魔法少女と呼ばないで

青の雀

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ファンタジー

3.プーケット島にて

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翌日、プーケット島へ出張に行く。ハノイから、周辺諸国の地域へ監査に行く予定だったのが、ひょんなことから魔法少女の異世界魔物討伐に付き合わされてしまって、思いがけずに帰国を余儀なくされてしまったからだ。

今回の出張は、ハノイ以外に回れなかったプノンペン、ジャマイカ、バンコクもまわってこようと思っている。時間が許すならマレーシアに立ち寄り、マーライオンと記念撮影してから帰国しようと思っているのだが、どうなることやら。

ひょっとすれば、今回の旅行でまた魔法少女に変身する機会があるかもしれない。という不安はあるが、常勤監査役が立ち合い監査をしてくれないから、どうしても人手が足りない。

常勤監査役は74歳のババアで独身、若い頃はそこそこ美人だという噂があったが、今や見る影もない。創業者一族の関係者だったらしいということは、旧姓のままの名字からもうかがい知ることができる。

なぜ結婚の機会を逸したかは、詳しい事情は知らない。だが、理想が高すぎたとか、もっといい縁談があるはずと信じて疑わなかったことは事実ではないと思う。そこまで傲慢な女ではないと思うからだ。仕事はできるし、気配りもできる。監査役と実母との関係性の問題だと思う。以前、飲み会で、監査役がポロっと漏らした一言が妙に気にかかる。
幼いときから商社を経営していた一族の彼女は、跡取り娘で3人姉妹の長女であったことから、実母から折檻まがいの躾を受けて育ったらしい。今でいうところの虐待とネグレクトといったところか。
彼女の実家は都内でも屈指の豪邸だったが、夜中に外に締め出しを食らったこともあったそうな。高い塀に囲まれた敷地内の出来事で世間体を気にしなくてもいいということから、そのことに誰も気づかずにいた。ちょうど父親が出張で不在の時を狙われて行われたらしい。
長じてからは、その締め出しの刑は、すぐ下の妹、そして末娘の妹まで及んだ。末の妹の時は、悲惨で真冬の雪の降る日に締め出され、カラダの弱い妹はすぐ風邪をひき、その風邪をこじらせたことが原因で亡くなってしまったのだ。
以来、実母は狂ったような折檻はしなくなったが、姉妹間で口には出さないが、母に対する恨みを募らせていったことは間違いがない。
「あんな女(実母)に誰が、人並みに孫を抱かせてやるもんか!」
酔った勢いで、監査役が漏らした一言が今も、耳に残っている。

それにしてもすごい強靭な精神力の持ち主だとその時に思ったことが印象に残っている、いくら実母が憎かったとしても、自分の人生をかけてまで、実母に孫を抱かせたくないという信念を貫くなど、普通はなかなかできないもの。

それも姉妹揃ってと言うから、よほど恨みの威が深かったのだろうと思われる。

ただ団塊の世代の女性特有で、車の運転免許がない。それに数年前から心臓に持病を患ったことから飛行機での移動が無理になった。

ただでさえ人員を割けない部署であるのに、彼女の心臓病は痛いとしか言いようがない。

それに昨日、ハノイを発ってから、すぐ猛烈な眠気に襲われ、嫌な予感がしたと思ったら、案の定、国際空港に異世界からの侵略者が現れたと聞いている。他の乗員乗客は滑走路を走りながら、魔法少女が勇敢にも化け物に立ち向かっているところをみんな目撃していたらしい。

機内では、拍手喝さいで相当やかましかったらしいが、俺は爆睡していて、知らなかった。コンプライアンスにひときわ厳しい部署でなければ、妻の真理子をアシスタントとして同伴したいぐらいだったが、どうしてもそれは叶わないと諦めることにした。

妻の真理子は、普段、専業主婦ではなく、自分で会計事務所を経営している傍ら、趣味のフラワーアレジメントの先生としても、カルチャーセンターで講座を持っている。キャリアウーマンと言えば、聞こえが良いのだろうが、大学時代に同じ時期に公認会計士の試験を通り、妻は、卒業後監査法人に研修を行い、その時の実務経験で会計事務所を開いたのだ。

ある意味、妻の方が堅実な人生と言えるかもしれない。

俺は、卒業後、今の商社で部署はいろいろ違えども、初任は営業マンとして、世界各国を赴任して回ったが、30歳からは経営企画、財務経理といった部署を回り現在の監査の仕事に就いている。

世界へ行くには、どうしても若い頃の方が動きやすい。

さすが「新婚旅行のメッカ」と言われているプーケット島は若いカップルで溢れかえっている。こんなところ、仕事ではなく若い綺麗なオネーチャンと来たいものだと正直なところ思わないでもない。でも、会社にバレたらクビになるか左遷されるか!?そう思うと、迂闊な行動は慎まなければならない。

プーケット島のホテルにはプライベートビーチがある。別に、この年になって泳ぐ気はないが、もしかして、魔法少女にまた変身することになってでもしたら、ホテルの敷地内の配置は一通り押さえておいた方が無難だろう。

いざビーチへ着くと、大変な人だかりがあり、ずいぶんと混雑しているように見える。何かあったのか!?

