オッドアイと恋の色

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第七話 プレゼント

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 駅を抜け歩くこと十五分、俺達は何とかショッピングモールに着いた。
 由愛がちゃんと下調べして来てくれたおかげで迷う事は無かったが思ってた以上に遠くて、半ニート生活を送っている俺には足腰が限界を迎えかけていた。
 俺は休憩がてらベンチに腰を下ろし上を見上げる。
 フロアは三階層に分かれており、一階から三階まで中心が筒抜け状態になっていた。
 こんな田舎でもこんな所があったのかと少々関心していると、
「もう休憩は良いかしら? そろそろ見て回りたいんだけど」
 と由愛が変なクマのぬいぐるみをを抱え言ってきた。
「えっと、そのぬいぐるみなんだ? どっから持ってきた?」
「さっき少し見て回ってたら見つけたの。可愛いでしょ?」
 由愛は抱えていた人形をぎゅっと抱きしめて言った。
「そ、そうだな。まぁ可愛いんじゃないか?」
 なんというかあまり見ない独特な模様をしたクマだ。ホラーゲームのマップとかに飾ってあっても不思議じゃないくらいだ。
「それで、なんか気になってるものとかあるか? 見て回るって言っても結構広いから流石に目的無いときついんじゃないか」
「そうね、服とか少し見たいかな」
「七色はなんかあるか?」
「私も服とかかな」
「それなら二階だな。洋服店二階にかなり入ってるぽいし」
 俺は案内掲示板でフロアを確認する。
「了解。ってその前にお手洗い言って来て良い?」
「あぁ良いぞ。じゃあ俺らは先に見て回ってるぞ」
「うん。分かった。じゃ少しって来る」
 そういって由愛は天井につるされている道案内の表示に従ってトイレの方向へと駆け足で向かった。
「それじゃ、俺らは先に二階行ってるか」
「うん。でも少し待って」
 エスカレーターの方へ向かおうと足を進めた俺に静止の声をかける。
「どうした? 七色もトイレなら行ってくれば?」
「そうじゃない。えっと頼みごとがあるんだよね」
 七色は俯き気味に言った。
「由愛にプレゼント的な物を送りたいんだけど、私こういうのやった事無いから少し手伝って欲しいなって」
「え? 俺で良いなら良いけど。由愛って誕生日まだ先じゃなかったか?」
「別に誕生日とかそういうんじゃなくて、ただ感謝の気持ち的な」
 感謝の気持ちでプレゼントとか映画とかでしか見たこと無いから、何送って良いかなんて見当もつかない。
 てかリアルに俺他人にプレゼントとか送った事無いからマジで分らん。
「それじゃあ、少し見て回ろうぜ。俺も何送って良いかなんて分からんから、少し調べたいし」
「分かった。じゃあとりあえず二階にいこっか」
「だな」
 そう言って俺と七色は二階へと繋がるエスカレーターに歩を進めるのだった。
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