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八話
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初めての感覚だった。
自分でお風呂に入って洗う部分なのに…
「あ、んっ!んっ…」
紫苑さんに触ってもらうと、なんでこんなに違うんだろう。
「力抜いて。」
言われたとおりに力を抜いてみる。
んー、ふぅ。快感だけが頭を埋め尽くした。
「紫苑、さん…っ」
「いい感じだよ。」
膨らみからの刺激が、下半身へも届く。
きゅーーっ。また疼いた。でも、今度はなんか違う。
奥から何か、こう…とろっとしたものが流れ落ちる感じ。下着についちゃったかな…でもなんか、たれちゃってる。
ふと手から膨らみが離されたかと思えば、唐突にキスをされる。
唐突だったせいで唇が少し開いていたせいか、紫苑さんの舌が口の中へと潜入してくる。
普段は誰も入らないそこを刺激され、声を出せないので、熱が籠もる。
くちゅ、くちゅ。
耳元に聞こえる音が、また恥ずかしさや、今紫苑さんにされていることを意識させた。
口の中がこんな敏感な性感帯だったとは…。
絡み合う舌同士に、流れてくる紫苑さんの唾液。
…甘い。
はちみつでも、砂糖のようでもないけど、甘い。
飲んでみたい。
そんな欲求に駆られて思わず飲んでしまう。
ああ、媚薬みたいなかんじ。
予想外とでも言いたげに見開かれた2つのきれいな目。
目を合わせてくれたことが嬉しくてぎゅーっと紫苑さんに抱きついてみる。
紫苑さんのフェロモンと、私のフェロモンが絡まり合ってまた私の体を刺激する。
「んーっ!」
「彩芽ちゃん。」
名前を呼ばれて、顔を上げたらまた、口づけされた。
「そんなに可愛いことされると、もっと気持ちよくさせたくなっちゃうな、俺。」
ニヤッとした笑みを顔に浮かべた次の瞬間、家着のちょっとブカブカなズボンに紫苑さんの手が滑り込んでくる。
「そこは、駄目…。」
「駄目じゃないでしょ?」
つつーっと、太ももの内側を撫でられる。
「ひゃっ。ぁんっ。」
「声も我慢しちゃだめ。」
撫でられている間にも、キスは続く。
口と下半身。
同時の愛撫に、とうとう限界が来そうだった。
きゅーーっきゅーーっきゅーーっ。
下部の疼きが止まらない。
「下、がっ…」
「ん?下がどうした?」
「ふぁっ、あっ、んっ、んーっ」
「ココ、熱くて辛い?」
下着の上からツンっと、秘部を触られる。
なんでだろう。
ちょっとだけ涙が出てきた。
…双方の膨らみを触られたときの何倍も気持ちがいい。快感が跳ね上がる。
体が、もっと熱くなる。
「気持ちいい?フェロモン出てるね。」
そこを触ると気持ちがいいということを、何処かで聞いて、知っていた。
でも、自分で触ったこともなければ、触ってもらったこともない。
「ひゃ…ん、怖い、よ。」
「初めて?」
「ん…。」
舐められるように涙が拭われる。
「大丈夫。俺に委ねて。」
秘部を触られて、指が中に入ってくる。
くちゅっ、くちゅって指の動きと共に音がなる。
やっぱり、あのトロっとしたものが、垂れちゃってたんだ。
恥ずかしい…。紫苑さんに見られた上に触られちゃったなんて。
指から与えられる快感が最後の理性を溶かし始める。
言わずもがな性感帯なそこは、体を中から熱くするような、そんな刺激を体に残す。
「腰、揺れてるね。俺の、欲しい?」
無意識に腰を動かしていたみたいで恥ずかしい。
止めようと思うのに、とまらない。
私の体なのに…自分じゃないみたい。
ゆっくりとした動きとは対照的に激しい快感が、体中を巡る。
「あっ、はあっ、んっ、んんっあっ…」
「イきそう?ああ、もう少しだね。気持ちよく、イかせてあげるから。」
秘部の中でも敏感な、花粒をクリっと擦られる。
初めての大きな快楽に流されそう。
「良いんだよ、飲み込まれて。」
「ん、あっーーーーー…」
頭が真っ白になる。
ビクビクと体が震える。
秘部がヒクヒクと、紫苑さんを欲しがっているのがわかる。
「上手にイケみたいだね。ああっその顔可愛い…。ふふ、ゆっくり休んで。体、病み上がりなのに無理させちゃったし。」
優しく体を包み込まれる感覚がして、私もとうとう意識が夢の世界へと誘われる。