ビーチのところどころに何やら立て看板がしてあるように見える。

「Swimming is prohibited」

遊泳禁止?なぜだ?

ビーチに建っている「海の家」風のレストランの主人に話を聞くと、なんと……!人食い鮫が出るそうな。

だいたい、こういうプライベートビーチには、沖合にブイを打ち込み、獰猛な魚は入ってこられないような仕掛けが施してあるはず、今回は破れでもしたのか、運が悪いとしか思えない。

でも、眠気は全く襲ってこないので、今回は、本当に人食い鮫だけなのかもしれない。

後ろ髪を引きずられるような感じで諦めながらビーチから仕事場に向かう。プーケットに3日間滞在して、後はバンコク支社へ行き再びの監査を行う。それを皮切りにプノンペン、ジャマイカを経由しながら監査を行っていく予定にしている。

ゆっくりはしていられない。何よりハノイで予想より大幅に時間オーバーしてしまったのだから、その分を取り戻さなければ、社長から「給料泥棒」扱いをされかねないというもの。

ロマンティックな夜景を見ながらグラスを傾け、ほろ酔い気分になりながら、今日、持ち帰った資料を眺めている。いわゆる風呂敷残業というやつだ。監査の立場上、こういうことはあってはならないのだが、今回はタイムテーブル的に時間が迫っているので、仕方がない。

それにこういうリゾート地のホテルの部屋で一人でいてもつまらないだけ。若い頃なら、ナンパをしにビーチに出かけたかもしれないが、そのビーチも人食い鮫騒動で人気はまばらだという。それならまだ仕事でもしていた方がマシというもの。

その甲斐あって、おかげで監査の日程は1日短縮できそうになった。3泊するところを2泊にして、翌日監査を早めに切り上げ、バンコクに旅立つ予定をできるようになった。
今夜がプーケットとしての最後の夜。風呂敷残業ともおさらばできる予定だ。だから今夜は夜なべしても、監査をしなければならないと張り切っていると、またもや「ドーーン!」という地響きが!

でも、まだ眠気は起こらない。島全体に空襲警報が鳴り響き非常事態であることをうかがわせている。

ここのところ、よく発生している台風の影響ではなさそうだ。そのうち、建物の外壁に何かがペチペチとぶつかるような音とともに、風がゴウゴウと音を立てながら吹き出してきた。

ここがニッポンならトタン板か屋根瓦を疑いたくなるが、金属音ではないような音がしている。

リーチは全然眠気が襲ってこないことから、これは異世界からの侵略者ではないと確信していて、落ち着いて避難することを心掛けている。リーチの泊まっている部屋は、海側に大きな窓ガラスでバルコニーとの間を仕切っているが、リーチの部屋の窓ガラスは今のところ無傷なようだ。

こういう時は、窓ガラスに鍵をかけ、カーテンやブラインドを下げたままにしておく方が何かあった時、例えば風でガラスが割れた時などの対処法だと国営放送が言っていたことを思い出す。

雨戸があれば一番いいのだが、旅先のリゾート地でそれを要求はできない。

さりとて、館内の様子がわからないし、一度、ロビーに下りてみることにする。パジャマ着からアロハシャツに着替え階段を使って、ロビーに向かう。

ロビーでは、予想通り宿泊客でごった返しにしていたが、ホテル側の説明によれば、例の人食い鮫がなぜか陸に上がり?というか、強風に煽られて、プライベートビーチから館内に侵入しようとしている様子とのことで、「危険なので、お部屋に戻って決してバルコニーに近づかないようにしてください」との連絡を受けた。

長くプーケット島に仕事で来ているが、こんな事態は初めてのことで戸惑うも、部屋に戻りいつでも出発できるように準備を整えるつもりで、再びエレベーターを遣わず階段をせっせと上がっていくうちに、気絶しそうなほどに眠気が襲ってくる。

嘘だろ!?やっぱり、この災害は異世界からの侵略者と関係があったのか?リーチの行くところ行くところに異世界からの侵略者がやってくることは偶然か!?必然か!?

