16 / 41
オフィスラブ
16.ホテル
しおりを挟む
ランチの後、再入場をして、スペス・マウンテンや美女と野獣館ほかのアトラクションを回り、堪能する。
早く二人だけになって、イチャイチャしたいけど、せっかく正彦が連れて来てくれたのだから、楽しみたいという気持ちもある。
それに入場料が高いことと言えば、ゼロが一つ多いのでは?と思うぐらい高くて、ビックリしたのもある。
美織の実家がある遊園地と言えば、「子供の楽園」だったけど、そこは遊園地と言えるかどうかわからないけど、入場料がタダだったので、余計そう思えるのかもしれない。
すぐ帰っちゃ、申し訳ない。
結局、閉園時間まで、遊び惚けていて、園内のレストランで、ご飯を食べることになってしまう。
正彦が都内に予約していたレストランを解約して、園内レストランで食事できるようにしてくれ、さらにデズニーホテルに部屋を取ってくれたのだ。今夜は、おとぎの国で、王子様に抱かれてうっとりとした夜を過ごせるかと思うと、嬉しくてたまらない。
「ありがとう。正彦、結婚してから一番嬉しい。」
「それだけ?」
「え?」
「ご褒美にチューしてよ。」
「また、連れて来てね。愛している。チュっ。」
「いやあ、いいものだな。美織、愛しているよ。こっちへおいで。」
美織は、言うとおり、正彦の腕の中にスッポリ収まる。
正彦は、美織の耳たぶを甘噛みして、その後、ペロペロ舐めだす。
「いやん、くすぐったい。」
「今日は、本当にありがとう。これでやっと、美織が俺のモノになったという気分だよ。本当、嬉しい。」
「私もよ。今まで、出張風俗みたいな感じで、後ろ暗かったけど、これで、会社の人や部下にも結婚相手が正彦だって、言えるようになったもの。」
「うん。そうだね。そろそろ公表しようか。結婚式の招待状までは黙っておくつもりだったけどね。」
「正彦がその方が、都合がいいなら、それでもいいよ。」
「うん。ただ、秘書課に毒花がいるから、自分は美人だと言って、仕事もできないくせに君臨している奴がいてさ。秘書の仕事は美人だから、務まるものではないのに、勘違いしているのだよ。困った奴らで、手を焼いている。」
「へー。でも、秘書課って、取引先のお嬢さんなどの縁故採用がほとんどだって聞くけど?」
「そうなんだ。だから自分たちは、選ばれた人間だと勘違いしている自意識過剰な人間ばかりで困っているんだ。」
「はあ、なるほど。他の部署で受け入れられない余り者が秘書室に送られているという噂が本当だってことね。」
「えっ!?そんな噂があるのか……。」
「それこそ美容部員に格下げしたら、どうよ?美人だから広告宣伝部へ移動してから、美容部員になってもらうって言うのは?」
「親のコネをフルに利用してくるだろうな。」
せっかくの甘いムードが台無しで、戦略経営会議の模様になってきたが、どうしようもない。正彦にとっても、信頼できるビジネスパートナーが美織だけということもあり、議論に白熱してしまう。
まあ、やることは、その後にたっぷり朝まで、やってしまい、せっかくの日曜日が吹っ飛んでしまうのだが、とにかく今は秘書課の毒花対策で手いっぱいで、結婚を公表するに至っていない。
「でも、広告宣伝部に異動というのは、使える手かもしれないね。美人であることを鼻にかけている連中だから、おだてて広告宣伝部に、ひょっとしたら、社員の中からCMやカタログに搭乗できるかもしれないという含みを持たせれば、やりたがる奴も出てくるかもしれない。」
「話がついたところで、抱いて、正彦さん。」
「ごめんよ。つまらない話に付き合わさせてしまって。」
「いいのよ。大好き。は・や・く。」
「じゃ、先にお風呂でも、一緒に入ろっか。」
そうだった。今日は大汗かいたんだっけ。でも、一緒に入るというのは、いまだに慣れない。
早く二人だけになって、イチャイチャしたいけど、せっかく正彦が連れて来てくれたのだから、楽しみたいという気持ちもある。
それに入場料が高いことと言えば、ゼロが一つ多いのでは?と思うぐらい高くて、ビックリしたのもある。