「好きだよ、俺の運命。」
その言葉を最後に、私は眠りへと導かれた。
自分でお風呂に入って洗う部分なのに…
「あ、んっ!んっ…」
紫苑さんに触ってもらうと、なんでこんなに違うんだろう。
「力抜いて。」
言われたとおりに力を抜いてみる。
んー、ふぅ。快感だけが頭を埋め尽くした。
「紫苑、さん…っ」
「いい感じだよ。」
膨らみからの刺激が、下半身へも届く。
きゅーーっ。また疼いた。でも、今度はなんか違う。
奥から何か、こう…とろっとしたものが流れ落ちる感じ。下着についちゃったかな…でもなんか、たれちゃってる。
ふと手から膨らみが離されたかと思えば、唐突にキスをされる。
唐突だったせいで唇が少し開いていたせいか、紫苑さんの舌が口の中へと潜入してくる。
普段は誰も入らないそこを刺激され、声を出せないので、熱が籠もる。
くちゅ、くちゅ。
耳元に聞こえる音が、また恥ずかしさや、今紫苑さんにされていることを意識させた。
口の中がこんな敏感な性感帯だったとは…。
絡み合う舌同士に、流れてくる紫苑さんの唾液。
…甘い。
はちみつでも、砂糖のようでもないけど、甘い。
飲んでみたい。
そんな欲求に駆られて思わず飲んでしまう。
ああ、媚薬みたいなかんじ。
予想外とでも言いたげに見開かれた2つのきれいな目。
目を合わせてくれたことが嬉しくてぎゅーっと紫苑さんに抱きついてみる。
紫苑さんのフェロモンと、私のフェロモンが絡まり合ってまた私の体を刺激する。
「んーっ!」
「彩芽ちゃん。」
名前を呼ばれて、顔を上げたらまた、口づけされた。
「そんなに可愛いことされると、もっと気持ちよくさせたくなっちゃうな、俺。」
ニヤッとした笑みを顔に浮かべた次の瞬間、家着のちょっとブカブカなズボンに紫苑さんの手が滑り込んでくる。
「そこは、駄目…。」
「駄目じゃないでしょ?」
つつーっと、太ももの内側を撫でられる。
「ひゃっ。ぁんっ。」
「声も我慢しちゃだめ。」
撫でられている間にも、キスは続く。
口と下半身。
同時の愛撫に、とうとう限界が来そうだった。
きゅーーっきゅーーっきゅーーっ。
下部の疼きが止まらない。
「下、がっ…」
「ん?下がどうした?」
「ふぁっ、あっ、んっ、んーっ」
「ココ、熱くて辛い?」
下着の上からツンっと、秘部を触られる。
なんでだろう。
ちょっとだけ涙が出てきた。
…双方の膨らみを触られたときの何倍も気持ちがいい。快感が跳ね上がる。
体が、もっと熱くなる。
「気持ちいい?フェロモン出てるね。」
そこを触ると気持ちがいいということを、何処かで聞いて、知っていた。
でも、自分で触ったこともなければ、触ってもらったこともない。
「ひゃ…ん、怖い、よ。」
「初めて?」
「ん…。」
舐められるように涙が拭われる。
「大丈夫。俺に委ねて。」
秘部を触られて、指が中に入ってくる。
くちゅっ、くちゅって指の動きと共に音がなる。
やっぱり、あのトロっとしたものが、垂れちゃってたんだ。
恥ずかしい…。紫苑さんに見られた上に触られちゃったなんて。
指から与えられる快感が最後の理性を溶かし始める。
言わずもがな性感帯なそこは、体を中から熱くするような、そんな刺激を体に残す。
「腰、揺れてるね。俺の、欲しい?」
無意識に腰を動かしていたみたいで恥ずかしい。
止めようと思うのに、とまらない。
私の体なのに…自分じゃないみたい。
ゆっくりとした動きとは対照的に激しい快感が、体中を巡る。
「あっ、はあっ、んっ、んんっあっ…」
「イきそう?ああ、もう少しだね。気持ちよく、イかせてあげるから。」
秘部の中でも敏感な、花粒をクリっと擦られる。
初めての大きな快楽に流されそう。
「良いんだよ、飲み込まれて。」
「ん、あっーーーーー…」
頭が真っ白になる。
ビクビクと体が震える。
秘部がヒクヒクと、紫苑さんを欲しがっているのがわかる。
「上手にイケみたいだね。ああっその顔可愛い…。ふふ、ゆっくり休んで。体、病み上がりなのに無理させちゃったし。」
優しく体を包み込まれる感覚がして、私もとうとう意識が夢の世界へと誘われる。
「好きだよ、俺の運命。」
その言葉を最後に、私は眠りへと導かれた。
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