27 / 92
第二章 穏やかな涅槃
第二十六話 ネコヤナギの罪
しおりを挟む「――さん。起きてください」
誰だ。誰かが、俺を起こそうとしている。
俺は、薄っすらと目を開いた。
まばゆい陽光に景色が焼かれていた。俺は、白い視界の中で、俺に微笑みかける誰かの影をたしかに見ていた。
見慣れたはずの影。
だのに、思い出せない影。
彼女は「相変わらず寝坊助ですね」と笑う。
そうだ、彼女はいつも朝の弱い俺を起こしてくれた。両親がいたときも、両親がいなくなったあとも、彼女は変わらずに俺の側にいて――俺の世話を焼いてくれた。
光は彼女の顔を映さない。
俺はもどかしく感じながらも、微睡みに逆らおうとして、しかし逆らうことができず、もう一度目を閉じた。
「――さん」
彼女が、寂しそうに言った。
「どうか思い出してください」
俺は跳ね起きた。
薄暗い部屋に、見慣れた家具。自分の部屋だった。
息を切らしながら、俺は信じられない気持ちになって辺りを見渡した。たしかに自分の部屋であることを確かめると安堵の息をついた。
溢れる汗が顎先でたまり、膨らんで落ちる。
唇を舐めると、なぜか蜜のような甘い味がした。
「……今の夢はなんだったんだ」
悪夢ではない。だが、いい夢でも決してない。
判断はつかないが、ベタベタと纏わりつくような不快感はたしかにあって。なにか忘れてしまったことを思い出しそうになって、どうしても頭に正解が浮かばない。そんな引っかかりが心に残っている。
それになんだ。なんでこんなに甘い味が、舌に残っているんだ?
「……あ、お目覚めにゃ?」
「わあああっ!」
思わず叫んで、毛布を弾き飛ばしながら飛び上がった。
中には猫のように丸まったリリーがいた。
「にゃんにゃ~。まだ朝早いにゃんよ。もっとゆっくりしてもいいと思うにゃあ」
「な、なんでいる!? この前、こういうことはやめろって厳命したよな!?」
「……? そうだっけ?」
「そうだよ! とぼけるなよ! 絶対お前わざとやってるだろ?」
「え~。でもでもぉ、私もメンターと寝たかったんだも~ん。だってメンターってなんか温かくていい匂いがするし」
会話が噛み合わないし、適当なことばかり並べ立てやがる。
リリーは、上機嫌に猫耳を触りながら起き上がった。
「最近メンター、椿姉とばっかり居たでしょ? ほら、二日前だって二人でデートにいっていたし」
「……あれはデートじゃなくて、本部から招集をかけられたから仕方なく出かけたんだよ。ちゃんと説明しただろ?」
「わかってるにゃよ~。そういう名目のデートでしょ?」
「ちげえよ! デートどころかこってり絞られてきたよ、長いヒゲ生えためっちゃ怖い爺さんからな!」
「にゃはは、そうなんだ」
ヘラヘラと笑いながらベッドを転がるリリー。なんかこいつの相手をしていると、いつもペースに乗せられるな……。つーか、やっぱりこいつ服着てねえ。
朝から疲れる。ただでさえ変な夢で叩き起こされたというのに。
「でもでも、椿姉から聞いていた話だと、ずいぶん楽しそうだなあって思ったにゃんけど」
「……なにをどう聞いたらそんな解釈できるの? 今でも思い出すと胃が痛くなるくらいなんだけど」
猫背気味になりながらそう零すと、リリーは可愛らしく小首を傾げた。
「だって、ものすごい美人のお姉さんと料亭でご飯食べたり、和服の似合う美人なアンサスと会ったりしたんでしょ?」
「いやいや……。たしかに間違ってはないけど……」
なんか言い方が嫌らしいな。
「椿姉がタンポポの花びらを抜きながら言っていたにゃん。また泥棒猫が増えた、泥棒猫に鼻の下を伸ばしていた……って。許さないって連呼しながら花を破壊していて怖かったにゃ。メンター……浮気は良くないにゃんよ?」
「……」
それはたしかに怖い。
俺は苦笑いを浮かべながら、言った。
「……別に浮気なんてしてないよ。つーか、お前が言っても説得力ないよな……勝手に布団に潜り込んでくるし」
「私は正妻だからオールオッケーにゃ」
「オールアウトだよ。つーか、正妻じゃねえよ」
「え、違うの?」
「違うよ!」
俺がでかい溜息をついていると、後ろにあったカーテンが軽快な音を立てながら開いた。柔らかい朝日が差し込んで、リリーが目を細める。
……ん? なんでカーテンが開いた?
