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2章
21 魔の領域 1
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――関所最寄りの村――
数日かけて、ガイ達はホン侯爵領最寄りの村へ着いた。
村の守りは鍛冶屋のイアンと農夫のタゴサック、元パーティメンバーのララ・リリ・ウスラに任せてある。
ゾウムシ型の運搬機で出かけたのはガイ、ミオン、イム、スティーナ。さらにレレンとタリンも同行していた。
村の出口の向こうには、荒野を貫き街道が真っすぐに延々と伸びている。
その道の脇、村の端に薄汚れた雑貨屋があった。
ガイ達一行はその店の前にゾウムシ型の運搬機を停め、店で食料を買い足す。
取引を終えると、店主――枯木のような老人――は背を丸めて下から見上げるようにして不気味な笑みを浮かべた。
「へへへ……この向こうの領へ行きなさるのかね。やめておきなと、忠告はしておくぜ」
「なぜだ?」
ガイが訊くと店主はニタニタ笑いながら片手を出す。
ガイはその掌に金貨を一枚置いた。
金を握ると店主は再び滑らかに喋り始める。
「あそこの領は魔王軍が侵攻してきた時に、傘下に入って見逃してもらったのさ。だから帝国が崩壊する前から独立して自治領だし、今でもゴブリンやオークが領内に普通に住んでいるし、関所を見張っているのはそいつらだ。半分魔物の国なんだよ、あそこはな」
「そんな事になっていたの……」
そう呟くシャンリーの顔には憂鬱な翳りが隠しようもなく浮き出ていた。
――関所――
街道は山間に入り、その途中に関所があった。
聞いた通り、ゴブリンとオークの兵士が数匹ずつ見張っている。オーガーも一匹、それらの後ろに控えていた。
「止まれ! そこの運搬機、止まれ!」
改造ゾウムシが近づくと、関所の見張り塔からゴブリンの一匹が大声をあげる。
ガイ達の運搬機は言われた通り止まった。
操縦席の戸が開く。
そして中から、ゴブリンが一匹出て来た。
そのゴブリンは見張り塔を見上げて声をあげる。
「へい兄弟。ゴブリンが逃げ込むならここだと聞いたんだがよ」
「なんだ、人間どもから逃げて来た奴らか。悪いが銭はとるぜ」
そう返事をすると、見張りは関所内へ何か合図した。
数分待つと関所が開く。
下級の魔物兵達が出て来て操縦席を覗いたが、助手席に座るのもゴブリンだった。
操縦席のゴブリンが言われるままに数枚の金貨を渡すと、関所の門を通るよう合図が出される。
「この領なら人間どもの町に住む事もできるが、オレらの居留地があるからよ。そこに行けば気兼ねなく住めるぜ。まー銭稼ぎのために人間の町で暮らす奴らもいるが、いきなりはお勧めしねーな」
そういう見張りゴブリンに、操縦しているゴブリンが手を振った。
「ありがとよ、兄弟」
関所を通り過ぎ、山間の道を進む運搬機。
やがてゴブリンはブレーキをかける。するとその体が薄くなり、消えて、ゴブリンの歯が一本残った。助手席にいた奴も同様だ。
座席の後ろにある毛布がごそごそ動くと、そこからスティーナが顔を出す。
さらに格納庫への戸が開き、他のメンバーが次々と顔を出した。
「上手く行ったな」
安堵の声を漏らすガイ。
レレンがしきりに感心していた。
「召喚魔法にこんな使い道があるとは……」
「戦闘にしか魔法を使えないのは二流止まりです」
スティーナは少々得意になって「ふふん」と微笑む。
ゴブリン達はスティーナが魔法で作成した物だったのだ。
歯を触媒にして、一時的にかりそめの命を与え、コントロールしていたのである。
そんな中、シャンリーは難しい顔で外を眺めていた。
「魔王軍が滅んでも魔物の居留地なんて残っている……やはり完全に掌握されているようね」
――サイーキの街――
侯爵領内の街道上にある最初の街。
貿易拠点の一つでもあるサイーキは広く大きく、行きかう人も多かった。
運搬機で中央通りを進みながら、ガイ達は街の様子を窺う。
巨人でも不自由なく歩けるほど広い道の両側には、無数の店舗が並んで客を迎えていた。
「なんだ、街は他所と変わらんぜ」
呑気にタリンが笑うが、ガイの目が鋭くなる。
「そうでもないようだ」
派手な酒場の前で睨み合う集団があるのだ。
片方は古風な民族衣装を着た剣士の一段。
「新参ども。今日こそ死にたいらしいな?」
「スッゾコラァ? カビくせーんだよ任侠気取りが」
聞き取り難い活舌でダミ声を張り上げているのは……オークやゴブリン等、下級の魔物の兵士達!
