーラー服はなぁ。うちの学校の制服ではないが、やはりこの職業をしている以上、可愛いと思う以上の気持ちは湧いてこないのだ。
でももしあの衣装で誘われてたら、やばかったな。
え? あの衣装ってだって?
そりゃあれだよ、スタイルがばっちりでて、変に見えすぎるよりドキドキするあれだよ。色は……青がいいなー。
でもあれだな、今のとこだと、見た目としてはゆきむらが一位かな。
うん、ゆめも可愛かったけど、ゆめはゆめ自体の可愛さだから、衣装関係ねーし。
ぴょん? ぴょんは似合ってたよ。転職してもやっていけそうだよね、うん。
でも、次はいよいよだいか!
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