美織の実家がある遊園地と言えば、「子供の楽園」だったけど、そこは遊園地と言えるかどうかわからないけど、入場料がタダだったので、余計そう思えるのかもしれない。
すぐ帰っちゃ、申し訳ない。
結局、閉園時間まで、遊び惚けていて、園内のレストランで、ご飯を食べることになってしまう。
正彦が都内に予約していたレストランを解約して、園内レストランで食事できるようにしてくれ、さらにデズニーホテルに部屋を取ってくれたのだ。今夜は、おとぎの国で、王子様に抱かれてうっとりとした夜を過ごせるかと思うと、嬉しくてたまらない。
「ありがとう。正彦、結婚してから一番嬉しい。」
「それだけ?」
「え?」
「ご褒美にチューしてよ。」
「また、連れて来てね。愛している。チュっ。」
「いやあ、いいものだな。美織、愛しているよ。こっちへおいで。」
美織は、言うとおり、正彦の腕の中にスッポリ収まる。
正彦は、美織の耳たぶを甘噛みして、その後、ペロペロ舐めだす。
「いやん、くすぐったい。」
「今日は、本当にありがとう。これでやっと、美織が俺のモノになったという気分だよ。本当、嬉しい。」
「私もよ。今まで、出張風俗みたいな感じで、後ろ暗かったけど、これで、会社の人や部下にも結婚相手が正彦だって、言えるようになったもの。」
「うん。そうだね。そろそろ公表しようか。結婚式の招待状までは黙っておくつもりだったけどね。」
「正彦がその方が、都合がいいなら、それでもいいよ。」
「うん。ただ、秘書課に毒花がいるから、自分は美人だと言って、仕事もできないくせに君臨している奴がいてさ。秘書の仕事は美人だから、務まるものではないのに、勘違いしているのだよ。困った奴らで、手を焼いている。」
「へー。でも、秘書課って、取引先のお嬢さんなどの縁故採用がほとんどだって聞くけど?」
「そうなんだ。だから自分たちは、選ばれた人間だと勘違いしている自意識過剰な人間ばかりで困っているんだ。」
「はあ、なるほど。他の部署で受け入れられない余り者が秘書室に送られているという噂が本当だってことね。」
「えっ!?そんな噂があるのか……。」
「それこそ美容部員に格下げしたら、どうよ?美人だから広告宣伝部へ移動してから、美容部員になってもらうって言うのは?」
「親のコネをフルに利用してくるだろうな。」
せっかくの甘いムードが台無しで、戦略経営会議の模様になってきたが、どうしようもない。正彦にとっても、信頼できるビジネスパートナーが美織だけということもあり、議論に白熱してしまう。
まあ、やることは、その後にたっぷり朝まで、やってしまい、せっかくの日曜日が吹っ飛んでしまうのだが、とにかく今は秘書課の毒花対策で手いっぱいで、結婚を公表するに至っていない。
「でも、広告宣伝部に異動というのは、使える手かもしれないね。美人であることを鼻にかけている連中だから、おだてて広告宣伝部に、ひょっとしたら、社員の中からCMやカタログに搭乗できるかもしれないという含みを持たせれば、やりたがる奴も出てくるかもしれない。」
「話がついたところで、抱いて、正彦さん。」
「ごめんよ。つまらない話に付き合わさせてしまって。」
「いいのよ。大好き。は・や・く。」
「じゃ、先にお風呂でも、一緒に入ろっか。」
そうだった。今日は大汗かいたんだっけ。でも、一緒に入るというのは、いまだに慣れない。
1
あなたにおすすめの小説
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
先輩、お久しぶりです
吉生伊織
恋愛
若宮千春 大手不動産会社
秘書課
×
藤井昂良 大手不動産会社
経営企画本部
『陵介とデキてたんなら俺も邪魔してたよな。
もうこれからは誘わないし、誘ってこないでくれ』
大学生の時に起きたちょっとした誤解で、先輩への片想いはあっけなく終わってしまった。
誤解を解きたくて探し回っていたが見つけられず、そのまま音信不通に。
もう会うことは叶わないと思っていた数年後、社会人になってから偶然再会。
――それも同じ会社で働いていた!?