しかもそこへ三つ目の集団が割り込む。
「ヘーイ、ここは既にウチのシマになったネ。イキッてるとコロすヨ?」
露出の高い蛮族風の戦士達である。褐色や赤銅色など、住民とは肌の色が違う者が多い。その全員、頭に黄色いバンダナを巻いていた。
野次馬根性も露わに、窓をあけて身を乗り出すタリン。
「なんだありゃあ?」
側にいた地元民の一人が心配そうに声をかけてくる。
「あんたら、領の外から来た人!? どうやってこんな街に……」
「借金取りに追われて逃げてきたんだわ」
即座に適当な嘘をタリンが返すと、なんと地元民はすんなり納得した。
「なるほど。この街まで追ってくる奴はもういないだろうからな。だがここの方が酷いかもしれないぞ……」
タリンは刃物をチラつかせあう三集団を指さす。
「で、あれは?」
「魔王軍に降ってからは治安も悪くなる一方でな。古くからの地元ヤクザと、下級の魔物どもと、移民系のギャングが三つ巴で抗争してやがるのさ」
地元民はほとほと困っているようだった。
だがしかし。
まだ若いモヒカンの野盗が悲鳴をあげながら駆け込んできた。
「ヤベーよマジヤベーよ! ポリ公どもだよ!」
「ヒィッ!」「ウヒャアア!」「ギョエー!」
途端に三集団が混乱に陥り、我先に逃げ出そうとする。
だがその時には……板金鎧で武装した戦士達が姿を現していた。
「何度言ってもわからんらしいな」
そう言って前に進み出たのは、真っ赤な鎧を纏った一際小柄な戦士。フルフェイスの兜で顔は見えない。
「ま、待ってくれ! あいつらの方から……」
地元ヤクザの一人が何か言いかけた。
直後、戦士の剣が閃く!
抜刀即斬撃の鮮やかな剣技だった。
その一閃は三つの光と化し、ヤクザ・魔物兵・移民ギャングからきっちり一人ずつを捉える。
火花が弾け、三人が焼け焦げた傷口を露わに倒れた。
一撃で絶命している。
(電撃と斬撃の融合……魔法剣士か)
ガイはその太刀筋を運搬機の中から見極めた。
赤い戦士の技量が達人級である事も。
ならず者達の三集団は恥も外聞もなく逃げ出し、通行人を掻き分けて姿を消した。
それを追おうとはせず、赤い戦士は兜を脱ぐ。
赤毛を後ろで束ねた女――ガイと歳の変わらない少女だった。
数日かけて、ガイ達はホン侯爵領最寄りの村へ着いた。
村の守りは鍛冶屋のイアンと農夫のタゴサック、元パーティメンバーのララ・リリ・ウスラに任せてある。
ゾウムシ型の運搬機で出かけたのはガイ、ミオン、イム、スティーナ。さらにレレンとタリンも同行していた。
村の出口の向こうには、荒野を貫き街道が真っすぐに延々と伸びている。
その道の脇、村の端に薄汚れた雑貨屋があった。
ガイ達一行はその店の前にゾウムシ型の運搬機を停め、店で食料を買い足す。
取引を終えると、店主――枯木のような老人――は背を丸めて下から見上げるようにして不気味な笑みを浮かべた。
「へへへ……この向こうの領へ行きなさるのかね。やめておきなと、忠告はしておくぜ」
「なぜだ?」
ガイが訊くと店主はニタニタ笑いながら片手を出す。
ガイはその掌に金貨を一枚置いた。
金を握ると店主は再び滑らかに喋り始める。
「あそこの領は魔王軍が侵攻してきた時に、傘下に入って見逃してもらったのさ。だから帝国が崩壊する前から独立して自治領だし、今でもゴブリンやオークが領内に普通に住んでいるし、関所を見張っているのはそいつらだ。半分魔物の国なんだよ、あそこはな」
「そんな事になっていたの……」
そう呟くシャンリーの顔には憂鬱な翳りが隠しようもなく浮き出ていた。
――関所――
街道は山間に入り、その途中に関所があった。
聞いた通り、ゴブリンとオークの兵士が数匹ずつ見張っている。オーガーも一匹、それらの後ろに控えていた。
「止まれ! そこの運搬機、止まれ!」
改造ゾウムシが近づくと、関所の見張り塔からゴブリンの一匹が大声をあげる。
ガイ達の運搬機は言われた通り止まった。
操縦席の戸が開く。
そして中から、ゴブリンが一匹出て来た。
そのゴブリンは見張り塔を見上げて声をあげる。
「へい兄弟。ゴブリンが逃げ込むならここだと聞いたんだがよ」
「なんだ、人間どもから逃げて来た奴らか。悪いが銭はとるぜ」
