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小話 その後の紺野洋子 その3 (書庫と行為と追求と)
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神山透が何を話したのか、聞き返す間もなく後ろをくるりと向かされると、制服のスカートの中に手が潜り込んでくる。
「え、えっ?」
「ごめん……我慢がきかなくて。でも、ほんの少しの間だから」
戸惑う私の耳に入ってくるのは、いつもならば夜に聞こえる熱を孕んだ、少し切羽詰まったように低く囁く神山透の声。そんな言葉が下腹部に甘く響けば、意志と反して体はぶるりと震えてしまう。
「……足、少し開いて頂けますか?」
ショーツが膝まで下げられると、露わになった敏感な部分を親指が焦らすようにするりと掠めていく。
これではいけない。
そう思いながらも催眠術にでもかかったみたいに、頭も体もこれから始まる蕩けような快楽のことしか考えられず、ほんの少し触れられただけだというのに、熟した果実みたいにとろりと蜜が滴り落ちる。
不埒な指は、服の上からでは物足りないとばかりにブラの内側に侵入し、くりくりと胸の頂きを弄ぶ。柔らかな唇が耳たぶに触れ熱い吐息が肌を擽れば、足が震えて「もっともっと」と泣きたくなるくらいに、神山透を感じたくなってきてしまう。
「……じゃあ、少しだけ。ほんの少しだけ、ですよ?」
相変わらず、我ながらチョロいとしか言いようがない。
けれど、懇願する神山透を目の前に、我慢なんてできっこない。
躊躇いがちに下着を脱いで足を開くと、私は神山透の唇へと手をのばす。
そしてそれが甘く淫らな時間の始まりの合図となるのだった。
――
「……っ……ふぅっ」
腰を突き出すように抱きかかえられ、熱塊がくちゅりと中に侵入すると、神山透は声にならない吐息をつきながら、待ちきれなかったとばかりに性急に腰を動かし始める。
通路で出くわした時のどこかシュンとした、元気のない子犬のような表情は一転。獰猛な獣の瞳を宿したイケメンはグイと顔を振り向かせると、噛み付くように再び唇を奪い荒々しく蹂躙しながら、容赦なく私の最奥目掛け熱い楔を突き上げてくる。
耳たぶが食まれ、首筋にはべろりと舌が這う。
「あっ……んっ!!」
無理矢理快楽の渦へと引きずりこまれ、体の奥を暴かれて、ぐちゃぐちゃに掻き回されているというのに気持ち良すぎて頭の中が真っ白になる。激しく穿かれる度に甘い痺れが全身を走り、いつまでもこのまま二人、繋がっていたいと願ってしまう。
「……郁子さん、ごめんっ、もうっ……」
苦しげに絞り出す神山透の声がまたなんとも色っぽくて、それすらも耳を愛撫する。
「うん……イッて?透さん、私で気持ちよくなっちゃって?」
限界が近づく様子の神山透が愛おしくて仕方がない。
腰を捻るように再度振り向き、彼の唇へ舌をそろりと這わせると、「……くっ」と息を漏らしたイケメンは、いよいよ激しく腰を打ち付ける。そして体をぶるりと震わせると、私の中に熱い情熱を放出させるのだった。
――
……また、やってしまった。
書庫に入ってから15分後。身支度を整え名残惜しそうに私の髪にキスをする神山透に視線を送ると、それに気づいたイケメンはキラキラとした満面の笑みを向けてくる。
そんな無邪気な様子に一瞬胸がキュンとなるが、その一方では今まで見ないふりをしてきた疑惑がふつふつと湧いてくる。
「……あの、透さん?」
「ん?なあに?」
「ここでしちゃうのって、二回目ですけど……よくゴムなんて持ってましたね?」
「……まあ有事に備えて持っていた、ってところですかねえ?」
相変わらず蜂蜜でも溶かしたようなみたいな甘い甘い表情をするイケメンに、思い切ってなぜ避妊具を持ち歩いているのかと問うてみるとそんな答えが返ってくる。
……有事って一体なんだ。
前にここで致してしまった時といい、なんでこのイケメンはスーツの内ポケットに毎度避妊具なんか仕込んでいるのだろう。
先程までの甘い気持ちはどこへやら。曖昧な回答に思わずジロリと睨んでやると、不穏な空気を察したのかイケメンは慌てた様子で弁明をし始める。
「あっ?もしかして何か良からぬ事でも想像しちゃってます?」
「だって有事に備えてだなんて……。前にここでしちゃった時といい、用意周到にも程がありますよね?そんな『チャンスがあればいつでもどこでも』みたいな発想、完全に遊んでる人の考え方じゃないですか」
「そ、そんなっ誤解ですよ!遊んでなんていませんって!」
「じゃ、なんでそんなものを毎回持ち歩いてるんですか?」
「そ、それは……!」
「……それは?」
避妊具を常備している人なんて、漫画に出てくる『いつでもどこでも誰とでも』ってな具合な二次元の男くらいしか存じ上げない私である。
神山透がそんなタイプの人間ではないとは思うものの、だったらどうしてそんなものを持ち歩いているのだろう?
