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第一章 記憶整理と自分の生
王様とパーティと 3
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「やぁ、ようこそ、未来の紳士淑女諸君。そして私の手足となって国を動かしてくれている功労者の皆よ。
今日は輝かしい明日を担う若者を祝う席だ。貴族階級などは今日は無しにして、同じ年の者同士で語り合ってくれたまえ!」
そして、乾杯の音頭を国王が取り、パーティが始まった。
喋るよりも食事に夢中なのは、ロイとナディア。
さっきはあまり話せなかったからと僕に話しかけに来たのが、カヅサと、それに便乗したアリス。
「ジョーンは公爵令息だが、やはり父の後を継いで公爵になるんだろう?」
「そうだね、でもまずは僕自身の力をつけないと。じゃないと父さんの七光りだって言われそうだし」
「ななひかり、ってなんですか?」
「あぁ、七光りって言うのは、父さんたちのすごさがそのまま僕たちにも影響するってことなんだけど、それを笠に偉いからって酷いことを民衆にしたりする人たちに対しても使われるね」
「そうなのですねぇ。ジョーン様は博識でらっしゃるのですねぇ」
アリスの話し方はとてもおっとりと、ゆったりとしていて、それだけで癒し効果があるかもしれないと思えた。
ただ、苛々している時は効果ないと思うけれど。
そんな感じで話をしながら時々お菓子をつまんで、個人的には楽しい時間を過ごせた。
父さんもなんだかいいことがあったのか、笑顔のまま帰宅することができたのだった。
今日は輝かしい明日を担う若者を祝う席だ。貴族階級などは今日は無しにして、同じ年の者同士で語り合ってくれたまえ!」
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喋るよりも食事に夢中なのは、ロイとナディア。
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「ジョーンは公爵令息だが、やはり父の後を継いで公爵になるんだろう?」
「そうだね、でもまずは僕自身の力をつけないと。じゃないと父さんの七光りだって言われそうだし」
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