そう返事をすると、見張りは関所内へ何か合図した。
数分待つと関所が開く。
下級の魔物兵達が出て来て操縦席を覗いたが、助手席に座るのもゴブリンだった。
操縦席のゴブリンが言われるままに数枚の金貨を渡すと、関所の門を通るよう合図が出される。
「この領なら人間どもの町に住む事もできるが、オレらの居留地があるからよ。そこに行けば気兼ねなく住めるぜ。まー銭稼ぎのために人間の町で暮らす奴らもいるが、いきなりはお勧めしねーな」
そういう見張りゴブリンに、操縦しているゴブリンが手を振った。
「ありがとよ、兄弟」
関所を通り過ぎ、山間の道を進む運搬機。
やがてゴブリンはブレーキをかける。するとその体が薄くなり、消えて、ゴブリンの歯が一本残った。助手席にいた奴も同様だ。
座席の後ろにある毛布がごそごそ動くと、そこからスティーナが顔を出す。
さらに格納庫への戸が開き、他のメンバーが次々と顔を出した。
「上手く行ったな」
安堵の声を漏らすガイ。
レレンがしきりに感心していた。
「召喚魔法にこんな使い道があるとは……」
「戦闘にしか魔法を使えないのは二流止まりです」
スティーナは少々得意になって「ふふん」と微笑む。
ゴブリン達はスティーナが魔法で作成した物だったのだ。
歯を触媒にして、一時的にかりそめの命を与え、コントロールしていたのである。
そんな中、シャンリーは難しい顔で外を眺めていた。
「魔王軍が滅んでも魔物の居留地なんて残っている……やはり完全に掌握されているようね」
――サイーキの街――
侯爵領内の街道上にある最初の街。
貿易拠点の一つでもあるサイーキは広く大きく、行きかう人も多かった。
運搬機で中央通りを進みながら、ガイ達は街の様子を窺う。
巨人でも不自由なく歩けるほど広い道の両側には、無数の店舗が並んで客を迎えていた。
「なんだ、街は他所と変わらんぜ」
呑気にタリンが笑うが、ガイの目が鋭くなる。
「そうでもないようだ」
派手な酒場の前で睨み合う集団があるのだ。
片方は古風な民族衣装を着た剣士の一段。
「新参ども。今日こそ死にたいらしいな?」
「スッゾコラァ? カビくせーんだよ任侠気取りが」
聞き取り難い活舌でダミ声を張り上げているのは……オークやゴブリン等、下級の魔物の兵士達!
しかもそこへ三つ目の集団が割り込む。
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露出の高い蛮族風の戦士達である。褐色や赤銅色など、住民とは肌の色が違う者が多い。その全員、頭に黄色いバンダナを巻いていた。
野次馬根性も露わに、窓をあけて身を乗り出すタリン。
「なんだありゃあ?」
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「あんたら、領の外から来た人!? どうやってこんな街に……」
「借金取りに追われて逃げてきたんだわ」
即座に適当な嘘をタリンが返すと、なんと地元民はすんなり納得した。
「なるほど。この街まで追ってくる奴はもういないだろうからな。だがここの方が酷いかもしれないぞ……」
タリンは刃物をチラつかせあう三集団を指さす。
「で、あれは?」
「魔王軍に降ってからは治安も悪くなる一方でな。古くからの地元ヤクザと、下級の魔物どもと、移民系のギャングが三つ巴で抗争してやがるのさ」
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だがしかし。
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一撃で絶命している。
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ガイはその太刀筋を運搬機の中から見極めた。
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ならず者達の三集団は恥も外聞もなく逃げ出し、通行人を掻き分けて姿を消した。
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