音信不通になるほど嫌われていたはずなのに、徐々に距離が縮む二人。
打ち解けあっていくうちに、先輩は徐々に甘くなっていき……
DEEP FRENCH KISS
名古屋ゆりあ
恋愛
一夜を過ごしたそのお相手は、
「君を食べちゃいたいよ」
就職先の社長でした
「私は食べ物じゃありません!」
再会したその日から、
社長の猛攻撃が止まりません!
6年分の遠回り~いまなら好きって言えるかも~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
私の身体を揺らす彼を、下から見ていた。
まさかあの彼と、こんな関係になるなんて思いもしない。
今日は同期飲み会だった。
後輩のミスで行けたのは本当に最後。
飲み足りないという私に彼は付き合ってくれた。
彼とは入社当時、部署は違ったが同じ仕事に携わっていた。
きっとあの頃のわたしは、彼が好きだったんだと思う。
けれど仕事で負けたくないなんて私のちっぽけなプライドのせいで、その一線は越えられなかった。
でも、あれから変わった私なら……。
******
2021/05/29 公開
******
表紙 いもこは妹pixivID:11163077
ズボラ上司の甘い罠
松丹子
恋愛
小松春菜の上司、小野田は、無精髭に瓶底眼鏡、乱れた髪にゆるいネクタイ。
仕事はできる人なのに、あまりにももったいない!
かと思えば、イメチェンして来た課長はタイプど真ん中。
やばい。見惚れる。一体これで仕事になるのか?
上司の魅力から逃れようとしながら逃れきれず溺愛される、自分に自信のないフツーの女子の話。になる予定。
4番目の許婚候補
富樫 聖夜
恋愛
愛美は家出をした従姉妹の舞の代わりに結婚することになるかも、と突然告げられた。どうも昔からの約束で従姉妹の中から誰かが嫁に行かないといけないらしい。順番からいえば4番目の許婚候補なので、よもや自分に回ってくることはないと安堵した愛美だったが、偶然にも就職先は例の許婚がいる会社。所属部署も同じになってしまい、何だかいろいろバレないようにヒヤヒヤする日々を送るハメになる。おまけに関わらないように距離を置いて接していたのに例の許婚――佐伯彰人――がどういうわけか愛美に大接近。4番目の許婚候補だってバレた!? それとも――? ラブコメです。――――アルファポリス様より書籍化されました。本編削除済みです。
あいにくですが、エリート御曹司の蜜愛はお断りいたします。
汐埼ゆたか
恋愛
旧題:あいにくですが、エリート御曹司の蜜愛はお受けいたしかねます。
※現在公開の後半部分は、書籍化前のサイト連載版となっております。
書籍とは設定が異なる部分がありますので、あらかじめご了承ください。
―――――――――――――――――――
ひょんなことから旅行中の学生くんと知り合ったわたし。全然そんなつもりじゃなかったのに、なぜだか一夜を共に……。
傷心中の年下を喰っちゃうなんていい大人のすることじゃない。せめてもの罪滅ぼしと、三日間限定で家に置いてあげた。
―――なのに!
その正体は、ななな、なんと!グループ親会社の役員!しかも御曹司だと!?
恋を諦めたアラサーモブ子と、あふれる愛を注ぎたくて堪らない年下御曹司の溺愛攻防戦☆
「馬鹿だと思うよ自分でも。―――それでもあなたが欲しいんだ」
*・゚♡★♡゚・*:.。奨励賞ありがとうございます 。.:*・゚♡★♡゚・*
▶Attention
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
【完結】僕ら二度目のはじめまして ~オフィスで再会した、心に残ったままの初恋~
葉影
恋愛
高校の頃、誰よりも大切だった人。
「さ、最近はあんまり好きじゃないから…!」――あの言葉が、最後になった。
小島久遠は、新たな職場で、元カレとまさかの再会を果たす。
若くしてプロジェクトチームを任される彼は、
かつて自分だけに愛を囁いてくれていたことが信じられないほど、
遠く、眩しい存在になっていた。
優しかったあの声は、もう久遠の名前を呼んでくれない。
もう一度“はじめまして”からやり直せたら――そんなこと、願ってはいけないのに。
それでも——
8年越しのすれ違いは、再会から静かに動き出す。
これは、終わった恋を「もう一度はじめる」までの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる