ギフト：非常のライセンス 転生レジェンドは、悪を懲らしめる

大学時代

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　あおり運転、みかじめ料、バイトテロ、リクルート事件、ロッキード事件と題材にしたいものがたくさんありますが、今日は、「生娘をシャブ漬けに戦略」という問題発言をした牛丼屋の常務取締役発言から書きたいと思います。

　筆者も以前男女共同参画プロジェクトのメンバーになったことがありますが、ウケ狙いとは言え、許しがたい発言に憤りを覚えます。

　以前聞いた話ですが、そういえば、この牛丼屋さんは、男性求人しか出さないことで有名な会社さんでしたね。女性の大卒より高卒の男性のほうが、お給料が高く、そもそも優秀な女性が応募しても面接もしてもらえない会社として知られています。ほか弁の会社もそうだったと聞いています。とある建設会社もそうだと聞いています。今は改善されているかもしれません、一時期コンプライアンスがうるさく言われたことがありましたから。

　ニッポンは世界の先進国の中で女性の地位が著しく低い恥ずべき国なのです。

　生娘をシャブ漬けにした後、どうするつもりだったのでしょうか？

　発言の趣旨は、地方から都市部に出てきた若い女性に、男性は気を惹くため高い食事を御馳走する。そうなる前に牛丼中毒にし、そこでリピート客になってもらうという戦略。

　そもそも低価格をウリにしなければならないマーケティングはそこで失敗していると思われます。せめて味で虜にしてほしいものです。

　男性は何のために地方から出てきた若い女性に高い食事をおごってまでもモノにしたいと思うのでしょうか？

　当然、答えはひとつ。若い女性の肉体狙いです。

　まだつぼみの若い女性のカラダを征服したい、開発したいという願望から高い食事を奢っている。

　若い女性も高価なプレゼントや旅行、高い食事を御馳走になれば、「悪い」という気持ちになり、相手にカラダを開きます。

　ところが安い牛丼で「やらせてくれ」と言われたら、どうでしょうか？答えはNOです。こんな経済力のない男性の子供を身ごもりたくはありません。いくらコンドームを装着していても、妊娠することがあるからです。

　話は逸れますが、婚約指輪を折半したいと言い出した男性の記事を目にしました。ひところ前まで、婚約指輪はお給料の3か月分が相場でした。それがまぁ時代の流れというのかなんなのかよくわかりませんが、たった17万円の指輪を欲しいと言われただけで、折半にというのは、タダで女とやりたいために結婚したいだけなのでは？と勘繰られてしまいます。

　その折半男の言い分は、婚約指輪が2~3万円で売っていると思い込んでいたみたいです。そもそもこういう経済的に自立できない男性が家庭を持つことがNGです。こういう男性に限って、結婚したら、女性に家事労働を100パーセント押し付け、自分はぐうたら亭主を決め込むのです。

　婚約指輪もケチるようなしみったれの男に見切りをつけ、新しい男性を探したほうがいいと思います。



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　赤薔薇女子大学は、都内のお金持ちの子女が通う大学なので、シャブ漬けにされる心配はないが、国立大学に入るような子には、地方から来る子が多いと聞く。

　生娘をシャブ漬けにして、性奴隷として、世界に輸出する動きがあるという話を大輔が聞いてきました。

　「それにしてもニッポンってすげぇ国だな。俺の祖国では考えられない話だぜ？」

　お隣のC国は、人身売買ってことは、よく聞く。また、違うお隣のNK国は、冤罪をでっちあげてまでも囚人にして、その女性を性奴隷のように扱っているという話もよく聞く。

　いつの間にニッポンもモラルが低い人権を無視した国に成り下がってしまったのだろう。

　シャブということは、何らかの反社会的組織がかかわっているのだろう。

　以前の花屋のようなマリファナを作っているところとは次元が違う。

　組織的に行われているのか？それとも金持ちのジジィの趣味でやっているのか？

　調べを進めると、どうやらお隣のC国関係者が「ニッポン娘は高く売れる」ということから、言葉巧みに1年生を狙い、声をかけているらしい。

　その娘たちにブランドバッグを贈り、高い食事をご馳走すれば、あっという間に下半身ゆるゆる、さらに追い打ちをかけるようにタダで海外旅行をプレゼントして、そのまま海外に売り飛ばすという手口。

　ニッポンでシャブ漬けはご法度だから、あえて海外へ連れ出しそこで。

　なんといっても、C国はアヘンの国だから、シャブではなくアヘンならどこにでも手に入る。でも、最近はアヘンも鎮痛剤や麻酔として用いられるようになり、合法ドラッグとして扱われているようだ。

