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新しい出会い
37.領地2
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一瞬のうちに王城の馬車駐めのところまで送り返されるエルモアとキャサリン王女は驚きを隠せない表情をしている。
以前にも似たようなことがあったのだけど、その時は気絶していて、何も覚えていない。ただ、お付きの侍女が泡を吹きたてて摩訶不思議なことをまくしたてていたことだけを思い出される。
「エルモア様、ジャクリーン様は聖女様なのでしょうか?」
「本人にそれを言うと嫌がるので、黙っていてくれるかい?」
「ええ。でも聖女様を義妹に持てるだなんて、夢みたいで、嬉しいですわ。いずれ、オルブライトに嫁ぐ身でも、聖女様がいられたら、オルブライト国の繁栄は間違いなしでございますし、それに我が国の領土の中にもジャクリーン様所有の領地ができ、これで我が国の繁栄も保証されたようになりますから、両国にとって、この度の爵位の授与と領地下賜はかけがえのない友好と繁栄の礎となるでしょう。」
「クク。でもそのことに全然気づいていない天然な妹なんだけどね。」
「あの場で不動産が欲しいなどとずいぶん大胆なことと思いましたが、それが聖女様曰く建物のことだとは夢にも思っておりませんでしたわ。でも、こうしてみると結果オーライでもジャクリーン様にあの土地が行き、よかったことこの上もないですわ。」
「ジャッキーは、自分所有の建物の中でないと転移魔法が使えないと思い込んでいるようだが、そもそも借り物でも転移魔法が使えることに気づいていないのだ。」
「?」
それは金沢デンタルクリニックのこと。前々々世では、賃貸物件を借りてデンタルクリニックの看板を付けただけのもの。中の医療器具は全部ローンで買ったものだけど、そのことを知らない妹のさくらは、それをエルモア所有の不動産だと思い込んでいるだけで、前々世レストランの2階にくっつけて、その中に連絡通路を作り自在に誰でも通れるようにした。
たまたま冒険者の急患があった時にそれを思い知ることになったのだが、その時、レストランに食事に来ていたエドモンドや取り巻き連中がジャッキーの後を追い、デンタルクリニックでの輸血に参加できたのだ。
アノ時にすでに、ジャッキーは聖女様として覚醒していたのだろう。知らぬが仏と言ったところだから、その時以来、2度目の転生でも黙っていたのだ。
前世では、なんとしてもジャッキーと他人の人物として生まれ変わりたかったけど、それはジャッキーがいずれ聖女様になれるとわかっていたから、ジャッキーと結婚すれば聖女様と結婚した賢人と評され、歴史に名前を残すことになれただろうとの思惑だった。でも留学してキャサリン王女と仲良くなり、卒業するころには、ただの学友から婚約者候補になれたことは良かったと思っていたのに、そこでまたGame Overとなり、今世に至る。
だから今世こそ、ジャクリーンをオルブライト国に置いておくことをせずに、ブルオード国にともに留学し、断罪劇の回避を試みたのである。エドモンドの仲を邪魔する人間がいなくなるだけで、Game Clearを狙ったというわけ。
キャサリンは、上目遣いにエルモアを見ながら
「そのデンタルクリニックの中で、エルモア様と二人っきりで、チョメチョメできないかしら?」
「コラ!チョメチョメなんて言葉、どこで覚えた?」
「え……それは……ジャクリーン様の家のてれびとかいう板で……?」
「悪い子だ。お仕置きをしてやるっ!」
エルモアはデンタルクリニックを出し、キャサリンを追い掛け回す。「きゃーっ!」という悲鳴がやがて、規則正しい喘ぎ声に代わるまで時間を要しなかった。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
ジャクリーンは、領地の全体像を把握するためネットショッピングでドローンを買い、上空からの様子を見ながら地図を作成している。
この領地は、半島の部分を指していることがわかり、領地としては、梅井に面している大小さまざまな小島を含むことがわかったのだ。