振り返ると、笑顔の椿がいた。
「おはようございます、メンター」
「オ、オハヨー」
変な片言で返してしまった。心臓が爆発しそうなくらい音を立てる。
え、いつの間に部屋にいたの? まったく気配がなかったんだけど……。
俺の戦慄を知ってか知らずか、椿は爽やかに笑っていた。笑っていたよ。半分開いた目で俺を見据えながら。
「今日はいい天気ですね。小鳥もよく鳴いています」
「そ、そうだね。……うん、いい天気だ。洗濯物をたくさん干したくなるくらい日差しがいい感じだ」
「それいいですね。洗濯物、干しちゃいましょう」
椿はそう言って、しれっと逃げようとしたリリーを凄まじい速さで捕まえた。首根っこを掴み上げ、光のない目を見開きながら不気味な笑い声をあげる。
冷や汗をだくだくと流すリリーが、こちらに助けを求める視線を送ってきた。
俺は見て見ぬふりをする。
……まあ、自業自得だ。
「たすけてにゃあああ~~!」
「あはははは、この洗濯物、洗濯物のくせによく喋りますね! もっと叩いたらホコリも落ちて静かになるかしら?」
洗濯場。
物干し竿にはシャツやシーツと一緒に、リリーが吊るされていた。カカシのような格好で縛り付けられたリリーは、涙目になりながら叫んでいる。
そんなリリーを布団たたきでしばく椿。
なんだこの光景……。
「……え、なにこれ~? どういうこと?」
ひょこっと現れたネコヤナギが、干場の惨状を見て尋ねてくる。
「お仕置きらしい」
「お仕置き」
「今朝、俺の布団にまたリリーが入り込んでいたんだ。それを椿に見つかって、洗濯物と一緒に吊るされている」
「待って。わかったけど、わからない」
うん、俺も途中で考えるのをやめたからわからないよ。
「なんでそれで吊るすことになったの~? これってそういうプレイ?」
「知らん。知らんけど、干したかったんじゃないか。いい天気だし」
「あーね」
ネコヤナギも考えることをやめたらしい。思考を停止した顔で生返事をして、眠気を思い出したかのように欠伸をする。
二人とも見てないで助けるにゃああ、と猫の叫び声が聞こえたが、俺たちは知らないフリをして干場の隅に腰を下ろした。
いい天気だ。青々とした空に穏やかな日差し。花風にたなびく洗濯物は陽光を吸って、清潔な輝きを放っている。洗剤の香りがまざった爽やかな匂いが、鼻腔をくすぐる。
「……お昼寝日和だね~」
「そうだな」
「このままだと本当に寝ちゃいそうだ~。ねえ、寝ちゃわないようになんか喋ってよイケメンター」
「なんかって……。言い出しっぺが話題を提供すべきだと思うぞ」
「え~。何も思いつかないから振ったんじゃ~ん」
「なら、日差しに負けて眠るしかないな」
「昼から用事があるんだよ~。寝るわけにはいかね~のさ」
ネコヤナギは眠たげに目をこすって、なにかを思いついたのか耳をピンッと立てた。
「あ~、そだそだ。聞きたいことあったんだったわ」
「……なんだ?」
「イケメンターってメリアデスに行ったとき、二階堂大佐に会ったんだよね~?」
おそらく椿に聞いたのだろう。
俺は「そうだけど」と頷いて、ネコヤナギの横顔をうかがった。
半開きの目は空を向いていて、相変わらず感情の起伏が読み取りづらい。
しばし彼女はなにも言わなかった。沈黙はゆっくりと動く雲のように穏やかで、リリーの叫びは河川敷の野球の掛け声みたいに遠い。
パタパタと揺れる洗濯物が、ふわりと動きを止めた。
ネコヤナギがこちらに顔を向けた。
「……メンターは……いや、二階堂大佐はさ、いい人だったでしょ?」
「……ああ。優しい人だな」
「うん。そうだよね、すごく優しい人」
ネコヤナギはそう言って、小さく笑う。
懐かしむような、気まずそうな、そして少し寂しそうな。
そんな複雑な感情に濁った声。
「……あの人から私のことを聞いたの?」
嘘をついても仕方ないので頷く。
「そっか……。じゃあ、私がなにをしたのかって知ったんだよね?」
「ああ。……まあ、最初からある程度は知っていたけどな。こっちにはデータベースもあるから」
「でも、細かいことまではわからなかった。だから、二階堂大佐に真意を確かめたんじゃない?」
「そうだな」
