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第1章
9.再婚約
ブツブツと独り言を言っているルミアマリーゼのもとにまたあのふわふわしたしろいはんt王命のお化けのQちゃんことお祖父ちゃんが出てくる。
今日こそは、貯まりたまった鬱憤を晴らす時が来たようね。不敵な笑いを浮かべながらお祖父ちゃんに近づくと、Qちゃんは、懐かしいお祖父ちゃんの姿に戻り、卒業パーティにいたはずのルミアマリーゼもまた、あの白い部屋に戻っていたのである。
「ちょっとぉ、一体どういうことよ?聖女様はお飾りで、夜伽もないって、あのバカ王子が行っていたのだけど……?それに、お祖父ちゃんが行っていた移動するだけで……の続きが聞きたいのですけどぉ?」
「う……多少、言葉足らずのところもあったようだが、真理子も気づいていたはずだと思うが、これはポイ活なんだよ。真理子がこの世界に転生して、幸せだと感じた時に幸せポイントがもらえる仕組みになっていてな、貯まったポイントは現金にでも、スキルアップでも経験値にでもAnazonギフト券でも、何でも交換できるのだよ」
「はぁ?何よ、それ?そんな話、初めて聞いたわよ」
「だいたい電子音が聞こえていただろ?それを幸せな結婚を照準に充てていたから気づかなかった真理子が悪い」
「あのチャリンという音は、ポイントがたまる音だったの?音源をいくら探しても出てこなかったから変だとは思っていたけれど」
「そういう迂闊なところが真理子の悪いところなのだ」
「だけど、1000万なんて大金過ぎて……」
「心配するな!まだ10億ポイント残っている。1ポイント日本円換算で1円だからな、10億円の大金持ちということになっている」
「わぉ!ステキね」
「この金があれば、異世界だろうが、日本だろうがどこへ行ってもやり直しが利くぞ!今度は、どこへ行きたい?」
「もちろん、ニッポンよ。決まっているじゃない。もう一度、健彦とやり直したいのよ」
「真理子、どれだけあの男に惚れているのだ?うーん、まあ、できない相談でもないけどな、神様に聞いてくるよ。少し待っていてくれ」
健彦は、あれから誰とも結婚せずに、仕事を真面目に頑張り今や、広告代理店の社長をしているという。
やっぱり!健彦は優良物件だったってことね。と感心していたら、そこへ神様とお祖父ちゃんが戻ってきた。
結論から言うと、さっき死にかけた時に1000万ポイントを遣ってしまったので、もう少し、この未開の世界で頑張るしかない。そして、この世界で処女のまま過ごしたら、次の世もまた聖女様になるということが確定事項だそうだ。
「ええー!ちょっとそれ、ひどいのでは?」
「なに、言っているんだ。真理子、次の世でヤりまくればいいだけの話だろ?セックスを空くと決めつけているところは前世のままだけど、その考えがそもそもおかしいということにいい加減気づいたら、どうだ?好きあっている男女が愛し合う行為のどこが「悪」になるのか、聞きたいところだ?」
「そう言われてみれば、その通りだわ。しぜんのせつりですものね。でも、女は妊娠や……その純潔を重んじるところがあって……」
「そんなもの聖女様なのだから、いくらでも作り替えることができるだろ?ポイントを使って、絶世の美女やゴムの木の苗木を取り寄せることもできるのだよ。それに大事なところの仕組みを……言いにくいが、女性のカラダは入り組んでいるから、アソコを少し手を加え、真理子を一度でも抱いたら、もう他の女性とはできないようなカラダにだってできるのだ。その相手がよしんば気に入らない相手だった場合、相手の記憶から真理子との思い出を消せば、きれいさっぱり別れられることができる。妊娠の心配もいらないよ。なんといっても真理子は聖女様なのだから、コトが済んだ後、自分の体内から余計なものを排出する魔法をかけてやれば、精子もろとも消えてなくなるというわけだ」
「なるほど……」
納得したような顔をして聞いているが、何が何だかわからないというのが本音にある。でも、ヤりまくっても、すぐ再生できるということだけは、なんとなく分かったような気がする。
前世、処女だったから、今世も処女なら、今、ニッポンへ帰ってもその男女関係のことがもう一つわからないでいる。それはそれで不安のタネであるから、異世界でヤり尽くして練習しといた方がいいのかなぁと漠然と思っている。
病気になる心配も、妊娠する可能性もなく、本当に好きな相手が現れたら、その時に純潔を再生できるなんて、素晴らしいと思う。
それで神様からの提案を受け入れることにし、もし、来世、聖女様として転生しても、今、堪っているポイントを引き継げると聞いて、もう一度、未開の異世界へ戻る決心をする。
できれば、来世は、今世の記憶を持ったままループできたらいいのにな……漠然と思いながら、ロマノフ家の自室のベッドに戻っていく。
気が付けば、頭に包帯をぐるぐる巻きにされた姿でベッドに横たわっていたのである。
「気が付いたか!だから聖女様の判定会に行かなくていいと言ったのだが、もう、王家へ嫁がなくていいから、一生、この家でゆっくりすればいいよ」