さいしょは、この領地を田園風景に変えてしまおうかと思っていたが、ここはもともと王族の保養地だから、宿泊施設の機能を持つところ。それなら、いっそのことこの領地は観光地としての方が、魅力があるのではと思い直す。
領地経営のことは、専門家に聞くことが手っ取り早いので、その足でレバトリー家へ向かう。
今日は安息日なので、舅もシャルマン様もいらっしゃるはず。
「こんにちは。」
珍しく、レバトリー家の玄関から入ることにして、セバスチャンに挨拶をする。
「若奥様、これはお珍しいことで。」
ちょっと皮肉?を言われたみたいだけど、気にしない。最近は、オルブライト国へ帰る時は、アナザーライト家にいるより、レバトリー家で過ごす時間の方がはるかに長いからだ。それもシャルマン様の部屋から出入りしているので、玄関を通っての来訪に皮肉を言われているのだろう。
「公爵様はご在宅でございましょうか?」
「ただいま、お呼びいたしますから、応接間へどうぞ。」
「なんだ。ジャッキー、珍しいではないか?儂に会いに来てくれるとは、嬉しいぞ。」
そこへ息せき切って、シャルマン様も走りこんでくる。
「ひどいじゃないか?俺より親父に相談するとは?」
「いえいえ。シャルマン様も呼んでもらうつもりでいましたけど、お二人に実は相談したいことがございまして。実は、爵位を頂いたときに方商品として、領地を寡視されましたが、その使い道を迷っております。レバトリー家と同じように田園地帯にしようと思っていたのですが。」
そこで先ほどドローンで撮影した領地の映像を写真で見せることにする。
「領地は、もともと王族が保養のために訪れていた土地でございますれば、田園地帯にするよりも観光地としての方がより活用しやすいのでは?と考えまして二ござります。」
「なに!? ブルオード国が子爵位のみならず領地まで下賜してきたと申すのか?」
「はい。自分名義の不動産が欲しいとは、言ったのですがまさか領地ごととは、思ってもみなくて。」
「ガハハ。それは大いなる勘違いだな。でも、もらえたのであればもらっとくに越したことがない。黙ってもらっておけ。返還したとあっては、不敬にあたるからな。」
「それで領地経営について、お二人のご意見を参考にしたく、伺いました次第でございます。」
以前にも似たようなことがあったのだけど、その時は気絶していて、何も覚えていない。ただ、お付きの侍女が泡を吹きたてて摩訶不思議なことをまくしたてていたことだけを思い出される。
「エルモア様、ジャクリーン様は聖女様なのでしょうか?」
「本人にそれを言うと嫌がるので、黙っていてくれるかい?」
「ええ。でも聖女様を義妹に持てるだなんて、夢みたいで、嬉しいですわ。いずれ、オルブライトに嫁ぐ身でも、聖女様がいられたら、オルブライト国の繁栄は間違いなしでございますし、それに我が国の領土の中にもジャクリーン様所有の領地ができ、これで我が国の繁栄も保証されたようになりますから、両国にとって、この度の爵位の授与と領地下賜はかけがえのない友好と繁栄の礎となるでしょう。」
「クク。でもそのことに全然気づいていない天然な妹なんだけどね。」
「あの場で不動産が欲しいなどとずいぶん大胆なことと思いましたが、それが聖女様曰く建物のことだとは夢にも思っておりませんでしたわ。でも、こうしてみると結果オーライでもジャクリーン様にあの土地が行き、よかったことこの上もないですわ。」
「ジャッキーは、自分所有の建物の中でないと転移魔法が使えないと思い込んでいるようだが、そもそも借り物でも転移魔法が使えることに気づいていないのだ。」
「?」
それは金沢デンタルクリニックのこと。前々々世では、賃貸物件を借りてデンタルクリニックの看板を付けただけのもの。中の医療器具は全部ローンで買ったものだけど、そのことを知らない妹のさくらは、それをエルモア所有の不動産だと思い込んでいるだけで、前々世レストランの2階にくっつけて、その中に連絡通路を作り自在に誰でも通れるようにした。
たまたま冒険者の急患があった時にそれを思い知ることになったのだが、その時、レストランに食事に来ていたエドモンドや取り巻き連中がジャッキーの後を追い、デンタルクリニックでの輸血に参加できたのだ。