「やっぱりね。あ~、知られちゃったかあ。私が仕出かしたこと」
「……」
ネコヤナギはわざと冗談めかしているような態度をとっていた。その態度があまりにも彼女らしくなくて、無理があって。だからこそ俺には半透明のガラスを通して見るように、彼女の心の輪郭を朧気に捉えられた。
その形はきっと……罪を背負うものが誰しも持つ不安と後ろめたさ。
沈黙が降りた。
風が、再び洗剤の香りを運んでくる。爽やかな匂いは、さざめくような居心地の悪さを少しも慰めない。
青い空はネコヤナギの心など知らないとばかりにどこまでも澄んでいて。残酷なほどに透明で美しい。
罪人の見る空は、雲っているとは限らないのだ。
「軽蔑したでしょ?」
ネコヤナギは、かすれた声を落とした。そして俺が口を開くよりも先に、俺の言葉を聞くことを避けるような遮り方で、言葉を紡いだ。
「軽蔑しないわけないよね。私は、ナノハナを……あの子を殺そうとしたんだからさ。本当は処刑されていてもおかしくはないんだ」
「……」
「そんなやつなんだよ、私は。ここに堕ちてきたのも必然だね。ねえ、どうするの? 私の後ろ暗いことを知って、私を廃棄処分にでもする?」
「しないさ、そんなこと」
俺はきっぱりと告げた。
「たしかにお前のしたことは許されないことかもしれない。だけど、過去のことを裁く権利は俺にはないし、すでにお前は裁きを受けているだろ? 追い打ちをかけるようなことをする理由が、俺にはないんだ」
「……そうかもしれないけど」
「お前の過去はどうあれ、この拠点で問題を起こしてはいないんだし、お前がそのことを真摯に受け止めて考えているなら、俺から言うことはないさ」
「……」
「それに、二階堂大佐が言っていたぞ。死ぬことは許さないって」
ネコヤナギが微かに目を見開く。
尻尾がふわりと揺れ、猫耳が立ち上がった。瞳を落ち着きなく彷徨わせたネコヤナギは、動揺を押し殺すように目を閉じて息を吐いた。
「……二階堂大佐が、本当にそう言ったの?」
「ああ。たしかにそう言っていた」
「……。……そう」
ネコヤナギは囁くように声をこぼして、緩慢な動作で立ち上がると、空を見た。その琥珀の瞳は、どこか無感情で。感傷的な気分を拒絶するような頑なさすら感じられて。
喜ぶことも、悲哀を感じることも、許そうとしていないようだった。
「……教えてくれてありがとう。私、そろそろ戻るね~」
「……ああ」
違和感を覚えながらも、俺は去ろうとするネコヤナギを止めなかった。きっと、諸々の思いや感情を飲み込むのには、時間という薬が必要となる。
彼女は、まだ――言葉を素直に受け止めることはできないだろうから。
「……」
ネコヤナギは軽く手を振って去っていった。
彼女の背中はどこか小さく感じられて。
少し、悲しかった。
「こらああああ! リリーのこと忘れてシリアスやってんじゃないにゃああああ!! はやく降ろしてくれにゃあああ」
「……」
…………あ、忘れてた。
「……死ぬことは許さない、か」
廊下を歩きながら、ネコヤナギは独り言ちる。握りしめた拳は力を込めすぎて、少し鬱血し冷たくなっていた。
「私も、死にたくはないよ……。でもさ~」
生きていていいのだろうか。たまに、そんな疑念がどうしようもなく頭をよぎるのだ。当然、生きたい。生きたいけど、普通に生きられるかどうかわからない。普通という枠組みは本来曖昧なものだが、ネコヤナギの場合は明らかに普通の枠からは逸脱しているから。
だからこそ「普通」でいようとしている。自分のスタンスを崩さないように、のらりくらりとしながら、「普通」のアンサスとして振る舞おうと。「普通」の自分としての居場所を手に入れようと。頑張って、うまく立ち回ろうとしてきたのだ。
だが、それが――予想外の事態が重なって崩れつつある。
「なんとなくゆるく上手く立ち回ろうぜ」作戦が、瓦解しようとしている。
「……」
過去のことを知られる分は、まだいい。どうせ、いずれは露呈することなのはわかっていたから覚悟はできていた。それを理由に排斥されるのなら、受け入れることができる。納得もできるだろう。それだけの罪を犯したのだから当然だ。