　なんて、ひどいことを！

　ナンキンタウンでの聞き込みは難航する。まりあが囮になろうにも、まりあはマスコミに顔が売れている。

　ステファニー様は絶対に生娘に見えない（失礼！）

　途方に暮れていた頃、ついに！大輔が以前、付き合いで合コンした女子大生が最近、急に綺麗になってブランドバッグなどを持ち歩くようになったとか……。

　その女子大生から詳しく聞くと、街でナンパされたとか？どうして知らない男性についていくの？

　それで今度、お友達を誘って海外旅行に行くらしい。旅費は全部その男性持ちで、既に航空券ももらっている。

　「荷物は最小限でいいよ。洋服、化粧品などは、現地で全部買ってあげる。」

　まりあと大輔は追いかけて同行しようにも、飛行機の搭乗とパスポートが問題になる。非常のライセンスは殺しのライセンスで入国許可までいけない。

　航空券を見ると、1週間後の出発で、今からパスポートを申請しても間に合わない。

　もうこうなれば最後の手段で、女神様に相談に行くしかない。

　結局、海外へは、浦島桃太郎神様とステファニー女神様が行き、ナンパ男が次のターゲットを見つけるために動いたときに捕まえ抹殺するほうをまりあと大輔が受け持つことになったのである。

　ところがナンパ男も搭乗することになったのだ。

　それで新婚旅行へ行くカップルに成りすまし、パスポートの写真をまりあと大輔に張り替え、同行することにしたのである。まりあは髪形と化粧を変える。大輔も伊達メガネをして変装。

　ナンパ男は、空港で女子大生と合流し、一緒に飛行機へ。

　終始なごやかな雰囲気の様子で、「現地へ着くともう一人男性を紹介するから。」などと喋っている。

　それを聞いて、罠とも知らずキャッキャはしゃいでいる女子大生たち。だからニッポン娘はイエローキャブなんて言われるのよ。

　現地へ着くと、男が迎えに来ていた。ナンパ男と女子大生二人は、その男の勧めに従ってリムジンに乗り込む。

　まさかもう？車の中でってことは？大丈夫？

　車の中に女神様たち神様がこちらにニッコリ笑顔を向けて、隠蔽のまま乗り込まれる。

　だったら、私たちも屋根にでも乗りましょうよ。大輔に言い、屋根に這い上がる。

　風魔法を駆使し、風圧を感じないようにする。そして、屋根には遠見の魔法をかけ、中の様子をうかがう。

　案の定、女子大生二人にしきりに飲み物を勧めている。

　大輔がその飲み物に鑑定力を使うとやはりそれは覚せい剤入りの飲み物だとわかる。

　中身を男たちの飲み物とすり替える。騒がれると困るから、女子大生たちには寝てもらう。

　女子大生が寝たことを確認すると、男たちは倉庫のようなところへ二人を運び込もうとするが、自分たちも眠気がさし寝てしまう。実際のところは、覚せい剤による急性ショック。

　男たちは、女子大生のためにホテルなど予約していなかったので、とりあえず女子大生はまりあの異空間に入れ、男たちはステファニーの異空間に入れる。このまま死んでもらってもいいからという理由で。

　倉庫で黒幕が現れるのを待つ。

　女子大生に扮するは、まりあとステファニー女神様はどう見ても無理があるけど、蓼食う虫も好き好きだから。

　そこへ黒幕が現れる。マフィアのボスだ。

　「ほぉー！今度の生娘はずいぶん上玉揃いだな。これなら普段の3倍の値段で売れる。その前に味見と洒落こもうか？おい！てめぇら、席をはずせ！」

　マフィアの子分が外へ出される。

　外には浦島桃太郎神様とアンリがいる。

　「へへへ。儂は青臭いガキより、腐った柿のほうが好きなのだ。いつかこの日が来ることを待ちわびておったぞ。」

　そう言って、マフィアのボスは食指をステファニー様のほうへ伸ばすと、ステファニー様のカラダから芳醇な甘い香りがしだした。

　「おお！素晴らしい！うまそうじゃ！」

　抱きつこうとしたマフィアのボスの手から腐っていく。それでも腐り朽ちていく手で懸命にステファニー様のカラダを探すが、ステファニー様は宙に浮いていらっしゃる。

　「なんだ。そんなところにおったか、追いかけっこは好きだ。なかなか手に入らない女ほど燃えるものはない。」

　ステファニー様のいらっしゃるところまでジャンプしようとしている。

　すると、その足元から腐っていく。

　「おかしいな？なぜか足に力が入らない？」

　ふと見ると自分の足が朽ちていることに気づき、ようやく慌てだす。

　その時はすでに遅し、もう心臓と頭蓋骨まで朽ちてきている。

　「あ、あ、ああ、あああ、あああああ！」

　ようやく静かになった時は、土のような残骸が残っているだけとなり、それを

　「キャッシー、この残骸いる？なんでもギフトが買えるよ？」

　「いらない、そんなバッチィの。」

　神様たちは、そのまま神界に戻られ、まりあと大輔は、再び空の人となりニッポンへ帰る。

　女子大生それぞれの部屋に異空間から出して、ベッドに寝かせる。

　ちょっと長い夢を見ていただけということになるだろう。