お父様の提案は虚しく、その日のうちに第2王子のローランドとの婚約が発表されてしまったのだ。
今日こそは、貯まりたまった鬱憤を晴らす時が来たようね。不敵な笑いを浮かべながらお祖父ちゃんに近づくと、Qちゃんは、懐かしいお祖父ちゃんの姿に戻り、卒業パーティにいたはずのルミアマリーゼもまた、あの白い部屋に戻っていたのである。
「ちょっとぉ、一体どういうことよ?聖女様はお飾りで、夜伽もないって、あのバカ王子が行っていたのだけど……?それに、お祖父ちゃんが行っていた移動するだけで……の続きが聞きたいのですけどぉ?」
「う……多少、言葉足らずのところもあったようだが、真理子も気づいていたはずだと思うが、これはポイ活なんだよ。真理子がこの世界に転生して、幸せだと感じた時に幸せポイントがもらえる仕組みになっていてな、貯まったポイントは現金にでも、スキルアップでも経験値にでもAnazonギフト券でも、何でも交換できるのだよ」
「はぁ?何よ、それ?そんな話、初めて聞いたわよ」
「だいたい電子音が聞こえていただろ?それを幸せな結婚を照準に充てていたから気づかなかった真理子が悪い」
「あのチャリンという音は、ポイントがたまる音だったの?音源をいくら探しても出てこなかったから変だとは思っていたけれど」
「そういう迂闊なところが真理子の悪いところなのだ」
「だけど、1000万なんて大金過ぎて……」
「心配するな!まだ10億ポイント残っている。1ポイント日本円換算で1円だからな、10億円の大金持ちということになっている」
「わぉ!ステキね」
「この金があれば、異世界だろうが、日本だろうがどこへ行ってもやり直しが利くぞ!今度は、どこへ行きたい?」
「もちろん、ニッポンよ。決まっているじゃない。もう一度、健彦とやり直したいのよ」
「真理子、どれだけあの男に惚れているのだ?うーん、まあ、できない相談でもないけどな、神様に聞いてくるよ。少し待っていてくれ」
健彦は、あれから誰とも結婚せずに、仕事を真面目に頑張り今や、広告代理店の社長をしているという。
やっぱり!健彦は優良物件だったってことね。と感心していたら、そこへ神様とお祖父ちゃんが戻ってきた。
結論から言うと、さっき死にかけた時に1000万ポイントを遣ってしまったので、もう少し、この未開の世界で頑張るしかない。そして、この世界で処女のまま過ごしたら、次の世もまた聖女様になるということが確定事項だそうだ。
「ええー!ちょっとそれ、ひどいのでは?」
「なに、言っているんだ。真理子、次の世でヤりまくればいいだけの話だろ?セックスを空くと決めつけているところは前世のままだけど、その考えがそもそもおかしいということにいい加減気づいたら、どうだ?好きあっている男女が愛し合う行為のどこが「悪」になるのか、聞きたいところだ?」
「そう言われてみれば、その通りだわ。しぜんのせつりですものね。でも、女は妊娠や……その純潔を重んじるところがあって……」
「そんなもの聖女様なのだから、いくらでも作り替えることができるだろ?ポイントを使って、絶世の美女やゴムの木の苗木を取り寄せることもできるのだよ。それに大事なところの仕組みを……言いにくいが、女性のカラダは入り組んでいるから、アソコを少し手を加え、真理子を一度でも抱いたら、もう他の女性とはできないようなカラダにだってできるのだ。その相手がよしんば気に入らない相手だった場合、相手の記憶から真理子との思い出を消せば、きれいさっぱり別れられることができる。妊娠の心配もいらないよ。なんといっても真理子は聖女様なのだから、コトが済んだ後、自分の体内から余計なものを排出する魔法をかけてやれば、精子もろとも消えてなくなるというわけだ」
「なるほど……」
納得したような顔をして聞いているが、何が何だかわからないというのが本音にある。でも、ヤりまくっても、すぐ再生できるということだけは、なんとなく分かったような気がする。
前世、処女だったから、今世も処女なら、今、ニッポンへ帰ってもその男女関係のことがもう一つわからないでいる。それはそれで不安のタネであるから、異世界でヤり尽くして練習しといた方がいいのかなぁと漠然と思っている。
病気になる心配も、妊娠する可能性もなく、本当に好きな相手が現れたら、その時に純潔を再生できるなんて、素晴らしいと思う。
それで神様からの提案を受け入れることにし、もし、来世、聖女様として転生しても、今、堪っているポイントを引き継げると聞いて、もう一度、未開の異世界へ戻る決心をする。
できれば、来世は、今世の記憶を持ったままループできたらいいのにな……漠然と思いながら、ロマノフ家の自室のベッドに戻っていく。
気が付けば、頭に包帯をぐるぐる巻きにされた姿でベッドに横たわっていたのである。
「気が付いたか!だから聖女様の判定会に行かなくていいと言ったのだが、もう、王家へ嫁がなくていいから、一生、この家でゆっくりすればいいよ」
お父様の提案は虚しく、その日のうちに第2王子のローランドとの婚約が発表されてしまったのだ。
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