だが――問題は自分自身のことだ。
そちらがバレて排斥された場合、たぶん自分は自分の生を呪いながら死ぬことになる。それだけは……それだけは絶対に嫌だった。
でも……。
でもだ。自分は、生きていていいのだろうか。
二階堂大佐や今のメンターにかけてもらった言葉は本当にありがたい。だけど自分の存在そのものが、かけてもらった言葉に対する裏切りになるとどうしても思ってしまって。どうしようもないほど、自己嫌悪を感じてしまう。
そう、だって自分は――。
ネコヤナギは、廊下に設置された鏡の前で立ち止まる。
両目を瞑り、ゆっくりと見開くと、自嘲的な笑みを零してしまった。
そこに映った自分の姿。
赤く染まった右目の強膜。そして、複眼のようになった網目状の瞳。
それはどう見ても、アンサスのそれではない。
【キャラクターイベント】
・ネコヤナギルート開放
アンサス「ネコヤナギ」の個別キャラクタールートが開放されました。
同時に『ルート1 ネコヤナギの罪』をクリア。『ルート2 猫の秘密』が開放されました。またネコヤナギの情報の一部が閲覧可能となります。
1
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
SSS級の絶世の超絶美少女達がやたらと俺にだけ見え見えな好意を寄せてくる件について。〜絶対に俺を攻略したいSSS級の美少女たちの攻防戦〜
沢田美
恋愛
「ごめんね、八杉くん」
中学三年の夏祭り。一途な初恋は、花火と共に儚く散った。
それ以来、八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は誓った。「高校では恋愛なんて面倒なものとは無縁の、平穏なオタク生活を送る」と。
だが、入学した紫水高校には《楽園の世代》と呼ばれる四人のSSS級美少女――通称《四皇》が君臨していた。
• 距離感バグり気味の金髪幼馴染・神行胱。
• 圧倒的カリスマで「恋の沼」に突き落とす銀髪美少女・銀咲明日香。
• 無自覚に男たちの初恋を奪う、おっとりした「女神」・足立模。
• オタクにも優しい一万年に一人の最高ギャル・川瀬優里。
恋愛から距離を置きたい裕一の願いも虚しく、彼女たちはなぜか彼にだけ、見え見えな好意を寄せ始める。
教室での「あーん」に、放課後のアニメイトでの遭遇、さらには女神からの「一緒にホラー漫画を買いに行かない?」というお誘いまで。
「俺の身にもなれ! 荷が重すぎるんだよ!」
鋼の意志でスルーしようとする裕一だが、彼女たちの純粋で猛烈なアプローチは止まらない。
恋愛拒否気味な少年と、彼を絶対に攻略したい最強美少女たちの、ちょっと面倒で、でも最高に心地よい「激推し」ラブコメ、開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜
咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。
そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。
「アランくん。今日も来てくれたのね」
そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。
そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。
「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」
と相談すれば、
「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。
そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。
興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。
ようやく俺は気づいたんだ。
リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる