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乙女ゲームの世界
37.倦怠期
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「あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。あっ、ああん。」
パンッパンッパンッパンッパンッパンッ
ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。
「美織、愛しているよ。……美織、……美織、……美織。」
「正彦、正彦、正彦、もう、……イク。」
「それにしても、まるで別人のような感度のよさだな?」
ギクッ!
そうよ。カラダだけジュリエットのものだからね。
おそらくgame story上では、この感度の良いカラダを武器に攻略対象者とイベントをクリアして、難なくハピエンを迎えるのだろうが、悪役令嬢がこのカラダを手に入れたからには、storyが大きく変わることは間違いなしの状態であるから、別にこのまま終わってもいいぐらいだと思っている。
「惜しいな。これだけ感度のいいカラダなのに、すぐ孕ませなければならないというのは、まだ15歳という若さなのに、もう少し楽しんでからでもいいと思うが、父上がうるさくてな。」
美織としてはもう死産でもいいと追っているぐらいだ。
こんな乙女ゲームの世界など、ふざけているとしか思えないような転生はなんて、さっさと終わらせたい。
それよりか、攻略対象者と思しきもののところへ朱里の先回りして、みんなと寝てやろうか?
そんなことすれば、前世と違って、この世界では、正彦に殺されてしまうかもしれないわね。
そしたら、またあのブティックのお世話にならなければいけないのもめんどくさい。
妊娠した兆候がないまま、とりあえず学園に入学することになったのだ。
学園では、マホガニー殿下と同じクラスになり、王宮でも、学園でも面倒を見ないといけないかと思うと正直ゾっとする。
あーあ、はやく退学もしくは停学したいな。
前世では、正彦のことを100パーセント信用していたが、マホガニーになってからの正彦は、イマイチ信用できない。なんとなく頼りない。
まだ15歳だということもあるのかもしれないが、15才だろうが30歳であろうが、頼りがいがある人は、若い時から頼りがいがあるというもの。年齢を重ねたからと言って、湧き出てくるものではないと思う。
頼りない男は、生まれつき頼りないものだと思う。
前世は、社長の息子として生まれ、今世は王子様として生まれても、前世の方がずっとイイ男に間違いはなかったのだ。なんか今世は、まるで罰ゲームみたいに押し付けられ感が半端ない。
孫娘に乙女ゲームを買ってやったことと関係があるのか?
でも、あれを買ったのは、実質正彦なのだから、正彦だけが罰を受ければいいと思う。家計を預かっていたのは、美織だったわけで、連帯責任というところか。
なんにせよ後少なくとも50年、長ければ65年の夫婦生活が待っているわけで、今から絶望していたら身が持たない。
ミルフィーユは気持ちを切り替えて、ポジティヴに生きる決心をする。
学園には、王太子妃殿下として入学したにもかかわらず、男子背エイトから熱いまなざしを向けられていることに全く気付いていないミルフィーユは、能天気の天然なのだ。
それら男子生徒に敵意をむき出しにして、追い払っているのが正彦ことマホガニー王太子なのだが、そんなことを夫がしているなどとは、毛先ほども信じていなくて、相変わらず頼りないと憤慨しているミルフィーユがいる。
「実に、ミルフィーユ嬢は美しくて艶めかしい。」
「俺は、毎晩ミルフィーユ嬢をおかずにして、抜いているよ。」
「あ。俺もだ。」
「一度、王子が不在の時に手籠めにしてやろうか?」
「見つかれば、首が飛ぶぞ?」
「なーに。あのミルフィーユ嬢は相当にスキモノだと俺は見た。だから襲えば、拒否されることはない。」
「確かに、あの潤いがある唇に瞳、それに丸みを帯びたお尻に、二つのふくらみは柔らかそうに見えるな。」
ヒソヒソと男子生徒が悪だくみを相談している。
パンッパンッパンッパンッパンッパンッ
ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。ギシ。
「美織、愛しているよ。……美織、……美織、……美織。」
「正彦、正彦、正彦、もう、……イク。」
「それにしても、まるで別人のような感度のよさだな?」
ギクッ!
そうよ。カラダだけジュリエットのものだからね。
おそらくgame story上では、この感度の良いカラダを武器に攻略対象者とイベントをクリアして、難なくハピエンを迎えるのだろうが、悪役令嬢がこのカラダを手に入れたからには、storyが大きく変わることは間違いなしの状態であるから、別にこのまま終わってもいいぐらいだと思っている。
「惜しいな。これだけ感度のいいカラダなのに、すぐ孕ませなければならないというのは、まだ15歳という若さなのに、もう少し楽しんでからでもいいと思うが、父上がうるさくてな。」
美織としてはもう死産でもいいと追っているぐらいだ。
こんな乙女ゲームの世界など、ふざけているとしか思えないような転生はなんて、さっさと終わらせたい。
それよりか、攻略対象者と思しきもののところへ朱里の先回りして、みんなと寝てやろうか?
そんなことすれば、前世と違って、この世界では、正彦に殺されてしまうかもしれないわね。
そしたら、またあのブティックのお世話にならなければいけないのもめんどくさい。
妊娠した兆候がないまま、とりあえず学園に入学することになったのだ。
学園では、マホガニー殿下と同じクラスになり、王宮でも、学園でも面倒を見ないといけないかと思うと正直ゾっとする。
あーあ、はやく退学もしくは停学したいな。
前世では、正彦のことを100パーセント信用していたが、マホガニーになってからの正彦は、イマイチ信用できない。なんとなく頼りない。
まだ15歳だということもあるのかもしれないが、15才だろうが30歳であろうが、頼りがいがある人は、若い時から頼りがいがあるというもの。年齢を重ねたからと言って、湧き出てくるものではないと思う。
頼りない男は、生まれつき頼りないものだと思う。
前世は、社長の息子として生まれ、今世は王子様として生まれても、前世の方がずっとイイ男に間違いはなかったのだ。なんか今世は、まるで罰ゲームみたいに押し付けられ感が半端ない。
孫娘に乙女ゲームを買ってやったことと関係があるのか?
でも、あれを買ったのは、実質正彦なのだから、正彦だけが罰を受ければいいと思う。家計を預かっていたのは、美織だったわけで、連帯責任というところか。
なんにせよ後少なくとも50年、長ければ65年の夫婦生活が待っているわけで、今から絶望していたら身が持たない。
ミルフィーユは気持ちを切り替えて、ポジティヴに生きる決心をする。
学園には、王太子妃殿下として入学したにもかかわらず、男子背エイトから熱いまなざしを向けられていることに全く気付いていないミルフィーユは、能天気の天然なのだ。
それら男子生徒に敵意をむき出しにして、追い払っているのが正彦ことマホガニー王太子なのだが、そんなことを夫がしているなどとは、毛先ほども信じていなくて、相変わらず頼りないと憤慨しているミルフィーユがいる。
「実に、ミルフィーユ嬢は美しくて艶めかしい。」
「俺は、毎晩ミルフィーユ嬢をおかずにして、抜いているよ。」
「あ。俺もだ。」
「一度、王子が不在の時に手籠めにしてやろうか?」
「見つかれば、首が飛ぶぞ?」
「なーに。あのミルフィーユ嬢は相当にスキモノだと俺は見た。だから襲えば、拒否されることはない。」
「確かに、あの潤いがある唇に瞳、それに丸みを帯びたお尻に、二つのふくらみは柔らかそうに見えるな。」
ヒソヒソと男子生徒が悪だくみを相談している。
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