その辺りがどうにも理解不能だが、そうは言っても本能的に新しい出会いを求めてやまないのが「悲しき男の性」ってやつなのか。
とりあえず現状不信感しか湧いてこないが、それでも一応言い訳くらいは聞いておいてやるかと腕組みをして回答を待ってみる。
するとイケメン、恥ずかしそうにもじもじとこちらの様子を伺っていたが、意を決したのか徐ろに口を開くのだった。
「えっとそれは……郁子さんが、書庫でえっちした夢を見たって言うから……」
……は?
返ってきたのは予想外の言葉。
「だから、いつかは書庫でしちゃってもいいのかな?と思って……実はあの話を聞いた日から、毎日内ポケットに忍ばせてたんです」
振り絞るように言葉を口にするイケメンは、朱に染まった顔を両手で覆う。
そんな様子に思わず抱きしめたくなってくるが、いかんいかん。今はそういうことをしている場合ではない。
確かにそんな夢を見た、とは言ったけれどその時この人何て言った?「そんな場所で致すなんてどうかしてる」とかなんとか言ってなかったっけ?
人の事を非難しておいて、機会があればやってみようと準備してたってこと?
つーか、「夢を見た=いつかしてみたいな♡」って意味じゃないからな!
脅威の三段論法でもって事前準備を行ってきたイケメンに驚くやら呆れるやらで掛ける言葉が見つからない。
「……えっと。でも、会社でこういうことをするのは、いかがなものかと思いますよ?」
あの日神山透が私にかけた言葉をそのままそっくり返してやると、イケメンもどこかシュンとした表情で「そうですよね」と返答する。
「まあ……私の要望に応えてみたかったっていう、透さんの気持ちはなんとなく伝わりましたけど」
どうやら嘘をついている訳でもなさそうだ。
仕方がないので一旦真相がわかったということにしておくか。先程までしょんぼりしていたワンコをあまり苛めては可哀想だと追求の手を緩めてみる。
「けど、会社ではもうこんなこと、しませんよ?」
「……そうですよね」
パッと表情が明るくなったのも束の間、またしてもイケメンは萎々と項垂れるので、私は肩に手をかけ耳元で囁いてやる。
「ここでしちゃうと、急ぎ足になっちゃいますから……。だから、会社では我慢して、その分お家でたっぷり愛し合っちゃいましょう?」
頬にそっとキスをすると、キラリと目を光らせた神山透は「――わかりました!!」と力強く答えながらガバリと再び私を抱きしめる。
「ではここでするのは最後ということで、記念にもう一回」
そんなことを言いながらベルトをガチャガチャ鳴らして外そうとする。
「えっ?えっ?でも打ち合わせにほんとに遅れちゃいますよ?」
「大丈夫。あと5分でなんとかしますから」
窘める私に覆い被さるイケメンは、そんな事を言いながら、またしても素早く泥濘んだ中へと入ってくる。
止めなければと思うものの、やっぱり気持ちの良いポイントを容赦なく攻められればあっという間に思考は溶けて、まんまと2回目の嬌声を上げてしまう。
その後予定時刻の5分を過ぎて、慌ただしくも書庫を飛び出しそれぞれの持ち場に戻ることになるのだが、今はそんなことを知る由もない。
このときの私達は、とにかくお互いの体温を感じ、気持ちよくなることに精一杯なのだった。
「え、えっ?」
「ごめん……我慢がきかなくて。でも、ほんの少しの間だから」
戸惑う私の耳に入ってくるのは、いつもならば夜に聞こえる熱を孕んだ、少し切羽詰まったように低く囁く神山透の声。そんな言葉が下腹部に甘く響けば、意志と反して体はぶるりと震えてしまう。
「……足、少し開いて頂けますか?」
ショーツが膝まで下げられると、露わになった敏感な部分を親指が焦らすようにするりと掠めていく。
これではいけない。
そう思いながらも催眠術にでもかかったみたいに、頭も体もこれから始まる蕩けような快楽のことしか考えられず、ほんの少し触れられただけだというのに、熟した果実みたいにとろりと蜜が滴り落ちる。