ここで眠ってしまっては、会社にもホテルにも迷惑をかけてしまうと、必死になってホテルの部屋がある階まで必死によじ登っていく。

とにかく変身している姿を誰か人に見られてはいけない。その気持ちだけで、必死になって部屋の中へと消えるつもりが、いざ、部屋の前へくると、カードキーが見当たらない!やっとの思いで、カードキーを探し出し、部屋に入るなり、気を失ってしまったのだ。

気が付くと、プライベートビーチの真ん中あたりを宙に浮かんでいる状態で、目の前には空飛ぶ巨大アリゲーターの姿があった。

いくら異世界からの侵略者とはいえ、魔法少女は小さくて可憐なのに、この体格差はズルいだろ!と叫びたくなる。

まあ、この体格だから、ちょこまかと縦横無尽に飛び回れるのかもしれないが。

「ラミパスラミパスルルルルル」

青白い炎がアリゲーターのカラダに命中し、もがき苦しんでいるさまが見て取れる。

戦っているときのリーチの心情は、と言うともう何が何だかわかっていないというところが、正直な思いなので、こんな懐かしい昭和の呪文を唱えていること自体が信じられないという思いなのだ。

だいたい、ごく普通の一般人なのだ。警察官でもないし、自衛官でもない。それが異世界からの侵略戦争を一人で食い止めることなど到底できない。

魔法少女は何者なのか!?なぜ、リーチの魂を乗っ取っているのか?など、わからないことだらけのことでさらなる困惑が深まる。

厳密には、魂を乗っ取られているのだが、そもそも魔法少女はどこから来たのか?どこへ帰るのか?来ているロリータファッションは誰の趣味なのか?

リーチとは性別もそうだが、年齢も掛け合わないところが多い。なぜ!?という疑問はあるものの今は、目の前の敵を倒すことだけに集中している。

闘いが終わって、リーチは魔法少女の姿のままで部屋に戻り、いったんシャワーを浴びることにしたのだ。別に若い女の子のカラダが見たいと思ったわけではない。戦闘で汗をかいてしまい、なんとなくベタつき気持ちが悪い。

それに変身前はアロハシャツを着ていたのに、そのアロハシャツはどこを探してもない。

シャワー室で、出るところも出ていないツルペタのカラダにやっぱりというべきか、少なからずがっかりしてしまったことは事実で、その事実がさらにリーチの羞恥を煽る。

恥ずかしい!

汗をかいたということは事実ではあるが、やはり女の子のカラダになっている自分を見たいと思ったことも事実で、複雑な気分のまま、リーチのパジャマをそのまま着る。縦にも横にもブカブカだけど、裸のままでいるのは、いくら子供でもかわいそうだと同情したからだ。

そして、その姿のまま持ち帰り残業の続きを始める。明日の昼には、この島を発つには、どうしても今夜中に監査をやり遂げないといけない。

持ってきたノートパソコンにデータを打ち込みながら知らずに寝ていた。

気付いたときは、もう夜が明けかけていた早朝で、少女の姿ではなくパジャマがちょうどいい大きさになっているリーチのカラダに戻っている状態だった。

そのままリーチは、ベッドにごろんと横になり、しばらく惰眠を貪った。

寝ている間だと思っていた監査の完成度はほとんど出来上がっていたのだから、リーチは自分の責任感の強さにあらためて驚いている。

少女姿になっても、まだ監査人としての仕事を忘れていなかったことが感慨深げだ。

早めに朝食を摂り、タクシーで仕事場に向かうつもりで階下に降りると、そこは、案の定というべきか?やっぱりというべきか?軍の関係者、警察、報道陣が大挙して待ち構えている様子が見えた。

昨日の戦闘シーンは、すでに記録映像として、撮られていて、朝からニュースで何度も放映されていたものらしい。

何食わぬ顔で、朝食を済ませ、ロビーで新聞を広げる。一面に「魔法少女現る」の文字にはさすがに引いたが、予期していたことなので、平然と新聞をもとの位置に戻す。

「Magical Girl Appears ! 」

何食わぬ顔で、エントランスでチェックアウトの手続きをしようとしたら、ホテル側から、

「宿泊客は、本日、足止めになっています」と申し訳なさそうに告げられた。

せっかく昨夜、夜なべして、仕事を終わらせたというのに!とんだ災難だ!

フロントマンとの間で、押し問答をしていると、ハノイで知り合った兵士が声をかけてくれて、その場は収まる見通しがついた。

あの兵士、そこそこの上官だったみたいで、また異世界からの侵略者情報にプーケット島まで、応援要請が来て、こちらに出向しているという話を聞いた。

「昨夜から、一睡もせず、ホテル客の動向を見張っていたが、どうやらこのホテルの宿泊客ではなさそうだ。それにしても、またMr.Mitsurugiに逢えるとは思っていなかったので、逢えて嬉しい」

「こちらもだ。おかげで助かったよ。また今度、飲みなおそう。」ニッポンから持参していた酒の肴、今回はひれ酒と柿の種を兵士の手に押し付け、後ろ手に振りながらホテルを後にすることができた。



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