アノ時にすでに、ジャッキーは聖女様として覚醒していたのだろう。知らぬが仏と言ったところだから、その時以来、2度目の転生でも黙っていたのだ。
前世では、なんとしてもジャッキーと他人の人物として生まれ変わりたかったけど、それはジャッキーがいずれ聖女様になれるとわかっていたから、ジャッキーと結婚すれば聖女様と結婚した賢人と評され、歴史に名前を残すことになれただろうとの思惑だった。でも留学してキャサリン王女と仲良くなり、卒業するころには、ただの学友から婚約者候補になれたことは良かったと思っていたのに、そこでまたGame Overとなり、今世に至る。
だから今世こそ、ジャクリーンをオルブライト国に置いておくことをせずに、ブルオード国にともに留学し、断罪劇の回避を試みたのである。エドモンドの仲を邪魔する人間がいなくなるだけで、Game Clearを狙ったというわけ。
キャサリンは、上目遣いにエルモアを見ながら
「そのデンタルクリニックの中で、エルモア様と二人っきりで、チョメチョメできないかしら?」
「コラ!チョメチョメなんて言葉、どこで覚えた?」
「え……それは……ジャクリーン様の家のてれびとかいう板で……?」
「悪い子だ。お仕置きをしてやるっ!」
エルモアはデンタルクリニックを出し、キャサリンを追い掛け回す。「きゃーっ!」という悲鳴がやがて、規則正しい喘ぎ声に代わるまで時間を要しなかった。
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ジャクリーンは、領地の全体像を把握するためネットショッピングでドローンを買い、上空からの様子を見ながら地図を作成している。
この領地は、半島の部分を指していることがわかり、領地としては、梅井に面している大小さまざまな小島を含むことがわかったのだ。
さいしょは、この領地を田園風景に変えてしまおうかと思っていたが、ここはもともと王族の保養地だから、宿泊施設の機能を持つところ。それなら、いっそのことこの領地は観光地としての方が、魅力があるのではと思い直す。
領地経営のことは、専門家に聞くことが手っ取り早いので、その足でレバトリー家へ向かう。
今日は安息日なので、舅もシャルマン様もいらっしゃるはず。
「こんにちは。」
珍しく、レバトリー家の玄関から入ることにして、セバスチャンに挨拶をする。
「若奥様、これはお珍しいことで。」
ちょっと皮肉?を言われたみたいだけど、気にしない。最近は、オルブライト国へ帰る時は、アナザーライト家にいるより、レバトリー家で過ごす時間の方がはるかに長いからだ。それもシャルマン様の部屋から出入りしているので、玄関を通っての来訪に皮肉を言われているのだろう。
「公爵様はご在宅でございましょうか?」
「ただいま、お呼びいたしますから、応接間へどうぞ。」
「なんだ。ジャッキー、珍しいではないか?儂に会いに来てくれるとは、嬉しいぞ。」
そこへ息せき切って、シャルマン様も走りこんでくる。
「ひどいじゃないか?俺より親父に相談するとは?」
「いえいえ。シャルマン様も呼んでもらうつもりでいましたけど、お二人に実は相談したいことがございまして。実は、爵位を頂いたときに方商品として、領地を寡視されましたが、その使い道を迷っております。レバトリー家と同じように田園地帯にしようと思っていたのですが。」
そこで先ほどドローンで撮影した領地の映像を写真で見せることにする。
「領地は、もともと王族が保養のために訪れていた土地でございますれば、田園地帯にするよりも観光地としての方がより活用しやすいのでは?と考えまして二ござります。」
「なに!? ブルオード国が子爵位のみならず領地まで下賜してきたと申すのか?」
「はい。自分名義の不動産が欲しいとは、言ったのですがまさか領地ごととは、思ってもみなくて。」
「ガハハ。それは大いなる勘違いだな。でも、もらえたのであればもらっとくに越したことがない。黙ってもらっておけ。返還したとあっては、不敬にあたるからな。」
「それで領地経営について、お二人のご意見を参考にしたく、伺いました次第でございます。」
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