不埒な指は、服の上からでは物足りないとばかりにブラの内側に侵入し、くりくりと胸の頂きを弄ぶ。柔らかな唇が耳たぶに触れ熱い吐息が肌を擽れば、足が震えて「もっともっと」と泣きたくなるくらいに、神山透を感じたくなってきてしまう。
「……じゃあ、少しだけ。ほんの少しだけ、ですよ?」
相変わらず、我ながらチョロいとしか言いようがない。
けれど、懇願する神山透を目の前に、我慢なんてできっこない。
躊躇いがちに下着を脱いで足を開くと、私は神山透の唇へと手をのばす。
そしてそれが甘く淫らな時間の始まりの合図となるのだった。
――
「……っ……ふぅっ」
腰を突き出すように抱きかかえられ、熱塊がくちゅりと中に侵入すると、神山透は声にならない吐息をつきながら、待ちきれなかったとばかりに性急に腰を動かし始める。
通路で出くわした時のどこかシュンとした、元気のない子犬のような表情は一転。獰猛な獣の瞳を宿したイケメンはグイと顔を振り向かせると、噛み付くように再び唇を奪い荒々しく蹂躙しながら、容赦なく私の最奥目掛け熱い楔を突き上げてくる。
耳たぶが食まれ、首筋にはべろりと舌が這う。
「あっ……んっ!!」
無理矢理快楽の渦へと引きずりこまれ、体の奥を暴かれて、ぐちゃぐちゃに掻き回されているというのに気持ち良すぎて頭の中が真っ白になる。激しく穿かれる度に甘い痺れが全身を走り、いつまでもこのまま二人、繋がっていたいと願ってしまう。
「……郁子さん、ごめんっ、もうっ……」
苦しげに絞り出す神山透の声がまたなんとも色っぽくて、それすらも耳を愛撫する。
「うん……イッて?透さん、私で気持ちよくなっちゃって?」
限界が近づく様子の神山透が愛おしくて仕方がない。
腰を捻るように再度振り向き、彼の唇へ舌をそろりと這わせると、「……くっ」と息を漏らしたイケメンは、いよいよ激しく腰を打ち付ける。そして体をぶるりと震わせると、私の中に熱い情熱を放出させるのだった。
――
……また、やってしまった。
書庫に入ってから15分後。身支度を整え名残惜しそうに私の髪にキスをする神山透に視線を送ると、それに気づいたイケメンはキラキラとした満面の笑みを向けてくる。
そんな無邪気な様子に一瞬胸がキュンとなるが、その一方では今まで見ないふりをしてきた疑惑がふつふつと湧いてくる。
「……あの、透さん?」
「ん?なあに?」
「ここでしちゃうのって、二回目ですけど……よくゴムなんて持ってましたね?」
「……まあ有事に備えて持っていた、ってところですかねえ?」
相変わらず蜂蜜でも溶かしたようなみたいな甘い甘い表情をするイケメンに、思い切ってなぜ避妊具を持ち歩いているのかと問うてみるとそんな答えが返ってくる。
……有事って一体なんだ。
前にここで致してしまった時といい、なんでこのイケメンはスーツの内ポケットに毎度避妊具なんか仕込んでいるのだろう。
先程までの甘い気持ちはどこへやら。曖昧な回答に思わずジロリと睨んでやると、不穏な空気を察したのかイケメンは慌てた様子で弁明をし始める。
「あっ?もしかして何か良からぬ事でも想像しちゃってます?」
「だって有事に備えてだなんて……。前にここでしちゃった時といい、用意周到にも程がありますよね?そんな『チャンスがあればいつでもどこでも』みたいな発想、完全に遊んでる人の考え方じゃないですか」
「そ、そんなっ誤解ですよ!遊んでなんていませんって!」
「じゃ、なんでそんなものを毎回持ち歩いてるんですか?」
「そ、それは……!」
「……それは?」
避妊具を常備している人なんて、漫画に出てくる『いつでもどこでも誰とでも』ってな具合な二次元の男くらいしか存じ上げない私である。
神山透がそんなタイプの人間ではないとは思うものの、だったらどうしてそんなものを持ち歩いているのだろう?
その辺りがどうにも理解不能だが、そうは言っても本能的に新しい出会いを求めてやまないのが「悲しき男の性」ってやつなのか。
とりあえず現状不信感しか湧いてこないが、それでも一応言い訳くらいは聞いておいてやるかと腕組みをして回答を待ってみる。
するとイケメン、恥ずかしそうにもじもじとこちらの様子を伺っていたが、意を決したのか徐ろに口を開くのだった。
「えっとそれは……郁子さんが、書庫でえっちした夢を見たって言うから……」
……は?
返ってきたのは予想外の言葉。
「だから、いつかは書庫でしちゃってもいいのかな?と思って……実はあの話を聞いた日から、毎日内ポケットに忍ばせてたんです」
振り絞るように言葉を口にするイケメンは、朱に染まった顔を両手で覆う。
そんな様子に思わず抱きしめたくなってくるが、いかんいかん。今はそういうことをしている場合ではない。
確かにそんな夢を見た、とは言ったけれどその時この人何て言った?「そんな場所で致すなんてどうかしてる」とかなんとか言ってなかったっけ?
人の事を非難しておいて、機会があればやってみようと準備してたってこと?
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「……えっと。でも、会社でこういうことをするのは、いかがなものかと思いますよ?」
あの日神山透が私にかけた言葉をそのままそっくり返してやると、イケメンもどこかシュンとした表情で「そうですよね」と返答する。
「まあ……私の要望に応えてみたかったっていう、透さんの気持ちはなんとなく伝わりましたけど」
どうやら嘘をついている訳でもなさそうだ。
仕方がないので一旦真相がわかったということにしておくか。先程までしょんぼりしていたワンコをあまり苛めては可哀想だと追求の手を緩めてみる。
「けど、会社ではもうこんなこと、しませんよ?」
「……そうですよね」
パッと表情が明るくなったのも束の間、またしてもイケメンは萎々と項垂れるので、私は肩に手をかけ耳元で囁いてやる。
「ここでしちゃうと、急ぎ足になっちゃいますから……。だから、会社では我慢して、その分お家でたっぷり愛し合っちゃいましょう?」
頬にそっとキスをすると、キラリと目を光らせた神山透は「――わかりました!!」と力強く答えながらガバリと再び私を抱きしめる。
「ではここでするのは最後ということで、記念にもう一回」
そんなことを言いながらベルトをガチャガチャ鳴らして外そうとする。
「えっ?えっ?でも打ち合わせにほんとに遅れちゃいますよ?」
「大丈夫。あと5分でなんとかしますから」
窘める私に覆い被さるイケメンは、そんな事を言いながら、またしても素早く泥濘んだ中へと入ってくる。
止めなければと思うものの、やっぱり気持ちの良いポイントを容赦なく攻められればあっという間に思考は溶けて、まんまと2回目の嬌声を上げてしまう。
その後予定時刻の5分を過ぎて、慌ただしくも書庫を飛び出しそれぞれの持ち場に戻ることになるのだが、今はそんなことを知る由もない。
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